ジェシカおばさんの事件簿 シーズン3 第1話~第3話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン3 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン3第1話から第3話のあらすじと感想です。

第1話 サーカスに死が訪れる(前編)

ジェシカは姪っ子キャロルの結婚式に出席するため、バニスター家にやって来ます。
キャロルの父フランク、母オードリー、祖母コンスタンスが出迎えてくれました。

キャロル役のコートニー・コックスはフレンズのモニカ役の印象が強いですが、この頃はまだ若くて清楚系だしすごくかわいいですね。

キャロルの元へ差出人不明の結婚プレゼントが届き、中身はキャロルと祖父ニールしか知らない思い出にまつわる品でした。
祖父は何年も前にボート事故で死んだはずですが、キャロルは祖父が生きていると確信し、ジェシカに探して欲しいと頼みます。

優しいジェシカはキャロルに頼まれたらイヤとは言えないでしょうし、自分でもニールが生きているのかどうか確かめたい気持ちもあるのでしょう。
ジェシカは小包の消印にあったアーカンソーの町へと向かいます。

ニール・フレッチャーはカール・シューマンという名前で、サーカスでピエロとして働いています。
同じサーカスのケイティと彼女の息子チャーリーとは仲良しです。

最近、このカーモディ・サーカスはトラブル続きで、オーナーのエドガーの悩みは尽きません。
サーカス内での人間関係も色々ありそうな雰囲気ですね。

ジェシカはニールがサーカスにいるのではとニールの写真を見せてエドガーに聞きますが、そんな男はいないと追い出されてしまいます。
相手の様子から、ジェシカはニールがここにいると確信しているみたいですね。

翌日、ジェシカは変装してサーカスに侵入します。
その時のヒッピー風の恰好がとてもユニークで、ハートのサングラスがとてもお似合いです。
すぐに服を脱ぎ捨てて普段のカジュアルな恰好に戻って、ニール探しを再開します。

エドガーがジェシカを見つけて追い出そうとしていると、ケイティがハンク・サッターが象に踏みつぶされて死んでいると呼びに来ます。
パワーズ町長と警察がやって来て捜査が始まります。
町長はサーカスをすぐに中止しろと命令し、かなり横暴で権力を振りかざすタイプですね。

ジェシカは町長とエドガーがやり合っている間、象の足を調べていました。
象の足には血がついておらず、殺人だと明言します。

町長はジェシカが気に入らずあれこれ尋問し、事件に首を突っ込むなと警告します。
カールがサーカスから逃げ出したとわかり、警察はバスに乗ろうとしていたカールを逮捕してしまいます。

このドラマでは珍しい前後編のエピソードで、まだまだ事件の序盤という感じですね。
キャロルに頼まれたということもありますが、ジェシカは積極的に事件に関わっています。

キャロルの予想通りニールはカールとして生きていて、留置場の中とはいえジェシカは久々にニールに再会できてよかったですね。
身内が事件に巻き込まれた時のジェシカは強いですから、きっとニールの無実を証明してくれるはずです。
かなり高圧的な町長にも屈せず立ち向かったジェシカはカッコ良かったし、後半も楽しみですね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エドガー・カーモディ – マーティン・バルサム
カール・シューマン/ニール・フレッチャー – ジャッキー・クーパー
プレストン・バーソロミュー – アレックス・コード
キャロル・バニスター – コートニー・コックス
アンセル・パワーズ町長 – ロニー・コックス
チャーリー・マッカラム – ジョーイ・クレイマー
コンスタンス・フレッチャー – ラレイン・デイ
ブラッド・カネリー – グレッグ・エヴィガン
マリア・モルガナ – フローレンス・ヘンダーソン

レン・チャイルズ保安官 – グレッグ・ヘンリー
ハンク・サッター – チャールズ・ネイピア
メイリン・サッター – リー・パーセル
レイモンド・カーモディ – マーク・シェラ
ケイティ・マッカラム – パメラ・スーザン・シュープ
ダニエラ・モルガナ・カーモディ – バーバラ・ストック
ハリー・キングマン – ジョー・ドーシー
オードリー・バニスター – スーザン・ブラウン
ハワード・バニスター – デニス・ハワード

