アンブレラ・アカデミー、シーズン2第9話から第10話のあらすじと感想です。
第9話 743
今のファイブと年寄りのファイブが争いを始めてしまう。ヴァーニャを止めようとしたディエゴ、アリソン、クラウスは失敗するが、ベンがヴァーニャの中に入り説得する。ライラは両親が殺された背景について知る。
あらすじ・感想
ヴァーニャを止めようとFBIの建物に入り込んだディエゴとアリソン、クラウス。
1人ずつヴァーニャに近づいて行きますが、ヴァーニャのパワーが強すぎて失敗してしまいます。
唯一残っているのは、ヴァーニャのパワーの影響を受けない霊のベンだけです。
クラウスはふざけているつもりはないのでしょうが、ディエゴが近づく直前に髪型がアントニオ・バンデラスに似ているとほめたのがおかしかったです。
何で今なんでしょうね。
ファイブも年寄りファイブもパラドックスの症状が出ていて、ルーサーはどちらを守るべきか悩んでいます。
ハーブはハンドラーに呼ばれ、ディエゴに脅されて無限スイッチボードを乗っ取られたと伝えます。
金魚鉢にいるAJに気づき、「743」と何かを知らせていました。
ハーランにもヴァーニャの影響が出ていてカールはハーランを施設に入れようと車に乗せますが、車の前に銃を持ったシシーが立ちはだかります。
今までずっと我慢していたシシーが行動を起こして、何としても子供を守ろうと強い意志を感じますね。
ハーブはライラにディエゴは家族を守りに行ったと話し、743ファイルの書類を渡します。
ルーサーが止めようとするのも聞かず、ファイブと年寄りファイブは闘い始めました。
力は互角でしょうから、勝負がつかないような気がしますが…。
ヴァーニャの中に入ったベンは縮こまって泣いているヴァーニャを見つけて説得します。
ヴァーニャはようやく自身を取り戻すのですが、ベンは力尽きて徐々に消えていってしまいました。
アンブレラ・アカデミーで唯一まともだったベン。
ヴァーニャを慰めてありのままの彼女を受け入れ、本当に優しくて思いやりのあるいい人でしたね。
シシーとカールは口論になり、カールは彼女の銃を取り上げハーランに向けて撃ってしまいます。
ヴァーニャの能力を使ってハーランは弾をはじき返し、カールに当たってしまいました。
前シーズンでヴァーニャは弓を振って力を相手に向けていましたから、ハーランも同じような力を使ったのでしょうか。
とりあえず、シシーとハーランは危機を脱しましたね。
743の書類を持ってライラはハンドラーの部屋に怒鳴り込みます。
ハンドラーはライラからは見えない位置でこっそりナイフを握りしめています。
ライラは両親を殺すよう命じたのはAJで、ファイブが殺したとかなり怒っています。
ハンドラーはこれは使えると思ったのか、ディエゴはファイブとは家族だしその事を探っていたのでは?とライラに吹き込みます。
ライラが出て行った後、AJの仕業だと気づいたハンドラーは金魚のAJをのみ込んでしまいました。
どこまでもずる賢いハンドラー。
ここまで育てた娘でさえ計画の邪魔をするなら、殺す覚悟なんですね。
ルーサーは銃で年寄りファイブを殴り、ファイブにポータルを開けるよう言います。
どうやら、シーズン1の第1話でファイブが戻って来るところとリンクしているようですね。
ポータルの向こうには、レジナルドの葬儀で集まった家族が見えています。
気が付いたヴァーニャはディエゴ達の無事を確かめます。
ディエゴはJFK暗殺まであと数分だと、レジナルドを止めに走って行きます。
年寄りファイブも気が付き、2019年に戻ることに同意し、ファイブは小数点の位置が違っていたと教えます。
年寄りファイブは最後にあがきファイブとルーサーが渦に押し込みますが、カバンは壊れてしまいました。
苦労してファイブが自分と対面したのに、目的のカバンが壊れてしまったのでは意味がないですね。
ベンのエピソードがとにかく感動的でした。
ヴァーニャの説得方法もそうですし、ハグされながら消えて行く姿にはジーンときました。
世界の終わりはヴァーニャでなくハーランなのかも。
納屋でハーランがヴァーニャと同じような力を発揮していたし。
ハンドラーは戦争が始まると言っていましたから、アンブレラ・アカデミーがコミッションに攻め入るのでしょうか?
