奥さまは魔女 シーズン1 第25話~第28話 あらすじ・感想

第25話 お隣の美人

あらすじ・感想

新聞を取りに外に出たダーリンは隣に美しい女性が越して来て、つい見とれてしまう。サマンサにもあんな美人は見たことがないとお隣さんについておしゃべりしていると、外から大きな音が聞こえてくる。

ダーリンは走ってお隣の引越しに手を貸し、彼女がプレジャーだという名前や、数々の美人コンテストで優勝したというのを知る。サマンサが呼びに来てゴルフに出かけ、代わりにサマンサがプレジャーの家へ。16回も婚約したことを聞かされ、中でもスポーツ選手のスウェンソンは暴力的で手に負えないらしい。

その夜、窓の外からダーリンを呼ぶ声がしてダーリンが窓を開けると、プレジャーが助けを求めている。スウェンンが引越し屋からプレジャーの住所を聞き出したらしく、もうすぐここへやって来ると言うのだ。警察に知らせればとアドバイスするが、引っ越して来たばかりでまだ電話が開通していない。

サマンサがプレジャーに付き添って、ダーリンは警察を呼ぶことに。バンバンとドアを叩く音がしてサマンサが出ると、やはりスウェンソンだった。

家を間違えていると追い払うのに成功するが、スウェンソンはダーリンとサマンサの家へ行ってしまう。ダーリンが殴られないように、サマンサは魔法でダーリンを年老いた老婆に変えてしまう。


プレジャーよりもサマンサの方が上品で断然美人なのに、ダーリンったらサマンサを放ってプレジャーの元へ駆けつけるなんて、やはりダーリンも美しい女性には弱いのでしょう。
大きな音が聞こえるとすぐにガウンのまま出て行ってしまって、その時の走りっぷりが早かったです。

傑作だったのはダーリンのおばあちゃん姿です。
違和感が全然なかったし本当のお年寄りに見えましたから、スウェンソンもすっかり信じていました。

かわいそうだったのはグラディスさんの夫アブナーです。
クリーム塗りたくっていたグラディスさんの顔を見てスウェンソンが滑って転ぶという展開を期待していたんですが、予想が外れてちょっと残念です。

ゲスト

トール・”サンダーボルト”・スウェンソン – ケン・スコット
プリシラ・”プレジャー”・オライリー – キップ・ハミルトン

DATA

原題:Pleasure O’Riley
放送日:1965/3/18
監督:ウィリアム・D・ラッセル
脚本:ケン・イングランド

第26話 とかく女と車は…

あらすじ・感想

サマンサはダーリンから車の運転を習おうとするが、テレビに夢中で後にしてくれと言っている。魔法を使ってスポーツ中継を中止にさせて、ダーリンもやっと動く気になって運転を教えてくれることに。

いざ車に乗ってダーリンが指導しようとすると、サマンサがあれこれ質問してきて全く進まないし、説明したことをわかってもらえずカリカリしてしまう。そのうちお互い口げんかになり、車の練習は中止に。

ダーリンはサマンサに謝って、プロに頼もうと教習所に予約を入れて、指導員を自宅へと向かわせる。サマンサも電話でダーリンから聞いていたが、いざやって来た指導教官ハロルドはかなり問題ありのようだった。

かなりドジでナーバスなハロルドはヘルメットをかぶって教習を始めるが、ハプニング続きでサマンサはつい魔法を使ってその場を乗り切るしかなかった。ママがバックシートに現れてハロルドを驚かせ、とうとうハロルドは教習所をクビになってしまう。


ダーリンも平日は仕事で疲れ切っているから、週末くらいゆっくりテレビを見たかったんでしょう。
運転を習うために天気を変えてしまうなんて、試合に出ていた選手にとってはいい迷惑ですね。

教官のハロルドはダーリン以上に問題児で、あの運転でよく教官になれたものです。
サマンサが魔法を使わなかったら、大事故になっていたでしょう。
縦列駐車をひょいっと魔法できれいに止めていて、あれは便利そうでした。

やはりエンドラのちょっかいが入って、ハロルドは完全にビビっていました。
ママとしては空を飛べるのにわざわざ車の運転なんか習う必要がないと、ハロルドを追い払いたかったのでしょう。
でも、サマンサは免許があるとお買い物やら何やら便利ですし、自分で運転する楽しさを味わいたかったのだと思います。

ゲスト

バジル・ケーニグ – ポール・ブライヤー
ハロルド – ポール・リンド

DATA

原題:Driving Is the Only Way to Fly
放送日:1965/3/25
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リチャード・ベア

