デスパレートな妻たち シーズン5 第6話~第10話 あらすじ・感想

第6話 禁断の恋

あらすじ・感想

カントリークラブで働くカルロスの客バージニア・ヒルデブランドは多額のチップをカルロスに渡し、2ヶ月のヨーロッパ旅行に専属マッサージ師として付いて来て欲しいとオファーを出す。思わぬ収入にガブリエルも大喜びでバージニアの申し出を受けるのに賛成だったが、カルロスはオファーの真相をガブリエルには言っていない。

トムがアン・シリングと一緒にいる現場を目撃して浮気をしているのではとリネットは疑うが、アンは不動産業をしていてガレージバンドの練習場を格安で貸そうと仕事の話をしているだけだった。リネットの取り越し苦労かと思いきや、トムはアンから不要なテレビや家具、布団まで無料で提供してもらったと聞き、不安でたまらなくなる。

スーザンはジャクソンとは別の塗装業者を呼んで壁や家具を新たな色に塗り直してもらうことに。業者にジャクソンとのいきさつを語ると、プライドを捨てて連絡するようアドバイスされる。ジャクソンともう一度話し合おうと彼のアパートへ行き、驚かすためにバスルームへ行ってみると、別の女性がシャワーを浴びていた。

手際の良いオーソンは80人分のパーティーの予約を取って来たりとてきぱきと仕事をこなしていて、キャサリンは出る幕無し。孤独を感じてるキャサリンの気持ちを理解したブリーは、パーティーの予約をしてきたオーソンの大学時代のルームメイトピーターをキャサリンに紹介することに。

入院中のカレンの元へイーディが見舞いにやって来て、全ては新しくもらった薬のせいだとパーティーでの出来事を謝罪する。そして妹のロベルタに連絡して来てもらいデイブの電話の通信記録を手に入れてもらうことに。


カルロスのマッサージの腕は優秀なようで、すっかりバージニアに気に入られていました。
ガブリエルと子供達も結局ヨーロッパに行くことになりましたが、バージニアには何か裏があるようですし、ガブリエルの反撃を見たいものです。

トムの浮気疑惑がとんだところから持ち上がってしまい、リネットは不安を感じていました。
誤解が誤解を呼んでリネットがアンとトムの浮気が本当だと思い込んでしまいましたが、トムがどう疑惑を解いてリネットを安心させるのかが楽しみです。

登場人物の中で唯一安定した家族関係を築いているし、数々の困難を乗り越えてきた夫婦ですから、こんな誤解から破局する姿は見たくないですね。

ゲスト

ピーター・ヒッキー – ブルース・トーマス
ダーシー – エイミー・スチュワート
クレイ – ジョン・デュセイ
フランク – スティーヴン・ウィリアムズ
アン・シリング – ゲイル・オグレイディ
バージニア・ヒルデブランド – フランセス・コンロイ
カービー・シリング – スコッティ・リーヴェンワース

DATA

原題:There’s Always a Woman
放送日:2008/11/2
監督:マシュー・ダイアモンド
脚本:ジョン・ポール・ブロック三世

第7話 不適切な距離感

あらすじ・感想

練習場までトムの後を付けて行ったリネットはアンが出てくるところを見て、完全にトムがアンと浮気していると思い込む。一方、トムは練習場に居たポーターの相手がアンだとは知らず、息子が女の子を連れ込んだと思い込んでいた。トムが正直にリネットにポーターのことを話すと、リネットは事のすべてを理解する。ポーターはアンと別れると両親に約束するが予想外のハプニングが起きてしまう。

ソリス一家はバージニアの豪邸でゴージャスな余暇を楽しんでいて、ガブリエルも大喜びでプールでマルガリータを飲みながら楽しんでいた。しかし、バージニアは自分達の寝室にまで入ってきてテレビを見たり、子供達に部屋の壁に絵を描かせて自分のことを「おばあちゃん」と呼ばせたりと、行き過ぎた言動に危機感を感じる。

ブリーの会社の従業員チャーリーが200ドルのお金を盗んだのを見つけ、ブリーとオーソンは彼をクビにする。オーソンは理想的な新しい従業員を見つけ、ブリーは料理本の書評が素晴らしかったのをお祝いすることに。キッチンで盛り上がった二人は良いムードになり、そのまま成り行きに任せて夫婦の愛を確かめ合う。

