第16話 夫婦の力学
あらすじ・感想
トムとリネットはピザショップの閉店セールで店内の備品を売って少しでもお金を作ろうとするが、客には買い叩かれて半額程度にしかならず、トムは怒りまくり。リネットはブリーから出版関係の広告の仕事があるからトムにどうかと紹介してくれて、ブリーの家で担当者ブルースと食事会をすることに。しかし、全く乗り気でないトムは上の空で、逆にリネットが仕事に興味を示す。
トムのことを心配したオーソンはセール前のピザショップに行って職を失った辛さが解ると励ますが、トムから「君とは事情が違う、一緒にするな」と侮辱され、店の調味料入れを盗んでしまう。ブリーにそれがバレて返しに行くよう言われるが嫌だと断り、食事会でもブルースからバカにされて彼のICレコーダーを盗んでしまう。
ガブリエルとカルロスはブラッドの浮気を黙っている代わりにボーナスをもらったが、ブラッドは自分の都合のいい様に二人を使い始める。子供達をソリス家に預けて夫婦で食事に行ったり、浮気の時間を作るためにガブリエルを妻マリーとテニスに行かせたりするのだ。頭にきたガブリエルはブラッドの浮気相手のシェイラを説得しに彼女が働く美容院まで行くが、脅されて尻尾を巻いて帰るしかなかった。
キャサリンとマイクが同棲することになり、引越しパーティーが開かれる。周りの心配をよそにスーザンはキャサリンと良好な関係を築いてパーティーにも出席することになっている。しかし、暖炉に自分が描いた絵が飾られていてそのことをキャサリンに告げるが、パーティー当日には絵がなくなっていたのだ。こっそり倉庫をのぞいてみると、キャサリンは額縁の修理に出したと言っていた自分の絵がしまい込まれていた。
マイクのパーティーの買出しにデイブとイーディは二人で出かけるが、デイブは店で神父から声をかけられる。デイブは飛行機の中で会っただけだと言っていたが、お互いに顔見知りではないかと思ったイーディは神父の教会まで足を運んで、過去のデイブの話を聞き出そうとする。
トムとリネットのピザ店は本当に残念でした。
オープンした当初はお客もたくさんきていたし、シェフのリックとリネットのプラトニックな関係など、色々とあったなと思い浮かびます。
新たな道を歩もうとリネットはブリー経由でトムに広告の仕事をさせようと担当者に会わせますが、自分を売り込んでしまうところがリネットらしいですね。
トムも負けじとバトルが始まって終わったら夫婦げんかかと思いましたが、理解のあるトムのおかげで丸く収まりましたね。
イーディがとうとうデイブに疑いを向けて、デイブの化けの皮が少しずつはがれていく気がします。
引っ張った割にはあまりデイブ絡みのストーリーが進展していなかったから、今度はめまぐるしく展開するのではないでしょうか。
ゲスト
ブラッドリー・スコット – デヴィッド・スターズィック
マリア・スコット – イオン・オーヴァーマン
ブルース – クリストファー・リッチ
シェイラ・グローブ – メーガン・ヒルティ
ドランス神父 – ドン・モス
マニー – ジョン・チッコリーニ
DATA
原題:Crime Doesn’t Pay
放送日:2009/3/8
監督:ラリー・ショウ
脚本:ジェイミー・ゴレンバーグ
第17話 不純な動機
あらすじ・感想
スーザンは音楽をかけながら子供達の創造性を伸ばせるような授業を行うが、ジェシー先生からお金を出す親を喜ばせるようなものを子供達に作らせるようアドバイスされる。ある生徒からジェシー先生は査定していて成績が悪いとクビにされると聞いて、スーザンはジェシーを自宅に招いてごまをすってお酒を飲むのだが、帰り際に唇にキスをされてしまう。
イーディはデイブの本名がダッシュだと知り、新聞社を訪ねてダッシュの家族がどうなったかを調べてもらい、交通事故で妻と娘が亡くなっていることを知る。マイクはキャサリンがキャンプに行けなくなったと告げに来るが、デイブはキャサリンに「マイクが幸せそうなのは君のおかげだ」と言って、彼女をキャンプへ来させるように仕向ける。
リネットは6つも面接を受けて1つも採用されず、カルロスの会社で働けないかとガブリエルに打診するが、ガブリエルはいい顔をしない。年齢を上にごまかして年配者向けの化粧品関連の広告の仕事に採用されるが、ガブリエルから急にカルロスの会社で働けることになったと返事をもらう。年俸をふっかけて10万ドルと言ったところガブリエルがOKしたので、カルロスの会社へ入ることにする。