第27話 年はとりたくないね

あらすじ・感想

クララおばさんの友達バーサがサマンサに相談にやって来る。クララは年を取りすぎて魔法をどんどん忘れているので、このまま魔女として暮らしていくには難しい。人間として暮らせるように手を貸してあげてほしいと言うのだ。

おばさんが大好きなサマンサはもちろんバーサに大賛成してダーリンもこれに賛同し、クララおばさんを家に呼んで人間の暮らしを教えてあげることに。

クララおばさんがやって来た夜、留守番を彼女に任せて、サマンサとダーリンは外出する。おばさんは家事を魔法ですませようとするが、皿は割れてしまって、キッチンの洗い物から泡が吹き出してきてしまう。ダーリンとサマンサが帰宅した時には家の中が泡に包まれていた。

今夜はダーリンとサマンサ、クララとで食事に出かけようと、友人を誘いに来たが、友人のベビーシッターが見つからず、外出を取り止めなってしまう。

クララおばさんは自分がベビーシッターをやると買って出て、友人の息子ジミーの面倒をちゃんと見て、その評判がご近所中に伝わって人気者に。


愛すべきクララおばさん登場で、相変わらずのボケっぷりがかわいくて素敵でした。
おばさんが大評判になってひっきりなしにベビーシッターの依頼が来るようになって、クララおばさんの第二の人生が開けたみたいでこっちまでうれしくなりました。
子供は純粋で魔法やロマンチックなお話が大好きだから、ベビーシッターの仕事はおばさんにぴったりでした。
素直に魔女だと子供達に話したのが災いして、ママ連中の噂の的になってしまったのが残念です。
大人は子供みたいに想像力が働かないから、すぐに法的手段に訴えようとするなんて配慮に欠けますね。
悪人ならまだしも、あんなに人がいいクララおばさんでしかもご高齢の夫人なのに、判事に言う前にサマンサかダーリンに相談すべきでしたね。

ゲスト

バージル・ウィナー判事 – ギルバート・グリーン
バーサ – リタ・ショウ
アグネス・ベイン – カレン・ノリス
ベアトリス・コールドウェル – ペグ・シャーリー
ジミー・コールドウェル – ブライアン・ナッシュ
ゲイリー・ベイン – マイケル・F・ブレイク
ルイーズ・ベイン – ヴィッキー・マルキン
ベウラ – ニーナ・ローマン
シャーリー – ペニー・クナード

DATA

原題:There’s No Witch Like an Old Witch
放送日:1965/4/1
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:テッド・シャードマン、ジェーン・クローブ

第28話 ままならぬドア

あらすじ・感想

サマンサは買い物に行った時にガレージの自動ドアのデモンストレーションを見て、便利そうだと思っていた。買い物から帰り、つい魔法でガレージのドアを開けてしまい、その様子をお隣のクラビッツ夫妻に見られていた。アブナーは自動ドアを付けたのだろうと言っているが、グラディスの方は絶対サマンサが何かやったと信じて疑わない。

サマンサは自動ドアを付けようとダーリンに相談していたが、金がかかりすぎるから止めようと断られてしまう。そんな中アブナーがやって来て、ガレージの自動ドアはどこの会社のものなのかとか、ダーリンを質問攻めに。

何も聞いていなかったダーリンは渋い顔をしながら、サマンサに話を振るしかなかった。アブナーが帰った後、本当にガレージに自動ドアを付けるしかなくなり、翌日業者が来て工事していく。

しかし、このドアには欠陥があり、飛行機が近くを飛ぶたびに信号を拾って自動で開閉してしまう。そんなことを知らないサマンサは勝手にドアが開いていて、最初はママの仕業かと疑うが、ママは何も知らないと言っている。

ダーリンが帰ってから1日に5回も勝手にドアが開いていたと報告するが、ダーリンはサマンサの魔法のせいだろうと思い込んでいた。


ドア1枚でこんなに話をふくらませることができるなんて、今の海外ドラマからは考えられないですね。
始まりはいつものごとくグラディスさんがサマンサの魔法を見てしまったことがきっかけですが、今度は夫のアブナーまで見ていたから、サマンサもダーリンも対処しないわけにはいきませんでした。

飛行機が飛ぶたびに開閉するなんて、欠陥商品もいいところです。
先にそれに気づいていれば、ダーリンとサマンサがけんかすることもなかったですね。

魔法があれば怖いものなしかと思っていたら、サマンサも自分が理解できないことは奇妙に感じるのですね。
1日に何回ドアが勝手に動くかずっと見張っていて、数えていたというのがグラディスさんなみに不気味です。

ゲスト

ノエル – ハル・ボカー
マックス – バインズ・バロン

DATA

原題:Open the Door, Witchcraft
放送日:1965/4/8
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ルース・ブルックス・フリッペン

奥さまは魔女

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