第21話 夫婦交換
あらすじ・感想
サマンサはルイーズからすすめられた倦怠期に関する本を読んで眠りにつく。朝起きるとルイーズの寝室にいて、ラリーはサマンサのことをルイーズだと思っているらしい。
サマンサの家に行ってみると、ダーリンはルイーズのことをサマンサだと思っていて、2人は入れ替わっていた。急いでエンドラを呼び出して相談すると、魔法分子漏電症じゃないかと言っていて、ドクター・ボンベイを探しに行ってくれる。
ドクターとエンドラが現れて、ドクターの診断結果はエンドラと同じく魔法分子漏電症で、ハーモニカの治療で分子が安定するとのこと。ハーモニカを吹いたサマンサは治療の効果を試すためルイーズに会いに行くが、まだ治ってはいなかった。
戻ってすぐにドクターに治っていないと言うと、症状が重いので薬を調合しに行くとのこと。サマンサはダーリンに会いに行って魔法を見せて自分がサマンサだと納得してもらい、スティーブンス家で4人でパーティーをしようと計画する。
夜が更けてルイーズもラリーも眠たくなってきたが、ダーリンとサマンサは2人を引きとめドクターの薬が出来上がるのを待っていた。
魔女の病気にはユニークなのが多いですね。
最初、ダーリンは気づかずにルイーズをサマンサだと思って、いつも通り愛情いっぱいのキスをしていましたが、すごく違和感を感じました。
ルイーズだと思い込んでいるサマンサがダーリンに会いに行ってキスした時も、本気で嫌がっていたのが傑作です。
もしかして全てがサマンサの夢だった、なんてオチじゃないの?思っていましたが、夢の壁に阻まれていただけでしたね。
終盤はダーリンとルイーズに見えるサマンサが結託して、何とか時間を引き延ばそうとしているのがちょっと苦しそうでした。
4人でこれだけ面白いストーリーが作れるのが素晴らしかったし、いつもとは違ったシチュエーションが新鮮でした。
ゲスト
ベティ – ナタリー・コア
ジョン・テイト – ミッチェル・シルバーマン
DATA
原題:Mixed Doubles
放送日:1971/2/25
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リチャード・ベア
第22話 ゴリラが出たぞー!
あらすじ・感想
セリーナがやって来て休戦のプレゼントとして、ダーリンにポータブルテレビをプレゼントする。魔法のテレビでは天気予報が流れていたが、去年のものでダーリンはセリーナに腹を立てていた。
サマンサが子供達を連れて買い物に出かけた後、またセリーナがやって来てダーリンにプレゼントをしようとするが、言い合いになってしまって、セリーナはダーリンをゴリラに変えてしまう。
隣のグラディスさんがゴリラの声を聞いて窓からのぞいて姿を確認し、警察に連絡してしまう。警官2人とゴリラを捕獲する業者のジョンソン兄弟がやって来ると、ゴリラに変えられてしまったダーリンは業者の元へ。
ちょうどメスのゴリラ、メリーと一緒の檻に入れられ、ダーリンはメリーに迫られていた。サマンサが帰宅するとグラディスさんがやって来て、ゴリラ騒動のことを聞かされる。
セリーナを呼び出しても相変わらず姿を見せず、とりあえずサマンサは業者のところへダーリンを迎えに行って、魔法で家へと連れ帰る。ゴリラの声を聞いたグラディスさんは再び警察に連絡して、警察から業者に連絡が行き、みんながスティーブンス家に集まって来る。
セリーナも怒ったら何をするかわからないですから、悪気はなくてもついダーリンの言葉に腹を立ててしまってゴリラに変えてしまったのでしょう。
わざわざサマンサに変身して、ダーリンにセリーナに優しくするよう頼んでいたところは、ダーリンをだますというよりも、ダーリンにセリーナのよさを認めてほしいという気持ちもあったからだと思います。
グラディスさんはいつもの調子で自分だけが変なものを見て、アブナーが見た時には普通に見えるという定番の展開で、どことなく安心感があります。
もうちょっとダーリンが変身したゴリラが本物っぽく見えたらリアルでしたね。
ゲスト
ジェリー – ポール・スミス
ジョン – シドニー・クルート
ハガサおばさん – イザベル・マクロスキー
アレックス・ジョンソン – アレン・ジェンキンス
ピート・ジョンソン – ミルトン・セルツァー
DATA
原題:Darrin Goes Ape
放送日:1971/3/11
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:レオ・タウンゼント、ポリーン・タウンゼント
第23話 拾った大金、どうする?