オーソンの盗み癖がますます悪化し、家の中には近所から盗んできた雑貨が山のようにある。ブリーはいちいち用事を作っては一軒ずつ回ってオーソンが盗んだものをそっと返し、ガブリエルの家にも卵を借りたいと言って置物をそっと置くが、ガブリエルに気付かれてしかも置物はマクラスキーさんのものだった。ホワニータのせいということになったが、ホワニータはブリーを怪しんでいる。
カルロスは上司のブラッドリーが亡くなり、彼の葬儀中に経営者のジョンソンがやって来て、ブラッドリーの代役としてやってくれないかと頼まれてOKする。カルロスは片腕として昔の彼女ルーシーを呼び寄せるが、ガブリエルは見た目がぶっくらしたルーシーなら安全だと高を括っていた。しかし、カルロスがルーシーの見た目ではなく内面に惚れていたと知り、嫉妬から二人の見張り役としてリネットをカルロスの会社へ送り込もうと画策する。
とうとうイーディがデイブのことを怪しんで、行動を起こし始めました。
けど、交通事故のことを知って同情しているみたいだから、イーディがどこまでやれるかはちょっと不安ですね。
デイブのキャンプ計画が始動し始めたみたいですが、ターゲットはマイクの大切な人、キャサリンということになるのでしょうか。
リネットは就職がなかなか決まらず大変そうです。
年齢的に難しいとわかって、ガブリエルにすがりたくなる気持ちも理解できますね。
ガブリエルもルーシーのことで不安になるのはわかりますが、リネットを利用しようとするとはちょっとやりすぎなのでは?
まあ、お互いの思惑がわかったところで妥協点を見出せて、友情が壊れずにすんだのはよかったです。
ゲスト
ジェシー – スージー・カーツ
ルーシー・ブラックバーン – レスリー・ブーン
ケン – ウィリアム・シャラート
バーンスタイン先生 – ケン・ラーナー
ビビネット – マーク・ヴァレーラ
オーエン・ジョンソン – ケヴィン・クーニー
マリアナ – ベヴィン・プリンス
ジョディ – キャロライン・フォガティ
ニッキー – メリッサ・ストロム
ジェフリー – デイヴィス・クリーヴランド
ミア – ローラ・アン・ケスリング
チャーリー – クイントン・メディナ
DATA
原題:The Story of Lucy and Jessie
放送日:2009/3/15
監督:ベサニー・ルーニー
脚本:ジョードン・ナーディーノ
第18話 破滅への序曲
あらすじ・感想
オーソンの盗み癖を治すためにカウンセリングに通っていたオーソンとブリーは、彼が盗みを働く理由はブリーを見返すためだと解る。ブリーが会社を立ち上げてからというものオーソンは対等なパートナーとなりたかったのだが、いつもブリーに抑圧されて従業員としてしか扱われていなかったからだ。そんなオーソンを幸せにするためにブリーはディンズモア氏に会社を売ってよき妻になる決心をする。
不況の中、大口の契約が取れそうなカルロスの会社では、ルーシーが金曜の夜は遅くまで残業になると発表する。子供のサッカーチームのコーチがあるとリネットが申し出るがその場でルーシーから却下されてしまい、そのことをカルロスに相談するが、やはり同様に早く帰ることは不可能だと言われてしまう。カルロスにルーシーがやり過ぎだと告げ口したのがばれてしまい、リネットはルーシーから目を付けられてしまう。
仕事が忙しくて夫婦の営みがここ2週間もごぶさたになっているガブリエルは、セクシーな衣装でカルロスをベッドへ誘おうとする。しかし、仕事でくたくたなカルロスはガブリエルの誘惑に乗ったふりをして、彼女の両手をベッドにくくりつけてぐっすり眠ることに。翌朝、ゴメンと書かれたメッセージとともにガブリエル宛の靴のプレゼントが置かれていたが、ガブリエルは子供達を連れてカルロスのオフィスに乗り込んで行く。
デイブは森林警備隊に密猟者がいると電話であらかじめ密告してあった。キャンプでの計画では、自分が疲れて寝ている間にキャサリンとマイクがハイキングに出かけ、自分は猟銃を持ってキャサリンを撃ち、マイクに愛する者を失った辛さを味わわせるつもりである。
