ジェシカおばさんの事件簿 シーズン3 第4話~第6話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン3 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン3第4話から第6話のあらすじと感想です。

第4話 白バラをスパイに贈れ

ジェシカは彼女の大ファンだという世界的に有名な東ドイツのバイオリニスト、グレタ・ミューラーにワシントンで開かれるコンサートに招待されます。
空港にはイギリスの出版社のアンドリュー・ウィッカムが迎えてに来ています。

アンドリュー役の俳優さんは特徴的なお顔でどこかで見た事があると思ったら、「奥さまは魔女」のドクター・ボンベイ役をやっていたようです。

さっそくジェシカはグレタと彼女の兄フランツ、ウィッカムと一緒に食事へ行きます。
ジェシカに会えたグレタは大喜びで、英語はジェシカの本で勉強したと言っています。
ジェシカの大ファンだというグレタはジェシカをほめちぎって、ジェシカもうれしそうですね。

食事中にイギリスの雑誌記者マッケルヴィーがインタビューを申し込んで来ます。
ジェシカはマッケルヴィーが以前事件で知り合ったイギリス諜報員マイケル・ハガティだと知って驚きますが、お互いに話を合わせてその場は何とか怪しまれずにすみました。

その夜、ジェシカのホテルにマイケルがやって来て、再会を喜び合います。
マイケルはコンサートが終わったらデートしようと、ジェシカを食事に誘います。
相変わらず、ジェシカはモテモテですね。

いよいよコンサートが始まります。
舞台裏では何やらトラブルが起きたらしく、マイケルやフランツ、マイケルの同僚ケンドールらがバタバタしていますね。

休憩時間になりジェシカとウィッカムがおしゃべりしていると、マイケルが銃で2人を脅してどこかに連れて行きます。
マイケルは怪我をしていて、手から血が流れていました。

ジェシカ達はマイケルが用意したリムジンに乗り込み走り去りますが、東ドイツの車に追いかけられていて大ピンチ。
マイケルはイギリス大使館に連絡して車で逃げ込み、全員何とか無事でした。
車にはフランツとグレタも乗っていて、ジェシカ達は国際問題にまたもや巻き込まれてしまいましたね。

大使館のヘンリー・クレイモアと妻マーゴがみんなを出迎えてくれます。
大使館にいたリンチ医師にマイケルは手当てしてもらいます。

フランツはイギリスのために働いている諜報員で、彼の正体を知った女性がベルリン警察に密告してしまいました。
フランツの身が危うくなったため、身柄を保護するためにこの大活劇が行われたというわけですね。

グレタは事情を何も知らずにショックを受けていてジェシカが励ましている中、2人はケンドールの遺体を見つけてしまいます。

シーズン1でロシアのバレリーナ2人を亡命させるエピソードがありましたが、それ以上にドキドキハラハラする展開でしたね。
マイケルが諜報員という設定があるせいか、彼が出てくるとアドベンチャー的な要素が加わって世界観が広がります。
どんな状況でもジェシカは優秀な推理力を発揮して、殺人事件を華麗に解決してくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
マイケル・ハガティ – レン・キャリオー
マーゴ・クレイモア – ジェニー・アガター
ドクター・リンチ – マイケル・アンダーソン・Jr
ヘンリー・クレイモア – トニー・ボナー
ゲルハルト・ブルーナー – エリック・ブレーデン
アンドリュー・ウィッカム – バーナード・フォックス
フランツ・ミューラー – ジョン・グローバー
グレタ・ミューラー – マリア・メイエンゼット
ジャック・ケンドール – ワーウィック・シムズ

作品データ

原題:One White Rose for Death
放送日:1986/10/19
監督:ピーター・クレイン
脚本:ピーター・S・フィッシャー

第5話 広告とるのも命がけ

ジェシカの親戚で複数回登場しているのは甥っ子のグレイディくらいですが、今回は懐かしのジェシカの姪ヴィクトリアと夫ハワードが二度目の登場です。
2人は結婚して幸せなのは確かですが、以前とは状況がかなり違っていますね。

