アンブレラ・アカデミー、シーズン3第9話から第10話のあらすじと感想です。
第9話 7つの鈴
レジナルドは宇宙を救う計画があると、みんなを集めて家族会議を行う。酔って夕べの記憶があいまいなファイブ。レジナルドが誰と会話していたのかを思い出そうとする。アリソンは心を入れ替え、ルーサーやヴィクターに謝罪する。
あらすじ・感想
ルーサーが月で父親から与えられた任務についていた頃です。
最初のうちは毎日が新鮮でルーサーもそれなりに楽しんでいましたが、日にちが経つにつれて1人きりの月での生活に耐えられなくなっていきました。
宇宙服で外に出て進んでいくと何か施設のようなものがあり、それ以上進めなくなります。
そこにはレジナルドの妻で死亡したアビゲイルの遺体がありました。
もちろん、ルーサーは何も知りません。
レジナルドは妻の遺体を守るためにルーサーを月に送ったのでしょうか。
そして現在、ルーサーとスローンの結婚式から一夜明け、みんな思い思いの場所で目を覚まします。
唯一残っているホテルも、今日のうちにクーゲルブリッツに飲み込まれてしまいます。
レジナルドはみんなを集めて、家族会議をしたがっています。
ファイブは昨日ベロベロに酔ってスイーツに向かっていて、レジナルドが誰かと話して手を組もうと言っていたのを思い出します。
レジナルドのことは信じていませんが、家族会議には出席することにしました。
ファイブがレジーに昨日の夜誰といたんだと聞いても酔っていたせいじゃないかとごまかしていたから、かなりレジーは怪しいですね。
みんな集まって家族会議の開始です。
レジーが話し始めます。
神話によれば宇宙のポータルがあり、7つの鈴をならせば全てをリセットできると。
ただし、ポータルを守る強い番人がいます。
例のディエゴとライラが向こう側に行った時に出くわし、ディエゴの指を切った相手ですね。
色んな意見があがりますが、1時間考えてみんなでまた集まろうということになりました。
アリソンはヴィクターに謝り、ヴィクターも受け入れてくれました。
ハグしていた時のアリソンの顔が許しが得られたほっとしたような顔ではなく、無表情だったのが何だか怖いです。
1時間後、みんなで集まってどうしたいか決めます。
レジーの作戦に賛成したのはベンとクラウス、アリソン、ライラの4人。
残りの家族はここに残ると言っていて、危険な向こう側へ行く作戦は流れてしまいました。
スイートルームで落ち込んでいるレジー。
氷を取りに来たルーサーがレジーを見かけて部屋にやって来ます。
レジーはルーサーを育てた父親とは別人だと告げ、優しい言葉をかけて2人は仲直りします。
許してほしいとレジーはルーサーをハグしてルーサーが感動していた時、レジーの手が本来のエイリアンの手に変化。
ルーサーを刺し、ルーサーの胸元に切り付けました。
家族を一つにするには結婚か葬式かだ、スローンの面倒は見ると伝えます。
ルーサー達を育てたレジーも家族をひとつにするため、自殺したのはそういう理由だったのですね。
ファイブは昨日の夜、レジーが誰と会話していたのかを思い出そうと、廊下を歩いていました。
ヴィクターが合流してアリソンが謝って来て、急に家族とか言い始めたと疑問をファイブにぶつけます。
ファイブはレジーが昨日話していた相手はアリソンだと思い出しました。
アリソンがヴィクターとハグした時の表情には何かあると思っていたけど、やっぱりレジーと悪だくみしていたんですね。
急にスローンの悲鳴が聞こえて来て、みんなスイートに集まって来ます。
ルーサーの遺体を抱きかかえたスローンが泣きじゃくっていました。
ルーサーの傷口を見たディエゴは間違いなく向こう側の守護者だと言っています。
例の隠し扉がちょっとだけ開いていました。
レジーは何としても宇宙をリセットさせようと、ルーサーの命を犠牲にしてしまいました。
その上、あんなに協力してくれたクラウスを置いて行くなんて、ひどすぎやしませんか。
結局、みんなレジーの計画に乗らざるを得なくなり、扉をくぐってしまいましたね。
次のシーズンファイナルではディエゴの指を切り落とした守護者との戦いが待っていそうです。
久々にアンブレラと仲間達のカッコいいシーンに期待しています。
キャスト
ヴィクター・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
スローン・ハーグリーブス – ジェネシス・ロドリゲス
レジナルド・ハーグリーブズ – コルム・フィオール
チェット・ロド – ジュリアン・リッチングス
アビゲイル・ハーグリーブズ – リーサ・レポ=マーテル
作品データ
原題:Seven Bells
放送日:2022/6/22
監督:パコ・カベサス
