アンブレラ・アカデミー、シーズン3第7話から第8話のあらすじと感想です。
第7話 別れの時
ライラは母ハンドラーの秘密を知ってショックを受け、1989年へ行っていた。現在、アンブレラとスパローは手を組み、クーゲルブリッツを閉じ込めるために協力する。レジナルドはクラウスが力を制御できるように、トレーニングを行う。
あらすじ・感想
母ハンドラーの死後、ライラはコミッションに戻って無限スイッチボードで母が自分を殺そうとした場面を何度も繰り返し見ています。
ハーブはライラに「ここに置いておけない」と告げ、ライラは1989年の西ベルリンへ行くと決めました。
ハンドラーがベルリンの壁にカバンを隠していたからです。
そこでトゥルーディと出会い彼女のバンドのドラマーになります。
彼女には12歳の息子スタンがいて、トゥルーディはバンドの男とどこかへ行ってしまったそうです。
ライラはスタンにアメリカでディエゴを驚かそうと誘います。
ライラがスタンを現代へ連れて来て、ディエゴに託した過程がわかりましたね。
レジナルドに殺されたクラウスは彼の車のトランクで目覚めます。
レジーはクラウスに能力を生かしていないと説得し、蘇生のトレーニングを始めます。
だんだんとコツをつかんできて、蘇生までの時間が短くなりました。
多分、オブリビオン計画のためにクラウスの能力が必要で、トレーニングして引き出しているのでしょう。
そんなことだとは知らず、クラウスは父との絆を深めるために頑張っていて、ちょっとかわいそうですね。
とうとうスパローはアンブレラと協力し、クーゲルブリッツを何とかして世界を救おうと意見がまとまります。
クラウスを除くメンバーが全員集まっている中、アリソンがハーランを殺したと知ったヴィクターはかなり怒っています。
アリソンとヴィクターでけんかになってしまいます。
どんどん悪の道を進んでいるアリソンを止められるのはヴィクターだと思ったけど、この展開では無理そうですね。
スパローは統率が取れていると思ったけど、ベンが2人のけんかを見ながら「自分達の家族みたいだ」と言っていたから、家族仲はアンブレラとそう変わらないのかも。
クーゲルブリッツを封じ込める計算をファイブ達がします。
スローンとヴィクター、ヴィクターの力をコピーしたライラの力が必要で、3人の力を合わせてクーゲルブリッツをクリストファーの中へ封じ込める計画です。
みんなが見守る中、3人はパワーを使ってクーゲルブリッツを圧縮しようとがんばっています。
ところが、クーゲルブリッツを神とあがめるグレースが火炎放射器で、みんなを攻撃し始めます。
ファイブがグレースの首を折って、何とか排除することができました。
アンブレラのグレースは優しい母親というイメージだったけど、スパローのグレースは怪しい教えに取りつかれていてかなり怖かったですね。
スローン達は何とかやり遂げて、クーゲルブリッツをクリストファーの中に封じ込めることができ、世界を救いました。
アンブレラもスパローもひと仕事終えて、パーティーで盛り上がっています。
ルーサーは月に行った時の石を取っておいて指輪を手作りし、屋上でスローンにプロポーズします。
もちろん、スローンはOKします。
とてもロマンチックなシーンで、この2人には幸せになってほしいですね。
もう1組のカップル、ディエゴとライラも話し合います。
ライラは今妊娠していてディエゴが父親になれるかどうか知りたかったから、スタンを連れて来たと告白します。
ライラはディエゴと家族を築きたいと素直に気持ちを伝え、ディエゴは考えさせてほしいと言っています。
スタンが目の前で消えてライラにだまされた後ですから、ディエゴもすぐにイエスとは言えません。
多分、ディエゴは優しいから、ライラを許して受け入れてくれるのではないでしょうか。
全てが丸く収まりそうでしたが、クーゲルブリッツはクリストファーを破壊して復活してしまいました。
前よりも大きくなっていて、パワーを増しているみたいですね。
フェイも犠牲になってしまったし、止める方法はあるのでしょうか。
トラウマを克服したクラウスの行く末も気になりますし、アリソンとヴィクターの関係も修復してほしいですね。
キャスト
ヴィクター・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
スローン・ハーグリーブス – ジェネシス・ロドリゲス
フェイ・ハーグリーブス – ブリトニー・オールドフォード
レジナルド・ハーグリーブズ – コルム・フィオール
ハンドラー – ケイト・ウォルシュ
グレース – ジョーダン・クレア・ロビンス
スタンリー – ジャヴォン・ウォルトン
ハーブ – ケン・ホール
ドット – パトリス・グッドマン
トゥルーディ – ダイアン・アギラール
作品データ
原題:Auf Wiedersehen
放送日:2022/6/22
監督:ケイト・ウッズ
脚本:ミシェル・ロブレッタ