今や、ヴィクトリアは広告会社でバリバリ働くキャリアウーマンで、ハワードは俳優志望なのですがろくな仕事はしていないようです。

ヴィクトリアはキンケイド広告会社で働いていて、社長のラリーと大口クライアントで大手ファーストフードチェーン店のオーナー、バース氏と契約更新について話し合っています。
バースはランチの席で改めて話を聞くと去って行きました。

ヴィクトリアは夫ハワードと叔母ジェシカとランチをするので仕事のランチに行けないとラリーに言いますが、ラリーは仕事を優先するよう命令します。
ラリーはやり手社長のようですがかなり独断的で、ヴィクトリアはこき使われているみたいですね。

ランチの約束のためにジェシカとハワードがヴィクトリアを迎えに来ますが、仕事が入ったので一緒にランチはできないそうです。
結局、ヴィクトリアは上司には逆らいきれなかったのですね。
仕事なら仕方ないとジェシカは一緒にディナーを取ろうと、9時に約束します。

ラリーとヴィクトリア、バース夫妻とのランチミーティングは上手くいき、明日、新しい宣伝案を披露するということで話がまとまりました。
何とか前向きな返答がもらえて、ヴィクトリアもこれでひと安心ですね。

バース氏の会社との契約を狙っているライバル社があり、社長のリーランドと部下のクリスティンは何やら悪だくみしているみたいです。

ジェシカとハワードは軽食を取りながら話しています。
ハワードはヴィクトリアに養ってもらっている現状に落ち込んでいるし、ラリーがヴィクトリアをこき使っていると、ついグチをジェシカにもらしてしまいます。
ジェシカもヴィクトリアが仕事で疲れ切っているのを心配していますね。

ラリーの兄弟マイロンは会社の財政が厳しいとラリーに伝えに来て、ヴィクトリアは新しい広告案のファイルを持って来ます。
さらに、バース氏へのプレゼンの件で何も聞かされていないと、オーブリーまで乗り込んで来ます。

4人は口論になり、無理難題を押し付けるラリーに頭に来たヴィクトリアは、会社を辞めると怒鳴って出て行ってしまいます。
ヴィクトリアの怒りもごもっともです。

ラリーはヴィクトリアを利用して仕事を取ろうとしていたし、ヴィクトリアの実力を全然認めていませんでした。
マイロンやオーブリーに対しても横暴な態度を取っていて、従業員を大切にしない典型的なタイプに見えますね。

みんながオフィスから出て行った後、ライバル社のクリスティンが現れました。
仕事がほしいとラリーを誘惑し、改めて話そうとラリーは彼女を帰します。
バッグを忘れたと取りに戻り、ラリーのデスクの上にあったファイルをこっそり持ち出してしまいました。

ヴィクトリアは自宅に戻りますが、誰もいません。
留守電を何個か聞いて何か思い立ったように会社に戻ります。

ラリーのオフィスに入った直後にヴィクトリアの悲鳴が聞こえ、警備員が駆け付けて来ます。
ラリーが殺されて床に倒れていて、近くにはトロフィーが落ちていました。

やがて、トロフィーからヴィクトリアの指紋が見つかって容疑者となり、ジェシカは事件に関わらざるを得なくなります。
トロフィーにヴィクトリアの指紋があった理由やラリーのデスクにあったサンドイッチの謎など、ジェシカがきれいにひも解いてくれました。

ヴィクトリアとハワードは前回、恋人関係が破綻しそうになっていて事件で仲直りし、今回も事件を通じて夫婦仲がさらに深まりましたね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
ハワード・グリフィン – ジェフ・コナウェイ
ヴィクトリア・グリフィン – ジェニー・フランシス
クリスティン・クリフォード – スーザン・アントン
ジム・イングラム – ウォーレン・バーリンジャー
リーランド・ビドル – ピーター・ハスケル
ラリー・キンケイド – リチャード・クライン
マイロン・キンケイド – ビル・メイシー
ジェイコブ・スポレッティ警部 – ジェームズ・スローヤン
オーブリー・ソーントン – デヴィッド・オグデン・スタイアーズ
グローヴァー・バース – ケン・スウォフォード
ポーリ・バース – マーシア・ウォレス

