ジェシカおばさんの事件簿 シーズン1 第7話~第9話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン1 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン1第7話から第9話のあらすじと感想です。

第7話 無人カーが追ってくる

ジェシカが自転車で走っていると、同じく自転車に乗ったダニエルと衝突しそうになります。
彼は発明家で自転車にデバイスを着けていて、それを見ていて前を見ていませんでした。

ピクニック・イベントを広場でやっていたら、男性が車に追いかけられながら逃げ込んで来て、車に当て逃げされてケガをてしまいます。
しかも、その車は無人カーで運転手が誰もいません。

イーサンがタッパー保安官に無人カーだったと言っても信じようとはせず、やはり常識的に考えて無人の車がピクニック場に突っ込んでくるなんて誰も思いませんよね。

男性の名はチャールズ・ウッドレー。
ダニエルに招かれてここに来たそうです。

ジェシカがダニエルの家へ行くと、お客さんが来ていました。
友達のケイティ、甥のトニー、トニーの恋人レスリーです。

ジェシカはピクニックでの騒ぎとウッドレーとパートナーのメリルをダニエルが招待したことを話すと、彼は機嫌が悪くなり招いたりなんかしていないと言っています。
ダニエルはウッドレーを招待していないなら、誰が何のために彼を呼んだのでしょうか。

その翌日、チャールズのビジネスパートナーのディーン・メリルがチャールズのお見舞いにやって来るんですが、病院へ行く途中に無人カーにはねられ死亡してしまいます。

保安官とジェシカはウッドレーに話を聞きに行きます。
リモコンカーは以前からあり、ウッドレーもダニエルに作ってもらったことがあるそうです。

ジェシカがダニエルに確認してみるとやはりウッドレーが言っていた通り、リモコンカーを作ったことがあると言います。
色んな機能が付いていて、かなりの出来栄えだったようですね。

ジェシカはダニエルの家の電話記録を調べてもらって、ボストンに2回電話していることを突き止めます。
ケイティにその2つの番号を聞いてみると、1つは銀行でもう1つはウッドレーのオフィスでした。

やはり、ダニエルが何らかの理由で2人を呼び寄せ、リモコンカーでひき殺そうとしたのでしょうか?
果たしてその理由は?

ジェシカが事件を追う中、ジェシカ自身も無人カーの閉じ込められて危険な目にあってしまいます。
実際にリモコンカーにジェシカを乗せてしまったのは、犯人にとってはマイナスだったかも。
どんな状況でどんな風にリモコンカーが動くのか、ジェシカに体験させてしまいました。

テレビゲームがジェシカにヒントを与えてくれて、アイデアと推理力で最後の最後に犯人を追い詰めていく様は鮮やかでしたね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー – トム・ボズリ
イーサン・クレイグ – クロード・エイキンス
ダニエル・オブライエン – ヴァン・ジョンソン
トニー・ホリデー – エドワード・アルバート
ケイティ・シモンズ – ジューン・アリソン
チャールズ・ウッドレー – スチュアート・ホイットマン
ディーン・メリル – ブルース・グレイ
エリザ・ベイツ – ロイス・フォーレイカー
ロイス・ホーイ – パディ・エドワーズ
コーラ・マッキンタイア – ディー・クロックストン

作品データ

原題:Hit, Run and Homicide
放送日:1984/11/25
監督:アラン・クック
脚本:ジェラルド・K・シーゲル

第8話 ある日ビックリハウスで

ジェシカは姪のキャロルの家に来ていて、いつものように事件に巻き込まれてしまいます。

ガードナーという男性がジェシカを訪ねて来て、社長のホレイショ・ボールドウィンがどうしてもジェシカに会いたいと伝えます。
ボールドウィンは人気のテーマパークをいくつも経営しています。

ジェシカは断るつもりだったのですがキャロルの子供達がどうしても行きたいというので、ジェシカは仕方なくOKしキャロルの一家と一緒に行くことにします。

ショーが始まり、子供達は大喜びです。
なかなかエキサイティングなショーで、屋根の上からボールドウィンが現れてなかなかこっていました。
でも、ジェシカはあまり気に入っていないみたいでしたね。

ジェシカはボールドウィンのオフィスへと向かいます。
手前に秘書のローリーがいてジェシカの本が置いてあり、大ファンだと言うので本にサインしてあげます。
やっとオフィスに入って話が始まります。

ボールドウィンは新しいアトラクション「殺しと暴力の館」を作ろうと思っていて、ジェシカにも協力してほしいと頼みます。
もちろん、ジェシカの返事はノー。

血が飛び散るような派手なアトラクションみたいだし、子供達を必要以上に怖がらせるような悪趣味な印象ですね。
ボールドウィンは人を大切にせず自分勝手だし、ジェシカは一緒に仕事をするなら人間性も大事にします。

ジェシカは言いたい事を言って帰ろうとするんですが、何と、ボールドウィンは手元のスイッチでドアの鍵を閉めてしまいます。
ジェシカがイエスと言うまで、帰すつもりはないらしいですね。
ジェシカはこんな脅しには乗りません。

反論してボールドウィンに鍵を開けさせます。
横暴で何でも自分の思い通りにできると思い込んでいるボールドウィンでしたが、さすがにジェシカには勝てませんでした。

その後、ボールドウィンのオフィスから銃声がして警備員が駆け付けますが、中から鍵がかかっています。
電話でボールドウィンの右腕カールソンに連絡するとドアを壊して中に入るよう指示され、ボールドウィンの遺体を見つけます。
一見すると自殺のようにも見えますが、警察の見解は他殺でした。

ジェシカの甥や姪が事件の容疑者となってしまってジェシカが捜査を始めるといのがだいたいのパターンなんですが、今回はそれから外れていたせいか、なかなか面白かったです。
甥が刑事だったからジェシカも捜査しやすかったし、ボールドウィンのファイルの隠し場所を暴きだす手腕も冴えていました。

最後のジェシカが仕掛けたイリュージョンもお見事でしたし、早い段階からジェシカには犯人が解っていて、いかに証拠を見つけて犯人の確証が得られるかを模索していたんじゃないかなと思います。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
デイビス警部 – ジョン・シュック
バート・ドノヴァン – ジェームズ・スティーブンス
ホレイショ・ボールドウィン – ジェームズ・ココ
マイケル・ガードナー – ジョージ・ディセンゾ
ニルス・ハイランダー – ジーン・エヴァンス
アーノルド・メグリム – リチャード・サンダース
フィリップ・カールソン – クリストファー・タボリ
ネッド・オブライエン – エリック・サーバー
ビリー・ドノヴァン – ホアキン・フェニックス

エリカ・ボールドウィン – クリスティーン・ベルフォード
ローリー・バスコム – キム・ダービー
キャロル・ドノヴァン – アン・ケリー
シンディ・ドノヴァン – サマー・フェニックス

作品データ

原題:We’re Off to Kill the Wizard
放送日:1984/12/9
監督:ウォルター・グローマン
脚本:ピーター・S・フィッシャー、ジェラルド・K・シーゲル

第9話 最後の幕が下りる時

ジェシカは亡命事件と殺人事件の両方に巻き込まれてしまって、なかなかスリルのある展開です。

ジェシカの家でイーサンはパイを食べています。
パイはジェシカのお手製で、きっとジェシカはお料理も上手なんでしょうね。

テレビではロシアバレエ団が公演するのに反対しているデモ運動がニュースで流れていて、ジェシカが見ているというシーンから始まります。
ちょっとしたシーンなのですが後々事件にも絡んできますから、導入部として物語に引き込まれました。

ジェシカはバレエ公演を楽しみにしていて、この運動で公演が中止にならないか心配していたんですね。
だから、テレビのニュースに注目していたのでしょう。

無事にバレエ公演は行われて、友達のレオとボストンまで見に行きます。
受付でパンフレットをもらう時から、ジェシカは何かおかしいと気づきます。

自分のは一番上のものだったけど、レオがもらったのは一番下のもの。
やがて公演が始まり、レオのパンフレットには19という数字が書かれてあるのを、ジェシカは見逃しません。

レオが何やら企んでいるようですね。
もちろん、ジェシカも何かおかしいと気づいています。

途中でレオは姿を消してしまって戻って来たかと思ったら、すぐに帰ろうと車まで急かされ、やっと理由がわかります。
車の運転手がバレエ団の主役アレギザンダーで、車の中には同じく主役のナターリアまでいて、亡命目的でレオが自分を誘ったのだとようやくジェシカは気づきます。

レオはジェシカをこんな大事に巻き込んでしまってすまないと謝ります。
ジェシカは怒っている様子もなく、むしろ、彼らの力になろうとします。
2人の顔を見た時からジェシカは察して、喜んで協力するつもりだったと思います。

現在の状況を知るために、車の中でラジオのニュースを4人で聞きます。
バレエ団の警備をしていたセルゲイが殺され、アレギザンダーとナターリアが逃げるために殺したのだろうと告げています。

アレギザンダーは英語がしゃべれないのでナターリアが通訳し2人はセルゲイには会っていないし、何もしていないと必死に訴えています。
2人はKGBとFBI、警察に追われる身です。

ジェシカは2人が無実だと信じて、キャボット・コーヴにかくまうことにします。
ボストンだと見つかる可能性があるけど、キャボット・コーヴならそのリスクが低いし時間稼ぎができますね。

代わりにジェシカがボストンに残って、事件を解決するという算段です。
KGBのカルゾフ大佐はジェシカの小説のファンで快く捜査に加えてくれて、ジェシカに敬意を持って接してくれる素敵な人。
彼のおかげでジェシカもかなりやりやすそうでした。

カルゾフ大佐は切れ者でしたしジェシカとの間に友情も芽生えましたが、文化や法律の違いで自由に交流できないのが寂しいところですね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー – トム・ボズリ
イーサン・クレイグ – クロード・エイキンス
オファレル捜査官 – デーン・クラーク
デューイ・ジョンソン捜査官 – パトリック・トーマス
ケビン・ホーガン – リード・モーガン
アナトール・カズロフ大佐 – ウィリアム・コンラッド
アレギザンダー・マズロフ – ジョージ・デ・ラ・ペーニャ
レオ・ピーターソン – ハード・ハートフィールド
スキップ・フレミング – ジェームズ・キャロル・ジョーダン

パーマー・エディントン – ポール・ラッド
セルゲイ・ベレンスキー – アンソニー・デロンギス
イリーナ・カツァ – ケリー・アームストロング
ナターリア・マズロフ – ヴィッキー・クリーグラー
ヴェルマ・ローデッカー – ジェシカ・ネルソン

作品データ

原題:Death Takes a Curtain Call
放送日:1984/12/16
監督:アレン・レイズナー
脚本:ポール・W・クーパー

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