奥さまは魔女 シーズン2 第9話~第12話 あらすじ・感想

第9話 現われた三人組

あらすじ・感想

精神科医のパースモアがサマンサの家に来て、南北戦争のために何かしたいのでダーリンに宣伝用のポスターを作って欲しいと頼み、サマンサがOKしてしまう。ダーリンは仕事が立て込んでいてサマンサが勝手に仕事を受けてしまったのを怒っている。

そんな中、博士から南北戦争を題材にした芝居をすると聞き、電話に出たダーリンはサマンサなら脚本を書けると保証してしまう。

なかなか芝居が書けず悩んでいるサマンサにママは、芝居の登場人物を魔法で出して、演じてもらってはどうかとアイデアを出す。サマンサは登場人物をイメージし、南軍の仕官と先住民、当時の女性の3人を魔法で出してイメージをふくらませていた。

ダーリンが帰って来て登場人物を消したはずなのに、潜在意識に残っていて事あるごとに3人が出て来てしまう。どうやら、ダーリンがキスをするとサマンサは芝居のことを考えずにすみ、3人も消えてくれるようだ。

先生のところへ2人でポスターを届けに行くが、先生の前でも3人が出て来てしまって、先生は幻を見たのだと思い込んでいた。


芝居の脚本を書くなんて素人にはかなり難しいことだし、サマンサもさすがに苦労していました。
ダーリンが登場人物が薄っぺらいなんて言うから、サマンサもいいお芝居にしたくて登場人物を出してしまったのでしょう。

サマンサの行く先々で3人組が疫病神みたいについて回っていたら、さすがに困ってしまいます。
家の中だけならまだしも、あの様子ではお買い物などで外出した時にも付いて来ただろうから、目撃した人達をどう言いくるめたのか気になります。

あの3人は南北戦争当時の人なのか、芝居のプロなのかわかりませんが、サマンサに脚本のアイデアを色々と授けてくれました。
ラストはダーリンも言っていたようにちょっと仰々しかったけど、ドラマチックな展開でよかったかもしれません。

ゲスト

コーコラン – チェット・ストラットン
先住民 – トム・ナディーニ
バイオレット – アイリーン・オニール
パースモア – オラン・ソウル

DATA

原題:And Then I Wrote
放送日:1965/11/11
監督:E・W・スワックハマー
脚本:ポール・ウェイン

第10話 かわいいダーリンちゃん

あらすじ・感想

ダーリンはおもちゃの船の宣伝を考えながら寝てしまって、サマンサは寝顔がかわいいと言って、子供の頃のダーリンはどんな感じだったんだろうとママの前で言い出す。ママは寝ているダーリンを子供に変えてしまって、もっと明るい場所でよく見ようと窓を開けるとダーリンが目を覚ます。

何も知らないダーリンはそのまま会社へ行く仕度を始め、髭剃りをしようと鏡を見たとたんに事態を把握する。何とか魔法を解いてもらい会社へ。

サマンサが家にいるとママが現れダーリンがものすごく怒っているので、もう魔法は止めてくれと頼む。サマンサからダーリンが言っていた悪口を聞いてしまったママは、再びダーリンを子供にしてしまう。

クライアントとラリーの前で宣伝の説明を始めたダーリンだったが、自分がまた小さくなったことに気づいてオフィスを飛び出してしまう。近くにいた女性から10セント借りて家に電話をかけ、電話越しにサマンサに魔法を解いてもらうことに。

クライアントはミニ・ダーリンをしっかりしていると気に入り、おもちゃが売れない理由を知りたいから、明日会社に連れて来いとラリーを通してダーリンに指示する。


チビダーリンがなかなかかわいくてとてもチャーミングでした。
子供の姿を利用して同じ子供からおもちゃが売れない理由を聞き出そうなんて、いいアイデアでしたね。

子供と大人のダーリンを同時に出すくらいサマンサにもできそうだし、いざとなればサマンサがチビダーリンに変身するとか、色々やりようがあったかもしれません。
ダーリンとチビダーリンの2ショットもぜひ見たかったです。

きっかけはエンドラで、ちょっとしたことでダーリンに仕返ししていましたが、ユーモアのセンスはなかなかのものです。
少しは反省の色を見せてちゃんとダーリンと名前を呼んでいたし、エンドラがダーリンを子供にしなかったら、おもちゃが売れない理由もわからずじまいでした。
話を面白くしてくれるのはたいていエンドラだから、おとなしくならずに突き抜けていてほしいです。