作品データ

原題:Death Stalks the Big Top: Part 1
放送日:1986/9/28
監督:セイモア・ロビー
脚本:ポール・サヴェージ、ピーター・S・フィッシャー

第2話 サーカスに死が訪れる(後編)

ジェシカはニールが無実だと信じて犯行を自白した理由を聞きに留置場へ行きますが、ニールはジェシカを拒絶します。

ニールは足を怪我していてジャグリングクラブについていた血はニールのものだと気づき、ジェシカはニールが誰かをかばっているのだと確信します。

相変わらずジェシカは鋭くて、ニールを救い出す光明が見えてきましたね。
町長に自分の考えを話しても、聞く耳を持たずで相手にされません。
ジェシカはサーカスに行って、カールと親しかったのは誰なのかを調べ始めます。

ケイティが綱渡りの練習中でブラッドとチャーリーが見守っている中、ジェシカがやって来ます。
ケイティはバランスを崩して落下し誰かが自分を殺そうとしていると怒っていて、彼女の綱渡り用のバランス棒に細工されていました。

エドガーとブラッドは警察ざたにはしたくないと、通報しないことに決めます。
事故続きのサーカスで、エドガーは何が原因か、誰の仕業なのか気づいているみたいですね。

ジェシカはカールのトレーラーを探って写真を見つけ、ケイティにチャーリーやバッドのことを尋ねます。
ケイティはバッドは事件の前の夜、ハンクに取られたと言っていて、ジェシカはある事に気づきます。

カールはハンクにバッドを取られたことを知らずハンクの遺体の近くにバッドがあり、チャーリーがやったと思ってかばっていました。
ジェシカはニールにそのことを話し、ニールは全てを正直に警察に話します。

案の定、町長はニールが嘘をついていると言って、彼を釈放しようとはしません。
この町長、どこまで頑固なんでしょう。

ジェシカがホテルに戻るとエドガーが車で去って行くところで、同じホテルに泊まっているキングマンに会いに行くことにします。
キングマンはカーモディ・サーカスのライバル、キングマン・サーカスのオーナーです。
彼の部屋に行ってみると、彼は殺されていました。

医師の検視によれば、殺されてから1時間も経っていないとのことです。
ジェシカは町長に知っている情報を伝えようとするのですが、相変わらず横暴な町長はジェシカを相手にせず、今度捜査に首を突っ込んだら逮捕するとまで言います。

権力をふりかざす町長に温厚なジェシカもさすがに頭に来て、ガツンと言ってやります。
この時のジェシカはカッコいいし、保安官も味方してくれてこの町の治安は正常に戻りましたね。

ジェシカは2つの殺人事件はつながっていると見て、真相にじわじわと迫っていきます。
その途中でジェシカは命を落としかねない危険な目にあって、今回は本当に危なくてヒヤヒヤしました。

犯人はわかったけど証拠がない!
ジェシカ・フレッチャー流に犯人を追い詰めて、ハッピーエンドを迎えます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エドガー・カーモディ – マーティン・バルサム
カール・シューマン/ニール・フレッチャー – ジャッキー・クーパー
プレストン・バーソロミュー – アレックス・コード
キャロル・バニスター – コートニー・コックス
アンセル・パワーズ町長 – ロニー・コックス
チャーリー・マッカラム – ジョーイ・クレイマー
コンスタンス・フレッチャー – ラレイン・デイ
ブラッド・カネリー – グレッグ・エヴィガン
マリア・モルガナ – フローレンス・ヘンダーソン

レン・チャイルズ保安官 – グレッグ・ヘンリー
ハンク・サッター – チャールズ・ネイピア
メイリン・サッター – リー・パーセル
レイモンド・カーモディ – マーク・シェラ
ケイティ・マッカラム – パメラ・スーザン・シュープ
ダニエラ・モルガナ・カーモディ – バーバラ・ストック
ハリー・キングマン – ジョー・ドーシー
オードリー・バニスター – スーザン・ブラウン
ハワード・バニスター – デニス・ハワード

