ジェシカおばさんの事件簿 シーズン1 第16話~第18話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン1 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン1第16話から第18話のあらすじと感想です。

第16話 探偵はタフなやつ

探偵のアーチー・マイルズはジェシカから依頼された件について、わかったことを彼女に電話で報告しています。
ジェシカは執筆に役立てようと、25年前の未解決事件についてアーチーに調べてほしいと頼んでいました。

アーチーはジェシカと電話し終わると、録音を始めます。
ドアが開いて誰かが入って来て銃でアーチーを殺してしまいます。
探偵絡みの事件のせいかBGMもハードボイルド風で、いつものドラマの雰囲気とは違っていますね。

ジェシカの家の前に不審な車が停まっていて、ジェシカを見張っています。
ジェシカは当然、張り込みに気づいていて、わざと自転車で外出。

案の定、車の男はジェシカの家に侵入して物色し、ジェシカは男に声をかけます。
彼はハリー・マグローで、アーチーと一緒に探偵事務所をやっている相棒でした。

ハリーは数日前にアーチーが殺されたと伝え、ジェシカが依頼した事件がアーチーの死に何らかの関わりがあるのではないかと調べに来たと言います。

見るからにハリーは人の良いアーチーとはタイプが全然違いますね。
ハードボイルドな探偵小説から抜け出してきたようなタイプの探偵さんです。
自分のやり方でアーチーの死を調べるつもり。

またまたジェシカは事件に首を突っ込みます。
さっそくアーチーの家に行って奥さんにお悔みを言いますが、夫を亡くしたばかりの奥さんはジェシカを冷たくあしらってしまいます。

ハリーはアーチーが調べていた建築事務所の張り込みをしているレイと交代して、張り込みを続けます。
相手のサンティーニが動きハリーは車で尾行しますが相手の罠にはまり、殴られてしまいます。

まさにハードボイルドを地で行くハリーの方は、ワイルドな展開になっていますね。
あまり無茶をして、アーチーみたいに命を狙われないといいのですが…。

ジェシカはハリーの事務所に押しかけてアーチーが抱えていた他の事件について聞き、プリシラ・ダニエルズを訪ねます。
アーチーは彼女の身辺調査をしていて、女性向け雑誌の会社をやっているのでジェシカには好都合です。

ジェシカはプリシラの雑誌に記事を書くと約束し、プリシラはジェシカをパーティーに招待します。
帰り際にジェシカはテキサスの実業家に扮したハリーにばったり会いますが、話を合わせて初対面のふりをします。

ジェシカがホテルに戻ると、部屋でハリーが待っていました。
ハリーは普通に誰かを訪ねるということはせず、無理やり鍵を開けて侵入するスタイルですね。

最初はそりが合わない2人ですが、最後には協力して事件を解決します。
意外にもジェシカとハリーのコンビは合っていましたね。
謎解きは主にジェシカでしたが、ハードボイルド風味なエンディングでハリーがカッコ良かったです。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ハリー・マグロー – ジェリー・オーバック
レイ・クラビッツ – ジェラルド・S・オローリン
プリシラ・ダニエルズ – バーバラ・バブコック
アーニー・サンティーニ – アレックス・ロッコ
スターキー警部 – ポール・ウィンフィールド
ラリー・キング – ジョン・フューリー
エリン・ケリー – ナンシー・リー・グラーン
ギャビン・ダニエルズ – ジョン・マクマーティン
ランバート判事 – フリッツ・ウィーヴァー

アーチー・マイルズ – フロイド・レヴィン
アルマ・レナード – マージェリー・ネルソン

作品データ

原題:Tough Guys Don’t Die
放送日:1985/2/24
監督:セイモア・ロビー
脚本:ピーター・S・フィッシャー

第17話 Sudden Death

ジェシカは叔父サイラスの葬儀に参列し、ブラッドフォード・ロックウッドという男性に声をかけられます。
彼が言うにはサイラスおじさんはジェシカにアメフトチーム「レオポルズ」の株を残したそうで、ロックウッドはジェシカが株を手放す書類にサインさせようとします。

慎重なジェシカはその場でサインするような愚かなことはしません。
サインする前にじっくりと自分の目で見極めたいと考えます。

さっそくジェシカはチームが練習しているスタジアムに行きます。
移動中にカートにひかれそうになり、乗っていたザック・ファレルがジェシカに謝ります。

運転していたのは彼の娘ジルで、彼女は耳と口が不自由で手話でジェシカと話します。
ザックの妻キャシーもやって来てあいさつをかわし、ジェシカはジルとの会話を楽しみます。

チームのオーナーの1人、フィル・クルーガーがジェシカを案内し、今夜のパーティーに招待します。
ジェシカが来る前までチーム内で話し合いをしていましたが、クルーガーは高圧的なタイプですね。

ジェシカにチームの持ち株を買い取ると持ちかけますが、ジェシカは「イエス」とは言いません。
ジェシカが持っている株数はそれほど多くないのですが、クルーガーは何か目的があってほしがっているようですね。

コーチのパティロがジェシカに会いに来て、クルーガーと同じくジェシカの株を買うと言っています。
どうやら、投資家が48%、クルーガーが48%の株を持っていて、ジェシカの持つ4%を手に入れれば過半数となりチームのことを自由にできるというわけです。

この4%が重要な役割を果たしていて、チーム運営の均衡を保っているみたいですね。

クルーガーは再びジェシカと交渉して株の値段を上げてきますが、ジェシカはまだ「イエス」とは言いません。

パーティーでジェシカはクルーガーから、チームの関係者を紹介してもらいます。
コミッショナーを始めとしてジェシカにチームについての考えをみんな言うものだから、ジェシカもちょっとうんざりしてしまいます。