一方、イーディはデイブが過去に交通事故で妻と娘を亡くして苦しんでいると同情し、カレンにもそのことを話す。しかし、一通のファックスが手元に届き、デイブのやろうとしている事に気付いてしまう。
スーザンの勤める学校にカールと息子のエヴァンが入学することに。ハッピーな絵を描こうという課題でエヴァンの描いた絵は剣で人が刺されて血を流している絵だったのだ。スーザンはその絵を分析医に渡しカールを呼び出して校長と三人で話し合うことになるが、カールは昔の腹いせからやったのだろうと、校長の目の前で大げんかが始まってしまう。
妻が忙しくなって自分がないがしろにされていると感じるオーソンの気持ちもわかりますが、アンドリューと比べると明らかにオーソンの方が実力不足です。
ブリーはそれを正当に評価しただけなのに、自分は抑圧されているなんて、ちょっと言い過ぎではないでしょうか。
最終的にブリーは自分の夢がやっとかなって、大事な会社を手離さないと決断したのはお見事でした。
デイブのたくらみに気づいたのはやはりイーディでしたか。
デイブの計画は完璧に練られていましたが、上手くはいきませんでした。
4人の妻たちとは違った立場で楽しませてくれたイーディがここで退場とは、寂しいですね。
ゲスト
ルーシー・ブラックバーン – レスリー・ブーン
バーンスタイン先生 – ケン・ラーナー
ローズ・ケンパー – グロリア・ルロイ
ケン – ウィリアム・シャラート
チャーリー – クイントン・メディナ
エヴァン・メイヤー – ソーヤー・チャーチ
ディンズモア – デヴィッド・グラント・ライト
DATA
原題:A Spark. To Pierce the Dark.
放送日:2009/3/22
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:アレクサンドラ・カニンガム
第19話 唯一無二
あらすじ・感想
車の事故が原因で感電死してしまったイーディ。彼女の遺灰を息子のトラバースの届けるため、スーザン、リネット、ブリー、ガブリエル、カレンの5人は車で長時間のドライブをすることに。それぞれにイーディの思い出を振り返っていく。
スーザンは引っ越してきたばかりのイーディと家の前で会い、意気投合して友達になる。しかし、イーディが近所の夫と寝たと知って以来、スーザンは彼女との付き合いは止めることにした。ある日イーディが訪ねてきて、スーザンの夫カールが秘書と浮気しているらしいと忠告するが、スーザンは本気にしなかった。
リネットはガンにかかっていた頃を思い出し、すっかり弱っていてクッションを膨らませたりソックスをはくのさえ誰かの手を借りていた。そんな時にイーディがやって来てキャサリンの代わりにリネットを病院へ連れて行く。しかし、イーディとリネットが向かった先はバーだった。最初はリネットもイーディの意図が読めなかったのだが、すっかり弱気になっているリネットにカツを入れるため、イーディはここへ連れて来たのだった。
ブリーはオーソンが刑務所にいる頃を思い出す。やっと勇気を出して面会に来たのだが直前に怖気づいてしまって、そのままオーソンに会わずに帰ろうとしたら週に2回ほど面会に来ている女性がいると知り、それがイーディだった。ちょうどイーディがウィステリア通りを離れている頃でブリーはイーディが何か企んでいるのではと思って会いに行くと、純粋に落ち込んでいるオーソンの力になるために面会に行っていると知る。
ガブリエルはイーディとクラブに行った時のことを思い出す。クラブでどっちが男性からドリンクをおごってもらえるか勝負することになり、カクテルのマドラーの数で競うことに。勝負はガブリエルの勝ちだったが、イーディは戻ってきてから年老いていく自分への寂しさと、昔は50歳までは生きないだろうと思っていたことなどを語ったのだ。
1年ほどイーディと同居していたカレンはトラバースに母がどれだけ息子を愛していたかを語る。自分のような波乱万丈な生き方をする母親の元では息子は幸せになれない、普通の生活を与えたいと考えて、あえて自分から身を引いてトラバースを手離したのだ。しかし、離れていても愛していることには変わりないとイーディの言葉をそのままトラバースに告げる。
今回のナレーションはメアリー・アリスではなく、亡くなったイーディでした。
みんなそれぞれイーディの思い出を語っていましたが、どれもイーディらしいものばかりでした。
