ジェシカおばさんの事件簿 シーズン2 第21話~第22話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン2 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン2第21話から第22話のあらすじと感想です。

第21話 仮面祭りの悪いやつ

ジェシカは叔母のミルドレッドに頼まれて、ニューオリンズに住むはとこキャルの様子を見に行きます。
運悪く、ホテルの予約は明日になっていて、ジェシカは予定よりも1日早くキャルの家へと向かいます。
ホテルの予約がなくても有名人のジェシカなら、一部屋くらい何とかしてもらえそうですけど。

キャルの持ち家ではマルディグラの仮面舞踏会の真っ最中で、みんな仮装しているし人でごった返していてキャルを見つけることができません。
大勢が仮装している中からはとこを探すのは、さすがのジェシカでも難しいですね。

ジェシカは色んな人に聞きまくって、キャルはシラノ・ド・ベルジュラックに扮しているとわかります。
やっとのことでシラノの仮装をしたキャルを見つけて声をかけますが、彼に知らんぷりされてしまいます。

そのままシラノ・ド・ベルジュラックは剣を片手に「殺してやる」と奥の部屋へ入って行き、剣を交える音がドア越しに聞こえた後、大きな物音がしました。
様子がおかしいと感じた周りの人がドアの周りに集まって来て、ガストンが鍵のかかったドアを破って中に入ります。

キャルの家を借りてギャンブル場を経営しているジョニー・ブレイズが胸を刺されて死んでいました。
床の上にはダイイングメッセージとして、血で書かれた「CAL」という文字があります。
また、妙な形でジェシカは事件に巻き込まれ、明らかにキャルが第一容疑者ですね。

警察がやって来て、キャベット警部が指揮を執っています。
ジェシカは気づいたことを警部に伝えると、警部はジェシカのことを知っていて頼りにしているようですね。

キャルの住まいを聞いて早速ジェシカは訪ねて行きますが、キャルはベッドで寝ていました。
やっとジェシカはキャルと対面できたのはいいですが、警察がキャルを逮捕するのは時間の問題です。
キャルにパーティーでの事件を説明すると、彼はパーティーには行っていないと言っています。

警察がやって来てキャルの家からシラノ・ド・ベルジュラックの衣装を見つけ、ポケットには鍵が入っていました。
キャルは容疑者として警察に連行されてしまいます。

キャベット警部の調べでは被害者のジョニー・ブレイズはキャルの家で違法賭博をやっていて、キャルも参加していました。
カードゲーム中にキャルはジョニーに「殺す」と脅したこともあるそうです。
これは、冒頭のカードゲームのシーンですね。

キャル以外にもジョニーを恨んでいた人はいそうですが、証拠は全てキャルが犯人だと指しています。
有能なジェシカはこのかなり不利な状況を、くつがえすことができるのでしょうか?

ミステリーらしい密室殺人の謎解きは、ジェシカにしては珍しく関係者全員を集めて行われました。
デモンストレーションは誰もが納得しやすい形だったし、かなりこっていましたね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ロザリン・ガードナー – バーバラ・バブコック
カルホーン(キャル)・フレッチャー – ピーター・ボナーズ
エドモンド・キャベット警部 – チェザーレ・ダノーヴァ
ジョニー・ブレイズ – ジョージ・ディセンゾ
ギルバート・ガストン – ロバート・フォスター
ミッチ・ペイン – デヴィッド・ヘディソン
キティ・マネット – リサ・ラングロワ
ミルドレッド – ペニー・シングルトン
ブラッド・ガードナー – グランヴィル・ヴァン・デューセン

作品データ

原題:The Perfect Foil
放送日:1986/4/13
監督:ウォルター・グローマン
脚本:ロバート・E・スワンソン

第22話 欲がからんだ死の構図

ジェシカは旧友のロイド・マーカスの家に行き、彼の友人が書いた小説の意見を求められます。
図書室にある小説の原稿を持って来て著者のロイドの友人について話していると、図書室から物音が聞こえます。

2人が行ってみると飾ってあった絵が消えていて、町を騒がせている絵画泥棒が絵画を盗んで逃げて行ったところでした。
冒頭の泥棒ですね。
ジェシカが図書室に行った時にも隠れていて、ジェシカは危ないところでした。

すぐに警察のクーパー署長がやって来ます。
派手なシャツに帽子で、あまり警察署長っぽくないカジュアルな格好ですね。
観察眼に優れたジェシカはドアのロック部分に黒いテープが貼られているのに気づき、クーパーにテープを渡します。

ジェシカとロイドはカントリークラブへ行き、市長夫妻やロイドの娘ジュリアを紹介してもらいます。
ジュリアとゴルフコースへ出て、友人でジェシカの大ファンだというピンキー・ホルボーンと彼の仕事仲間エレンを紹介されます。
今回もなかなか個性的な登場人物が多いですね。

ジェシカとロイドはジュリア、ジュリアの夫ドナルド、ロイドのもう1人の娘サブリナとでランチをします。
ビンキーにディナーに招待されたので、ジェシカはロイドと一緒に行きます。

その帰り道、ジュリアの家の玄関が開いていて入ってみると、彼女は刺殺されていました。
クーパー署長がやって来て捜査を開始しますが、あまり捜査能力は高くないようです。
ジェシカがあれこれと指示をして、素直に従っている感じですね。

ジェシカは棚にあった壊れた時計に注目し、署長は止まっている時間が犯行時刻だと考えていますが、ジェシカはそうではありません。
犯人が細工した可能性があるので、クーパーに調べるようすすめます。

ジュリアの首にはロープが巻かれていましたが、その下にワイヤーで絞められたような跡があります。
ジュリアの手にはボタンが握られていてDGと彫ってあり、夫ドナルドのものではないかとロイドが気づきます。

ちょうどドナルドが帰宅して妻の死を知りますが、ロイドは娘を殺したと今にもつかみかかりそうな勢いで怒っています。
クローゼットを調べてみると証拠のボタンと同じジャケットがあり、ボタンが1つちぎれていました。
当然、クーパーはドナルドを逮捕してしまいます。

つじつまの合わないことばかりで、ジェシカは自ら事件を捜査し始めます。
容疑者は一転二転しますが、ジェシカが全ての謎を解明してくれます。

シーズンフィナーレだけあって、今回のエピソードのキャラクターは個性的でした。
派手なシャツを着た配管修理が得意なクーパー署長、ちょっと嫌味っぽいけど言いたいことははっきり言うビンキー、娘ジュリアを心から愛しているロイドなど、みんなどこか憎めない部分がありますね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エレン・デイビス – デボラ・アデア
ドナルド・グレンジャー – クリストファー・オールポート
ビンキー・ホルボーン – ジョン・デ・ランシー
クーパー署長 – クリフ・ゴーマン
フランク・ティリー – ゴードン・ジャンプ
ロイド・マーカス – ノーマン・ロイド
ミルドレッド・ティリー – オードリー・メドウズ
サブリナ・マーカス – アンドレア・ミリアン
ジュリア・グレンジャー – アン・シェディーン
フォーブス – オーブリー・モリス

作品データ

原題:If the Frame Fits
放送日:1986/5/18
監督:ポール・リンチ
脚本:フィリップ・ ガーソン

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