奥さまは魔女 シーズン5 第9話~第12話 あらすじ・感想

第9話 でもデモはつづけます

あらすじ・感想

サマンサは公園でタバサを遊ばせながら、他のママ達と世間話を楽しんでいた。いきなり測量技師が現れて邪魔だと言われ、公園は閉鎖になると聞かされる。公園の持ち主モスラーさんがここをショッピングセンターにすると言っていて、市に掛け合ったがらちが明かない。

帰宅したダーリンに何かアイデアはないかと尋ね、みんなで団結して行動を起こすといいとアドバイスされる。翌日、サマンサがリーダーとなって子供を持つママ達はプラカードを持ち公園を守るデモを始めた。

サマンサが魔法を使ってダンプカーなどを退けることはできたが、モスラーさんが現場にやって来て法的に訴えると息巻いている。

ダーリンとラリーは長年の顧客モスラーさんを出迎えると、モスラーさんは今日公園であったことを愚痴り始めて、ピンと来たダーリンの様子がちょっとおかしくなる。

帰宅したダーリンはサマンサにショッピングセンターが出来たら便利になるし、市も潤うと説得しようとするが、サマンサを怒らせるだけだった。翌日、サマンサとデモのことがデカデカと新聞に載り、朝からラリーがダーリンの家にすっ飛んで来た。


サマンサはなかなか行動力があります。
ベテランママも中にはいたでしょうが、公園を守るために自ら立ち上がるなんて、とても勇気がありますね。

モスラーさんが公園の持ち主でダーリンとラリーの顧客だったというのは予想できましたが、どう切り抜けていくのかが見ごたえありました。

ダーリンはいったんはサマンサに考え直すよう言いますが、妻は正しいことをしていると味方になってくれるなんて、とても素敵な旦那さまです。
仕事を失うことになったとしてもラリーやモスラーさんにたて突くなんて、なかなかできることではありません。

サマンサが魔法をかけて公園の銅像がしゃべっていたはずなのに、魔法が解けてもサマンサに微笑みかけていたのは、どういうわけなのかちょっと気になります。

ゲスト

ガーニー – ノラ・デニー
ベントリー – バーバラ・ペリー
ネイサン・モスラー – ロバート・テリー
ハーラン・モスラー – アーチ・ジョンソン

DATA

原題:Samantha Fights City Hall
放送日:1968/11/28
監督:リチャード・マイケルズ
脚本: リック・ミッテルマン

第10話 アベコベ声がわり

あらすじ・感想

アーサーおじさんがタバサに子犬をプレゼントしようとやって来た。また、ルイーズがラリーとけんかしたと、スーツケースを持ってスティーブンス家にやって来る。しばらく話しているうちにルイーズは少し横になりたいと2階へ行ってしまう。

サマンサはダーリンの許可がないと犬を飼うのは難しいとおじさんに話すと、ダーリンの声を聞こうと魔法をかけ、サマンサがしゃべるとダーリンの声になってしまう。

その頃、ダーリンはラリーと一緒にバーにいた。ラリーもまたルイーズとけんかしたことをダーリンにグチっていて、ダーリンがラリーを励ましている。すると、突然、ダーリンの声がサマンサの声になってしまい、驚いたダーリンは急いで自宅へ戻る。

アーサーおじさんの仕業だとわかって怒るダーリン。おじさんは呪文を解いて声は元に戻ったかに見えたが、声が定着せず相変わらずアベコベのままである。

上にいたルイーズが降りて来るとサマンサの声がダーリンの声になっているので、怖くなって立ち去ろうとしていた。そんな中、ラリーまでスティーブンス家にやって来て、事態はさらに悪くなってしまう。


アーサーおじさんはまさにクララおばさんの変形で、今回もまた呪文を忘れてしまって大騒動になってしまいました。
相変わらず寒くなるようなアーサーおじさんのギャクの応酬でしたが、サマンサはそれでも笑ってあげるなんてとても優しいですね。

堅物で真面目すぎるダーリンには、おじさんのユーモアが通じないみたいで、いつもおふざけがすぎると怒ってばかりです。
ほんの少し許す気持ちがあれば、ダーリンとアーサーおじさんとなら仲良くできそうなのですが…。

ルイーズがスーツケースを持ってサマンサの家に来たから、さぞや大きなけんかをしたのだろうと思ったら、大したことではなかったです。
夫婦げんかなんてそんなもので、はたから見たら大したことじゃなくても、大きなけんかに発展するという見本みたいなものでした。

DATA

原題:Samantha Loses Her Voice
放送日:1968/12/5
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本: リラ・ギャレット、バーニー・カーン