作品データ

原題:Corned Beef and Carnage
放送日:1986/11/2
監督:ジョン・リュウェリン・モクシー
脚本:ロバート・E・スワンソン

第6話 黄金は海底に眠れ

デビッド・エヴェレットが若い仲間達と一緒に船に乗り、キャロット・コーヴの海に沈む17世紀の沈没船の宝探しにやって来ます。
デビッドが町を歩いていると高校時代の友達ジェシカに会って、思わずキス。

これまでジェシカにロマンスの予感があった時もありましたが、こんなに熱烈なキスは初めてですね。
2人を見ていたエイモスもセスもビックリして、何と声をかけたらいいのかわかりません。

ジェシカはデビッドを家に招いてパイをごちそうし、デビッドはキャロット・コーヴに沈んでいる船のことを話してくれます。

船で事故が起きてしまったようです。
宝物を探してダイバーが何人か潜ったのですがビルがまだ上がって来ず、デビッドはダイバーのコービーに探しに行くよう命じます。

コービーがビルを見つけて船に引き上げ、何とか無事で病院で手当てを受けています。
どうやら単なる事故のようで、まだ殺人事件は起きていませんね。

その夜、ジェシカはデビッドと仲間達を自宅のディナーに招きます。
仲間の1人アレックスが酔っぱらって、ビルの件は事故じゃないと言い出しました。
ちょっと雲行きが怪しくなってきましたね。

アレックスが大騒ぎするものだから、夫のコービーは彼女を連れてホテルに戻ります。
アレックスとコービーは車の中で大げんかになり、コービーはタクシー代と公衆電話代をアレックスに渡して車から降ろしてしまいます。

夜中に知らない土地の路上に奥さんを置き去りにするなんて、ひどい旦那さんです。
どんな理由があろうと危険な状況だし、けんかしていたとしても最低限ホテルまで送り届けてほしかったです。

デビッドはしばらくジェシカの家に泊まることになりました。
お年は召していてもお互いに独身の男女だし、これをきっかけに新たな恋が生まれるかもしれませんね。
ジェシカは自室で遅くまで読書をしていると、こっそりデビッドが家を抜け出すのに気づいてしまいました。

朝からデビッドは朝食を作っていて、ジェシカが起きてきます。
ジェシカの乱れているスカーフをデビッドが直していると、エイモスがやって来ました。

エイモスの角度からだと、デビッドとジェシカが朝から抱き合ってキスしていたように見えますね。
気まずい様子のエイモスは声をかけにくくて咳払いして、ドアをノックしました。

エイモスはアレックスが路上でひき逃げにあって死亡し、身元確認のためにデビッドに来てほしいとのことです。
やはり、悲劇が起きてしまいました。
セスの検視ではアレックスは車にひかれる前に、頭を殴られて殺されていたことがわかります。

エイモスは容疑者として、コービーを逮捕してしまいます。
ジェシカもエイモスと一緒に事件を捜査し始めます。

デビッドが殺したとは思っていませんが、何やら悪い噂がありますし嘘をついたり隠し事をしていることにも気づいています。
ジェシカはいつも通り真実を求めて推理して犯人を捕まえ、ほのかなロマンスは終わりを告げます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボズリ
セス・ハズリット医師 – ウィリアム・ウィンダム
ワイリー・グラハム医師 – ロバート・ホーガン
ラリー・ゲインズ – グラント・グッドイヴ
スーザン・エインズリー – ウェンディ・キルボーン
ビル・エインズリー – ジョン・ローリン
ロス・バーバー – ショーン・マクローリー
アレックス・ベル – ジュリア・モンゴメリー
デビッド・エヴェレット – レスリー・ニールセン

コービー・ラッセル – J・エディ・ペック
グレゴリー・スモール – イアン・ラスキン

作品データ

原題:Dead Man’s Gold
放送日:1986/11/9
監督:セイモア・ロビー
脚本:ロバート・ヴァン・スコヤック

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