奥さまは魔女 シーズン7 第25話~第28話 あらすじ・感想

第25話 魔女がしゃっくりをした時

あらすじ・感想

サマンサがキッチンで家事をがんばっていると、ダーリンの母フィリスから電話がかかって近くまで来たから寄って行くとのこと。キッチンが散らかっていてついサマンサは魔法を使って片付けているところを、ダーリンに見られてしまう。

しかし、ダーリンは怒らず緊急事態だからと許してくれて、ブレスレットのプレゼントまでくれた。リビングでブレスレットをつけたサマンサは急にしゃっくりが出始め、しゃっくりする度に自転車やバイクなどが現れるようになってしまう。

フィリスがやって来て自転車だらけで驚いていると、ダーリンが急いで子供達のところへ母を連れて行く。その間にサマンサはドクター・ボンベイを呼んで治療してもらう。

サマンサはフィリスと買い物に出かけるが、またしゃっくりが出ていた。ダーリンはドアのところで見送っていると、玄関にあった鏡が消えているのに気づく。

ちょうど子守りにやって来たセリーナに頼んでドクター・ボンベイを呼んでもらうが、ここに来るのに1時間はかかるとのこと。慌しい中上機嫌のラリーがやって来て、一緒に飲もうと言い出す。

ドクター・ボンベイが突然現れ治療の様子を振り返ってみると間違いがあり、サマンサがしゃっくりする度に光る物が消えてしまうようになってしまう。


今回はフィリスにセリーナ、ドクター・ボンベイにラリーと、登場人物が多めでした。
それぞれがいいバランスでストーリーに絡んでいて、見所も多かったですね。

つい魔法を使ってしまったのに潜在的に罪の意識が働いて、物が出たり消えたりしたみたいで、サマンサの正しいこをしたいという気持ちの現れなのでしょう。

デパートでネックレス泥棒に間違えられた時は冷や冷やしましたし、どうやって切り抜けるのか気になりました。
いいタイミングでドクターがダーリンを連れて来てくれましたから、フィリスとサマンサの疑いも晴れてよかったです。

ラリーは変なものを目にしてもお酒の飲みすぎということにできますが、フィリスの方は正常でしたから、また、頭痛に悩まされてしまいますね。

DATA

原題:Samantha’s Psychic Slip
放送日:1971/4/1
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ジョン・L・グリーン

第26話 中年魔女のイメージ・チェンジ

あらすじ・感想

元気のないエスメラルダがスティーブンス家にやって来る。400年ぶりに昔のボーイフレンド、ファーディとデートすることになったが、自分に自信を持てないでいる。

そこで、サマンサは人間流にメイクやファッションでエスメラルダをきれいにしてあげて、鏡に少しだけ魔法をかけ、鏡に映ったエスメラルダが美人に見えるようにしてしまう。

ルイーズとけんかしたラリーがやって来てエスメラルダと会うが、自信を取り戻したエスメラルダはセクシーにラリーに迫り、驚いたラリーはダーリンとゴルフの練習に。

エスメラルダとファーディはサマンサの家で会うことになり、エスメラルダの魔法をカバーするためにサマンサは彼女から目が離せなくなる。

一方、ファーディの方も魔法がさび付いていて、甥っ子が窓から魔法のバックアップをしていた。警官が通りかかりファーディの甥っ子は姿を消し、サマンサはダーリンの電話でエスメラルダからつい目を離してしまう。

そのすきにリビングではエスメラルダとファーディの失敗魔法で大変な状態になっていた。


鏡に映ったエスメラルダは全然別人でしたから自分でも気づきそうなものですが、舞い上がっているエスメラルダは自分だときっと思い込んでいたのでしょう。
ファーディも心優しくて明るい人ですし、エスメラルダと同じく魔法がさび付いていますから、いいカップルになりそうですね。

スモークサーモンでタバコを吸うシャケが出てくるなんてとてもユーモラスですし、エスメラルダもなかなかやるものです。
ファーディの方も負けていなくて、真珠貝のネックレスなんてかなりのレアものでしょう。

一番かわいそうだったのはラリーですね。
悪いタイミングでダーリンの家に来てしまったものだから、見てはいけないものを見てしまって、またもや見間違いということにされてしまいました。

お気楽なラリーのことだから、変なものを目にしてもひと晩眠ればすっかり忘れていそうですね。

ゲスト

ファーディ – トム・ボズリ

DATA

原題:Samantha’s Magic Mirror
放送日:1971/4/8
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:エド・ジュリスト