第11話 わたしはチョウチョ

あらすじ・感想

ダーリンの母フィリスがやって来て、明日からタバサを保育園へ入れると言い出し、費用も支払ってしまっていた。翌日、ダーリンはタバサを病気だと言って保育園行きを止めようとサマンサに提案するが、サマンサはタバサに魔法は使わないよう言い聞かせたし、自分が見てるからと大丈夫だとダーリンを安心させる。

フィリスが迎えに来て3人で保育園へ。サマンサの当てが外れ授業は見学できず、タバサ1人を残してフィリスとショッピングへ。ドレスを試着するふりをして保育園で様子を見に行くと、いす取りゲームでタバサは魔法を使って勝ってしまった。

先生はみんなに森ごっこをすると言い、タバサと仲良しになったエミーにヒキガエル役をやるよう言う。エミーはトウチョがいいと泣き出し、タバサは魔法を使ってエミーをチョウチョにしてしまい、チョウチョは窓から飛んで行ってしまった。

サマンサはすぐにお店に戻ってさらにドレスの試着をすると言って、また保育園へ戻ると、エミーがいなくなったと大騒ぎになっていた。


タバサももう保育園に行く年齢になったなんて、子供が大きくなるのは早いですね。
まだタバサの年では、どうして魔法を使ってはいけないかというのを理解するのは難しいでしょう。
欲しいものがあったら魔法で出してしまうだろうし、楽しいことに魔法を使いたくなるのもわかります。

今回は、仲良くなったエミーちゃんが泣いていてチョウチョになりたいと言ったから、タバサはその願いをかなえてあげたいと思って純真な心から魔法を使ってしまったのでしょう。

元の姿に戻ったエミーちゃんはすごく楽しかったと言っていたし、いい経験ができたのではないでしょうか。
先生はかわいそうでしたが、ちょっと高圧的で子供を教えるのには向いていないようでした。

ゲスト

エミー・テイラー – マラリー・フォスター
バーチ先生 – モード・プリケット
ルース・テイラー – ローラ・フィッシャー
ハーブ – ポール・ソレンセン
ベニー – カール・ルーカス

DATA

原題:I Don’t Want to Be a Toad, I Want to Be a Butterfly
放送日:1968/12/12
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:ダグ・ティブルス

第12話 悲しくておかしくて

あらすじ・感想

朝からグラディスさんが家にやって来て、庭にある枯れた柳の木を切ってくれと頼まれる。あの柳の木はタバサが生まれた時に植えたもので、思い出深いから切れないとサマンサが断ると、行政に訴えて切ってもらうと言ってグラディスさんは帰って行った。

ダーリンが出社する時に近所に越して来た若い女の子から、近くまで乗せて行ってくれと頼まれ、その様子を窓からグラディスさんがのぞいていた。ちょうど会社に着いてダーリンが女の子と一緒に車から降りて来たところを、ラリーが見ていた。

サマンサはドクター・ボンベイを呼び出して柳の木を見てもらうと、魔法がサマンサにまでかかってしまう。風が吹くたびにサマンサは泣き出してしまって、グラディスさんがまた窓からその様子をのぞいていた。

その上、グラディスさんはダーリンの会社まで電話をかけてサマンサの様子を話し、女の子のことを口にする。サマンサはドクター・ボンベイを再び呼び出して治してもらったはずだが、今度は風が吹くたびに大笑いするようになってしまう。


柳の木は寿命がきていたわけじゃなくて、何か病気にでもかかっていたのでしょうか。
ドクター・ボンベイは今までサマンサやエンドラの奇妙な病気を治していましたが、本業じゃないにしても植物まで治せてしまうんですね。
まあ、ヤブ医者みたいですが何とか最後には木の病気を治してくれて、切らなくてすんだのは幸いでした。

サマンサにまで呪文がかかってしまって泣き上戸になってしまった時に限って、タイミング悪くダーリンが女の子を車に乗せてしまったもんだから、色んな人が浮気してサマンサが落ち込んでいると勘違いしてしまったのでしょう。

大事な会議を抜け出してまでラリーがサマンサの様子を見に来たのは、浮気の真相を知りたいという好奇心だと思います。
しかも、サマンサの笑いは近くにいる人間にまで感染させるみたいで、ラリーとダーリンの3人で大笑いしていた姿が楽しそうでした。

ゲスト

スチュワート – ビンセント・ケリー
エレイン・ハンソン – シャロン・ボーン

DATA

原題:Weep No More My Willow
放送日:1968/12/19
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:マイケル・モーリス

奥さまは魔女

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