デスパレートな妻たち シーズン8 第16話~第20話 あらすじ・感想

第16話 最愛の人

あらすじ・感想

ブリーはリネット、ガブリエル、スーザンが集まってお茶しているところへ現れ、今までのことを謝ってオーソンのしたことを話し友情が復活する。カレンがブリーに助けを求めてきて、安楽死を手伝ってくれと突拍子もないことを言い出し、ブリーは時間が経てば収まるだろうと思っていたが、ある日、車の後ろにカレンが寝そべって車にひかれようとしているのを見てし、ロイにカレンのことを相談する。

リネットがペニーの誕生日パーティーを準備中にトムがやって来て、ジェーンもパーティーに呼びたいと言い出す。ジェーンはカメラマン同伴でペニーの誕生日会へ来て、ペニーとツーショットの写真を撮ってフォトブックをプレゼントするつもりだった。面白くないリネットは写真を邪魔し、ジェーンからトムと同棲すると聞かされる。

カルロスは約1ヶ月ぶりに会社復帰を迎える。ガブリエルはネクタイをプレゼントするが、カルロスは仕事そのものに疑問を感じ、罪滅ぼしに会社買収でリストラされた人々に小切手を配ってしまう。カルロスはリハビリ施設で一緒だったカウンセラーのビルから短期間で心の安らぎが得られたとガブリエルに訴え、自分も人を助けられるカウンセラーになりたいと言うが、ガブリエルは反対する。

スーザンはセクシーランジェリーでマイクをベッドに誘おうとするが、当のマイクは窓から外の様子を見ていて疲れているからと断ろうとする。ジーンズのポケットに銃が入っているのに気付いたスーザンにマイクは闇金業者とのことを語る。二人で警察に事情を説明しに行くがパトロールを強化する程度しか動いてくれなかった。

オーソンは警察宛にアレハンドロの事件についての密告文書を送る。それを開けた刑事はチャックの相棒マシューズ刑事に渡し、信憑性が高く建設現場を掘り起こそうと相談し始める。


離婚していた時期があるとはいえ、スーザンとマイクは他の夫婦やカップルよりも、強く愛情で結ばれていました。
ドラマが終わりを迎えようとしている今になって、何でマイクが撃たれなければいけなかったのか疑問です。

スーザンの家族はジュリーの件もありますしMJもいますから、いくらでもドラマチックにできたはずです。
過去があるとはいえウィステリア通り一優しくて思いやりもあり、家族のことを大切にしているマイクがいなくなるなんて、ちょっとショックでした。

オーソンは自分がつかんだ証拠を警察に送ってしまいました。
自分の元にブリーが戻って来ないことが決定的になりましたから、可愛さ余って憎さ百倍で仕返しをしたかったのでしょうか。
長いブリーの孤独生活が終わったかと思えば、今度はアレハンドロ事件でブリーに疑いがかかりそうですね。

ゲスト

ハリソン刑事 – デレク・ウェブスター
マリリン – ジェーン・エントウィッスル
ジレット刑事 – ホルヘ=ルイス・パジョ
シンディ – キャサリン・エンマー

DATA

原題:You Take for Granted
放送日:2012/3/11
監督:ジェフ・グリーンスタイン
脚本:マット・ベリー

第17話 さよならの向こう側

あらすじ・感想

ウィステリア通りに銃声が響き渡り、リネット、ブリー、ガブリエルは表に出て、スーザンが撃たれたマイクを抱きしめているところへ駆け寄る。それから数日後、ウィステリア通りのたくさんの人から愛されていたマイクの葬式が行われる。

ガブリエルは自分の人生を振り返り、ウェディングドレスを選びに行った事や娘達2人が病気になった時のことを思い出し、いつでもカルロスは自分の味方をしてくれて、その度に彼を愛していることを再認識させてくれた。リハビリでカルロスが入院していた時にはマイクが来ていて部屋を追い出され、弱くて落ち込んでいる姿を妻には見せたくないせいだとマイクが理由を説明してくれた。

