ジェシカおばさんの事件簿 シーズン3 第7話~第9話

ジェシカおばさんの事件簿シーズン3 ジェシカおばさんの事件簿

ジェシカおばさんの事件簿、シーズン3第7話から第9話のあらすじと感想です。

第7話 殺意のデッドライン

新聞記者のハスケル・ドレイクは、デイリー・センティネル社の冷酷なオーナー、ラマー・ベネットが勝手に自分の記事を改変してしまったため、怒って口論になります。
その最中にハスケルは心臓発作を起こして倒れてしまいました。

ベネットはこんな緊急事態なのに救急車を呼ぶのではなく、カメラマンを呼べと命令して身内の不幸すら記事にしようとするひどい男みたいですね。

ジェシカはハスケルとは古い友人で、ボストンの病院までお見舞いに駆け付けます。
病気のせいですっかりハスケルは落ち込んでいて、生きる気力すらなくしています。

ジェシカは会議中のベネットの元に行ってハスケルのことを話し合おうとしますが、忙しいからと相手にされません。
何とか粘って内輪のパーティーに呼んでもらい、そこで話し合うことになりました。

ベネットはパーティーで前社長のウォルターともめて殴られ、みんなの前でウォルターを解雇するとスピーチを始めるのですが、突然倒れて死亡してしまいます。
ウォルターの息子ペリーの恋人ケイは、パーティーで何が起きたか新聞社のビリーに電話で伝えます。

ジェシカは多分、死因は脳出血だろうと予想していますが、殺人の可能性もなくはないとほのめかします。
薬とアルコールを別々に取ってもこのような症状が起きると、推理作家らしく説明します。

翌朝、ジェシカがホテルを出て家へ帰ろうと準備をしていると、ボストン警察がやって来ました。
ジェシカが考えていた通り、ベネットの死因は毒殺だったのです。

あの場でジェシカが殺人だと見抜いたというよりは「不謹慎だけど、私が小説にするならこんな方法もあるわ」と、冗談っぽく言っていたのが本当になった感じですね。

ジェシカがハスケルに会いに行くと、昨日までとは見違えるようにいきいきとしています。
ベネットが亡くなったせいで記者魂に火がついて、色んなところに電話をしてベネットの取材を始めていますね。

ハスケルはジェシカに自分のアシスタントとして取材を行ってくれと頼み、ジェシカも仕方なくOKします。
いつもは探偵として事件を調査するジェシカですが、今回は記者のアシスタントとして取材をするのだから、かなり勝手が違うみたいですね。

ジェシカが気になった点とハスケルが気になった点が違っていたりと、記者と作家の視点の違いみたいなものが面白かったです。
どんな立場でもジェシカは優秀ですし、病院で医者や看護師を困らせていたハスケルから受けたインスピレーションは、ジェシカには大きかったですね。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エレノア・リビア – キャサリン・キャノン
アリッサ・カルーソー警部 – グレッチェン・コーベット
ハスケル・ドレイク – ハリー・ガーディノ
ウォルター・リビア – ティム・オコナー
ペリー・リビア – ケン・オリン
ラマー・ベネット – ピーター・マーク・リッチマン
ビリー・シムズ – ユージン・ロッシュ
クライド・ソーンソン – ウィリアム・スミス
スタン・ラシター – グリン・ターマン
ケイ・ギャレット – シドニー・ウォルシュ

作品データ

原題:Deadline for Murder
放送日:1986/11/16
監督:セイモア・ロビー
脚本:トム・ソーヤー、ジョン・ケネディ、マイケル・マッゴー

第8話 連続殺人ハワイの休暇

「私立探偵マグナム」とのクロスオーバーエピソードの後編です。
前半を見ていないので登場人物や何があったのかなどわからないことが多くて、一応、ダイジェストで説明はあったのですが今いち入り込めませんでした。

ジェシカは友人のパメラに助けを求められてハワイにやって来て、出席したパーティーで事件が起こります
メイフィールドは殺し屋で物置の影から銃で撃ってきて、身の危険を感じたマグナムが撃ち返し相手は死亡します。

しかし、メイフィールドの銃は見つからず45口径の薬莢が2発発見されたのみで、マグナムは逮捕されてしまいます。
ジェシカはマグナムを救うため、捜査を始めます。

ヒギンズに会いに行くと、殺し屋がいなくなったからもう安全だと言っています。
ジェシカはまだ何か確信が持てなくて、独自に調べ始めます。

もう一度現場を見ようとジェシカはパーティーが開かれたジェイソン・ブライアンの家の物置を調べてみると、9ミリの薬莢を発見します。
ジェシカが銃を撃つマネをしている姿がちょっとかわいらしいですね。
偶然、ジェイソンがやって来て話を聞くのですが、大した情報は何も得られませんでした。

警察に見つけた薬莢を届けに行きますが、ブローニング警部には相手にしてもらえません。
かなり頑固な警部で、マグナムが犯人だと譲らないのです。
ジェシカはマグナムに会った後、ホテルに戻ります。

ヒギンズはボスのロビン・マスターズの銃のコレクションの中から、45口径の銃とサイレンサーが盗まれているのに気が付きます。
どうやら、それが殺人に使われたようですね。

エイミーは何か隠し事をしているようでジェシカが聞いてみると、暴力的な夫と別れるつもりみたいです。
運悪くエイミーの夫のビクターがホテルにやって来てエイミーは逃げ出し、ジェシカが間に入って明日、改めて会いに来るよう伝えます。

