ジェシカおばさんの事件簿 シーズン2 第16話~第18話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン2 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン2第16話から第18話のあらすじと感想です。

第16話 Murder in the Electric Cathedral

ジェシカは教師をしていた頃の古い友人キャリーに会いにオクラホマに来ています。
久しぶりの再会を楽しんでいるところへ、義理の息子ハーヴェイと彼の息子サムがやって来ました。

2人ともあまりムードはよくなく、キャリーのしたことを怒っています。
キャリーは大金をテレビ伝道師のウィリー・ジョン・ファーゴ牧師に遺すと、遺言状を書き換えてしまったからなんです。

さっそくジェシカは家族の財産争いに巻き込まれそうになっていて、とても気まずいですね。
キャリーは2人を追い帰しますが心臓発作を起こして、入院してしまいます。

遺言について、キャリーはジェシカに頼み事をします。
やはり、ジェシカは家族間のトラブルに巻き込まれ、身動きが取れなくなってしまいました。

ウィリー・ジョンがキャリーに会いにやって来ます。
彼は神の声を聞いて来たとか何とか言っていて、怪しさ満点です。
普通に考えるとキャリーが怪しげなカルトに、だまされているんじゃないかと心配になりますね。
ジェシカが部屋を出るとウィリー・ジョンの妻ルースも来ていて、あいさつをかわします。

ハーヴィーとサムも病院に押しかけて来て、キャリーを家に連れ帰ると大騒ぎしています。
医師が患者を動かすのは危険だといくら言っても聞かないし、この2人は財産のことしか頭にないらしく、キャリーの容態は気にならないのでしょうか?

元々はハーヴェイとサムが遺言のことでキャリーにショックを与えたのが原因で心臓発作を起こしたのに、彼女を思いやろうという気持ちが全然ないですね。
見かねたジェシカが2人を叱りつけてくれた時には、すっきりしました。

キャリーが孫のアリスに会いたいというので、ジェシカはアリスに電話しに行きますが彼女は留守で、病室から看護師スーが出て行くのを見かけます。

しばらくするとキャリーの容態は急変し、医師や看護師達があわただしくキャリーの病室へ入って行きます。
ジェシカも病室に駆け付けると床に注射器が落ちていてハンカチに包んで拾い上げ、ジェシカは病室を追い出されてしまいます。
注射器からは毒物の臭いがしていました。

やはり、殺人が起きてしまって、ジェシカは旧友を殺した犯人を見つけるために行動を起こします。
明らかにキャリーの財産を狙った殺人で、キャリーの親族、怪しげな宗教団体など、動機を持つ人たちは何人もいますね。
偽の遺言状や注射器の指紋など、見所がたくさんありました。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
マーク・ブレイディ医師 – ジャック・バノン
スー・ベス看護師 – バルビ・ベントン
アール・ファーゴ – フランク・ボナー
ウィリー・ジョン・ファーゴ牧師 – スティーヴ・フォレスト
シスター・ルース・ファーゴ – ジュディ・ギーソン
ハーヴェイ・マッキトリック – リチャード・ハード
サム・マッキトリック – アート・ヒンデル
キャリー・マッキトリック – ミルドレッド・ナトウィック
フレッド・ウィテカー地方検事 – ディック・ヴァン・パタン
アリス・マッキトリック – ジーニー・ウィルソン

作品データ

原題:Murder in the Electric Cathedral
放送日:1986/2/16
監督:ジョン・リウェイン・モキシー
脚本:ディック・ネルソン

第17話 死を招く秘め事の記録

ジェシカは友人のリチャード・ベネットに呼ばれてボストンにやって来ます。
リチャードの元恋人で自殺した女優エヴァンジェリンの日記がなぜかオークションに出されることになり、その日記を競り落としてほしいと頼まれます。

リチャードはエヴァンジェリンの手紙と100万ドルの小切手を渡し、バルセロナへと発ってしまいました。
きっと日記には人に知られたくない内容が書かれていて、リチャードは秘密にしておきたいのでしょうね。

エヴァンジェリンは有名人だったから、彼女の日記を狙っている人は大勢います。
オークションの前にジェシカはオークションハウスに行き、オーナーのラドフォードと話をします。
ジェシカは日記とリチャードから預かった手紙の筆跡を比べ、本物だと確信します。

ジェシカはチェスセットを気に入ってラドフォードから購入し、包んでもらいます。
他のオークション品も置いてあり、ラドフォードはアンティークのクローゼットについていた青いタグを外して部屋を後にします。
警備員はこのクローゼットは出品しないと言っていたけどラドフォードがタグを外したから、何かありそうですね。

やがてオークションが始まり、ステージの上にはアンティークのクローゼットが運ばれて来ました。
興味のある客がクローゼットをさわったりながめたりしていて、扉を開けたとたんにリチャードの死体が転がり出てきます。

バルセロナに行ったはずのリチャードがどうしてクローゼットの中に?
ケイシー警部率いる警察がやって来て、捜査が始まります。

ジェシカは警部にリチャードから頼まれたことや日記のことを話し彼からあずかった小切手を見せますが、警部はジェシカを怪しんでいます。
100万ドルもの小切手を持っていたら、お金目的で殺人を犯したのではと疑われても仕方ないかもしれないですね。

疑いを晴らそうとジェシカと警部がやり合っている中、ラドフォードがやって来て、エヴァンジェリンの日記が盗まれたと言うのです。
最後に日記を見たのはジェシカが筆跡鑑定している時でした。