リネットはトムとの初デートで自分の夢のマイホームについて話し、双子がお腹にいる時にトムが買ったマイホームが自分の理想の家だったことを思い出す。別居する時にトムの荷物運びの手伝いに来ていたマイクは、別居は間違いだ、どちらかが折れるのを待っている間にお互いの距離が離れてしまう、自分は経験者だから良く解るとアドバイスしてくれた。

マイクの葬式へ行こうとしたブリーは刑事に警察で事情聴取される。待ち時間に子供の頃のことを思い出し、母が男性より優位に立つには弱みを見せないように仮面をつけろと教わった。レックスが何を怒っているのか話してくれといわれてつい本心を話すと、つまらないことだと笑われてしまい、改めて仮面をつける重要性について学んだ。

刑事を前にしてアレハンドロの遺体が見つかったと知らされた時も同様に微笑みを絶やすことなく、何も知らないと答えて葬儀へ駆けつける。

落ち込んでいるスーザンは悲しみに暮れていたが、結婚式直後の幸せそうなマイクとのことを思い出す。ウェディングドレス姿でマイクに子供の頃から好きだった詩を捧げてもらって幸せいっぱいだった。MJとマイクと3人で行ったハンバーガーショップでは、大切な人達と楽しく幸せに過ごせる場所が天国だとマイクがMJに語っていた。マイクの葬式では何もスピーチしないはずだったが、やはりマイクにさよならを言う決心をする。


マイクは本当に色んな人に影響を与えていて、マイクの人の良さが現れているエピソードでした。
ガブリエルはカルロスがいかに大切かを再認識していましたし、リネットは自分にはトムしかいないと改めて気づいていましたね。
それにしても、回想シーンのリネットとトムの髪型が何とも言えず、笑えました。

ブリーはお葬式直前に警察に連れて行かれましたが、ちょうど母親が仮面を付けることについて語っていたのを思い出して、何とか難局を乗り切れましたね。

しかし、指紋を取られて一致してしまった以上、ブリーだけが逮捕されて後のみんなはどうやって助けるのかという流れになりそうです。

スーザンの回想シーンは一番ジーンときますね。
スーザンのスピーチもよかったですし、最後にスーザンがバラを棺の上に乗せ、MJがグローブを乗せたシーンは涙なしには見れませんでした。

ゲスト

ブリーの母 – レベッカ・ウィソッキー
エレディア刑事 – ホセ・ズニーガ
ローソン司祭 – ネッド・シュミッケ
子供の頃のブリー – マッケンジー・ブルック・スミス

DATA

原題:Women and Death
放送日:2012/3/18
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:アニー・ワイズマン

第18話 家族の癒やし方

あらすじ・感想

レネはずっとベンからのプロポーズを待っていたがいつも期待外れで、いい加減しびれを切らして指輪が欲しいと言うと、今日プロポーズするつもりだったとベンは白状する。ベンが愛の詩をレネに捧げようとすると警察がやって来て、レネは指輪だけもらってベンは建設現場から見つかった遺体のことで事情聴取を受けに行く。

MJは朝食をゴミ箱に捨ててアイスを食べたり夜中にゲームをしたりするのをジュリーが注意するが、スーザンかまわないと甘やかしている。父親を亡くして心に深い傷を負っているから仕方ないし、この程度で気が紛れるならかまわないと。学校でMJが先生にホチキスを投げつけたと呼び出され、スーザンは父親を亡くした心の傷について訴えるが、先生は解ってもらえなかった。

リネットはトムを取り返そうと心に決めて、ペニーも協力してもらうことに。ペニーはジェーンにコンサートに付き添ってもらって、リネットは停電したとトムを自宅に呼び出す。キャンドルをたくさん灯したリビングで昔のアルバムを見ながら、トムの大好物の手料理をごちそうして、昔の幸せだった頃の記憶をよみがえらせようとする。

カルロスの転職で収入が減り家計のために自分も働こうとガブリエルは職業紹介所へ。しかし、モデルのキャリアくらいしかなく働ける仕事はどこにもないと断られ、うっぷん晴らしにショッピングしまくる。カルロスが帰宅しショッピングのことがばれて、自分は大切な家族のために何の支えにもなれないと落ち込んでる気持ちを素直に話し、翌日買った物を店に返品しに行く。