スーザンはジャクソンとやり直すことにして、お互いのことをもっと知り合おうと4回目のデートまでは体の関係はなしで行くことにする。ジャクソンが絵を描いていることを知ったりスーザンの過去の思い出話をしたりと、3回目のデートへ突入。お酒に酔ったスーザンは家にジャクソンを誘おうとするが、彼はそのまま帰ってしまう。

カレンとロバータはデイブの携帯電話の通信記録から、彼が月に一回サミュエル・ヘラーという精神科医と連絡を取っているのをかぎつける。サミュエル・ヘラーは本も出版している有名な医師で、これは何かあると睨んで本人に電話してみるのだが…。


リネットはトムが浮気していると思って深刻になっているし、トムはポーターが練習場に女の子を連れ込んだことをリネットが知っていると、お互い勘違いして会話しているシーンが面白かったです。

リネットは傷ついて深刻に話を切り出しているのに、トムはひょうひょうとしていましたから、リネットは気が抜けてしまったのでしょう。
ポーターとアンは2人で逃げようとしていますが、きっとリネットが感づいて丸く収まるんじゃないでしょうか。

ちょっと前まで男と縁がなかったキャサリンがまさかマイクとくっ付くとは意外でした。
しかも、ブリーがそれを知った敬意もユニークです。
キャサリンvsスーザンになるのは時間の問題でしょうが、幸せそうなキャサリンの姿を見たらマイクとの恋を応援したくなりました。

ゲスト

サミュエル・ヘラー医師 – スティーブン・スピネラ
チャーリー – ドリュー・タイラー・ベル
アン・シリング – ゲイル・オグレイディ
バージニア・ヒルデブランド – フランセス・コンロイ
エレノア・ギャレット – アニー・ラルーサ
ブランドン – ジェフ・サムナー

DATA

原題:What More Do I Need?
放送日:2008/11/9
監督:ラリー・ショウ
脚本:マット・ベリー

第8話 灰になった真相

あらすじ・感想

ホワイト・ホースというクラブで開催されるバンドコンテストに出演することになったデイブ達のバンドは、いよいよステージに立つ。演奏し始めると奥から煙が漂い始めて、クラブが火事になりみんな逃げ始める。

クラブが火事になる1日前の出来事。春休みで娘のジュリーがボーイフレンドを連れて戻ってくるが、相手は40代の男性ロイドで離婚歴が3回もある男性だった。スーザンはロイドを受け入れることができず、おまけにロイドがジュリーにプロポーズしようとしているのを知る。

バンドコンテストを見にスーザンとジャクソン、ジュリーとロイドでクラブに来ていて、ジャクソンからは二人の邪魔をするなと言われていたスーザンだが、こっそり二人の邪魔をしてプロポーズを止めようとする。

バージニアと大喧嘩したガブリエルだが、買い物から帰ったら彼女がソリス家のリビングに居た。怒り出しそうなガブリエルをカルロスがキッチンに連れて行き、バージニアが復職させてくれてたこと、彼女の資産管理人にしてもらったことを話すと、ガブリエルもようやくバージニアと仲直りする気になる。

ブリーは料理本の取材を受けることになるが、アンドリューの情報によればレポーターのサンドラ・バーチは相手の粗探しをして酷評する手ごわいタイプだ。ソツのないおもてなしをして家事を完璧にこなしている様子を演出するが、留守番電話のメッセージでオーソンが保護観察中なのがバレてしまう。サンドラは近所にブリーの個人的なことまで聞き込みしていて、リーとボブのところにまで行っていた。

リネットはプレストンからポーターがアンを妊娠させて二人で駆け落ちしようとしているのを知らされる。その足でリネットはアンのところへ行き事情を聞いていると、アンの夫ウォーレンがポーターとの不倫を知ってしまう。二人で話したいからとリネットは追い返されるが、アンが夫から暴力を受けていて助けを求めているのが解り、そのまま立ち去ることができずに引き返してアンを救うことに。

