第25話 魔力が消えた
あらすじ・感想
夜中に光るボールに起こされたサマンサが階段を下りて行くと、エンドラが現れる。魔女議会がダーリンとサマンサの結婚に反対し、サマンサから魔法を取り上げてしまった。
翌日、アーサーおじさんとセリーナが魔女議会の決議を聞いてやって来て、サマンサの味方になると宣言する。雷の音がしたかと思うと、2人の発言を魔女議会が聞き、アーサーおじさんとセリーナも魔法が消えてしまった。
2人はどうやってこれから生きていくべきかと話し合っていて、セリーナは未経験でもできる仕事を新聞で見つける。サマンサが車で2人を送って行って、アーサーおじさんとセリーナはアイスクリームスタンドのアイスを黙々と作る仕事に就く。
ベルトコンベアで流れてくるバナナにチョコとナッツを付け、冷凍庫に保管する作業だ。2人はベルトコンベアが早すぎて仕事が追いつかず、店内は大騒動になってしまう。
サマンサの家に帰って来た2人はなかなか楽しかったと冗談を言い合っていたが、サマンサはエンドラに事態を収拾する方法について相談する。エンドラは議会に謝るしかないと言うがサマンサは反対していて、とりあえず魔女議会へ行ってみることに。
サマンサの一族勢ぞろいでなかなかの個性派ばかりなのに、よくけんかになりませんでしたね。
アーサーおじさんもセリーナも、実はダーリンのことを内心では認めているみたいでした。
魔法が使えなくなって、アーサーおじさんはマッチの点け方すら知らず、予想外のやり方で火を点けようとしていたのには笑いました。
魔法が消えるという非常事態だったのに、アーサーおじさんもセリーナもユーモアを忘れず笑ってすごしていたのがとても素敵でしたね。
これも、アーサーおじさんの影響なのでしょう。
サマンサも自分のせいでアーサーおじさんとセリーナに迷惑がかかってしまったから、いたたまれない気持ちだったことでしょう。
サマンサの必死の訴えが認められて無事に魔法が戻り、ハッピーエンドでよかったです。
DATA
原題:Samantha’s Power Failure
放送日:1969/3/20
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リラ・ギャレット、バーニー・カーン
第26話 国連のためなら…
あらすじ・感想
ダーリンが出張中でサマンサが庭で椅子のペンキ塗りをしていると、公園のデモで一緒だった夫人がやって来る。デモでのサマンサのリーダーシップに感動して、ユニセフの基金集めの委員になってくれとのこと。
約束の日時にサマンサが会議に出かけるが、夫人達がもめていて、大口の寄付をするはずだったハスケルさんが寄付を断ってきたと困っていた。ハスケルさんを説得するため、サマンサが専属の担当者になってしまう。
さっそく自宅に訪ねて行くと、部屋の模様替えのコーディネーターと間違われてしまう。ユニセフの基金集めの件だとわかると、ハスケルさんは急に態度を変えて、家から追い出されてしまった。
頭に来たサマンサはハスケルさんにプレッシャーを与えようと、一瞬だけ運転手に化けたり会社の秘書にばけたりして、ハスケルさんに自分の幻覚だと思わせてしまう。精神科医にかかったハスケルさんは結婚のストレスだと診断される。
サマンサのプレッシャーもなかなかのものでしたが、ハスケルさんもサマンサを金髪美人の自分の良心だと思い込んでしまったのがユーモラスです。
しかも、一緒に現れたエンドラは不安などの悪魔だなんて、ぴったりですね。
エンドラは七つ道具として、真実の塩を持ち歩いているんですね。
他にはどんな道具があるのか、とても気になってしまいました。
塩自体の効果は目に見えていましたが、塩が入っていた容器がなかなかクラシカルで雰囲気がありました。
サマンサは周りから半強制的にハスケルさんの担当にさせられていましたが、それがなくてもサマンサは正義を守りたい気持ちがあるから、きっと引き受けたと思います。
ゲスト
E・J・ハスケル – ハーブ・ヴォランド
チョムスキー医師 – バーニー・コペル
ライラ・レイトン – シャロン・ボーン
ヴェーマイヤー夫人 – サラ・シーガー
ブルース – フランク・ジェームス
ブレイク – ジーン・ブレイク・フレミング
マードック – ハワード・デイトン
DATA
原題:Samantha Twitches for UNICEF
放送日:1969/3/27
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:エド・ジュリスト
第27話 猛烈パパ登場
あらすじ・感想
サマンサとダーリンが誕生日のお祝いをしてると、サマンサのパパ、モーリスがやって来る。娘を喜ばせているとダーリンにも優しく接し、誕生日プレゼントだとライターを渡す。
