第13話 ダーリンは木馬にのって
あらすじ・感想
お隣のアブナーが競馬で儲けて、グラディスさんはダイヤの指輪を買ってもらったと朝からダーリンとサマンサは話している。
ダーリンはギャンブルに興味がなくサマンサは全く気にしていなかったが、エンドラはチャンスを逃したしサマンサの指輪は虫メガネがないと見えないほどダイヤが小さいと皮肉を言って去って行く。
エンドラは出社前のダーリンに魔法をかけてギャンブル好きにさせ、タバサの部屋にある木馬に当たる馬の予想をしゃべらせることに。木馬が言った通りの馬券をダーリンは買い、1レースと2レースで少し儲けていた。
ダーリンはクライアントとラリーとで打ち合わせしているところで競馬の話題を出し、2人とも興味を持ったようで3人でダーリンの家へ行くことに。サマンサはダーリンの様子からママが関わっていると見て、木馬の魔法を解くよう頼む。
何も知らないダーリンはラリー達を連れて帰宅し、さっそく7レースの予想を木馬に聞くと、エンドラがいたずらして万年ビリのカウント・オブ・バローの名をあげる。
サマンサもラリー達に損をさせまいと、万年ビリの馬にハッパをかけるとは考えましたね。
人間に変身して本心を語った馬も牧場で楽したいから実力を出さずにビリでいるなんて、怠け者の馬です。
しかし、調教師風の男がやって来て競走馬のことをけなしたり、レースで勝てなかったら馬刺しになると聞いて、馬もやっとやる気になったようで、勝てて良かったです。
ダーリン達も損をしなかったですし、魔法の影響を受けたお金は寄付しようなんて、本当にダーリンは誠実でした。
それに対し、ラリーはレース直前にやっぱり賭けないなんて言っていたのに、いざ馬が勝ったらお金がほしいと言って来て、ちょっと図々しいですね。
少しはダーリンの誠実さを見習ってほしいものです。
ゲスト
スペングラー – ジョン・フィードラー
カウント・オブ・バロー – ホーク・ハウエル
DATA
原題:Three Men and a Witch on a Horse
放送日:1971/12/15
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:エド・ジュリスト
第14話 アダム、空中遊泳成功?
あらすじ・感想
土曜日でダーリンはゴルフに出かけるはずだったが、いつものメンバーが集まらないので家でゆっくりすると言っている。突然冷蔵庫の中にエンドラが現れてこっそりサマンサが対応し、今日はアダムの魔力審査をするからダーリンを追い出せとのこと。
仕方なくサマンサがゴルフに行くようすすめていると、エンドラだけでなくモーリスまで現れ、おとなしくダーリンはゴルフへ出かける。
審査会の前にモーリスはアダムの魔法を見てみようと2階で簡単な魔法を教えるが、アダムはまだ使えない。自分の孫が審査会で恥をかかないようにと、モーリスは空中遊泳の魔法をアダムが使えるようにしてしまう。
審査委員がやって来て初歩的な魔法からアダムにやらせようとするが、アダムはできないと言っている。そこで、モーリスはもっと高度な空中遊泳をやらせるよう働きかけ、アダムは見事に魔法を使いこなす。
アダムがパパに会いたいと願ってしまったため、ゴルフ中のダーリンが突然家に戻って来てしまう。審査員達はアダムは天才で魔力を伸ばしてあげたいので、魔法界で育てようと言い出しダーリンと意見が衝突してしまう。
息子を取り上げられるとサマンサはモーリスに助けを求め、モーリスは自分が手助けしたことを認める。
アダムもいよいよ魔法を使える年齢になったみたいで、魔法でどんなトラブルを巻き起こしてくれるのか楽しみです。
今のところ、パパやママに側にいてほしいと願ったら、ダーリンやサマンサが移動してしまうくらいですんでいます。
派手好きでプライドの高いモーリスですから、やはり孫も一流の魔法使いだと認めてほしくて、空中遊泳できるようにしてしまったのでしょう。
才能にあふれていたら特別な訓練や勉強をするために、専門的な教育を受けさせるのはわかります。
まだ小さいアダムを両親から引き離して、しかも、魔法界へ連れて行くなんて、ダーリンやサマンサじゃなくても反対したくなりますね。
追い討ちをかけるように魔女議会がサマンサとダーリンの結婚を無効にしようと言い出して、エンドラが大喜びしていたのがおかしかったです。
ゲスト
エンチャントラ – ダイアナ・チェスニー
グリマルダ – メアリエスター・デンヴァー
DATA
原題:Adam, Warlock or Washout?
