クリミナル・マインド シーズン8 第16話~第18話

第16話 レプリケーター

JJ宛に花束が届きメッセージには「ツークツワンク」と書かれていて、地元の花屋から届き注文はフィラデルフィアのプリペイド携帯からで、支払いは盗まれたクレジットカードだった。メイヴの事件でリードが受けた電話はダイアンからだと思っていたが、BAUが過去に解決した事件の模倣犯レプリケーターからだったと気づき、この花束もレプリケーターが贈ってきたものだった。

フィラデルフィアで2件の殺人事件が起き、血を抜かれまぶたを切り取られた女性がビニールに包まれて発見される。レプリケーターの仕業だと思われるが、過去3件の犯行はいずれも元の犯行現場と同じ地域で行われていたのに、この事件だけは違っていて、しかも2件立て続けに起こっていて、視線の先にはアートはなかった。

やがて3件目の犯行が起こり死体の上にはホッチの顔写真が置かれていた。3件の被害者は全員看護師経験があると判明し、ガルシアに過去の看護師絡みの事件を探してもらうと、15年前に4人の看護師を殺した殺人犯が死刑になっているとのこと。ロッシは当時の事件に関わっていて、容疑者として2週間拘留されていたが無実だったビドウィルのことを思い出す。

とうとうレプリケーターが動き出し、BAUにゲームを仕掛けて来ました。
あっさりと逮捕されたビドウィルはただの駒にすぎず、自分の力を見せ付けたかったからBAUをおびき出したのでしょうか。
ピッツバーグまでレプリケーターを追ってたどり着いた先にはBAUメンバーの写真だらけで、まんまとしてやられた感じです。

第17話 死小説

BAUメンバーはレプリケーターがマスコミに発表されていないことまで知っていて、どうやって情報をつかんでいるのか話し合っていた。ストラウスがやって来て次にレプリケーターが動き出すまで捜査は休止とし、他の事件を扱うよう指示される。

ミネソタ州セントポールで女性が過剰に刺されて舌を切り取られる事件が3件発生し、舌を切り取るという行為が犯人にとっては重要だと推測される。被害者同士の接点はなく場所もタイプも全く違っていたが、3人ともインターネットのヘビーユーザーだと判明する。彼女達はブログやSNSにこんな風にして欲しいという希望を書き込んでいて、その通りに殺されている。

犯人はネット上でターゲットを探し相手の願望をゆがめて受け止め、犯行を実行して物語を作ることに快感を感じていると思われる。新たな被害者が発見され彼女はネットはおろかメールすらやっていなかったが、彼女に関するブログをやっていたタイラーという青年に行き当たる。タイラーは精神病院に入院していて被害者を主人公とした殺人の小説をネットの投稿サイトに公開していた。

ガルシアに新しいボーイフレンドができたみたいですが、ケヴィンは焼きもちを焼いていました。
最終的には相手の幸せを願って友達でいようと落ち着いたみたいで、お互いを知り尽くしている者同士、良い関係を築いていって欲しいです。
そして、リードは今回も説得に失敗して犯人を救えませんでしたが、あまり落ち込んだ様子がなかったのが気になります。

第18話 光と影

モーガンの故郷でもあるイリノイ州シカゴで2人の男性が殴打されて殺される事件が発生し、チームが到着するや否や3人目の被害者が見つかる。被害者はいずれも後頭部を鈍器で殴られ後は素手で殴打されていて、ズボンと下着が足首まで下ろされていた。

JJが3人目の被害者の現場で「空を見上げろ」というメッセージを見つけ、2番目の被害者の現場を調査していたモーガンは店のシャッターの内側に同じメッセージを見つける。過去の事件の犯人カール・ビューフォードが言っていた言葉だと、モーガンは辛い過去をBAUのみんなに告白する。

犯人はビューフォードから虐待を受けた人物だと判断しモーガンは同じ被害者のジェームズに話を聞きに行くが、早く忘れたいと拒否されてしまう。新たな被害者が発見されモーガンはビューフォードから情報を聞き出そうとホッチを説得するが、その前にJJと話せと指示される。JJはモーガンに認知面接を行うが何も思い出せなかった。

自分は大丈夫だと言い切るモーガンはビューフォードに会いに行き、今はイスラム教を信じているというビューフォードに虐待の被害者のリストを作らせ、代わりに虐待のことは漏らさないという条件を出されて飲むことに。

モーガンの過去を掘り返すような事件が起き、チームみんなに辛い過去を吐露することで、BAUの結束もさらに固くなったと思います。
いつも明るくてタフなモーガンもこんな苦しみをずっと抱えて生きてきて、色々な事件を解決して経験を積んだ今だからこそ告白できたのでしょう。
帰りの飛行機でロッシがモーガンに「えらかったぞ」と自分の子供のように声をかけ、家族のようなBAUの絆の深さを改めて感じました。

クリミナル・マインド

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