ジェシカはザックを探していると、パーティーから出て行ったみたいです。
写真を撮ってもらったりダンスをしたりと、ジェシカもパーティーを楽しみます。

翌日、シャワールームでクルーガーの遺体が発見されます。
警備員の話では、出入りしたのはザック・ファレルだけだそうです。

ジェシカは水の中に腕時計を見つけ、ザック・ファレルのものだと判明します。
警察はザックが犯人だと決めつけて逮捕しますが、ジェシカは彼は無実だと思っています。
濡れ衣を着せられたザックを救おうと、ジェシカはこの事件を調べ始めます。

アメフトチームのオーナーになったジェシカと、株をめぐる争い、複数の容疑者など見所がたくさん!
ジェシカは犯人が誰だかピンとくるのですが、何せ証拠がありません。
危険な目にあったのにこりずに犯人に罠をしかけ、謎解きをしてくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
クライド・ピッツ – ティム・トマーソン
ウェブ・マコード – ジョン・ベック
パット・パティロ – ウォーレン・バーリンジャー
タンク・メイソン – ディック・バトカス
ブラッド・ロックウッド – デビッド・ドイル
ザック・ファレル – ケイトリン・ジェンナー
ハリス・タルマッジ – ゲイリー・ロックウッド
フィル・クルーガー – アラン・ミラー
バクスター – アルバート・ロード

グローバー・ディロン – ジェームズ・マクイーチン
メイヴィス・クルーガー – エリザベス・サヴェージ
キャシー・ファレル – ヤン・スミザーズ
ジル・ファレル – マーシャン・ウォーマン

作品データ

原題:Sudden Death
放送日:1985/3/3
監督:エドワード・M・アブロムス
脚本:ロバート・スワンソン

第18話 授賞式はひめやかに

ジェシカは詩人のホレスと待ち合わせして、一緒に作家達のあつまる出版賞パーティーへ行きます。
途中で作家志望のデビーに呼び止められ、自分の短編作品を読んでほしいとジェシカは頼まれます。
普通なら断るところですが、ジェシカは優しいですから作品を受け取って連絡すると伝えます。

授賞式の司会をするのは作家のヘムズリー・ポストで、何やら訳ありの様子です。
女性に手が早く奥さんからはお金を払えと言われているし、フランク・ラピンスキーという男からは恨まれています。

パーティーには色んな作家が出席しています。
ヘムズリーは新作を書いている途中でそのことを自慢していますが、ホレスが彼の作品をけなしてヘムズリーがホレスを殴ってしまいます。

ジェシカが仲裁に入って、大したけんかにはなりませんでした。
ホレスはおとなしいタイプで争いごとは嫌いだと思ったのですが、お酒が入って気分が大きくなったのかもしれませんね。

翌朝、ジェシカはヘムズリーの傘を間違えて持ち帰り、彼の部屋に返しに行きます。
部屋には見知らぬ人達がたくさんいて、ヘムズリーが殺されたことを知ります。

現場にいた検事補はマスコミにどう発表するか評判ばかり気にしていて、ジェシカの言うことなど聞いていません。
刑事の方は捜査第一で、まだ聞く耳を持っています。

部屋には色んな手がかりがありジェシカが指摘しますが、検事に部屋を追い出されてしまいます。
本人が自慢していた新作の原稿は、ブリーフケースごと消えていました。

ヘムズリーの部屋にあった傘はホレスのもの。
ホレスは事情聴取を受け「お酒を飲みすぎて前日の記憶がない」と、バカ正直に答えて逮捕されてしまいます。

ジェシカは友人ホレスは潔白だと信じていて、彼を助けるために事件の真相を探り始めます。

ホレスは逃げたわけじゃないのですが人混みに紛れ、別の事件の関係者達と一緒になってしまい警察から出て行くよう言われます。
回転ドアでジェシカと追いかけっこのような形で会いますが、一連の流れがベタなコメディのような展開で面白かったですね。

ホレスとひと晩中一緒だったという人物が現れて、アリバイが成立してホレスは無事に釈放されます。
今回はジェシカがいて助かったけど、ホレスはお酒やタバコを控えないとそのうち大変な目にあいそうですね。
逮捕されてこりたかと思いましたが、それほどでもないみたいです。

ジェシカはフランク・ラピンスキーに会いに行きますが、彼は何も語ろうとせず仕事中で忙しいと姿を消してしまいます。
そして、ジェシカは1つ1つていねいに手がかりを追いかけていき、解決へと近づいていきます。

序盤で鍵となるアイテムが出てきて、犯人は誰だかすぐにわかってしまいました。
ただ、動機などはジェシカの謎解きを見ないとわからなかったですね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ホレス・リンチフィールド – ポール・サンド
ヘムズリー・ポスト – ケネス・マース
フランク・ラピンスキー – ヴィンセント・バジェッタ
デビー・デランシー – タリア・バルサム
メル・カムストック地方検事補 – パット・ハリントン・Jr
ティファニー・ハロー – モーガン・ブリタニー
ルシンダ・ラーク – コンスタンス・フォースランド
エイドリアン・ウィンスロー – ロバート・リード
アレクシス・ポスト – ダイアナ・マルダー
メイヤー刑事 – ロン・マサク

作品データ

原題:Footnote to Murder
放送日:1985/3/10
監督:ピーター・クレイン
脚本:ロバート・E・スワンソン

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