第21話 人間の男性ってすてき!
あらすじ・感想
セリーナがやって来て、自分も下等動物の人間と結婚すると言い出す。自分にぴったりな相手を探すため、サマンサに付き添ってもらって結婚センターへ行き、コンピューターはたった1枚のカードをはじき出す。
担当者がデートのセッティングをしてくれて、現れたフランクにセリーナは夢中になってしまう。スティーブンス家に夕食に招くことになり、サマンサは人間流に魔法を使わずに料理するようアドバイスする。
一方、フランクは実は魔法使いで人間の女性を探していて、父親から人間は完璧ではなくどこかミスがある方が好かれるとアドバイスされる。セリーナもフランクもお互いに相手に好かれようとミスばかりしていたが、相性ぴったりで明日の夜も会うことに。
セリーナもフランクも自分は人間ではないと話すつもりで、まずはセリーナが魔法を披露する。しかし、フランクはセリーナの魔法にケチを付けて自分も魔法を使うが、怒ったセリーナは特大サイズのお酒を出して頭からぶっかけてしまう。
自由奔放で遊び人のセリーナも、サマンサとダーリンの仲のいい様子を数年ほど見てきて、自分もそうなりたいと人間と付き合うことにしたのだと思います。
今回は相手が魔法使いでしたが、人間だったら最初のうちは楽しくても刺激が足りなくなって、飽きてしまっていたかもしれませんね。
フランクが魔法使いで、お互いに人間のふりをして人間に好かれようとしていたのは、ユーモラスな展開でした。
魔法使いでもセリーナにぴったりな人がいるでしょうし、フランクは紳士で穏やかな感じでしたから、ちょっとセリーナが我慢すればいいカップルになれたのにもったいなかったです。
オチもなかなか面白かったですし、セリーナが落ち着いて幸せな結婚している姿も見てみたいです。
ゲスト
ラブレース – ピーター・ブロッコ
ウォルター・ブロジェット – ロブ・テリー
フランクリン・ブロジェット – ロイド・ボックナー
ビームス – ジョン・フィードラー
DATA
原題:Marriage, Witches’ Style
放送日:1969/2/20
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:マイケル・モリス
第22話 猛烈モンキーマン
あらすじ・感想
サマンサはタバサを公園で遊ばせた後、帰りを急いでいて魔法でローラースケートを出して帰って行く。小さな男の子が飼っているチンパンジーも公園に来ていて、サマンサの魔法を目撃。公園から去るサマンサ親子の後をこっそりつけてスティーブンス家にやって来た。
外で何やら音がするとサマンサがドアを開けると、裏庭には遊具で遊ぶチンパンジーの姿がある。飼い主のところへ帰してあげたいけど言葉が通じず、魔法でチンパンジーを人間の男性にしてしまった。チンパンジーはずっと人間になりたかったと言って、飼い主の住所を言おうとはしない。
ダーリンはカナダに出張中で、ラリーの元へクライアントのタッカーさんと部下のフリンさんがやって来て、宣伝に男性モデルを使いたいと言って来る。とりあえずダーリンの帰りをダーリンの家で待とうと言うことになり、3人でスティーブンス家へ。
ちょうどエンドラが現れてチンパンジーの件を面白がっている中、ラリー達がやって来る。タッカーさんがひと目でチンパンジー男のことを気に入り、モデルとして使いたいと言い出し、エンドラは彼をダーリンのいとこハリーだとみんなに紹介。
サマンサはダーリンの立場を守るため、とりあえずハリーを撮影現場へ連れて行くことに。
ここのところダーリン不在で、サマンサとのラブラブ生活を見ることができないのが残念です。
代わりにレギュラー陣が頑張っていて、アイデア豊富な面白いエピソードで楽しませてくれていますね。
人間になりたかったチンパンジーも、仕事や不合理なことに直面して、チンパンジーの暮らしがいかに楽かを実感できてよかったです。
撮影現場をひっかき回したり、撮影用小道具のリンゴを食べたりと、八面六臂の活躍でした。
ハリーの動きそのものがおサルさんみたいで、まさに適役です。
ハリーの飼い主の少年は、「人気家族パートリッジ」のダニー役のダニー・ボナデュースくんでしたね。
他のドラマで活躍していた俳優や女優を見つけられて、ちょっとうれしくなってしまいました。
ゲスト
ボンド – ジュディ・マーチ
チャールズ・ギルバート – エルマー・モデリン
ボビー・フリン – ポール・スミス
ハリー・シモンズ – ルー・アントニオ
エヴェリン・タッカー – ガイル・コーブ
DATA
原題:Going Ape
放送日:1969/2/27
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:リラ・ギャレット、バーニー・カーン
第23話 チビッコ魔女で大騒ぎ
あらすじ・感想
