奥さまは魔女 シーズン7 第9話~第12話 あらすじ・感想

第9話 変てこりんな犬

あらすじ・感想

ドッグフードのお得意様確保のため、ダーリンは明け方まで犬について勉強し、そのまま会社へ。サマンサの前にエンドラが現れて、昔サマンサにぞっこんだったアシュレーを連れて来る。

サマンサはアシュレーに全く興味を示さず追い出され、ダーリンがどんな人なのか会社へ様子を見に行く。お得意のギボンズさんと話し合っているダーリンとラリーの様子を、アシュレーが透明になって見ていた。

犬を飼っている人にしか仕事は依頼しないとギブンズさんは言っていて、ラリーとダーリンは嘘八百を並べ立て、奇妙な犬をダーリンが飼っていると言ってしまい、夕方にはギボンズさんがダーリンの犬を見にやって来ることに。

アシュレーは保健所でダーリン達が言っていた犬そっくりに変身し、ダーリン達は喜んで犬をもらって来る。サマンサがアシュレーにえさをあげようとすると、えさがステーキに変身し、犬がアシュレーだとばれてしまう。

元の姿に戻ったアシュレーに今度はサマンサが魔法をかけ、ギボンズさんの前で芝居してくれと取引する。ちょうどグラディスさんがやって来て犬のことをバカにしたため、アシュレーはお隣に行ってグラディスさんをやり込めてしまう。


アシュレーはやっぱりエンドラの差し金で、エンドラが予想した通りにはなりませんでした。
ダーリンもラリーも、犬好きのお得意さんの前で犬について語っていましたが、どれも意見が一致しないなんて珍しいですね。

頭の毛が短くてお尻が長いとか、ヤギみたいなヒゲが生えているなんて、ラリーの口から出まかせも相当なものでした。
アシュリーはかき回したかったのか協力したかったのかわかりませんが、いいタイミングで犬に変身してくれました。

洗練された魔法使いみたいだったから、ドッグフードなんて食べられなくてステーキにしてしまったのでしょう。
失礼なことを言ったグラディスさんをアシュレーがやり込めるシーンもお見事でした、アシュレーもきっと胸がすっとしたことでしょう。

サマンサのアシュレーに対する態度はちょっと冷たすぎな感じもしましたが、アシュレーはそれくらいしないと引かないタイプなんでしょうね。

ゲスト

チャーリー・ギボンズ – エドワード・アンドリュース
アシュレー・フリン – ノアム・ピトリク

DATA

原題:Samantha’s Pet Warlock
放送日:1970/11/19
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:ジェリー・メイヤー

第10話 サマンサのおじいちゃん

あらすじ・感想

朝からエンドラがやって来て今は物珍しくて下等動物と幸せに暮らしているが、そのうち嫌になるとサマンサに文句を言うが、サマンサは気持ちはいつまでも変わらないと宣言する。エンドラは帰り際にダーリンに年寄りになる呪文をかけてしまう。

ラリー夫婦とトランプする予定を断り、ダーリンとサマンサはドライブインシアターへ映画を見に行く。休憩時間にサマンサが売店へ行くとラリー夫妻とばったり会い、ダーリンが病気でダーリンの祖父のグローバーと来たとウソを付いてしまう。

ラリー達はちょうどいいと、叔母ミリーを連れて来て、サマンサ達と一緒に映画を見るようすすめて自分達は帰ってしまう。ミリーを送ってラリーの家へ行くと、ラリーがグローバーとミリーをくっ付けようと、ミュージカルに2人で行くようすすめる。

翌日、クライアントとの打ち合わせがあるのにエンドラがつかまらず、クライアントがダーリンの顔を知らないのでサマンサのアイデアで年寄りの姿のままクライアントとの待ち合わせにダーリンは行く。

レストランで打ち合わせ中にラリーがやって来て、病気のダーリンの代わりに来たとグローバーはその場を取り繕い仕事を上手く行かせるのに成功する。


ダーリンは見た目だけ年寄りになって、中身はそのままだったからまだ救いがありました。
体や頭まで年を取ってしまっていたら、ミリーを避けたりクライアントを説得することはできなかったでしょうね。

エンドラもダーリンが年を取った時に娘が本当に幸せでいられるかどうか、心配だったから教訓を与えるために魔法をかけたのかもしれません。

自分もモーリスと夫婦として長年暮らしてみて、色々と苦労する部分があったからこそ、人間と結婚したサマンサはもっと苦労するだろうと思ったのでしょう。

だったら、今のうちにどうなるかを体験させてみて、上手くいかなければ今の結婚を考え直すだろうという親心を感じました。
根は悪い人じゃないですし娘を思う気持ちは強いですから、悪意というよりは自分の経験や信念からやっていることだと思います。