キャスト
ヴァーニャ・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
レイモンド・チェスナット – ユスフ・ゲートウッド
シシー – マリン・アイアランド
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
レジナルド・ハーグリーブズ – コルム・フィオール
カール・クーパー – ステファン・ボガアート
中年のファイブ – ショーン・サリバン
ハーラン – ジャスティン・ケリー
ハーブ – ケン・ホール
エデルマン – ピーター・シュリエ
ホイト・ヒレンケッター – ロベール・ヴェルラック
作品データ
原題:743
放送日:2020/7/31
監督:アマンダ・マーサリス
脚本:ブロンウィン・ギャリティ、ロバート・アスキンズ
第10話 何かの終わり
アンブレラ・アカデミーはヴァーニャと一緒にハーランを救うため、農場へ向かう。そこへ敵が現れて戦争となり、アンブレラ・アカデミーは窮地に追い込まれてしまう。
あらすじ・感想
2006年、アンブレラ・アカデミーのミッションで、ベンは命を落とします。
ベンの葬式が終わりみんなは去り、クラウスもが去ろうとすると霊となったベンが現れます。
光の方にはいつでも行けると伝え、クラウスは霊のベンとの生活が始まりました。
本当ならベンは亡くなった時に完全に姿を消したはずなのに、クラウスに引き留められてずっとこの世にとどまっていたんですね。
ヴァーニャ、ディエゴ、ルーサー、アリソン、クラウス、ファイブの全員は大統領暗殺の関係者として指名手配されていて、ニュースで報道されています。
ヴァーニャはハーランとつながっていて彼に何か起きているので、一緒に農場へ行ってほしいとみんなに頼みます。
みんなは指名手配中で次に何をするべきか考えたいと言って、ヴァーニャは1人で向かうことになりました。
ヴァーニャが車を出そうとするとクラウスが乗って来て、次々に兄弟姉妹が車に乗り込みみんなで農場へ。
さりげなくヴァーニャを助けようとみんなが集まって来る様子が感動的ですね。
殺し屋の生き残りアクセルがアンブレラ・アカデミーの車を尾行しています。
農場の周りは雪が降っていて、納屋から白い光が上がっています。
シシーがライフルでみんなを脅しますが、ヴァーニャはハーランを助けられるのは自分だけだと説得します。
ハーランがあんな状態になってしまったら、ヴァーニャを大切に思っているシシーでも彼女を遠ざけたくなりますね。
ヴァーニャはハーランのバリアをくぐって話しかけ、落ち着かせようとします。
納屋の外にはハンドラーとライラがやって来ました。
ファイブとディエゴが話に行きます。
ファイブがコミッションの幹部を殺したと指摘し、指を鳴らしてコミッションのエージェント全員を集合させます。
ハンドラーとの取引で彼女の指示でファイブは幹部達を殺したのに、トップになったとたんファイブを追うとはどこまでも汚い手を使ってきますね。
銃撃戦が始まりみんなそれぞれ避難します。
ヴァーニャは外の銃声に気づいて宙に浮かび上がり、パワーでエージェント達を一掃。
相変わらずヴァーニャのパワーはケタ違いにスゴくて、兄弟姉妹達は命拾いしました。
ただ、ハンドラーとライラはエネルギー体の中にいて、傷ひとつ負っていません。
ライラはテレポートしてルーサーと同じ怪力で彼を投げ飛ばし、助けに来たアリソンに彼女の力を使ってささやき殺しかけます。
ライラもアンブレラ・アカデミーのみんなと同じように、不思議な力を持っていますね。
周りの能力者の力をコピーして使う能力でしょうか。
ライラはファイブとテレポートで闘いますが、力は互角で勝負がつきません。
ハンドラーは抵抗するシシーを気絶させ、ハーランを自分の子供にしようとします。
ライラにしたのと同じことをして、ハーランの力を利用するつもりですね。
ライラは自分の本当の両親を殺したとファイブを責めます。
ファイブはコミッションの命令で殺した、ハンドラーが現場に来たのはその時だけで、明らかにライラのパワーを手に入れたくて全てをでっち上げたと伝える。
みんなが納屋に入って来てライラを説得しようとしますが、ハンドラーが入って来てライフルで全員を撃ってしまいます。
ライラが真実を知って味方になりそうだったのに、いいタイミングでハンドラーはやって来ますね。
ハンドラーの後ろにアクセルが立っていて、彼女を撃って去って行きました。
シーズンフィナーレだけあって、スケールが大きかったですね。
コミッションのエージェントが大量にやって来たりライラが能力持ちだったりと、終盤は怒涛の展開でした。
家族全員全滅か?と思った瞬間に虫の息だったファイブが父の言葉を思い出し、小刻みなタイムトラベルをして家族を救った時には感動しましたね。
やっと自分達の本当の家に戻れたかと思ったら、スパロー・アカデミーなる連中がいてレジナルドも生きているとは何が起きたのでしょう。
次シーズンもますます楽しみです。
キャスト
ヴァーニャ・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
レイモンド・チェスナット – ユスフ・ゲートウッド
シシー – マリン・アイアランド
ポゴ – アダム・ゴドリー
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
レジナルド・ハーグリーブズ – コルム・フィオール
ジャック・ルビー – ジョン・カペロス
アクセル – クリス・ホールデン=リード
グレース – ジョーダン・クレア・ロビンス
キーチー – ダヴ・ティフェンバック
ハーラン – ジャスティン・ケリー
若いデイブ – カレム・マクドナルド
ドット – パトリス・グッドマン
ハーブ – ケン・ホール
子供のヴァーニャ – T・J・マクギボン
子供のルーサー – キャメロン・ブロデューア
子供のディエゴ – ブレイク・タラビス
子供のクラウス – ダンテ・アルビドーネ
子供のアリソン – エデン・キューピッド
子供のベン – イーサン・ワン
作品データ
原題:The End of Something
放送日:2020/7/31
監督:ジェレミー・ウェッブ
脚本:スティーブ・ブラックマン
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