放送日:1971/12/29
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:エド・ジュリスト
第15話 エスメラルダの大魔術
あらすじ・感想
サマンサとダーリンが出かける用意をしていると、着地に失敗したエスメラルダがやって来る。ちょうどいいから子守りをすると言ってくれたが、ハガサおばさまに頼んだ後だった。
そんな中ラリーがやって来て、クライアントのノートン夫妻が子守理を見つけられず、食事がキャンセルになったとのこと。そこで、エスメラルダがノートン家の子守りを買って出て、予定通りに食事に行くことに。
やんちゃなラルフはエスメラルダにいたずらして困らせ、エスメラルダは水鉄砲に魔法をかけてラルフは水を浴びてしまう。自分は魔女だと明かして本物のクマを出し、ラルフは大喜びしておとなしくなり、ぐっすりと眠りについた。
ノートン夫妻が帰宅しダーリンとサマンサも一緒にやって来て、エスメラルダの子守りの腕前をほめている。おしゃべりをしている時サマンサは遠くを横切るライオンを見かけ、急いで外に魔法で出す。
ノートン家を後にしたサマンサはエスメラルダに事情を聞くと、ラルフのぬいぐるみのライオンを本物にしたらしく、サマンサの魔法で今度は本物をぬいぐるみにして玄関に置いて帰宅する。
翌日、ノートン夫人が青あざを作ったラルフを連れ、ラルフはエスメラルダが魔女だと友達に言うと、嘘付きだと殴られたと怒鳴り込んで来る。
エスメラルダの魔法の失敗をマジックに生かすなんて、サマンサも考えたものです。
変なものが出てきてもマジックのせいにできますが、さすがにノートンさんをチンパンジーに変えた魔法の言い訳は苦しかったですね。
エスメラルダ的には魔法が失敗して恥ずかしい思いをしたのでしょうが、マジックショーは逆に大盛り上がりでした。
サマンサが言っていたように、予期せぬハプニングが逆に面白かったですね。
そのおかげでエスメラルダも自信が付いたみたいですし、これで透明になることもかなり減るのではないでしょうか。
ただ、自信が付いても魔法の失敗は相変わらずでしたが、そんなドジなところもエスメラルダの良さですね。
ゲスト
エリオット・ノートン – リチャード・X・スラトリー
マーサ・ノートン – ジーン・アーノルド
ラルフ・ノートン – リッキー・パウエル
ロバート – クリスチャン・ジャットナー
DATA
原題:Samantha’s Magic Sitter
放送日:1972/1/5
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:ヘンリー・シャープ、フィル・シャープ
第16話 サマンサ宇宙遊泳症になる
あらすじ・感想
サマンサは朝から体が重たいと感じていて、徐々にひどくなっている。心配したダーリンがリビングのソファーに寝かせると、体の重みでソファーが床にめり込み、サマンサが立った場所の床も同じくめり込んでしまう。
急いでドクター・ボンベイを呼んで見てもらうと、引力敏感症で引力のコントロールが上手く行っていないらしい。ドクターの薬で体が軽くなるが、今度は軽くなりすぎて宙に浮いてしまう。
そんな中、スコット夫人が慈善バザーの仕事にサマンサを呼びに来て、ダーリンも一緒に行ってサマンサの体を押さえておくことに。
抱き合ってサマンサの体を押さえているだけだが、運悪くクライアントでもあるスコット氏までやって来て、ベタベタしすぎると仕事の話はお流れになりそうな様子。
運よく反物の売り場を担当することになり、サマンサは重たい反物を持って遊泳症を抑えることができている。しかし、お客がサマンサの持っている反物が欲しいと売ってしまったため、宙に浮いて木の上へ。
魔女が飛べるのは引力をコントロールしているからだと、初めて知りました。
それがおかしくなって体が重たくなったり軽くなったりして、サマンサもコントロールを失ってしまったんですね。
そんな時に限ってトラブルは起きるもので、相手がクライアントの奥さんとなると断るわけにもいきません。
ダーリンがサマンサを抱いている風に見えて、実は体が浮かないように必死に押さえているなんて、誰も気づかないですし相当力も必要なはずです。
勘違いにしろ、結婚8年目の夫婦がこんな風にいつも抱き合っていたら、周りの人は仲が良くてうらやましいと思うのではないでしょうか。
サマンサのアイデアで仕事の話も上手く進みそうですし、見えないワイヤーとは考えたものです。
宣伝案よりこっちの方を実用化した方がビジネスになりそうですね。
ゲスト
プレスコット氏 – ジャック・コリンズ
プレスコット夫人 – サラ・シーガー
ブロック夫人 – モリー・ドッド
DATA
原題:Samantha Is Earthbound
放送日:1972/1/15
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:マイケル・モリス
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