第三者からすると、ますますジェシカが怪しく見えますね。
こんな風にジェシカ自ら容疑者扱いされるのは、もしかして初めてかもしれません。

ジェシカは事情聴取のために警察に連れて行かれ、偶然、警察署にいた探偵のハリーが助けに来てくれます。
以前、ハリーの相棒が殺された事件で、ジェシカは一緒に捜査していましたね。
ハリーが警部を説得し、ジェシカは釈放されます。

2人でジェシカのホテルに戻ると、部屋が荒らされていました。
ジェシカの物は何も盗まれていないので、犯人の狙いはエヴァンジェリンの日記ですね。

こんな風にお久しぶりの探偵ハリーと一緒に、友人が殺され消えた日記の行方を追うことになります。
珍しくジェシカが容疑者扱いされたり第2の殺人が起きたりなど、ハラハラする展開でした。
ハリーが余計なことをして事件がさらに複雑になりますが、ジェシカは真相を見抜いて事件を解決してくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ハリー・マグロー – ジェリー・オーバック
ナサニエル・ケイシー警部 – レイ・ジラーディン
ドクター・シルビア・ダン – カレン・ブラック
シーラ・サクソン – ナンシー・リー・グラーン
アルバート・コーンウェル – ロバート・グレイ
ウィリアム・ラドフォード – ハード・ハットフィールド
リチャード・ベネット – エドワード・マルヘア
ロバート・ライン – コッター・スミス
サル・ドミノ – ヴィク・タイバック
デボラ・チェイス – レベッカ・ストリート

作品データ

原題:One Good Bid Deserves a Murder
放送日:1986/2/23
監督:セイモア・ロビー
脚本:J・ミヨコ・ヘンズリー、スティーブン・へンズリー

第18話 なんと遺体は別の人

キャロット・コーヴの住人ヘンリー・バーノンは妻コニーと旅行中に心臓発作で亡くなり、ジェシカやエイモスを始め町の住民達は葬儀に参列しています。

葬儀の真っ最中、ヘンリーと不倫関係にあったフィリスが乗り込んできて「ヘンリーは保険金目当てで妻に殺された」と言い出し、騒ぎになってしまいます。
エイモスがフィリスをなだめようとしますがフィリスが暴れ、棺が台から落ちて遺体が転がり出てしまいます。

遺体はヘンリーではなく、見ず知らずの男でした。
のどかな町キャロット・コーヴは意外と事件がよく起こりますが、こんな奇妙な事件は初めてですね。

ジェシカとエイモスはバーノン家へ行き、コニーから事情を聞きます。
旅行中にヘンリーが体調を崩し、そのまま心臓発作で亡くなってしまったとのことです。

コニーはヘンリーとフィリスが浮気をしていたことを知っていましたが、もう終わったことだと言っています。
ヘンリーはビジネスパートナーのネッドとの仕事を辞めようとしていて、保険金の受取人をコニーに変えたそうです。

ヘンリーは妻とグルになり、保険金詐欺でもしようとしているのでしょうか。
そして、棺おけから転がり出た死体はいったい誰?

エイモスはジェシカの手を借りずに、この奇妙な事件を一人で解決してみせると張り切っていますが、ちょっと心配ですね。
ジェシカも原稿の締め切りが迫っていて事件どころではないのでクビを突っ込まないと言っていますが、多分、巻き込まれるのでしょうね。

ヘンリーのパートナー、ネッドもちょっと訳ありな様子で、投資家2人が手を引くと言っています。
娘のクリスティは農家のステューと付き合っていて、ネッドは気に入らないみたいです。

ジェシカは執筆に集中したいのに来客があったり電話がかかってきたりで、なかなか執筆が進みませんね。
結局、謎の男の死因は心臓発作で、殺人ではありませんでした。

ジェシカはエイモスに連れ出されてコニーの家へ行き、コニーから夕食に誘われて2人ともOKします。
2人はおいしい夕食をごちそうになり、ジェシカは仕事が待っているので先に帰ることにします。

エイモスは見たい映画がテレビであるらしく、コニーの家で見ることになりました。
途中でエイモスはうたた寝をしてしまって、11時になっていたのでコニーの家を後にします。

翌朝、エイモスはヘンリーとコニーの旅行先に行って一緒に調べようとジェシカを誘いに来ますが、仕事が大忙しのジェシカはていねいにお断りします。

エイモス宛にジェシカの家に電話がかかってきて、フィリスの家でへンリーの遺体が見つかったと知らせを受け、ジェシカとエイモスは急いで現場へ向かいます。

その後、謎の男の死体が消えたり医療センターの投資金が丸ごと消えたりと、トラブル続出です。
事件には関わらない宣言をしていたジェシカですがそうもいかなくなり、エイモスと一緒に調べ始めて華麗に事件を解決します。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボズリ
セス・ハズリット医師 – ウィリアム・ウィンダム
サイラス・パイク – ロバート・ドナー
アグネス・シプリー – アン・ジェフリーズ
フィリス・ウォルターズ – オードリー・ランダース
クリスティ・オルソン – ロリ・レシン
ネッド・オルソン – モンテ・マーカム
ステュー・ベネット – レックス・スミス
コニー・バーノン – キャリー・スノッドグレス

ベン・シプリー – ロバート・スターリング
ヘンリー・バーノン – ジョー・マロス
マシューズ牧師 – リチャード・スタール

作品データ

原題:If a Body Meet a Body
放送日:1986/3/9
監督:ウォルター・グローマン
脚本:スティーブ・ストーリヤー

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