アンドリューが婚約者を紹介しにブリーの家へ。相手は男性ではなく大富豪の娘メアリー・ベスで、裏があると読んだブリーはアンドリューの友達を集めて婚約パーティーを開く。メアリー・ベスはアンドリューがゲイだということを知っていて、本当にアンドリューが自分を愛していなくてもかまわない、1人きりよりましだと本音を漏らす。ブリーは本気で好きな人とでないと幸せになれないとメアリー・ベスを説得する。


アレハンドロの事件の方はますますブリーが不利になっていて、ベンもグルだと疑われてしまいましたね。
電話の盗聴でしっかり事件について話していましたから、ブリーが罪に問われる可能性大です。

そんなブリーの元に久々にアンドリューが訪れたかと思ったら、婚約者として女性を連れて来ました。
ブリーじゃなくても何か裏があると疑いたくなりますね。

案の定、お金目当てだったし、あのまま結婚していたらアンドリューも相手のメアリー・ベスも幸せになれなかったでしょう。
親としてやるべきことをやって、アンドリューを支えようとしているブリーは立派でしたね。

MJとスーザンの気持ちもわかるけど、やはりスーザンは親なんだからMJを甘やかせすぎずにちゃんと叱ってあげてほしかったです。
結果として2人とも悲しみを和らげることはできましたが、やっぱりスーザンよりもジュリーの方が親っぽいですね。

ゲスト

メアリー・ベス – アシュリー・オースティン・モリス
エレディア刑事 – ホセ・ズニーガ
ラザロ – マット・ウィンストン
ジリアン – モリー・ヘイガン
バターズ – メアリー・パット・グリーソン
ブライアン – ジェフリー・セルフ
ブライアン – イアン・ジェンセン

DATA

原題:Any Moment
放送日:2012/3/25
監督:ランディ・ジスク
脚本:シーラ・ローレンス

第19話 広がる波紋

あらすじ・感想

スーザンはリーとマイクの遺品の整理中に鍵のかかった箱を見つけ、まずはリーが中を確認することに。しかし、リーはマイクの家族を守りたいからと中身を見せずに持って帰る。箱の事が気になって仕方がないスーザンは深夜にリーの家まで押しかけ、箱の中にあった小切手帳から、ある女性に毎月マイクが送金していたことが解り、スーザンはマイクに隠し子がいると小切手の住所まで出向く。

もうすぐトムの誕生日なので、リネットはトム奪還計画弟2弾としてケーキを作ってお祝いすることに。トムは3週間前に離婚届にサインしたまま家に置きっ放しになっていた。ジェーンは2人の関係を先に進めるため、ペニー達の忘れ物と一緒に離婚届をリネットに届けに行く。ちょうどトムの誕生日ケーキを作っていたリネットは離婚届に動揺し、ジェーンにケーキのクリームを投げつけてしまう。

カルロスが無職でお金が必要なガブリエルだったが、パーソナルスタイリストの固定客がなかなか付いてくれない。同僚からアドバイスされてメンズ売り場に行き、結婚指輪を外してお色気作戦で男性客をおだてて、高い洋服を買わせようとする。仕事は順調でカルロスと2人で食事をしに行くと、一番のお得意様と出くわしてカルロスは自分の兄だと紹介する。

レネのブライダルシャワーの最中に警察がやって来て、ブリーが逮捕される。電話での会話と被害者のボタンから見つかった指紋が原因だったが、ボブに保釈される。ボブの紹介で刑事事件専門の弁護士トリップに会いに行くが、面白くない事件だと依頼を断られる。警察はブリーの起訴を諦めておらず、被害者が泊まっていたモーテルを突き止め残っていた遺留品の地図にブリーの家の番地を書き加え再度ブリーを警察に呼ぶことに。


トムはリネットと過ごした結婚生活が長かったからこそ、そう簡単には離婚に踏み切れないですね。
ジェーンからしたらさっさと離婚届を出してほしいから、強引な手段に訴えてしまったのでしょう。

リネットがトムに会いに行って離婚届にサインし、車の中で泣いていた姿には胸を打たれました。

チャックの元相棒の刑事はかなり強引で、アレハンドロの地図に勝手にブリーの住所を書いていました。
あれでは証拠として使えないでしょうし、どうしてもブリーに罪を着せたいみたいです。