ジョーンに会いに行ったジェシカは、彼女が事業をヒューストンに売るつもりだと知ります。
詳しいことを聞きにヒューストンの家に行ってみると、警察が集まっていて何かあったようです。

ヒューストンが殺されて、遺体のそばにはマグナムの野球帽が残されていました。
さらに悪いことに、マグナムは事件の起こる1時間ほど前に保釈になっていて、警察はマグナムの仕業だと思い込んでいます。

後編はほぼジェシカのひとり舞台で、マグナムは留置場に入っていてほぼ出番なし。
彼がいたらジェシカの弱点でもあるアクションも派手だっただろうし、協力して事件を解決してほしかったですね。
まあ、若い頃のトム・セレックが見られただけでも良かったです。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
トーマス・マグナム – トム・セレック
ジョナサン・ヒギンズ – ジョン・ヒラーマン
フランク・ブローニング警部 – ラモン・ビエリ
エイミー・セイラー – ステファニー・ファラシー
パメラ・ベイツ – ドロシー・ロードン
アーサー・ヒューストン – ジャレッド・マーティン
ジェイソン・ブライアン – ジョン・マクマーティン
ビクター・セイラー – アンドリュー・プライン
ジョーン・フルトン – ジェシカ・ウォルター

ポール・メイフィールド – ドン・マシスン
タナカ刑事 – クワン・イー・リム

作品データ

原題:Magnum on Ice
放送日:1986/11/23
監督:ピーター・クレイン
脚本:ロバート・E・スワンソン

第9話 番組の主役が消えた

ポーラ・ローマンがテレビ番組でジェシカにインタビューしたいと頼みに来て、ジェシカは町の人達がいいと言ったら受けると答えます。
住民達はもちろんOKです。
キャボット・コーヴの住民達はジェシカだけでなく、町が有名になって自分がテレビに映るかもしれないとワクワクしているみたいですね。

残念なことにインタビューするのはポーラではなく、人気キャスターのケビンに決まります。
キャボット・コーヴの住民達はテレビ局の人達のために準備していて、盛大に迎えるつもりみたいですね。

セスが留守にしているので、同僚のワイリー・グラハムが代わりを務めています。
ワイリーもジェシカとは仲が良く、セスと同じように家に出入りしているようです。
ワイリーはこういった騒ぎが苦手で、テレビ局が来るのに唯一、反対していました。

その頃、エイモスは不審なヘリが町に到着し、大柄な男が急いでリムジンに乗り込み走り去っていくのを目撃します。

ジェシカはケビンのインタビューに応じ、思い出話を話しています。
インタビューが終わるとエイモスはジェシカに不審者のことを報告し、それを聞いたケビンは怖くなってきました。

過去の取材絡みで何か心当たりがあるようで、エイモスにこっそり町を抜け出したいから船をチャーターしてほしいと頼みます。

翌朝、ケビンはエイモスの働きに感謝して、船に乗り込みます。
エイモスは昨日見かけた不審な男を港で見かけて指をさして叫ぶと、男は逃げて行きました。

ケビンの船が港から出て行くとすぐ、船が爆発してしまいます。
爆発はなかなかの規模で派手だったし、見応えがありました。
あの様子ではケビンはきっと助からないでしょうね。

住民達は大騒ぎですし全国的に人気のキャスターが船で爆死したとなればマスコミもやって来て、町は混乱状態です。
こんな事件が起こったのもジェシカのせいだと住民達は彼女を責めるし、町長まで事件を解決して町の平穏を取り戻せと言っています。

いつもは事件やトラブルでジェシカに頼っている住民達なのに、こんな時にはちょっと冷たいですね。
ジェシカは仕方なく、町のために捜査を始めます。

まずはケビンの奥さんジュディスに事情を説明しようと会って話していると、ワイリーから変な電話がかかってきます。
彼はジュディスにケビンの足の指は何本か聞いてくれというのでジェシカは変な顔をしながら聞いてみると、当たり前ですが10本だと答えます。

遺体の足の指は外科手術の跡があり、指が2本切断されていました。
船の爆発で死んだのはいったい誰で、ケビンはどうなったのでしょうか?
そんな疑問や謎の男についてなど、ジェシカがしっかり解決してくれます。

キャスト

ジェシカ・フレッチャー – アンジェラ・ランズベリー
エイモス・タッパー保安官 – トム・ボズリ
ワイリー・グラハム医師 – ロバート・ホーガン
サム・ブース町長 – リチャード・ポール
ジュディス・キーツ – アビー・ダルトン
ケビン・キーツ – チャド・エヴェレット
リチャード・アボット – ロバート・リプトン
ポーラ・ローマン – キャスリーン・ロイド
ダグ・ヘルマン – ロバート・パイン
ジョージ・フィッシュ – レックス・ロビンス

ニック・ブロディ – マーク・スティーブンズ
ジェラルド・フォスター – エリック・スターン
ロナルド・ロス – フランク・アネス
クララ・ポルスビー – パティ・カール

作品データ

原題:Obituary for a Dead Anchor
放送日:1986/12/7
監督:ウォルター・グローマン
脚本:ロバート・ヴァン・スコヤック、ロバート・シェーン

コメント

タイトルとURLをコピーしました