カレンとロベルタの電話でデイブがフェアビューに住んでいると知った精神科医のヘラーは、デイブの行方を探すことにする。ちょうど通りかかったイーディからバンドコンテストのチラシを受け取ると、そこには笑顔のデイブがデカデカと載っていたのだ。早速バンドコンテストのクラブへと行きデイブと話をしようとするが、演奏が終わってからにしてくれと断られいったん待つことにする。


エピソードの構成もよかったし、怒涛の展開でどんどん引き込まれました。カレンとロベルタ姉妹のおかげでヘラー医師がウィステリア通りまでやって来たのはよかったですが、あっけなく死亡してしまいました。

彼を呼んだカレン達はボストンに行ってしまったから、ヘラー医師の存在を知るのはデイブだけです。そのデイブがとうとう本性を現して行動を起こしてしまい、邪魔者が見事に排除されました。

その上、恨みを持っているマイクを助けて疑われないようにするとは、見事な計画です。まさか、マイクも自分を救ってくれたデイブが自分を狙っているとは思いもよらないでしょうし、デイブとしてはもっとジワジワとマイクを追い詰めてから殺してしまいたかったのでしょう。

今のところデイブペースでストーリーが進んでいて、今後の展開が楽しみです。

ゲスト

ロイド – スティーヴン・ウェバー
ウォーレン・シリング – ピーター・オノラティ
サミュエル・ヘラー医師 – スティーブン・スピネラ
サンドラ・バーチ – レイチェル・ハリス
バージニア・ヒルデブランド – フランセス・コンロイ

DATA

原題:City on Fire
放送日:2008/11/16
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:ボブ・デイリー

第9話 闇を照らす光

あらすじ・感想

ナイトクラブの火事は6人の犠牲者を出し、翌日新たに死者が出て合計7人の死亡者が出てしまう。

スーザンは入院中のマイクのお見舞いに行くと誰かからの差し入れのクッキーがあった。どうやらマイクには恋人がいるらしく彼は相手の名前を言おうとはせず、本人から話すだろうと言葉を濁したため、スーザンは友達の一人が相手だと察する。その件をキャサリンに相談し行くとお菓子作りの真っ最中で、そのクッキーを食べたスーザンはマイクの相手がキャサリンだと知る。

トムが怪我をしたため病院で手当てを受け、それに付き添っているリネットの元へ刑事が聞き込みに来る。火事の直前にポーターがクラブのオーナーウォーレンに「殺してやる」と脅したと刑事が言うが、リネットはポーターは言っていないと嘘を付いてしまう。リネットは入院中のアンの元へ行ってお金を出す代わりに姿を消してくれと交換条件を出し、アンはそれに同意する。

オーソンが火事で鼻を折って手術をするがその影響でいびきがひどくなってしまい、ブリーは眠れずソファーで寝ることに。いびきを治す手術を受けてくれと頼むが、オーソンは知人が骨折で亡くなったことがあり、不要な手術は嫌だと拒否する。ベッドを共にしないブリーにオーソンは睡眠薬入りのハーブティーを飲ませるはずだったが、その夜は不要で枕元に置きっぱなしになっていて…。

カルロスが火事で転んで怪我をしたので検査をしてみると、視神経を圧迫してる小さな骨が見つかる。これを取り除くと視力が回復するかもと言われ、1ヶ月先に手術を受けることに。視力が戻ったカルロスをがっかりさせたくないため、ガブリエルは1ヶ月の間にダイエットして昔のような細い体型を取り戻そうとする。しかし、主治医のスケジュールが空いて手術は週末に行われることになる。

刑事からはヒーロー扱いされ命を救ったマイクからも感謝されたデイブは、死者が7人も出た火事に罪の意識を感じつつも、他人を犯人に仕立てようと行動に出る。


予想外にナイトクラブの火事の規模が大きかったようで、さすがのデイブも罪の意識を感じていたようです。
マイクに取り入るのに成功したし、周りからはヒーロー扱いされて、誰もデイブが人を殺して火をつけたとは思っていません。