ゲスト

ハーディング氏 – オリバー・マッゴーワン
子供のダーリン – ビル・マミー

DATA

原題:Junior Executive
放送日:1965/11/18
監督:ハワード・モリス
脚本:バーナード・スレード

第11話 旅路の果て

あらすじ・感想

エンドラは朝からサマンサにクララおばさんの魔力が弱くなって、ロンドン旅行では苦労したと愚痴を言っている。最近、クララおばさんが若い頃に付き合っていた恋人ヘドリーに会い、クララの近況を聞かれたとのこと。そんな噂をしていたら、クララおばさんがやって来る。

年を取って魔法が満足に使えないことをヘドリーに知られたくないから、サマンサの家にかくまってほしいと訪ねて来た。しかし、エンドラはヘドリーとクララをくっ付けるいいチャンスだと、サマンサの家で食事をする約束を取り付けてしまう。

クララおばさんは最初は嫌がっていたが、サマンサがカバーすると言うので了承する。ひと足先にヘドリーはサマンサの家に入り込み、偶然やって来たグラディスさんをサマンサだと勘違いして花のダンスの魔法を見せてしまう。

ダーリンが帰って来てサマンサとクララおばさんも戻り、ヘドリーとクララは再会を喜び合っている。ヘドリーはクララにも花のダンスを見せ、魔力はまだ衰えていないとアピールしていた。

彼はエンドラからクララも魔法が使えると聞いていて、葉巻に魔法で火を点けてくれと頼み、サマンサが影で魔法を使って成功させる。


クララおばさんのロマンスあふれるお話で、ヘドリーとの恋が復活したみたいで本当に幸せそうでした。
エンドラも余計なことをしてクララおばさんにいじわるしたのかと思いましたが、エンドラなりの優しさだったのでしょう。

寄る年波には勝てぬなんて言うように実はヘドリーも見栄を張っていただけで、クララおばさんと同じで魔力が衰えていたんですね。
昔の恋人に今でも元気で何も変わっていないというところを見せたくて、お互いに無理してしまったのでしょう。

クララおばさんはゴージャスなゴールドの取っ手をもらって、婚約指輪よりもうれしいとみがいていた姿がとてもかわいかったです。
エンドラのロマンチックな演出もよかったし、老いらくの恋が実って本当によかったです。

ゲスト

ヘドリー・パートリッジ – チャールズ・ラグルス

DATA

原題:Aunt Clara’s Old Flame
放送日:1965/11/25
監督:E・W・スワックハマー
脚本:バーナード・スレード

第12話 山椒は小粒でも…

あらすじ・感想

サマンサの友達夫婦が息子マールを連れて現れ、ロンドンに行くのでひと晩だけマールをあずかってくれと頼まれる。ダーリンを驚かせたくなくてサマンサはマールが魔法使いだということをだまっていた。ダーリンは人間だから、この家では魔法を使うなとマールには言い聞かせてある。

ダーリンはラリーと飲みに行って、ルイーズの誕生日プレゼントに渡すネックレスをあずかることに。隣りの怪しげな客がじっとその様子をうかがっていた。

ダーリンが帰宅してマールを見て少し驚くが、いい子だとほめる。1人で何もやることがないマールをダーリンがキャッチボールに誘うと、速球を投げたり球をバットで簡単に打ってしまう。野球選手になればとすすめるが、本人は全くその気がなかった。

夕食はステーキだったがマールは嫌いだからと食べずに部屋へ。自分でブラシを魔法で変えたおもちゃの消防車で遊んでいるとダーリンがやって来て、消防車を取り上げようとする。マールは怒って魔法でダーリンを攻撃し、魔法使いだということがばれてしまう。


ダーリンは子供の扱いがなかなか上手く、泥棒を撃退した手腕はお見事でした。
自分が消防車のおもちゃで痛い目にあっていたから、泥棒が消防車に手を出すと同じような目にあうとわかっていたから、わざとけしかけたんですね。

マールは表向きは素直ないい子ですが、やはり子供だから好きなことをやって、食べたいものを食べていました。
いくら魔法使いでも常識や規律はちゃんと教えないといけないと、サマンサは自分の方が魔法の腕が上でダーリンはこの家の主だというのをしっかりとわからせて言うことを聞かせていました。

この調子なら、お腹の子が生まれてもちゃんといい子に育てられそうです。

ゲスト

マール・ブロッケン – クレイグ・ハックスリー
ウォルター・ブロッケン – ジェームズ・ドゥーアン
マーガレット・ブロッケン – アン・サージェント

DATA

原題:A Strange Little Visitor
放送日:1965/12/2
監督:E・W・スワックハマー
脚本:ジョン・L・グリーン、ポール・デヴィッド

奥さまは魔女

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