ライターには魔力が少し込められていて、ちょっとした願いをかなえてくれると言うが、魔法嫌いのダーリンはプレゼントはもらえないとモーリスを怒らせてしまう。気づくとダーリンはモーリスにロバに変えられていて、サマンサが慌てふためく中、パパは姿を消してしまった。
窓から首を出しているロバの姿をお隣りのグラディスさんに見られていて、翌朝やって来てあれこれとしつこく聞いてくる。サマンサはエンドラを呼び出してパパの行方を聞き、2人で探しに行くことに。
空手の試験を受けると美女の先生相手にモーリスは楽しんでいたが、娘の願いだと知りスティーブンス家へみんなで戻って来る。
タバサが大変だと騒いでいて、グラディスさんが動物愛護協会を呼んでしまって、ロバになったダーリンをどこかへ連れて行ってしまった。やっとのことでサマンサはロバを探し出して家へと連れ帰り、モーリスは魔法を解こうとするが全く効果がないままだった。
久々にサマンサのパパ登場で、相変わらず派手でタイトルの通り猛烈パパでした。
せっかくダーリンのことを認めてくれたのに、融通の利かないダーリンはモーリスを怒らせてしまって、散々な目にあいましたね。
エンドラまで巻き込まれて夫婦喧嘩が始まるかと思いましたが、意外と2人とも冷静で大事にならずによかったです。
いつもだとサマンサ達にいい具合にだまされて、頭がおかしいとアブナーに思われているグラディスさんですが、今回ばかりはグラディスさんが正しかったということになり、きっと鼻高々でアブナーに自慢したことでしょう。
チェスをするロバなんて現実にはいないでしょうが、モーリスのいたずら心と楽しみたいという気持ちから、アブナー相手にチェスをするエンディングが最高でした。
ゲスト
アンジェリーク – メルセデス・マヨルカ
イベット – シバ・ロジール
DATA
原題:Daddy Does His Thing
放送日:1969/4/3
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:マイケル・モリス
第28話 こんどは人間の子?
あらすじ・感想
サマンサの家にモーリスがやって来て、今日は光り輝いているとほめてくれる。モーリスは有能な秘書を雇ったとビーチャムをサマンサに紹介すると、ぜひママにも紹介すべきだとエンドラを呼んでしまう。
エンドラはモーリスがまた若い子にうつつを抜かしていると怒り出し、魔女議会の離婚委員会に報告すると去って行った。
タバサが昼寝から起きたらシェイクスピアの劇を見せると、モーリスはビーチャムと共に待っていた。サマンサはママを呼び出して寝室へ行き、ママがいちゃついているところを見せてパパに焼きもちを焼かせようと言い出す。
下へ降りて3人で話していると、エンドラはモーリスのライバルの魔法使いミルウッドを連れてやって来た。モーリスと同じくミルウッドもシェイクスピア劇を披露するのが好きで、お互いに芝居のことで言い争いになってしまう。
モーリスもエンドラがミルウッドと仲良くするのを嫌っていて、妻に手を出すなとサマンサ達の作戦は見事に成功する。ミルウッドはビーチャムに女優の素質があると連れて行ってしまい、モーリスとエンドラはいいムードに。
そんな中、モーリスとエンドラは再びサマンサが光り輝いていて、何が起きたかを予想していた。
モーリスとエンドラは別居中ですが、お互いにまだ愛し合っていて未練タラタラな様子です。
以前のエピソードでセリーナがエンドラは3000歳を超えているとか超えていないとか言っていましたから、夫と何千年もの間一緒にいたら、そりゃ飽きてしまいますね。
そうならないためにも適度な距離を取って自由気ままに暮らしていて、ちょっとしたことで愛情を確認し合っているのでしょう。
サマンサのアイデアのおかげで、両親の夫婦仲もこじれずにすみました。
さらに、サマンサのおめでたい報告もあり、いよいよタバサにも妹か弟ができるようです。
あと半年で生まれてくると言っていましたから、次のシーズンでは、また新たな展開が待っていることでしょう。
タバサも大きくなったことだし、また新たな家族を迎えて、さらにスティーブンス家もにぎやかになりますね。
ゲスト
ジョン・ヴァン・ミルウッド – マレイ・マシスン
アビゲイル・ビーチャム – ジャニーン・グレイ
DATA
原題:Samantha’s Good News
放送日:1969/4/10
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:リチャード・ベア
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