シーズン後半になってから徐々にデイブの招体が明らかになるのでしょうが、キーパーソンとなるのが誰だか気になります。

とうとうマイクのお相手がキャサリンだとスーザンが知ってしまいましたが、思ったほど大きなトラブルにはなりませんでした。
独自の価値観を持っているちょっと自己中心的なところがあるスーザンだから、キャサリンと大バトルを繰り広げるのかと思いきや、あっさり、「あなたでよかった」と許していました。

今回はいっさいジャクソンが登場しなかったから、また、スーザンの気持ちがマイクに流れていくのではと思います。

ゲスト

バック医師 – ボブ・モリシー
アン・シリング – ゲイル・オグレイディ
デニス – アナリース・バッソ
デビー – アン・ライアソン
L・セイジ医師 – ロイ・ワーナー
フィッツジェラルド医師 – ボブ・ロス

DATA

原題:Me and My Town
放送日:2008/11/30
監督:デヴィッド・ウォーレン
脚本:ロリ・カークランド・ベイカー

第10話 天使が見えた日

あらすじ・感想

カルロスの目の手術は成功し、ぼんやりとだが物の輪郭が見えるようになる。近所の人を招いて回復祝いをしている中、カルロスが先祖代々伝わる有名野球選手のサイン入りボールをみんなに自慢している。しかし、ガブリエルは生活のためにサイン入りボールを売ってしまったのだ。

そのことを正直にカルロスに話すがカルロスは家族には大事なものだと譲らず、仕方なくガブリエルはボールを売ったイタリア人社長の下へ足を運ぶ。

スカーボ家で家族揃って朝食を取っていると、警官が現れてナイトクラブの放火の容疑者としてポーターを逮捕してしまう。リネットとトムは有能な弁護士を付けてポーターの話を聞きに行くと、さらに悪いことにポーターはその日、イーディの家に忍び込んでウォーレンを脅すために銃を盗み出し、それを自宅の小麦粉の袋に隠していたのだ。

ポーターの保釈金に2万ドルかかるがリネットはアンに手切れ金として1万4千ドル払ってしまって、金銭的にも追い込まれてしまう。

オーソンの鼻の手術が無事に終わり、担当医のアレックスが電話に出ている間にブリーはデスクに彼とアレックスの写真を見つけてしまう。アンドリューに半年前から一緒に住んでいると聞かされ、早速二人と近所のボブとリーを招いて食事会をすることに。ボブとリーがアレックスを見てひそひそ話をしているのに気づいたブリーは、二人からアレックスをどこで見たのかを知らされてショックを受ける。

MJを連れてマイクとキャサリンは動物園に行くが、MJがキャサリンにアイスクリームを投げつけてしまって、早々に予定を切り上げて帰ってくる。敏感な子供は母親がキャサリンをよく思っていないのに気づいて、MJがキャサリンにいたずらしたのだろうとイーディから聞かされて、スーザーンは態度を改めることに。マイクとキャサリン、MJのボーリングにスーザンが現れてみんなで仲良くしようとするのだが…。

イーディからリネットの息子ポーターが放火の犯人だと聞かされるが、デイブはうわの空で女性と小さな子供の幻を見ていた。リネットがイーディの洋服を借りに来た時も同じようにドアの外に幻を見ていて、近いうちに会いに行くとつぶやくのだった。


カルロスの目がようやく治って、子供達やガブリエルの顔や姿が見えるようになり、みんなで抱き合っている姿に感動しました。
カルロスがガラガラになっているクローゼットを見て、いかに生活が大変だったかを思い知り、ガブリエルが取り戻したサインボールを売って妻のためにドレスを買うなんて、とても素敵です。
ソリス夫妻は色々とありましたが、他の家族よりも強い絆で結ばれていますね。

そして、予想通りデイブはマイクが事故で死なせてしまったダッシュ家の家族だったようです。
やはりマイクに復讐しようとしていて、サスペンスチックな展開になりそうですね。

ゲスト

ウォーレン・シリング – ピーター・オノラティ
マーティン医師 – トッド・ウェアリング
イタリア人ビジネスマン – ロン・ギルバート
ライラ・ダッシュ – マリー・カルデラ

DATA

原題:A Vision’s Just a Vision
放送日:2008/12/7
監督:ラリー・ショウ
脚本:デビッド・フレボッテ

デスパレートな妻たち

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