第11話 救世
あらすじ・感想
向こうの世界ではファーンズワースの父が亡くなり、悲しみから彼女はこちらの世界のアストリッドに会いに来る。ファーンズワースはこちらに来ることを誰にも言っていなかったため、ボリビアが迎えにいくことに。目から血を流した男性の死体が見つかり、フリンジ・チームが現場へ。
血液から謎の化合物が見つかり、ウォルターは太陽神ラーの涙だとつぶやく。別の事件が発生し、ジャレッドという男性が車にはねられるが、その直前に東洋人の男に未来を予言されスプレーを吹きかけられそうになったとのこと。
過程はその男の言ったこととは違うが結果は同じになり、死んだ方がましだとジャレッドは語る。被害者の共通点を探していると、ファーンズワースが全員同じ空港を利用していると判明。そこからたどり、犯人ニールはレイデンレイクに行ってからおかしくなったという話を聞く。
向こう側の世界ですが、アストリッドにスポットが当たった貴重なエピソードです。
無表情でちょっと冷たい感じでガチガチにお堅い向こうのアストリッドですが、父親が亡くなって相当ショック受けていましたね。
こちらのアストリッドやウォルターが気持ちを察したからこそ、優しく接して愛する人を亡くした悲しみを少しでも軽くしてあげようという思いやりを感じました。
別人とはいえアストリッドですから、ウォルターも気に入るはずです。
自分じゃなくピーターが現場を仕切っているのが気に入らなくて、ちょっといじわるしてしまうところもかわいかったです。
監視人っぽい二ールでしたがセプテンバーが落とした装置を持っていたから、言動もそれっぽくなってしまったのでしょう。
別の監視人がセプテンバーがピーターの痕跡を消していないことに気づきましたから、監視人もピーターを本格的に消してしまおうとするかもしれませんね。
ゲスト
ニール・チャン – チン・ハン
ジャレッド・コリン – G・マイケル・グレイ
スティーブン・ファーンズワース – ブル・マンクマ
チェット・ウィリアムス – ジェブ・ビーチ
ケリー・ワトソン – ジェシー・フレイザー
ブロディ – ジャネット・キダー
アン・チャン – ジューン・キョウト・リュー
マーチ – スティーブ・ウェラー
DATA
原題:Making Angels
放送日:2012/2/3
監督:チャールズ・ビーソン
脚本:アキヴァ・ゴールズマン、J・H・ワイマン、ジェフ・ピンクナー
第12話 ウエストフィールド
あらすじ・感想
ピーターはウォルターと装置を使えるように研究を重ねていて、オリビアはピーターと親密になる夢を見ていた。バーモント州の高速道路で走っていた車が止まって列をなし、飛行機が墜落するという事件が発生。ウォルターは周辺の電磁場が強くなっているのが原因だと言っている。
オリビア、ピーター、ウォルターの3人で調査に向かう途中、ウォルターの希望でパイを食べにレストランに入る。二人が席を外している間、ウォルターは店主が奇妙な行動を取り始め、ピーターは店内で怪我をした男性クリフを発見。
3人はクリフを連れて車でこの町を出ようとするが、同じところをグルグル回っているだけで町から出られなかった。クリフの手当てをして、住民が避難している学校へ行き、3人は原因を探ることに。
症状が出始めたテレサの血液を調べたところ、ウォルターはこちらと向こうの世界を重ねようとする者の仕業だと見る。
ジョーンズは2つの世界全体を融合させるつもりで、この小さな町ウエストフィールドでテストしてみたのではないでしょうか。
姿は見えずとも盗んだアムフィリサイトで、色んなことをやらかしそうです。
ウォルターの説得はやはりピーターですね。
自分の世界ではなく実の親子ではないとしても、ウォルターとピーターの絆は深いなと改めて感じました。
ピーターの提案でウォルターが台風の目のような場所に気づき、生き残った正常な人はみんな無事でした。