一番胸にじーんときたのは、リネットのエピソードですね。
闘病中で弱気になっているリネットをイーディがバーに連れ出して、リネット・スカーボは誰よりも強いと励ましていました。
リネットもそんなイーディの思いやりがわかったからこそ、テキーラを飲み干してイーディに付き合ったのでしょう。
男好きで自分勝手なところもあるイーディでしたが、イーディらしいやり方でみんなと関わってきましたね。
お騒がせキャラで物事をはっきり言う表裏のないタイプで、ウィステリア通りにはなかなかいない女性が去ってしまってとても寂びしいです。
ゲスト
レジー – ローリン・マクラレイ
トラバース・マイクレーン – スティーヴン・ランスフォード
ヘレン – デボラ・ローリングス
DATA
原題:Look Into Their Eyes and You See What They Know
放送日:2009/4/19
監督:ラリー・ショウ
脚本:マット・ベリー
第20話 思わぬ誤算
あらすじ・感想
ウィステリア通りの老女ローズ・ケンパーの家にオーソンは忍び込んで戸棚にあるボールを盗もうとするが、ローズに気付かれてバットで頭を殴られてしまう。ローズは軽い心臓発作を起こして入院し、オーソンは転んで縁石に頭をぶつけたと同じ病院へ入院することになる。
ブリーはオーソンの見舞いに来て彼の盗みについて話し合い、今後は自分は幸せになるよう努力するというオーソンの言葉を信じることにするが、アンドリューは信用するなと忠告する。
リネットは会社でカルロスの部屋のシャワーを使っていて、もしも見られたら困るとトムから反対され、今後シャワーは使わないと約束する。早朝会議でカルロスがリネットを車で迎えに来るが、ちょうどシャワー中だったが石鹸で足を滑らせて気絶してしまう。
声をかけてもリネットが反応しないため、バスルームまで見に来たカルロスはリネットをベッドまで運んで休ませることに。
ガブリエルはガーデニングクラブに入るが、気軽におしゃべりを楽しむ社交の場だと思っていたら大違い。以前はお酒を飲みながら楽しめるクラブだったのだが今の会長エドナになってから変わってしまったそうだ。
勢力図を書き変えて以前のような気楽なクラブにするため、ガブリエルはトムをメンバーに引き入れて計画は大成功する。お酒を楽しんでる席で男にモーションをかけるパットにトムが引っかかりそうになり、ガブリエルはパットには気をつけろと忠告する。
イーディが亡くなってからデイブは家に閉じこもりきりで誰にも会おうとしない。マイクが様子を見に行くと暴言を吐かれて何の力にもなれず、スーザンに様子を見に行ってくれと頼む。おせっかいが得意なスーザンはデイブの様子を見に行くが、やはり一人にしておいてくれと冷たくあしらわれてしまう。荷物の中に拳銃を発見して自殺するのではと心配し、銃や包丁など危なそうなものを持ち出して車で移動中に警察に捕まってしまう。
リネットとカルロスは知らないところでシャワーつながりになってしまって、トムとガブリエルがガーデニングクラブで友情をはぐくんでいます。
ちょっとした行き違いはあったけど、大事にならずにリネット&カルロス、トム&ガブリエルもいい関係を築けていますね。
スーザンは本当におせっかいで、災いの種を自ら見つけに行っているのかと思いたくなるくらいです。
デイブのことを心配して食べ物などを持って行ってあげるところまではわかりますが、銃やら包丁やらを盗んで自殺しないようにするとはビックリです。
しかも、警官に止められて危険なものが見つかり、捕まってしまうあたりがスーザンですね。
そんなスーザンと電話していたはずのキャサリンは、見て見ぬふりをして通り過ぎて行ったのも、面白かったです。
ゲスト
ローズ・ケンパー – グロリア・ルロイ
ケイガン医師 – マット・マロイ
エドナ – ジュディ・ケイン
パティ・リッゾ – サラ・ノウルトン
グレイス – コニー・ライリー
フィリス – ボニー・ヘルマン
ジュディ – ヘザー・キャスターリン
DATA
原題:Rose’s Turn
放送日:2009/4/26
監督:デイヴィッド・ウォーレン
脚本:デヴィッド・フレボット
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