この終盤に来てキャラの濃そうな弁護士トリップ登場で、かなりやり手みたいですからきっとブリーを救ってくれるでしょう。
色んなドラマで主役をやったスコット・バクラさんが演じているのが、個人的にはうれしいです。
最終話まで楽しませてほしいですね。

ゲスト

アラン – ジョエル・マーレイ
ジェリー・ヘルナンデス – サラ・ジマーマン
デビー・ブラウン – メアリー・ジョー・キャトレット
バリー – ビリー・スティーブンソン
ジャック – スティーブン・コナー
ジェイソン – ショーン・キャナン
ハウ夫人 – ナンシー・ヤングブラット
ローラ・デルフィーノ – ステファニー・ジョーンズ

DATA

原題:With So Little to Be Sure Of
放送日:2012/4/1
監督:タラ・ニコル・ワイア
脚本:マルコ・ペネット

第20話 頼れる味方

あらすじ・感想

トムの忘れ物を届けに会社に行ったリネットはトムとジェーンのキスを目撃して落ち込んでしまう。トムの上司グレッグからデートに誘われ、ジェーンとトムの引き離し作戦に協力してくれるというので、トムに週末の仕事を頼んでもらって、ジェーンとの休暇の邪魔をするのに成功。ペニーからの情報によると、ジェーンはトムとの溝を感じているらしく、リネットはすっかり気分が良くなるのだが…。

ガブリエルは亡くなった富豪の妻ドリスのパーソナル・スタイリストとなり、お金をガンガン使わせようと自宅に食事に招く。カルロスはドリスに社会貢献の偉大さを話し、亡くなった夫が慈活動に熱心だったためドリスはショッピングに使うお金を寄付するとガブリエルに宣言する。カルロスはドリスをオフィスに呼んで詳細を説明しようとするのだが…。

スーザンはMJの学校で父と子のボックスカーレースが開かれることを知り、急ごしらえで車を作ることに。しかし、MJは出来上がった車をわざと通りに押し出して壊してしまう。車自体のできが今いちだったのと、父と子のレースに母親と出たら学校で笑いものになってバカにされるからと、MJは車を壊してしまったのだ。

ブリーの予備審問が開かれ、トリップは検察側が出した証人に見知らぬ男性の名がずらりと上がっているのを初めて知る。ブリーに真実を話してくれないと弁護できないと迫るが、ブリーは口を開こうとはしない。トリップはブリーの家まで行って彼女が話しやすいようにと自分の過去の女性遍歴を話し、それを聞いたブリーは素直にお酒に走って男性と寝たことを話すことに。

レネはベンと結婚式の準備を行っていた。郵便物の中に裁判所からの召喚状を見つけたレネは前の夫と別れた原因は隠し事をされたことで、全て話してくれないなら結婚は見送ると言い残して帰ってしまう。


MJとスーザンのカートレースの件は、どちらにも共感できます。
スーザンは父親がいないことでMJに寂しい思いをさせたくなくて、カート作りを手伝おうとしたのでしょう。

MJははっきりと嫌と言うとママが傷つくからと子供ながらに気を使ったのでしょうね。
そんなMJの気持ちを汲んでスーザンが近所の男性陣をMJのために集めて、手伝ってもらったのはナイスアイデアでした。

トムとジェーンのキスシーンを見たら、気丈なリネットもショックを受けていました。
ちょうどいい具合にグレッグが現れて仕返しできましたが、ムンバイにトムを飛ばすのはリネットも賛成しないはずです。

子供達が父親に会えなくなりますし、リネットもトムと顔を合わせられなくなって寂しい思いをしてしまいます。
トムとジェーンの間もしっくりきていないみたいですし、まだまだリネットにも勝機があるのでがんばってほしいですね。

ゲスト

グレッグ・リモン – リード・ダイアモンド
ストーン検事 – クリスティーナ・チャン
コンティ判事 – アリソン・リード
ドリス・ハモンド – ドリス・ロバーツ

DATA

原題:Lost My Power
放送日:2012/4/29
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:ウェンディ・メリクル

デスパレートな妻たち

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