第19話 記憶の稜線
モーガンは1年前の2013年に起きた連続殺人事件の証人ダリアに会いに精神療養施設に来ていた。裁判が近くダリアが証言できるかどうかと事実確認のためで、事件はニューヨーク州ハミルトンで起き、彼女は監禁場所から逃げ出し保護された。ダリアの姉の話だとどんどん回復に向かっていて、裁判の後に退院できるかもしれないと嬉しそうに語る。
ダリアは当時のことを思い出しながら、閉じ込められていた納屋にはダリアとキャリーがいて、窓からベンが犯人2人組に連れて行かれたとのこと。キャリーは犯人から納屋の鍵を盗み出していて2人が眠ったら逃げ出そうと持ちかけた。酒を飲んた犯人達が眠りダリアとキャリーは鍵を開けて納屋から抜け出すが、物音に気付いた犯人は銃でキャリーを撃ち、ダリアはそのまま逃げ続けたと語る。
当時、3人の死体が発見されてBAUが呼ばれ、年齢や性別、死体発見場所もバラバラだったが、胸元に小さな穴が無数に開いているという共通点があり、最後の被害者は牧草地にかかしの代わりにはりつけにされていた。リードは死体を見て穴はアイスピックで開けたものだと判断し、犯人は強迫性障害かもしれないと推測する。
その頃、逃げ出したダリアは車にはねられて病院へ運ばれ、JJとモーガンが話を聞きに行くがトラウマがひどくて会話も困難な状態だった。
モーガンメインで回想シーンを織り交ぜながら物語が進んでいって、BAU側の捜査の進み方とダリア視点での当時の記憶とがリンクしていて、なかなか謎に満ちていて終盤まで相棒が誰なのかが解りませんでした。
1年後にモーガンがダリアに会ってビックリしていて、最後に相棒を見つけられるか聞かれた時に話を合わせたのは、モーガンの優しさですね。
第20話 報復
ウエストバージニア州ホイーリング周辺でマサイアス・リーとクラーク・ハワードが殺され、どちらも有刺鉄線が凶器として使われていた。リー家とハワード家は禁酒法時代から対立していてお互いに仲が悪く、報復のために殺人を犯した可能性も否めない。ホッチはハワード家のシシーを、JJがリー家のマラカイを呼んで別々に事情聴取するが、シシーは一族が殺人を犯すはずがないと主張し、マラカイは一族の問題に関わるなと言う。
ロッシとモーガンが死体を調べていると力が強く体力のある者が一発で殺していて、手には化学やけどがあるのに気付き、2つの家族はドラックを作っているのではと推測する。凶器の有刺鉄線は近所の農場で盗まれたもので、3本盗まれていて2本しか使われていないため、あと1回犯行の可能性がある。
町の人々は「マウンテンマン」の仕業だと噂していて、古くからの言い伝えで森に住むモンスターのようなものらしい。第3の殺人が行われ被害者のマディ・リーは夫の目の前で殺され、薬物絡みの犯行をほのめかすと夫は完全に否定して何でも調べろと強気だった。
一方、シシーは一族の車のリストを持ってきて、一族の中には小さな子供がいる女性に手をかける者は断じていないと主張する。ガルシアが両家のネット通販の状況を調べ、両家とも化学薬品や道具などを購入しリー家は全て農場宛に送られていて、BAUはリー家の農場を調べることに。
リードが監督した作品でホラー色が強く何とも言えない結末が待っていました。
ユニークな設定や題材を取り上げて、きちんとまとめてくるのがマシュー・グレイ・ギュブラーらしいです。
ブレイクがなかなか池から浮上して来なくて心配になりましたが、怪我もなくて本当に良かったです。
声をかけてくれたJJには大丈夫と答えていたけれど、表情が曇っていて無理していたかもしれません。
第21話 獣たちの祝宴
テネシー州メンフィスで夜の駐車場で3人が行方不明になり場所は3人とも100キロは離れていて、年齢や性別もバラバラだった。女性被害者のクリスティは友達と一緒で友達は駐車場に置き去りにされ、クリスティだけが誘拐されていた。
友達の証言によれば、後ろの車に文句を言いに行くと、豚のマスクをかぶった人物にいきなりスタンガンで眠らされ、気が付いた時にはクリスティはトラックの荷台に乗せられ走り去るのを見たとのこと。犯人はターゲットを決めて誘拐していて、被害者の中で一番年長者のマイケルの経歴を調べてみると、メクリンバーグ大学のOBでもう1人の被害者トレヴァーはその大学の生徒だった。
また、トレヴァーはあるフラタニティのメンバーで、毎年決まった時期に豚のマスクをかぶったり豚をテーマとしたパーティーを開いていたが、ある生徒が自殺しフラニティは閉鎖になっている。トレヴァーは体が傷だらけで拷問を受け口から塩酸を流し込まれて発見され、幸い命は助かった。
被害者を殺していないことやスタンガンや塩酸を使っていることから、犯人は女性の可能性が出てくる。犯人はパーティーで自殺した生徒ジェームズの関係者で彼がパーティーで被らされていた豚マスクを被っていることから、復讐を果たそうとしていると推測される。トレヴァーのルームメイトだった生徒から話を聞くと最初はクリスティに見覚えがなかったが、認知面接でパーティーに来ていたことを思い出す。
美男美女カップルのモーガンとサヴァンナに早くも危機が訪れそうでしたが、JJのアドバイスでモーガンが思い直して、努力しようという気になったみたいです。
JJは過去のモーガンの恋愛を茶化していましたが、半年くらいでいつもダメになったり自分からダメにしたりで、仕事のせいで真剣に恋愛に向き合えず逃げ腰になっていたのかもしれないですね。
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