ゲスト

ミリセント – ルース・マクデヴィット
ジェニングス・ブッカー – エドワード・プラット
キャロライン – ホープ・サマーズ

DATA

原題:Samantha’s Old Man
放送日:1970/12/3
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:マイケル・モリス

第11話 あなたが笑えば私も笑う

あらすじ・感想

ダーリンは新しいクライアントのラングレーさんを顧客にすることができて、クライアントの妻をサマンサにもてなして欲しいと言っている。そんな話をしている中、エンドラが現れる。

エンドラはサマンサには自由がないと文句を言い始め、テレビの画面に自由奔放なセリーナの姿を映し出す。サマンサはこのままで十分幸せだと、エンドラの言うことに耳を貸そうとはしない。

エンドラはセリーナが感じていることを、サマンサも同じように感じるように魔法をかけてしまう。サマンサの様子が急におかしくなり、面白くもないのに笑い出したりするようになってしまう。

食事中なのに急にコウライキジを食べたいとサマンサが言い出し、ダーリンと2人でスーパーへ。その頃、セリーナは魔法使いとデート中で、ガンガン音楽を鳴らしてダンスしていた。

同じく、スーパーに買い物に来ているサマンサも踊り出し、急いでダーリンはサマンサを家に連れて帰ることに。家に着いた頃にはダンスも収まっていたが、女性委員会の委員長ラングレー夫人と副委員長のハンター夫人が予定より1時間も早くやって来てしまった。

セリーナはデート中だった魔法使いが結婚していると言って逃げ出し、男を嫌いになって涙に暮れていた。


自由奔放な言動はセリーナの十八番でしたが、今回はサマンサがセリーナとシンクロしてそうなってしまいました。
いつもいい妻のサマンサがセリーナ風になるだけでも可笑しいし、サマンサのハチャメチャダンスもなかなかイケてました。

心配そうだったダーリンとラリーも強気な女性陣には太刀打ちできず、そっと遠くから眺めているしかなかったですね。
結局は、クライアントのラングレーさんが無茶をして手に入れた会社のポジションだったから、契約を切られてラッキーでした。

いつもなら上手い言い訳を考えてみんなの前で披露するサマンサとダーリンですが、今回ばかりは何も出て来なかったようですね。
それが功を奏してラリーの会社がスキャンダルに巻き込まれるのを防げましたし、本当に運の強いスティーブンス夫婦です。

ラリーはいつもの調子で意見をコロコロ変えていましたが、またしてもダーリンとサマンサに救われた形になりましたね。

ゲスト

ラングレー夫人 – バーバラ・モリソン
ハンター夫人 – アン・ドラン

DATA

原題:The Corsican Cousins
放送日:1970/12/10
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:エド・ジュリスト

第12話 スランプも魔法のせい?

あらすじ・感想

ダーリンはここのところスランプで仕事の契約が取れず、エンドラが魔法をかけたのではないかと疑っている。サマンサがエンドラを呼んで聞いてみるが、それほど暇じゃないと否定されてしまう。

会社に行ったダーリンはクライアントのハーモンさんに宣伝案を披露するが、設定だけ聞いただけで却下されてしまい、ラリーから休むよう言われる。

サマンサはダーリンを心配してドクター・ボンベイを呼び出し、ダーリンが魔法にかかっているかどうかを調べてもらうことに。魔法にかかっているかもしれないと詳しく調べようとすると、ドクターの機械が不調になり、症状が悪化したら呼んでくれと去ってしまう。

翌日、ダーリンはベッドから出ようとせず会社を辞めるから、サマンサにも魔法をバンバン使えと言い出してしまう。困ったサマンサはダーリンの考えを尊重するふりをして、会社にだけは行ってくれと頼み、魔法の薬だと偽ったオレンジジュースを飲ませる。

何でもダーリンの言う通りになるからと説得し、ダーリンは会社でハーモンさん相手に前を同じ宣伝案を堂々と最後まで発表することに。


これまで何回もひどい目にあわされたダーリンですから、サマンサの身内の誰かが魔法をかけたのだと疑いたくなる気持ちはわかります。
そんなダーリンを責めずに何とかわからせようとしたサマンサのがんばりには敬服しますね。

ドクター・ボンベイのくだりも全て、サマンサの仕組んだことなのかどうかはわかりませんが、ダーリンの言うことをまずは信じて行動を起こすところがサマンサの素晴らしいところです。

ダーリンがこのまま楽をしてサマンサの魔法で生活したいと言い出しても、否定せず打開策を自分から見つけ出して、ちゃんとダーリンに自信を付けさせてあげていました。

それにしても、サマンサがドクター・ボンベイを呼び出していた呪文が面白かったです。
香港、ポンペイ、ボンベイと韻を踏んでいましたが、英語でも同じだったのかどうかが気になりました。

ゲスト

ハーモン氏 – チャールズ・レイン

DATA

原題:Samantha’s Magic Potion
放送日:1970/12/17
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:シャーリー・ゴードン

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