ジェシカおばさんの事件簿 シーズン2 第13話~第15話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン2 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン2第13話から第15話のあらすじと感想です。

第13話 陪審員はつらいもの

自転車を避けようとしてマーク・リー・レイノルズは自動車事故を起こしてしまい、助手席に乗っていた妻はシートベルトをしておらず意識不明の大怪我を負ってしまいます。

救急車がやって来て妻が運ばれる時、彼女は「なぜ?」と言っていて、マークは自転車が飛び出して来て…と事故の様子を説明して妻に自分のせいだと謝ります。

医師から奥さんは危篤状態にあり意識が戻っても下半身に障害が残るだろうと言われて、マークはショックのあまり近くのバーへ酒を飲みに行きます。
そこで偶然出会った女性ベッキーとしばらくバーで飲み、一緒に店を出て彼女の部屋へ行きます。

ベッキーの別居中の夫クリフの友達がその様子を見ていて、クリフに電話をかけます。
クリフが銃を片手にベッキーの部屋に乗り込んできて、マークは彼と揉み合っているうちに銃が暴発します。

マークは近くにあった火かき棒をつかんでクリフを殴り、彼は亡くなってしまいました。
ベッキーが警察に通報し、マークは病院に電話をかけて妻が亡くなったことを知ります。

やがて、マークの裁判が始まり、陪審員長となったのがジェシカです。
ここでやっとジェシカが登場してくれて、事の成り行きが何となく見えてきました。

陪審員のほとんどはマークの正当防衛で無罪だと思っていますが、中には有罪だと思っている人もいます。
ジェシカはまだ決めかねていて、みんなで議論したいと言っています。
疑念ははっきりとさせてからでないと、ジェシカは結論を下したくないのでしょうね。

まず、マークは妻の容態を聞いてショックを受け、バーに飲みに行ったまではみんな理解できます。
しかし、検事が質問したように病院や家の近くではなく、わざわざベッキーのいたバーに行ったというのが怪しいですね。

検事はモーテルを経営しているフェントン氏を証言台へ呼びます。
フェントンはマークは何度かモーテルに来たことがあり、ベッキーを一度だけ見かけたことがあると証言します。
このフェントン氏がとてもユーモラスで、法廷だというのにジョークを言ったりしてかなり度胸もありますね。

2人は初めてバーで会ったと言っていたのに、フェントン氏の証言では以前から2人は知り合いで、共謀してクリフを殺した可能性もあります。

こんな風に事件の回想シーンと法廷でのシーンを織り込みながら、ジェシカを中心に陪審員達はマークが有罪かどうかを論議していきます。
ジェシカには全てが見えていて、別の犯罪も解決してくれます。
リアルタイムに進むいつものストーリーと違っていて新鮮だったし、ジェシカの推理力が光っていましたね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
トム・カステリ検事 – デヴィッド・アクロイド
マーク・リー・レイノルズ – トニー・ビル
マーゴ・ウエブスター – ヴァージニア・ケイパーズ
オスカー・ラムゼイ弁護士 – マクドナルド・ケリー
ベッキー・アンダーソン – ドラン・クラーク
マックス・フリン弁護士 – ジョン・サイファー
オットー・フライ – ジーン・エヴァンス
ジョシュ・コービン – トム・イーウェル
リー・キャラハン – ゲイリー・フランク

サリー・コノバー – アーレン・ゴロンカ
フェントン・ハリス – アラン・ヘイル・Jr
アリー・コリンズ – レノア・カスドーフ
ジャッキー・マッケイ – ヴィッキー・ローレンス
フランク・ロード – アラン・ミラー
クリフ・アンダーソン – マイケル・スワン
ソーントン・ベントレー – ブロック・ピーターズ
ジェラルド・リチャーズ – リチャード・サンダース
ウィリー・パチェッキ – グレゴリー・ウォルコット
ドリュー・ナラモア – ノーマン・バートン