オリビアは朝の夢もそうですが、ピーターがやって来た時にピザとホラー映画で楽しもうと、ピーターにキスしていました。
まるで、ピーターがいた世界のオリビアみたいでしたが、これも、コーテキシュファンの影響なのでしょうか。
ゲスト
クリフ・ヘイズ – ティム・ケルハー
アンジェラ・ヘイズ – ミシェル・アディソン
ティム – サイモン・ブラッドバリー
マーガレット – ジル・モリソン
ウイリー – ロマン・ポドーラ
ブライアン – ショーン・オーウェン・ロバーツ
レイシー・ヘイズ – アリ・スコビー
テレサ – トレイシー・ウォーターハウス
DATA
原題:Welcome to Westfield
放送日:2012/2/10
監督:デヴィッド・ストレイトン
脚本:J・R・オーチー、グラハム・ローランド
第13話 よりよい人間
あらすじ・感想
ピーターはオリビアが自分の時間軸のオリビアの記憶を持っていることがわかり、ウォルターに検査を頼む。フリンジ・チームは精神病院に入院している青年ショーンに会いに行く。
夕べショーンはまるで殺人現場にいるかのように犯人に指示を出していて、ショーンの話した通りに殺人が起こっていた。話を聞くと犯人は3人いて1人が地下鉄のトイレで血を洗い流したとのこと。
頭の中で声が聞こえるショーンはウォルターによると、テレパシーで誰かの声を聞いているので、精神科の薬をストップしてラボで分析してみることに。オリビアはリンカーンとショーンが言っていたトイレで血の付いたペーパーを発見。
ウォルターが血液を分析してみるとDNAに特徴がありショーンのものと類似していて、兄弟ではないかと疑う。早速オリビアは母親に話を聞きにいくと、ショーンは体外受精で生まれたとのことだった。
ショーンは声が聞こえるだけで一緒に行動しなかったのは、フランク医師が少しずつ遺伝子を変えたせいで、ショーンのグループは声は聞こえても意思の疎通まではできなかったのでしょうね。
蜂のようにコミュニケーションできる人間を作ったフランク医師が死んだことで、危険はないと判断したのか、アストリッドが言っていましたが、謎は謎のままでもいい気がします。
オリビアは一体どうなってしまったのでしょう。
ピーターの時間軸の記憶がどんどん鮮明になってきて、ピーターへの思いは本物だと確信しているみたいでした。
知らない間に打たれていたコーテキシファンの影響かもしれませんね。
オリビアは落ち着きはらっていて不安などない様子でしたが、ピーターは不安だらけで素直に感情のまま突っ走れないようです。
向こうのオリビアにだまされた過去がありますから、慎重になっていたのかもしれません。
結局は自分のオリビアだとキスして幸せいっぱいだったのに、オリビアが消えてしまって、またもやピーターは絶望の淵に立たされてしまいました。
ゲスト
オーウェン・フランク医師 – ジョン・アイルワード
ショーン・キーナン – ハリソン・トーマス
キーナン夫人 – サンドラ・フェレンズ
バーナデット – アリソン・ホサック
ダニエル – マーク・ガッシュ
サム – ダニー・ルーカス
チャールズ – ムニッシュ・シャーマ
DATA
原題:A Better Human Being
放送日:2012/2/17
監督:ジョー・チャペル
脚本:グレン・ホイットマン、ロバート・チアペッタ、アリソン・シャプカー、モニカ・オウス=ブリーン
第14話 発動
あらすじ・感想
オリビアはジョーンズの手下によって監禁されていて、窓の向こうには拘束されたニーナがいた。小さな箱に電球が並んでいて、コーテキシファンの能力でライトを点けろと命令される。
オリビアの能力を引き出すためニーナは義手を痛めつけられるが、オリビアはライトを点けることができない。能力はピーターといる時でないと使えないとジョーンズに告げる。
ピーターはオリビアの部屋で監視カメラを見つけ、ラボでカメラの映像を解析してオリビアの行方を探すことに。そこへ怪我をしたセプテンバーが急に現れて意識を失う。カメラの映像に男が写っていて身元も判明するがすでに死んでいた。