脚本:ロバート・アスキンス
第10話 オブリビオン
ルーサーとクラウスが消え、レジナルドと残りのメンバーは通路を通って向こう側のホテル・オブリビオンへ。レジーの指示でみんなで分かれてシジルを探しに行く。彼らの前に守護者が立ちはだかり、戦いを余儀なくされる。
あらすじ・感想
みんなは向こう側の世界へ到着しますが、クラウスの姿がありません。
レジーはみんなにクラウスは間に合わなかったと伝えますが、ファイブは怪しんでいるようですね。
本当の父親じゃないかもしれないけど、家族との絆を深めるために力になってくれたクラウスを置いて来るなんて、レジーはどこまで冷酷なのでしょうか。
ルーサーとクラウスは死後の世界で再会し、ピザを食べながらのんびりテレビを見ています。
ルーサーは「父さんはエイリアンで彼に殺された」とクラウスに話し、スローンや兄弟が危険だと訴えます。
生き返る術を持っているクラウスなら何とかできると説得しようとしますが、クラウスにはその気がありません。
クラウスからすれば父親に置き去りにされたショックもあるだろうし、ここは平和で自分の家のみたいに感じるのかも。
ルーサーはクラウスを殴って壁の向こうに投げ飛ばしますが、死後の世界では痛みはなく別の場所に出るだけです。
それを知ってもルーサーは止めようとはせず、クラウスはルーサーの頼みを引き受けることにしました。
ただ、元の世界がなくなっているから、成功するかどうかは不明ですね。
ファイブ達はレジーの指示で、シジルの印を手分けして探し始めます。
生きるか死ぬか、自分達の世界がなくなった状態でも、みんなはあちこちでもめていますね。
ファイブ、アリソン、ヴィクター組はアリソンが裏切ってレジーと取引したことを知っていて、どうしてルーサーとクラウスを殺したのかとアリソンを責めています。
アリソンはそんなことはしていないと言っているし、兄弟を殺すようなマネはさすがにしないでしょう。
ホテルは生き物みたいに変化しているようで、さっきまで一緒にいた相手が別の場所に消えてしまいます。
ファイブはアリソン達とはぐれてしまいました。
ディエゴとライラ組はちょっとした夫婦げんか中。
スローンとベンはいつものようにベンが嫌味を言って、スローンが正論で攻撃というところでしょうか。
誰かがホテルの鐘を鳴らしたらしく、守護者たちがみんなに襲いかかって来ました。
もちろん、ベルを鳴らしたのはレジーです。
みんながシジルを探しに行っている中、クラウスが戻って来ました。
ちゃんとみんながいる所へ生き返ることができたようですね。
あれこれレジーに文句を言いますが、レジーに殴られて気絶してしまいます。
もしくは、また殺されてしまったかも。
ついさっきまで文句を言い合ったり口げんかしていたアンブレラとスパローの面々ですが、敵が現れたとたんに協力して守護者たちを倒していきます。
やはり格闘シーンはカッコいいし、お互いに息がぴったりで助け合っている姿が素敵ですね。
みんなそれなりに怪我を負ってボロボロになりながらも守護者3体を片付け、ロビーに戻って来ます。
ロビーには倒れているクラウスがいました。
目を覚ますとレジーの企みをみんなにバラします。
ルーサーがスローンを守って消えていったシーンはとてもカッコよかったし、美しくて感動的でした。
ファイブの怪我もちゃんと未来のファイブともつながっていたし、ちゃんとまとまっていましたね。
最後にアリソンも家族を守ろうとしたしヴィクターもアリソンを信じて、ずっと亀裂が入っていたアリソンとヴィクターの仲直りができて良かったです。
このシーズンも色々あったけど、やはり兄弟姉妹の絆は深かったなという印象です。
キャスト
ヴィクター・ハーグリーブズ – エリオット・ペイジ
ルーサー・ハーグリーブズ – トム・ホッパー
ディエゴ・ハーグリーブズ – デヴィッド・カスタニェーダ
アリソン・ハーグリーブズ – エミー・レイヴァー・ランプマン
クラウス・ハーグリーブズ – ロバート・シーハン
ファイブ・ハーグリーブズ – エイダン・ギャラガー
ベン・ハーグリーブズ – ジャスティン・H・ミン
ライラ・ピッツ – リトゥ・アルヤ
スローン・ハーグリーブス – ジェネシス・ロドリゲス
レジナルド・ハーグリーブズ – コルム・フィオール
レイモンド・チェスナット – ユスフ・ゲートウッド
クレア – ココ・アサド
アビゲイル・ハーグリーブズ – リーサ・レポ=マーテル
作品データ
原題:Oblivion
放送日:2022/6/22
監督:ジェフ・F・キング
脚本:スティーブ・ブラックマン、ロバート・アスキンス



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