奥さまは魔女 シーズン2 第5話~第8話 あらすじ・感想

第5話 あなた、できたらしいの…

あらすじ・感想

上機嫌でママがやって来て、珍しくダーリンの名前もまともに呼んでくれる。ダーリンがワインを開けようとするとコルクが異常に伸びたりして、また2人がけんかしそうになると、サマンサはいたずら紳士だと言い出し、アーサーおじさんが来たことを知らせる。

くだらないジョークに大笑いするアーサーおじさんは、エンドラの顔やドレスをいたずらで汚して笑っている。いつもいじめられているダーリンもおじさんのいたずらには大笑いして、怒ったエンドラはダーリンの髪型を変えてしまう。

翌日、ダーリンはママに仕返ししてやりたいとしきりに言っていて、アーサーおじさんがダーリンにしつこく魔法を教えると迫ってきた。魔法は使わないと断れるものの、エンドラのいたずらに仕事まで邪魔され、ついにダーリンはおじさんから魔法を教わることに。

呪文とカウベル、笛を出して、おじさんは奇妙な歌とダンスをダーリンにやらせ、最後にカウベルと笛を吹くよう教える。サマンサはママを説得してダーリンが笑ったことを水に流すと言うが、ダーリンはアーサーから教わった魔法を試してみることに。

一向に魔法はかからず、ママはダーリンの奇妙な歌とダンスを楽しんでいる。からかわれただけだと知ったダーリンは落ち込んで部屋へ引っ込んでしまう。


サマンサの親戚は強烈なキャラの魔女や魔法使いばかりで、今回のアーサーも何となく憎めないいたずら好きなおじさんでした。
でも、あのエンドラに簡単にいたずらしたり魔法をかけてしまうのは、アーサーおじさんくらいではないでしょうか。

ダーリンも、全てのいたずらはエンドラがやったと思い込む悪いクセがあるから、簡単にアーサーにだまされて言いくるめられてしまいました。
アーサーはエンドラのことを愛していると本音が聞けたし、エンドラが怒らなかったのもアーサーの素直な気持ちが聞けたからだと思います。

すんなりとは終わらないとは思っていましたが、まさかいたずらのターゲットがエンドラだとは意外でした。
ダーリンがノリノリで魔法のレッスンを受けていたのも楽しかったし、何より、エンドラがいたずらされる側に回る貴重なエピソードでした。

ゲスト

フォスター – ダグラス・エバンス

DATA

原題:The Joker Is a Card
放送日:1965/10/14
監督:E・W・スワックハマー
脚本:ロン・フリードマン

第6話 イモリの目玉とコーモリと…

あらすじ・感想

ダーリンのクライアントの家へサマンサ一緒に来ていて、見事なペルーの黒バラを見せてもらっていたら、サマンサの具合が急に悪くなる。すぐに自宅に戻ってサマンサは安静にベッドで休んでいたが、魔法が使えなくなってしまう。

魔女専門の医者に診てもらっても原因はわからず、体調には影響ないらしい。隣に医者が来ているのを見て、グラディスさんは様子見がてらチキンスープを作って来た。サマンサがお礼を言っている最中に緑の斑点が顔中に浮かび上がり、ビックリしたグラディスさんは飛び出して行った。

クララおばさんがやって来て、ペルーの魔法の呪いらしく、ペルーの黒バラに魔女が接するとかかるとのこと。材料さえあれば薬が作れると言って、ダーリンはおばさんに紹介してもらって魔女専門の薬局へ材料を調達しに行く。

だちょうの羽だけ手に入らず、通りを歩いていたご夫人の帽子の羽を売ってもらおうとすると、警察に連れて行かれてしまう。警察からは何とか釈放されクララおばさんが薬を作るが効果がなく、ペルーの黒バラの花びらが必要になり、ダーリンはクライアントの家へ忍び込むのだが…。


初のサマンサが病気にかかるエピソードでしたが、普通の病気にはかからなくても呪いの類には魔女も弱いのですね。
ドクター・ボンベイがいてくれたらすぐに治ったのでしょうが、別のお医者さんだったからすぐには治らなかったようです。

原因がわからずサマンサもダーリンも心配でしたが、物知りのクララおばさんがいてくれて心強かったです。
いつもはサマンサが守ってあげてフォローしているクララおばさんが、今回は頼もしく見えました。

クララおばさんは調子がいいと言っていたように、だちょうを出すことができたし、ダーリンと留置場で簡単に入れ替わることができて、魔法を見事に使いこなしていました。

まあ、だちょうは中身まで出てしまいましたが、お目当てのものが手に入ってよかったです。
黒バラの花びらを加えてサマンサの病気もすぐに治ったし、クライアントも新しい黒バラが手に入ってホクホク顔でした。

ゲスト

ノートン – ローレン・ギルバート
トリグビー – フィリップ・クーリッジ

DATA

原題:Take Two Aspirin and Half a Pint of Porpoise Milk
放送日:1965/10/21
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:バーナード・スレード