ダーリンは不在中でダーリンの母フィリスがスティーブンス家に来るが、エンドラとはバチバチ状態。フィリスはタバサを博物館へ連れて行きたいと言うが、サマンサはまだ早いとやんわりと断ってしまう。
後日、ダーリンの父フランクがやって来て、フィリスはサマンサがタバサに自分を近づけようとしないと、不平をもらしていると話す。フランクの提案で週末2日間、タバサはフランクとフィリスの家で預かることになってしまう。
タバサのことが心配でたまらないサマンサは、一緒にくっ付いて行くことに。タバサが九官鳥に魔法をかけて会話しているところをフィリスに見られ、あわてて隙を見てサマンサが魔法を解かせる。
タバサがお昼寝から目覚めると、これ以上魔法で厄介なことが起きないようにと、サマンサはタバサを連れて帰ると言い出し、フィリスの機嫌が悪くなってしまう。そんな大人が言い合っている姿を見たタバサは自分のせいでけんかしていると思って、姿を消してしまう。
ちょうどエンドラも来ていて、手分けしてタバサを探し始めた。エンドラのアドバイスでタバサは魔法で小さなものに化けているらしい。花瓶やティーポットに話かける2人の姿を見たフランクとフィリスは、さらに困惑し始めてしまう。
タバサも大分大きくなったから、タバサメインのストーリーも面白さが光るようになりましたね。
ただいたずらで魔法をかけるだけでなく、大人のやり取りを見て傷ついてしまったりなど、子供なりの心理が描かれていてちょっとキュンとしてしまいました。
そんなタバサを諭すサマンサやエンドラの言葉も優しさにあふれていて、とっても素敵です。
まさか、クッキーに化けていたとはタバサもやるものです。
サマンサの子供の頃のエピソードをエンドラがあげていて、切手に化けてとんでもないところへ行ってしまった、というのが笑えました。
フィリスだけでなく今回はフランクまで変なものを見てしまって頭を抱えていましたが、2人とも世界一周旅行に本当に行ったのでしょうか。
DATA
原題:Tabitha’s Weekend
放送日:1969/3/6
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:ペギー・シャントラー・ディック、ダグラス・ディック
第24話 ホコリ高き名門
あらすじ・感想
大金持ちで名門のクライアントロックフォード夫妻をスティーブンス家に招き、ラリーも加わってみんなで食事を楽しんでいた。ロックフォードさんがバーニング・オークという会員制のハイソはゴルフクラブに入らないかと誘ってくれたが、ダーリンはそんな身分じゃないと断ってしまう。
ロックフォードさんはノーと言われ、不機嫌になって帰ってしまった。翌日、ダーリンはロックフォードさんに謝るつもりだったが、ラリーが先に誤り、2人をバーニング・オークに招待してくれる。
一方、サマンサもロックフォードさんの妻から婦人会に誘われ、バーニング・オークに行くことに。エンドラはダーリンにお高くなる魔法をかけてしまって、言動が権力を持った金持ちみたいになってしまう。
婦人会の奥様方からサマンサは平民だと遠まわしに非難され、頭に来ていた。帰宅してダーリンの様子がおかしいのに気づき、ママが魔法をかけたのに違いないとママを呼ぶが姿を現さない。
ハガサおばさんに力を借りて、バーニング・オークのメンバーの家系を調べてもらうことに。みんながバーニング・オークに集まって会話している最中にエンドラが現れ、ダーリンにかけた魔法を解いてメンバー達の家系図をサマンサに渡す。
久々にダーリン登場で、やっぱりサマンサと2人そろっていないと、奥さまは魔女って感じがしませんね。
相変わらずエンドラの魔法のえじきになってハイソに足を突っ込み、強気な発言をしていました。
今回は仕事がお流れになりそうだった割には、ラリーが大騒ぎしなかったですね。
ダーリンをスティーブンスと呼んだくらいで、自分でクライアントに頭を下げに行くなんて、ちょっとは成長したのでしょうか。
奥さま連中も嫌味たっぷりで、サマンサを平民だとバカにしていました。
サマンサもよく腹を立てて魔法を使わなかったものです。
クラブで気取った連中のルーツを発表していたサマンサは、さぞや気分が良かったことでしょう。
ゲスト
J・アール・ロックフォード – エドワード・アンドリュース
ホーテンス・ロックフォード – グレンダ・ファレル
シンシア・モンティーグル – ジューン・ヴィンセント
ハガサおばさま – ドリーン・マクリーン
モンティーグル氏 – モーリス・ヒューゴ
モートン氏 – ハリー・スタントン
ジェシカ・モートン – ハリエット・E・マクギボン
DATA
原題:The Battle of Burning Oak
放送日:1969/3/13
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:レオ・タウンゼンド、ポーリン・タウンゼンド
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