ジェシカおばさんの事件簿 シーズン1 第1話~第5話

第1話 シャーロック・ホームズ殺人事件

ジェシカがどうしてミステリー作家になったかがサラっと語られていて、憎めない甥のグレイディも1話目から登場します。あっという間にベストセラー作家になってしまったジェシカは、グレイディ達から呼び出されてニューヨークへ行ってメディアに出るためにあちこち連れ回されますが、その扱いがひどいことったらないです。

さっさと帰ろうとしていると、出版社のジャイルズから大きなバラの花束をもらってもう少しいてくれと頼まれて、考えを変えることに。いくつになっても女性はバラの花束には弱いですし、ジェシカにも恋の予感が。

ジャイルズの家で仮装パーティーが開かれて、妖精の衣装を着たジェシカがとってもエレガントでした。グレイディの部屋に忍び込んだ不審者が逃げようとするところを妖精の杖で転ばせたのもお見事!。

翌朝になるとプールに死体が浮いていてシャーロック・ホームズの仮装をしていたから、みんなてっきり招待客のキャプテン・ケイレブだと思い込んでいたのですが、何と被害者はグレイディの部屋に忍び込んだ探偵バクセンデールで、こうして殺人事件が開幕します。

グレイディが警察に逮捕されてしまって、ジェシカはキャロット・コーヴに帰ろうとしていたのをまたもや邪魔されてしまいます。この辺もこのドラマでは定番になりつつあり、グレイディはよく容疑者として警察に捕まっている印象です。

グレイディのピンチをジェシカが放っておくはずなく、初回から遺憾なく鋭い観察眼や推理力を働かせて精力的にあちこち捜査し、グレイディを救うだけでなく見事に犯人を捕まえてしまいました。

第2話 海に消えたパパ

嵐が去った翌日、ジェシカが帰宅すると見知らぬ男性ラルフが庭の手入れをしています。仕事をする代わりに朝食を食べさせてくれと言うので、ジェシカは快く朝食を作って一緒に食べていたんですが、そこへ保安官のエイモスから殺人が起こったかもしれないと電話が入ります。

どこの誰かもわからないというのにジェシカは見知らぬ男性に仕事をさせて食事を振る舞うなんて、人の良さが出ています。

さっそく現場に駆けつけてみると、嵐の夜、4人の姉妹と父親が乗ったヨットで海が荒れていて父が海に落ちてしまったとのことです。父親は化粧品会社で大成功を収めたスティーヴン・アールで一緒に乗っていたのは彼の娘達。遺体が上がらないことには事件だとは断定できないと、いったんはジェシカも家へ帰ることにしました。

帰宅すると気持ち良さそうにラルフがハンモックで昼寝をしていて、人の良さそうなラルフにジェシカも心を許して仕事をしてもらおうと決めて、亡き夫の思い出のパイプをプレゼントします。

食器を洗って流されていく水を見ながらジェシカは何か思いつき、イーサンにアールファミリーが乗ったヨットの位置は台風の目だから海は荒れていなかったと突き止めます。さすがの発想力を発揮し事故ではないと見抜くと、姉妹の1人マギーが父親を銃で撃ったと告白します。

しかし、事件はこれだけでは終わらず、マギーは父親の死は偽装だったのに本当に死体が上がってしまって、しかもアール氏はジェシカの家にいたラルフでした。ジェシカもびっくりしていましたが私達もビックリで、4人姉妹みんなが怪しかったしトントン拍子に事件を解決してしまったジェシカは天晴れでした。

第3話 嘆きのコメディアン

ジェシカは姪っ子ヴィッキーが婚約したことを知って彼女を訪ねてサンフランシスコにやって来ました。ヴィッキーと食事中に婚約者ハワードは1ヶ月前に保険会社を辞めていて、香水の匂いがしたりハンカチに口紅が付いていて、浮気してるんじゃないかとジェシカに漏らし、2人でハワードが持っていたマッチのナイトクラブに行きます。

ショーが始まってコメディアンの次にミシェルの歌が始まると、女性の悲鳴と共に女装した男性が飛び込んで来てかつらが取れて、彼の正体がハワードだったことが判明します。悲鳴はオーナーのドレイクの部屋からで、彼は銃で撃たれて死んでいました。

悲鳴を上げた女性バーバラは銃を持って現場にいたハワードを目撃していて、警察にハワードが逮捕されてしまいます。かわいい姪っ子の婚約者が逮捕されたとあってはジェシカが放っておくはずもなく、いつものように警察まで押しかけてノヴァク警部の捜査に口を出し、ハワードと面会して何があったかを聞き出します。

その足でクラブに行って目撃者のバーバラを探していると、オーナーの妻からクビを言い渡されているのを盗み聞きして、荷物いっぱいのバーバラをタクシーに乗るよう誘って、クラブ内の色んな人の噂話を聞き出します。

妻や妻の不倫相手、契約でもめていたコメディアンや彼のマネージャーと、みんなドレイクを殺す動機があります。ステージでショーがやっていても銃声は聞こえるとジェシカが証明する辺りはさすがですし、一瞬目にしたものから犯人が誰だったのかをひらめいた瞬間はお見事でした。

第4話 映画セットは死のにおい

ジェシカは自分のミステリー小説「死体は夜踊る」が映画化されると、プロデューサーのジェリー・ライデッカーがテレビでインタビューを受けているのを目にします。ところが、映画は原作とは全く関係ない内容になっているのに腹を立てて、すぐにハリウッドへ。

ライデッカーに会って話し合ってもらちが明かず、ジェシカは「どんな手を講じても映画を中止させる」と啖呵を切って撮影所を後にします。弁護士から出版社と交わした契約を確認すると映画に介入する権利を放棄するとサインしていたので、ジェシカはライデッカーに謝って映画の内容を変えてもらおうと撮影スタジオに行きます。

スタジオセットの中で殺されているライデッカーを発見し、近くに金の飾りボタンがあるのを見つけました。しかし、運悪くガードマンがやって来て、ほんの30秒ほど現場を離れたスキに金の飾りボタンは消えていました。翌日からジェシカは事件の犯人探しを始めますが、第一容疑者としてジェシカが警察に逮捕されてしまいます。

いつもはジェシカが事件に首を突っ込むと警察から煙たがられますが、今回の刑事はミステリーファンだったおかげで、ジェシカも動きやすそうでした。
大草原の小さな家のメアリー役だったメリッサ・スー・アンダーソンがセクシーに成長していて、ちょっと驚きました。

第5話 愛犬が犯人なんて

ジェシカは動物調教師の姪アビーを尋ねてラングレー邸に来ています。富豪のデントン・ラングレーと家族、友人達で馬に乗ってハンティングに出かけますが、急にデントンの馬が暴れて落馬し、彼は命を落としてしまいます。

弁護士がデントンのビデオテープに収めた遺言状を公開すると、1500万ドルもの遺産は愛犬テディに譲られることになりました。
誰かがテディを傷つけようと画策しても、遺産は動物愛護団体に寄付されることになっています。

もちろん、家族は黙っているはずがなく、テディが危険な犬だと証明しようとテディが馬を驚かせたり、近所の人に噛み付いたと嘘を言わせたりして画策しています。

そしてある晩、デントンの娘トリッシュが酔って帰宅すると門にはさまれて死んでしまいます。門の開け閉めは警備室にしかなくそこにいたのはテディだけで、門を操作するボタンに犬の足跡が残っていました。

犬を使った犯罪とは犯人も考えたものです。
しかし、周りの目はごまかせてもジェシカの目はごまかせず、細かい気付きをつなぎあわせてジェシカは見事に事件を解決し、大舞台で犯人を追い詰める様がスカっとしました。

ジェシカおばさんの事件簿

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