第7話 おお、かみよ

あらすじ・感想

サマンサが眠っているとママが現れ、あと数時間で万聖節だから聖なる火山へ行こうと誘いに来る。人間として暮らし始めたサマンサは魔女の儀式には参加しないと主張し、今日はダーリンとお得意様をお迎えすると準備に余念がない。

ダーリンの会社から荷物が届き、開けてみると魔女を愚弄するようなおもちゃが入っていた。すぐにサマンサはダーリンに電話をするが、ダーリンは何も知らずラリーが送ったらしい。今日招いたクライアントはおもちゃメーカーの人で、ダーリンの家に送ったおもちゃもクライアントの自信作だからだ。

サマンサはこの件はダーリンが帰ってから話し合うつもりだったが、側で見ていたエンドラはそうもいかずダーリンの会社へ。ダーリンにサマンサを聖なる火山へ連れて行きたいと言うが、ダーリンに断られ口げんかになってしまう。

万聖節で子供達が仮装してスティーブンス家にやって来るのを見て、自分も子供に変身してダーリンに魔法をかけてしまう。ラリー夫婦とクライアント夫婦がやって来るが、ダーリンはママの呪いで狼男に変身しかかっていた。

生えてきた毛を剃って何とかその場を乗り切るが、すぐに毛が伸び爪まで生えてきた。ママに呪いを解いてもらおうとするがママの姿はなく、ダーリンは庭へ逃げ出してしまう。


ハロウィンは魔女とは相性が悪いのか、エンドラはしきりにサマンサを聖なる火山へ連れて行こうとしていました。
人間が魔女をバカにしているのが我慢ならないのもあるのでしょうが、ハロウィンで魔法にも何か影響が出るのかもしれません。

子供の魔女になったエンドラはとてもキュートだったし、アイラインはちゃんとエンドラしていました。
ダーリンや人間に教訓を与えたいというエンドラの気持ちも、何となくわかります。

毎年、ハロウィンが来るたびに魔女のヘンテコでグロテスクな格好ばかりフィーチャーされて、怖くてみにくい魔物のような扱いだったら、エンドラみたいに不愉快になるのは当たり前です。
何千年も生きているエンドラだからこそ、嫌なものをたくさん見てきたのでしょう。

サマンサが言うように魔女のイメージを変えたいなら、理解者であるダーリンに辛く当たるのは間違っています。
それにエンドラが気づいて謝ったのは大きな収穫だし、今後のダーリンや人間との関係を考え直してくれるかもしれませんね。

ゲスト

ジャック・ロジャース – ジャック・コリンズ
フィリス・ロジャース – バーバラ・ドリュー
子供のエンドラ – モーリーン・マコーミック

DATA

原題:Trick or Treat
放送日:1965/10/28
監督:E・W・スワックハマー
脚本:ローレンス・J・コーエン、フレッド・フリーマン

第8話 ああ、お恥ずかしいことに…

あらすじ・感想

ダーリンがどっさりクライアントのバーロウからもらったジャムを抱えて帰って来ると、クララおばさんが来ていた。ダーリンはサマンサにクライアントが明日帰るから、パーティーに一緒に行こうと誘っている。

サマンサは急なパーティーで着て行く服がないと悩んでいたら、おばさんが魔法で素敵な服を出してくれて、ダーリンのスーツまで新調してくれた。おばさんも一緒に行くことになり、車を止める場所がなくなって消化栓をおばさんが魔法で動かしてそこに止めてしまう。珍しくクララおばさんは魔法が順調に使えて上機嫌だった。

パーティー中にサマンサの服の袖が消え始め、急いで自分で魔法を使って別の服に着替え、クララおばさんに魔法が崩れ始めていると警告する。ダーリンがバーロウをホテルまで送って行くことになり、おばさんも一緒に帰ろうと車の所へ行くと、消化栓が元の場所に戻っていた。

警官が駐車違反だと寄って来るが、ダーリンのスーツは消えてしまって下着姿になっている。おばさんは何とかしようと魔法を使うが上手く行かず、ダーリンは留置場で過ごすことに。


大好きなクララおばさんのエピソードで、今回も大いに楽しませてもらいました。
最初はおばさんも順調で、サマンサの服を出したりダーリンの服まで着替えさせたりと、サマンサも顔負けでした。
魔力が弱かったりすると魔法も崩れるものなんですね。

サマンサは気づいて自分で服を出していてあの赤のドレスも本当に素敵だし、おそろいのスカーフまで付けて、本当におしゃれでした。
優しい顔をしておばさんもなかなか手厳しくて、バーロウさんにははっきりジャムがマズいと面と向かって言っていました。

腹黒さなど何もなく素直な意見が言えるのがおばさんのいいところですね。
ラリーはおばさんと初対面で、すっかりクララおばさんのことを気に入った様子です。
ダーリンは何回服を着替えさせられたかわからないし、奇妙な格好ばかりだったのが笑えます。

ゲスト

チャールズ・バーロウ – マックス・ショウォルター
モンタギュー – ディック・ウイルソン
コレッティ判事 – ハーディ・オルブライト

DATA

原題:The Very Informal Dress
放送日:1965/11/4
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ポール・デイビッド、ジョン・L・グリーン

奥さまは魔女

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク