ジェシカおばさんの事件簿 シーズン2 第1話~第3話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン2 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン2第1話から第3話のあらすじと感想です。

第1話 未亡人はご用心

カリブのリゾートホテルでジェシカの友人でお金持ちの未亡人アントワネットが刺殺される事件が起きました。
彼女は殺される直前、ジェシカに助けを求める手紙を送っています。

ジェシカはアントワネットを殺した犯人を見つけるためにお金持ちの未亡人マーガレット・キャンフィールドに扮して、ホテルに乗り込みます。

ジェシカはいつもの上品なお出かけ服ではなく、派手でターバンまで巻いていてまさに別人です。
仰々しいお金持ちっぽいしゃべり方で、ちょっと傲慢なところも見せていますね。
犯人はお金持ちの未亡人を狙っていると見て、わざと潜入捜査をすることにしたのでしょう。

地元警察の署長クロード・レンセラーだけジェシカの身元を知っていて、アントワネットは強盗に殺されたというのが警察の見解みたいです。
署長はェシカが危険な目にあうのではと心配していて、とても優しい人ですね。

ジェシカは目的があってアントワネットは殺されたと睨んでいて、クロードに彼女と親しくしていた人物を何名か教えてもらいます。
さっそくカジノに行って人物チェックを始めます。

アルバ・クレインという富豪の未亡人と知り合いになり色々と聞き出そうとしている所へ、アメリカ人の酔った若い女性ヴェロニカに邪魔されてしまいます。

ヴェロニカと一緒にいる男性スヴェンは元オリンピック選手で、女性関係が派手です。
そんな噂話をカジノで声をかけてきた男性マイケル・ハガティにジェシカは教えてもらいました。

ジェシカはハガティと散歩していると、引ったくりに合ってバッグを盗まれてしまいます。
ハガティが追いかけもう1人出て来て、結局、ひったくり犯には逃げられてしまいました。

現れたもう1人の男性はホテルの保安係シェルドン・グリーンバーグでジェシカを尾行していたらしく、きっと狙われると心配していたと言って去って行きます。
何かうさん臭そうではありますが、ニューヨークで警官をやっていたようなので身元は確かみたいですね。

驚くことにジェシカのバッグをコソ泥に盗ませたのはシェルドンでした。
ジェシカのパスポートを確認するためで、マーガレット・キャンフィールドではなく作家のジェシカ・フレッチャーだとバレてしまいましたね。
ジェシカは上手いことシェルドンをいいくるめ、事件解決に協力してもらいます。

その後、第二の殺人が起きて、アルバ・クレインが殺されてしまいます。

シーズン2の始まりのエピソードだけあって雰囲気も豪華だし、事件も入り組んでいましたね。
ささいな点をジェシカは見逃さず犯人にたどり着いて、見事に事件を解決してくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
マイケル・ハガティ – レン・キャリオー
シェルドン・グリーンバーグ – ハワード・ヘッセマン
エリック・ブラーム – メル・ファーラー
マーナ・モンクレール – シド・チャリシー
ヴェロニカ・ハロルド – アン・ロックハート
スティーブン・トーバルズ – ジョン・フィリップ・ロー
クロード・レンセラー署長 – レイモン・サン・ジャック
アルバ・クレイン – メアリー・ウィックス
アントワネット・ファーンズワース – レジー・サバード

ダーシー – エメット・デニス
バーンズ – ジェフ・ハイセ

作品データ

原題:Widow, Weep for Me
放送日:1985/9/29
監督:マイケル・A・ホーイ
脚本:ピーター・S・フィッシャー

第2話 悪党は岬に眠れ

リゾートホテルの建設現場で作業員と建設反対派の住民達が言い争いをしている中、現場から古い人骨が発掘さます。
住民達の間には18世紀のキャロット・コーヴの英雄、ジョシュア・ピーボディの骨ではないかという噂が流れています。
かなり古そうな骨だったし、ロマンを求める住民達はピーボディの遺骨だと思いたいのではないでしょう。

珍しくジェシカは背中を痛め、セスの診察を受けています。
エイモスからは白骨死体が見つかったと連絡を受け、ジェシカとセスは現場へ行きます。

ジェシカは背中を痛めているのに事件となると無理をしがちですが、今回ばかりは医者が近くにいるし背中が痛いしで上でおとなしくしていますね。
頭蓋骨だけ土から取り出して見てみると、頭を何かで殴られた跡がありました。

不動産業者のハリーは早く仕事を進めたくて、エイモスに骨を早く取り出せと騒いでいます。
建設反対派、仕事を再開したいグループ、ピーボディの骨が見つかったと喜ぶ住民など、現場は大混乱。

いつの時代のものだろうと白骨死体が見つかったのだから、ここは犯罪現場だとジェシカが言ってエイモスも同意します。
とりあえず、騒ぎは収まったようですね。

ホテル建設の責任者ホイットリーが弁護士連れでやって来て、建設を再開する裁判所命令を持っていました。
同じ頃、テレビリポーターのデル・スコットもやって来て、ジェシカに取材しようとします。
ジェシカは建設反対派のデビッド・マーシュから話を聞くようすすめますが、断られてしまったらしいです。