第27話 幸せなら笑いましょう

あらすじ・感想

朝からエンドラがラクダに乗って現れて、さりげなくダーリンは嫌味を言って会社へ。エンドラはわからず屋で石頭のダーリンに、チャイムが鳴るとジョークを言う魔法をかけてしまう。

お堅いクライアントのジェームソンさんの前でもジョークを連発し、ラリーに家に帰って休めと言われる。帰宅したダーリンはサマンサに説明し、サマンサはエンドラを呼び出して魔法を解いてもらう。

ちょうどラリーから電話がありジェームソンさんがダーリンのレイアウトを気に入ったので、会社まで持って来てくれとのこと。ダーリンはまたもやエンドラに皮肉を言ってしまって、悲しい話や真面目な話を聞くと笑い出してしまう魔法にかかってしまう。

グラディスさんに会って魔法にかかっているのに気づき、帰宅してサマンサにラリーに電話して時間を引き延ばすよう頼む。しかし、ラリーはクライアント夫妻を空港に送って行く途中、ダーリンの家に寄ることに。

ラリーとジェームソン夫妻がやって来て会話しているうちに、ダーリンは笑い始めサマンサもダーリンをかばって一緒に笑い、クライアントの奥さんマーサもつられて笑ってしまう。

笑いは元気を引き出すと新しい宣伝案として、ユーモアを取り入れたものをジェームソンさんの前で説明すると、最初は難しい顔をしていたジェームソンさんも笑い始める。


何だか笑いいっぱいのストーリーで、見ているこっちも楽しくなってつられて笑いたくなりました。
よく聞くとくだらない冗談が多かったのですが、笑いは伝染するのかつい面白いなと感じてしまいます。

ダーリンやサマンサは必死で魔法のことを隠そうとして、ジョークに結びつけたのはわかります。
ラリーまでクライアントが気に入っている様子なので、調子に乗ってジョークを言い出したのにはビックリしました。

頭のつるつるの人がカツラをかぶってまで床屋に行くというジョークでしたが、あの雰囲気でラリーが話したからこそ面白味も増したのでしょう。

クライアントの奥さんも気難しい旦那さんを持って、今まであまり笑いと縁がなかったのか、ユーモアを解する心があったので助かりましたね。

ゲスト

ハロルド・ジェームソン – チャールズ・レイン
マーサ・ジェームソン – イザベル・マックロスキー
ベティ – マーシア・ウォレス

DATA

原題:Laugh Clown, Laugh
放送日:1971/4/15
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:エド・ジュリスト

第28話 ダーリンのママも魔女?

あらすじ・感想

ダーリンの母フィリスがやって来て、孫達にプレゼントを渡す。タバサがもらったのはフィリスの祖母から受け継いだ古いお人形で、アダムが遊びたがっているのでサマンサが貸してあげるようタバサに言う。

タバサはいったんは人形を手放すのだが、やはり自分で遊びたくて魔法で人形を呼び寄せ、サマンサやフィリスが見ている前で人形が空中を飛んでタバサの元へ。

サマンサは人形を棚の上に置き、フィリスの疑問を解決するために、フィリスには超能力があるのではないかという話をでっち上げてしまう。その気になったフィリスは図書館に行って超能力の本を山ほど借りてきて、心配したフランクと共にスティーブンス家へやって来る。

フィリスは使い魔が必要だとスティーブンス家で探し回ると、例の人形だということがわかる。サマンサとダーリンは協力しフィリスに力を使わせないようにする計画を立て、フィリスが偶然口にしたラバという言葉からサマンサがフランクをラバに変えてしまう。

フィリスには逆効果で超能力を封印するどころか、謎を解明しようとし始める。


サマンサがタバサの魔法をごまかすためにその場しのぎで言ったウソで、大騒動になってしまいました。
超自然的なものを目にして自分がやったのだと思い込んでしまうと、やはり自信が付いて力を使いこなしたいという気持ちになるのもわかりますね。

フィリスのおばあちゃんはサマンサが作った偽者だったのでしょうが、説得力のある言葉でフィリスの心にも響いたのが良かったです。

フランクは元の姿に戻れましたが、ラバになっている間の記憶はないみたいですし、夫婦仲がさらに上手く行くようになってよかったです。
これで終わりかと思ったら姿こそ見せなかったですが、エンドラのいつものいたずらがまた待っていましたね。

DATA

原題:Samantha and the Antique Doll
放送日:1971/4/22
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:エド・ジュリスト

奥さまは魔女

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