作品データ

原題:Death Stalks the Big Top: Part 2
放送日:1986/10/5
監督:セイモア・ロビー
脚本:ポール・サヴェージ、ピーター・S・フィッシャー

第3話 殺しの仕上げは願い下げ

引退が決まったケイル警部は10年前に友人のディクソンが殺された事件を解決してみせると、みんなの前で宣言します。
事件当時の関係者達に連絡してプレッシャーをかけ、ディクソンが死んだ近くのロッジに泊まりに行くことにしました。
ケイルにとっては引退前の最後の仕事のつもりで、友達を殺した犯人をどうしても捕まえたいのでしょう。

キャロット・コーヴではセスの家にジェシカがやって来て、会合に一緒に行こうと誘います。
セスは予定をすっかり忘れていて、何だか様子がおかしいですね。

ジェシカは心配になって尋ねると、セスは新聞記事の切り抜きを見せて説明します。
セスは10年前、とある投資プロジェクトに参加していましたが、ディクソンはこれが詐欺だと証明しようと捜査している中、湖で溺死体となって発見されました。

10年経った今、バーニー・ケイルがこの記事をセスの所にも送って来たそうです。
セスが容疑者だったとは意外だし、ジェシカも驚いていましたね。

こんなところで10年前の未解決事件とセスがつながっていて、多分、ジェシカも巻き込まれていくのでしょう。
ジェシカはそんな昔のことは忘れて、会合に行こうとセスと一緒に参加します。

ケイル警部がロッジにやって来て、お目当ての部屋に泊まっていたロバーツ夫妻を別の部屋に移し、自分がその部屋に泊まれるようオーナーのジェイクに取り計らってもらいます。

夜になり、エイモスがセスと連絡が取れないとジェシカに連絡して来てます。
ジェシカはセスが湖畔のロッジに向かったのだと気づき、エイモスにパトカーでロッジまで一緒に行ってもらいます。
ジェシカと一緒に会合に参加した後、セスは何かモヤモヤするものがあってすっきりさせたくてロッジに行ったのでしょうか。

エイモスとジェシカが着いたとたんに女性の悲鳴が聞こえて行ってみると、明かりの点かないロッジの部屋で男性が殺されていました。
ケイル警部の部屋だったので彼が死んだとその女性マギーは思ったのですが、エイモスが遺体を懐中電灯で照らすとマギーの夫ゲイリーでした。
ジェシカがケイル警部と協力して未解決事件を解決するのかと思いきや、新たな殺人が起きてしまいましたね。

朝になっても、ケイル警部とセスの姿はありません。
エイモスは管轄外ですが事件に関わってしまったので、他の保安官にと一緒にケイル警部を探しに行きます。

銃声が聞こえて来てエイモス達が向かうと、湖畔に落ちたケイル警部を見つけます。
警部は大した怪我をしていなくて、無事で何よりでした。

エイモスは仕事があるのでキャロット・コーヴに戻り、ジェシカはロッジに残ります。
セスも見つかっていないし、表には出していないけどジェシカは事件を調べる気満々ですね。

やがてマッコイ保安官がやって来て、容疑者だと手錠をかけたセスを連れていました。
もちろんジェシカはセスが容疑者だなんてありえないと、捜査を開始します。

10年前の事件と今回の殺人事件には、何かつながりがあるのでしょうか?
警部の飲み物にヒ素が入れられたりなど、ゲイリーは警部と間違われて殺された説もありますね。
この辺りの疑問はジェシカが見事に解決してくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボズリ
セス・ハズリット医師 – ウィリアム・ウィンダム
テレンス・メイヒュー医師 – ロイド・ボックナー
フィル・マッコイ保安官 – J・D・キャノン
ジェイク・サンフォード – ドン・デフォー
バーニー・ケイル警部 – パット・ヒングル
シンシア・テイト – ヘイリー・ミルズ
マギー・ロバーツ – エリン・モーラン
ゲイリー・ロバーツ – エリック・アンダーソン

作品データ

原題:Unfinished Business
放送日:1986/10/12
監督:ウォルター・グローマン
脚本:ジャクソン・ギリス

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