また建設現場で騒ぎが起きていて、建設を再開しようとするホイットリー達と反対するデビッド達とでにらみ合いです。

裁判所命令のあるホイットリーが有利かと見られる中、ジョシュア・ピーボディー協会のエルスワースがやって来て、歴史的価値の高い発掘現場なので建設を中止する命令書を持っています。
どうやら、ピーボディー協会の方が強くて、建設中止になりました。

翌日、ジェシカ達が現場へ行くと、ブルーシートの下にホイットリーの死体を見つけてしまいます。
久々のキャロット・コーヴでの事件でしたが、古い白骨の発見やホイットリーの殺害、FBIまで出て来て話題てんこ盛りという感じでしたね。

背中を痛めているジェシカですが普段とそう変わらず、事件を解決してくれます。
ただ、建設現場から見つかった古い遺骨はピーボディーのものだったのか、どういう経緯で埋まっていたのかまで突き止めてほしかったです。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ハリー・ピアース – ジョン・アスティン
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボズリ
セス・ハズリット医師 – ウィリアム・ウィンダム
エルスワース・バファム – ロビン・バック
オリーブ・ニュートン – ジョディ・カーター
ヘンダーソン・ホイットリー – ジョン・エリクソン
デビッド・マーシュ – マイケル・サラザン
デル・スコット – メグ・フォスター
フレッド・ケラーFBI捜査官 – チャック・コナーズ

アーサー・グリスウォルド – デヴィッド・シェイナー
レオ・コワルスキー – ケン・スウォフォード
マティ・マーシュ – デボラ・ホワイト
エリック・マーシュ – ロバート・ジェイン
オースティン・ベイリー – エド・モーガン
サラ・ハリス – バーバラ・アン・グライムス
メイヴィス・ギアム – サンドラ・ホーニング
イーライ・ハリス – ロジャー・プライス

作品データ

原題:Joshua Peabody Died Here… Possibly
放送日:1985/10/6
監督:ピーター・クレイン
脚本:トム・ソーヤー

第3話 スポットライトが死を照らす

 
ジェシカは姉のアグネスと姪のニータに会いにニューヨークに来ています。
ニューヨークのジェシカの親戚といえば甥のグレイディがいたはずですが、今回は会いに行かないみたいですね。

ニータは昼ドラマに出演していますが、誰だかわからない黒ずくめの恰好で銃で男性を撃つ復讐の鬼役です。
もうすぐ役をおろされることになっていて、生活できないとプロデューサーのジョイスに言いますが取り合ってくれません。

撮影現場は色々と問題があるみたいで、原因のほとんどはやり手プロデューサーのジョイス。
彼女はキャストを頻繁に入れ替えることで長期間ドラマは高視聴率を維持していて、ジョイスは関係者達から実は恨まれています。
前触れもなく登場人物が殺されたりどこかへ飛ばされたりするわけですから、役者やスタッフも気が気じゃないでしょうね。

ジェシカはニータの案内で昼ドラの撮影現場を見学し、出演者やスタッフ達を紹介してもらいます。

夜になり、ジョイスは自宅でドラマの脚本を書いていて、夫のラリーは一緒に飲もうと誘いますが仕事が忙しいと断られてしまいます。
ラリーは外に飲みに行くことにします。

ジョイスは脚本作りを終えましたが、何者かがジョイスを銃で撃ち殺し新しい脚本を持ち去ってしまいます。
犯人はドラマでニータが演じていた役とそっくりな格好をしていました。

翌日、ジェシカはホテルで荷造りも終わりキャロット・コーヴへ帰ろうとしていると、刑事が部屋にやって来ます。
彼はニータを探していて、ジョイス殺害の容疑がかかっていると言います。
しかも、ニータは行方不明中で居所がわかりません。

ジョイスのマンションに復讐の鬼の衣装を着た人物が入っていくのが目撃されていて、ジョイスが「ニータに殺される」と死ぬ間際に電話をかけていました。
ニータの無実を信じているジェシカは、ニューヨークに残って捜査を始めます。

王道のジェシカの親類が容疑者になってしまうパターンで、身内が疑われている時はジェシカもきっと捜査に力が入るはずです。
今回はジェシカの謎解きの方法がかなりユニークだったし、犯人のトリックに気づいたジェシカの勝利でしたね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ジョイス・ホレラン – ジェシカ・ウォルター
ニータ・コクラン – アリス・クリーグ
ジュリアン・テンリー – ロイド・ノーラン
ラリー・ホレラン – ウィリアム・アザートン
ゴードン・ラモニカ – テリー・カイザー
ハーバート・アプトン – ポール・バーク
トッド・ウォーシー – ニコラス・ハモンド
マーティン・グラトップ – ロバート・リプトン
ビビ・ハートマン – トリシア・オニール

キャロル・ニードム – マッケンジー・フィリップス
アグネス・コクラン – ルリーン・タトル
アントネリ警部補 – ロバート・ウォルデン

作品データ

原題:Murder in the Afternoon
放送日:1985/10/13
監督:アーサー・アラン・シーデルマン
脚本:ポール・サヴェージ、ポール・W・クーパー

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