ジェリー・ブレビンズ – ジェームズ・ハンプトン
フィロ・ウォーカー判事 – ウォルター・マシューズ
ジョン・デトワイラー – ジョン・チャンドラー
モーリス・ウェブスター – ウォーレン・J・ケンマーリング
アーサー・ジャスパー – ロバート・キャスパー
ステファニー・レイノルズ – ダイアン・ランダー
ビクター・アスムセン – R・J・アダムス

作品データ

原題:Trial by Error
放送日:1986/1/12
監督:セイモア・ロビー
脚本:ポール・サヴェージ、スコット・シェパード

第14話  気の毒なレストラン

キャロット・コーヴに新しくできたジョシュア・ピーボディ・レストランは大人気で、ボー・ディクソンのレストランはお客がほとんどいなくなっています。

ジェシカはセスと話題のレストランへ朝食を食べにやって来て、エイモスも遅れて合流します。
新しいレストランはかなりにぎわっていて、ディクソンのダイナーはお客を取られてガラガラ状態ですね。
新しいレストランは忙しすぎるせいか上手く回らず、客達もそれぞれトラブルを抱えている様子です。

ディクソンの店でウエイトレスをやっていたコーネリアは鞍替えし、今は新しいレストランで働いています。
お客の来ないダイナーではウエイトレスも稼げないから、コーネリアは正しい選択をしたのかも。
ディクソンも新しいレストランがどんな感じなのか気になり、こっそり朝食を食べに来ています。

エイモスは女性客2人のテーブルからジャムのビンをもらって自分のトーストに塗り、すぐにコーネリアが別のテーブルにジャムを持って行ってしまいます。
カメラがずっとジャムのビンの動きを追っていて、何かありそうですね。

ジェシカ達がそろそろ店を出ようとしていた時、先に店を出た男性客がレストランに飛び込んで助けを求めます。
彼の息子が外で倒れ、医者を探していました。
すぐにセスは患者の所へ向かいますが、その直後から次々に客が倒れてしまい女性客のベティが亡くなってしまいます。

倒れたり体調が悪くなった患者たちの様子から食中毒らしく、全員病院へ運ばれて行きます。
食中毒はもしかして、伏線のあったジャムのせいなのでしょうか?

セスはすぐに保健所に連絡して、担当のマーゴがやって来ます。
マーゴはかなり威圧的な態度でいばり散らしていて、ちょっと嫌な感じですね。

マーゴは部下たちをレストランに連れて来て、色んな食べ物を押収していきます。
病院で見た印象通りで、マーゴは部下をコキ使っていますね。

マーゴたちが押収した食べ物は全て、エイモスも口にしていました。
ジェシカもエイモスをからかっていましたが、体型相応に意外と食いしん坊ですね。
死者が出ているくらいですから色んな物を食べたエイモスは、自分も体調が悪くなるんじゃないかと心配そうです。

ジェシカはジャムセットのうち、イチゴジャムのビンが消えているのに気づきます。

やがて、原因は食中毒ではなくアトロピンという毒で、ベティが死んでいるので殺人だと告げます。
やっとジェシカの出番がやって来たということで、ジェシカはジャム探しを中心に捜査を進めます。

序盤からやたらとジャムがフォーカスされていたように、事件を解くカギはジャムにあるようですね。
ジェシカは怪しい人物を1人1人除外しながら、真実にたどり着きます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボズリ
セス・ハズリット医師 – ウィリアム・ウィンダム
ウィルヘルミナ・フレイザー – シャロン・アッカー
マーサー・ホーソーン – ノーマン・アルデン
エベニーザー・マッケナリー – オーソン・ビーン
マーゴ・ペリー – アン・フランシス
ボー・ディクソン – ウィリアム・ラッキング
ハリソン・フレイザー三世 – ジョン・マックック
コーネリア・モンティーク – ドナ・ペスコウ

アラン・デュプリー – ヘンリー・ポリック二世
ベティ・フィドラー – マーシア・ロッド
フロイド・ネルソン – アラン・ヤング
テッド・スタリー – ゲイリー・クロスビー
ヘレン・スタリー – ロザンナ・ハフマン

