新トワイライト・ゾーン シーズン3  第26話~第30話

第26話 猿の大群

病院に老女ジーンがやって来て、ドクターに会わせてくれと騒いでいて、看護師のクレアは彼女を助けようとしていた。しかし、医師が到着する前に目が見えなくなってしまう。

翌日、高齢の夫婦が診察して欲しいと病院に来るが、クレアは規則で診ることはできないと追い返すしかなかった。ジーンの様子を見に来たクレアは今日は仕事で大忙しで、彼女の相手をしている暇がなく話もろくにせずに病室を後にする。

病院に目が見えなくなったと大勢の患者が押し寄せ、原因が解らずドクター達も混乱している。オーバーワークで疲れていたクレアはジーンの病室へ。ジーンは私達はみんな猿になってしまった、見たくないことは見ようとせず、思いやりのない集団となり、目が必要なくなったからだと語る。

目が見えなくなった原因は生物兵器の爆発によるものという調査結果が届くが、クレアはジーンが言っていた事が正しいと確信する。

ゲスト

クレア・ヘンドリクス – カレン・バレンタイン
ジーン・リード – ジャッキー・バロウズ
フリードマン医師 – ケン・ポーグ
エディー・ピーターソン医師 – ジャン・フィリップス
スーザン – ノラ・グラント
ウェルズ – ウォーレン・ヴァン・エヴェラ
リード – ジョン・ガーディナー

DATA

原題:Many, Many Monkeys
放送日:1989/3/18
監督:リチャード・ブカイスキ
脚本:ウィリアム・フラッグ

第27話 盲目のシンガー

ジャックはトラックの中から銃を取り出しベルトに隠してバーの中へ。ビールを注文しステージでは盲目のシンガーが歌っていた。次の曲が始まると、まるでジャック自身のことを歌っているかのような内容だった。

演奏し終わるとシンガーはジャックの隣に座り、自分の能力について語りだす。悪いものを感じるとその光景を歌にできる才能があり、ジャックが誰かを銃で殺そうとしているとぴたりと当ててしまう。

ジャックは妻エレインが男と浮気していて相手が知りたいとシンガーに聞くが、彼は何も知らずジャックの心の痛みだけ理解できると答える。

エレインが店に入って来るとプレイボーイ風の男が声をかけ、ジャックは銃を握ろうとするがシンガーがあいつじゃないとジャックを止める。シンガーがステージに戻って歌い始め、ジャックは歌を聞いていればエレインの相手が来ると予想する。

ゲスト

ジャック・ヘインズ – ベン・マーフィー
盲目のシンガー – スニージー・ウォーターズ
テイラー – スティーブ・アダムス
エレイン・ヘインズ – シンディ・ガーリング

DATA

原題:Love is Blind
放送日:1989/3/25
監督:ギルバート・シルトン
脚本:キャル・ウィリンガム

第28話 悪魔との契約

アーキーは競馬で勝たせてくれたら魂をやると悪魔と契約していたが、アーキーが選んだ馬以外は全部死んでしまって、レースが行われずお金は稼げなかった。悪魔は願いを聞いてやったとアーキーを追いかけてくるが、助けを求めて借金をしているニノのところへ逃げ込む。

ニノは話を聞いてアーキーを助けることにし、悪魔と仲介した美容室のカサンドラのところへ。カサンドラは悪魔を呼び出すがそのまま消し去られ、アーキー達はニノを残して逃げてしまう。扉を箱でふさいでいたが、中からニノが無事に出てきた。

何かニノには策があるらしく翌日の深夜0時にオフィスで悪魔を待つことに。やって来た悪魔に100万ドルをやるからアーキーとの契約を無効にしろ、さもなくば重い処罰が下されると選択を迫る。

ゲスト

ニノ・ランカスター – アンソニー・フランシオサ
アーキー・ロホナー – ウェイン・ロブソン
カサンドラ・フィッシュバイン – スーザン・ライト
ヘーゼル・スローン – ローリー・ペイトン
ガス – ジョージ・ブザ
ボーク – B・J・マックイーン
悪魔の声 – シック・ウィルソン
悪魔 – ギャリー・ロビンス

DATA

原題:Crazy as a Soup Sandwich
放送日:1989/4/1
監督:ポール・リンチ
脚本:ハーラン・エリスン

第29話 テレビタレント

ある朝、ジョンは洗面所でひげを剃っていると鏡がはずれ、後ろにはカメラが隠されてた。呼んでもいないのに修理業者がやって来て、カメラを元通りに隠して鏡を取り付けていく。修理業者のアーチーは何故かジョンの名前を知っていて、問い詰めるとジョンを連れてクローゼットへ。

ジョンの日常生活はテレビ番組として放送されていて、人気になっているとのこと。家にはカメラが多数仕掛けられているし、職場にもあると話す。そのままアーチーは去っていくが、ジョンは絵の後ろや植木の影を探し、カメラを取り外し始めた。

すると、2名の男が家にやって来てジョンを捕まえ車へ乗せられると、隣の席にはアーチーが乗っていた。車はテレビ局へと向かっていて、途中でジョンの女性ファン達が待ち受けていた。テレビ局で局長からジョンの番組がどれだけ人気かを知らされるが、ジョンは普通の生活に戻りたいと訴える。

ゲスト

ジョン・セリグ – デヴィッド・ノートン
アーチー – キース・ナイト
スペンス – エリアス・ザルー
レスリー・セリグ – スーザン・ローマン

DATA

原題:Special Service
放送日:1989/4/8
監督:ランディ・ブラッドショー
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー

第30話 生の証明

79歳のダリウスはサイボーグ化された体と脳を手に入れて若返りを図ることに成功する。妻アニタは大喜びだったが、息子マイケルは父は死んだものと思っている。ダリウスは仕事にも復帰すると宣言し、マイケルはますます不満が募っていく。

父の脳が死んだ時に父も死んだと、マイケルは父の仕事復帰を阻止するため訴訟を起こす。裁判に備えてダリウスは弁護士と話し準備を進めていると、オフィスにアニタがやって来る。

ダリウスが同じ言葉を繰り返して言うことに気付いたアニタは、仕事を離れて体を休めた方がいいと勧める。弁護士もアニタも訴訟はゆっくり進めようとするがダリウスは聞かず、アニタはダリウスを手伝うことに。そのまま眠り込んでしまったアニタが目を覚ますと、ダリウスに異変が起きていた。

ゲスト

ダリウス・スティーブンス – エド・マリナロ
マイケル・スティーブンス – ユージン・ロバート・グレイザー
アニタ・スティーブンス – パトリシア・フィリップス
デイブ – ジョージ・トーリアトス
ウィルソン – リチャード・モネット
ラリー – マーク・メリーミック

DATA

原題:Father and Son Game
放送日:1989/4/15
監督:ランディ・ブラッドショー
脚本:ジェレミー・ベルトラン・フィンチ、ポール・チトリック

新トワイライト・ゾーン

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