残る手がかりはセプテンバーだけなので、ピーターは彼の意識の中に入ってオリビアの居所を探ろうとする。
自分で安全に世界を行き来できる装置があるのに、ジョーンズはなぜオリビアの能力を覚醒させたかったのか、理由が謎ですね。
マッシブダイナミックのニーナとオリビアと一緒に捕まっているニーナがいて、結局、オリビアと一緒だった方がシェイプシフターだったようです。
今まではシェイプシフターが変身したら本物は消されていましたが、今回は仕事をスムーズにやるためにジョーンズが本物を生かしておいたとのでしょうか。
セプテンバーは監視人チームの中で命令に背いた裏切り者として扱われ、彼らに追われていて姿を消したみたいです。
大まかなことは明かしてくれましたが、どうやったらピーターが元の世界に戻れるかとか、オリビアがどうしてピーターの世界のオリビアの記憶を持っているかなどは教えてくれないんですね。
オリビアとピーターはくっ付きそうだったのに、ヘンリーのことも知ってしまいましたから、ピーターはどうしても元の世界に戻りたいという気持ちを固めてしまいました。
ゲスト
リーランド・スパイヴィー – モンテ・マーカム
ジュライ – エイモス・スターン
マーチ – スティーブ・ウェラー
DATA
原題:The End of All Things
放送日:2012/2/24
監督:ジェフ・ハント
脚本:デビッド・フューリー
第15話 愛の在りか
あらすじ・感想
フリンジ・チームは夫の葬儀直後に妻が殺される事件を調べていた。妻の死体から夫のDNAが見つかり、希少なフェロモン、カストリウムが含まれていた。製造会社を絞り込んで容疑者アンソン・カーに行き着く。
カーの自宅で別の男の死体が見つかり彼の妻を保護しに行くが、夫婦間の愛情が薄れているのに気付き愛人宅へ。一方。オリビアはピーターの時間軸のオリビアの記憶に自分の記憶が侵食されてきているが、それを受け入れることに。
ピーターは自分が去ることでオリビアが今の記憶を持ち続けられると考えて、一人でニューヨークに行こうとしていた。しかし、ウォルターに呼び出されて検査を受けると、目の中に文字の書かれた小さなディスクが入っていた。文字は住所でピーターはその場所に向かいセプテンバーが隠したかばんを見つける。
あのアンソンは殺した夫のフェロモンを香水みたいに加工して自分に付け、その妻からキスされることで愛されたと判断したのでしょうか。
事件の方はあまり重要でもなく、ピーターが今いるところが自分の世界だとやっとわかったというのが大きいですね。
監視人セプテンバーも他の監視人に連れ去られて監禁されていたようで、前回、ピーターにやってほしいことがあるというのが、今回のビーコンだったのでしょう。
セプテンバーも一応、ピーターの痕跡を消そうとしたようですが、消すことができずピーター復活となったわけです。
オリビアやウォルターなど、ピーターを離したくない人がいたからこそ、ピーターも戻って来れたのでしょう。
ただ、オリビアしか記憶が戻っていませんから、みんなにピーターのことを思い出してもらうことが大事ですね。
特にウォルターにはピーターのことを早く思い出してほしいです。
ゲスト
アンソン・カー – マイケル・マッシー
ダイアナ・サッター – オナ・グローアー
アンドリュー・サッター – デビン・ジョンストン
ティムー捜査官 – ジャロッド・ジョセフ
ジョーンズ – ババック・A・モタメド
リンダ・グリーリー – モヤ・オコネル
ジェーン・ホール – ダイアナ・パヴロツカ
DATA
原題:A Short Story About Love
放送日:2012/3/23
監督:J・H・ワイマン
脚本:J・H・ワイマン、グラハム・ローランド
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