作品データ

原題:Keep the Home Fries Burning
放送日:1986/1/19
監督:ピーター・クレイン
脚本:フィリップ・ ガーソン

第15話 容疑者に手を出すな

作家会議に出席したジェシカと友人のエイムズ・コーフィールド教授は帰り道で車が故障し、近くの町で足止めを食らってしまいます。
車の修理はすぐに終わらないので、この町に2人は泊まることになります。

小さな町ですが保安官が助けてくれたり、修理工場の人がホテルを教えてくれたりと住民達は親切ですね。
エイムズとジェシカがホテルにチェックインしに行くと、ホテルを経営しているのはエイムズの昔の教え子キャシーでした。

キャシーには息子マシューがいて近くのバーで歌っているそうです。
ジェシカもきっと気づいたでしょうが、エイムズとキャシーは昔、訳アリな関係だったのではないでしょうか。

マシューが近くのバーのステージで歌っていて、フロア係として働いているリンダは彼の恋人です。
町の荒くれ者エドと友達数名がバーにやって来ます。
エドはリンダの兄で、歌っているマシューにいちゃもんを付けてけんかが始まってしまいます。

マシューは走り去るエドの車に「殺してやる」と捨てゼリフを吐いて、車でどこかへ行ってしまいました。
ちょうどエイムズもバーに来ていて、始まりから終わりまで見ているしかありませんでした。

その頃、ジェシカはホテルで執筆中で、エイムズが部屋に戻った音を聞いています。
外ではパトカーのサイレンが鳴り響いていて、何と、エドが殺されたらしいです。

翌朝、エイムズがジェシカの部屋にやって来て、殺人が起きて容疑者はキャシーの息子マシュー。
何とか彼を助けてほしいと頼み、2人で保安官事務所へと急ぎます。
やはり、ジェシカから犯罪は離れてくれず、こんな形で関わることになりました。

保安官は法律を曲げない正義の人で、マシューに会わせてくれません。
エドはハンティング用ナイフで切り刻まれていて、マシューの家の裏庭に血だらけのシャツが埋められていました。
証拠は全てマシューには不利なものばかりで、保安官も逮捕するしかなかった感じですね。

保安官事務所の外にはエドを偲ぶ住民達が集まり、お酒を飲んで騒いでいます。
特にエドと子供の頃から仲が良かったアンディは、かなり落ち込んでいます。

ジェシカは保安官にまた会いに行きますが、やはり何も情報を教えてもらえません。
ちょうど医師がやって来て彼はジェシカの大ファンだったので、エドはナイフで切り刻まれた後、死体を動かされたと教えてくれます。
やっとジェシカの実力を認める人が現れてくれて、これで冷静な保安官を味方につけることができそうですね。

最新の捜査状況が手に入るようになったジェシカは本領を発揮し、殺人事件をきれいに解決してくれます。
バーに行った時、ジェシカはケルソーに銃を向けられるのですが、その時の怯えた顔が真に迫っていました。
その後、ジェシカがケルソーの銃について語るのですが、シャレがきいていてジェシカらしかったです。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
フランク・ケルソー – パット・コーリイ
キャシー・ラザム・バーンズ – マリクレア・コステロ
リンダ・ボナー – シンディ・フィッシャー
マシュー・バーンズ – ブライアン・レイン・グリーン
ビリー・ウィレッツ – ジャッキー・アール・ヘイリー
クローデル・コックス保安官 – ドリアン・ヘアウッド
エド・ボナー – ジェフ・オスターヘイジ
エイムズ・コーフィールド教授 – クレイグ・スティーヴンス
フィル・ボナー – スチュアート・ホイットマン

アンディ・クレイン – ラリー・ウィルコックス
ピーター・ファーゴ – ジョン・デニス・ジョンストン
チャーリー・デムジー – ビル・マッキーニー

作品データ

原題:Powder Keg
放送日:1986/2/9
監督:ジョン・リュウェリン・モクシー
脚本:ピーター・S・フィッシャー

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