第8話 世界の終わりの結婚式
世界の終わりが近づく中、ルーサーはスローンとの結婚式を行うことに。クラウスとレジナルド卿も戻り、久々に家族全員が集まる。アンブレラを嫌っていたベンも次第に心を開いていく。
あらすじ・感想
1918年、レジナルド卿は空に向けて何かを発射し、その下にホテル・オブシディアンを建てました。
発射されたのは何かの空間のようです。
ちょうどその空間と通じるように、ホワイト・バッファロー・スイートの位置などを決めました。
作業員達はこんな設計を見たことがないと驚いていましたが、担当者は強気に設計図通り建築するよう指示します。
ホテルができあがりバッファロー・スイートの秘密の扉から軍の兵を数名送り込みますが、全員やられてしまいます。
多分、ディエゴがやられたモンスター的な何かがこの時からいたのでしょう。
現在、ルーサーとスローンは、みんなに結婚式をあげると発表します。
ちょっと展開が早いような気もしますが、世界の終わりが迫っている今だからこそ、2人は夫婦になろうと決めたのでしょう。
レジナルドとクラウスはホテル・オブシディアンに戻って来て、クラウスは父がホテルのオーナーだと知って驚いています。
クラウスは父との絆を築いていますが、レジナルドは裏では何か魂胆がありそうです。
レジナルドはみんなに世界を救おうといつもの口調で訓練を呼びかけますが、誰も応じてくれません。
みんなからの信頼を失っていて、クラウスでもフォローしきれない状態です。
ルーサーはヴィクターにベストマンになってほしい、アリソンと仲直りしてくれと頼みます。
ヴィクターをベストマンに選ぶなんて、ルーサーも粋な計らいをしますね。
アリソンはどんどんダークに染まっていますから、ハーランのこともあるしヴィクターとの仲直りはかなり難しいんじゃないでしょうか。
やがて、ルーサーのバチェラーパーティーが開かれます。
パーティーに呼ばれなかったベンはすねていますね。
アンブレラを敵視していたけど本当は仲間に入りたいのに、強がっているみたいです。
クラウスはレジナルドがみんなに受け入れてもらえるように、感じよくする練習を始めます。
レジーは人をほめるのに慣れていないからクラウスのおでこの形をほめていたけどぎこちなくて、何だかおかしかったです。
バチェラ・パーティーはカラオケで大盛り上がりです。
特にファイブとクラウスのデュエットは見物ですね。
いよいよ結婚式が始まり、クラウスが神父になって2人の結婚を宣言します。
豪華な結婚式や披露宴ではなかったけど、とてもロマンチックでした。
みんなでダンスをしたり食事をしたりと盛り上がっている中、レジナルドがやって来ます。
みんな父の様子が気になっているようですが、1人でテーブルについて食事を始めます。
しばらくして、レジナルドはルーサーとスローンの結婚のスピーチをして彼なりのお祝いを述べ、家族それぞれの心に何か感じるものがあったようです。
ファイブもレジナルドにも人の心があったと言っていますし。
クラウスはファイブやルーサー達を父と和解させようと動きますが、どうもうまくいきません。
クラウスの動きを見てライラは、ディエゴに余計なことを吹き込むなと軽く脅します。
ちょうどレジナルドがやって来て、クラウスがライラを紹介します。
思いのほか2人の話ははずみました。
ライラはレジナルドのことを直接知らないから、素直に今のレジナルドを受け入れている様子ですね。
クラウスはベンと話して、アンブレラのベンのように家族として好かれたかったという本心を聞き出します。
スパローのベンも悪いヤツじゃなさそうだし、弱いところを見せるのが苦手なだけで愛すべき家族の一員というイメージです。
ヴィクターはルーサーの希望通りアリソンと話してハーランの件は許すと伝えますが、アリソンはヴィクターのことを許してくれません。
この2人の仲直りにはもう少し時間が必要ですね。
ロマンチックな結婚式とは相反して、クーゲルブリッツが建物などをのみ込んでいく様子は圧巻でした。
やはり、レジナルドには何か野望があるようで、ファイブが聞いた会話の主が気になりますね。
キャスト
ヴィクター・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
スローン・ハーグリーブス – ジェネシス・ロドリゲス
レジナルド・ハーグリーブズ – コルム・フィオール
グレース – ジョーダン・クレア・ロビンス
チェット・ロド – ジュリアン・リッチングス
レックス・マクドネル – ショーン・デブリン
サイトー – ツカサ・コンドウ
作品データ
原題:Wedding at the End of the World
放送日:2022/6/22
監督:パコ・カベサス
脚本:ジェシー・マキオン、エアリン・ミシェル・ウィリアムズ
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