あらすじ・感想
タバサとアダムが庭の家庭用プールで遊び終わり、ダーリンが出勤前にプールの片付けをしている。エンドラが現れて子供達がかわいそうだと本物のプールを出してしまい、片付けをしていたダーリンはずぶぬれに。
ダーリンは着替えてタクシーでラリーと出勤するが、運転手から忘れ物だと茶色の封筒を渡される。会社に着いて封筒を開けてみると、10万ドルもの大金が入っていて、きっとエンドラの仕業だと思い込んでいる。
その頃、ダーリンが乗ったタクシーに封筒を忘れたという客コスコが現れ、運転手がダーリンのことを覚えていてダーリンの会社まで案内する。ワケありの金らしく会社では取り戻せないので、ダーリンの後をこっそり付けていた。
帰宅したダーリンはサマンサを問い詰めるが、エンドラは知らないと言っているの一点張り。さらにダーリンはサマンサが出したのではと疑い始め、怒ったサマンサは封筒ごとお金を消してどこかへ出かけてしまう。
コスコがダーリンの家を訪ねて来て封筒を返せと凄み、銃を取り出す。青くなったダーリンはサマンサがルイーズの家にいるのではと電話してみるが、ルイーズは来ていないと言って世間話を始め、コスコのイライラする顔を見ながらダーリンは話半ばで電話を切ってしまう。
ダーリンはちょっと普段と違うことがあると、すぐ魔法じゃないかと疑ってかかりますね。
サマンサの家族や親戚に今まで散々な目にあわされていますから、つい勘ぐってしまうのもわかります。
しかし、愛するサマンサのことくらいは信じてあげて、素直に彼女の言葉を信用していれば大事にならずにすんだかもしれません。
サマンサも強気で、相手がギャングか何か悪いことをしている人だとわかったからこそ、素直にお金を返さなかったのでしょう。
魔女ですから怖いものなしですし、銃を突きつけられても全く怯える様子すら見せないで、堂々としていたところがカッコいいですね。
エンドラもこんな面白いことを見逃すはずはなく、ちゃっかり見ていたというのも笑えます。
せっかくラリーが昇給とボーナスを上乗せしてくれると言っていたのに、本当のことを話してフイにしてしまったのはちょっともったいなかったですね。
ゲスト
ルドルフ・コスコ – アーチ・ジョンソン
ブラウン – カール・ルーカス
ウィリー – ミッチェル・シルバーマン
DATA
原題:Money Happy Returns
放送日:1971/3/18
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:ミルト・ローゼン
第24話 子供はウソをつきません
あらすじ・感想
日曜で家でパターの練習をしていたダーリン。突然ラリーがやって来て、インスタントのフラナガン・シチューの広告を考えてくれと頼まれてしまう。
エンドラがタバサを魔界の一角獣ハンディキャップレースに連れて行くと言い出しダーリンはエンドラについ文句を言ってしまう。怒ったエンドラは精神年齢にちょうど合っていると、ダーリンを子供に変えてしまう。
ラリーがダーリンの仕事の様子をチェックしに来て、子供ダーリンをサマンサは甥っ子のマービンだと紹介する。
マービンはタバサと公園に遊びに行き、マービンと友達になったハービーが訪ねて来て一緒にフラナガン・シチューを食べるが、あまりのまずさに一口食べただけで帰ってしまった。ダーリンは元の姿に戻してもらうため、エンドラに謝まることに。
ラリーにもシチューを食べさせておいしくはないとわかっているが、何とか広告を考えてくれとの一点張り。
翌日、ラリーがフラナガンさんを連れて来て、ダーリンはサマンサにマービンに変えてくれと頼み、フラナガンさんにシチューはおいしくないと素直な意見を伝えることに。
クライアントの商品がまずかったら、やはり宣伝案を考えるのも大変ですね。
失いたくないクライアントの場合は特にそうですから、子供なら素直な意見を言っても聞いてくれると踏んだのでしょう。
サマンサのアイデアも秀逸で、人間用のシチューを犬用にしてしまうなんてなかなか思いつかないですね。
フラナガンさんもできた人で、素直に商品がおいしくないことを受け入れて値下げして売ることを了承するなんていい社長さんです。
ダーリンも大きくなったり小さくなったりして大変でしたが、見事にクライアントの心をつかんでいい広告を作れそうですね。
まさに夫婦二人三脚で勝ち取った仕事ですし、いつもの調子でエンドラがダーリンを子供にしなければ今頃は宣伝案に困っていたことでしょう。
ラリーとのゴルフよりもハービーとの約束を優先させたダーリンも素敵でした。
ゲスト
ショーン・フラナガン – デヴィッド・ハドルストン
マービン – ジーン・アンドルスコ
ハービー – エリック・スコット
DATA
原題:Out of the Mouths of Babes
放送日:1971/3/25
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:マイケル・モリス
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