第25話 サマンサ赤じま病になる
あらすじ・感想
ダーリンとサマンサはクライアントのフォンさんの店に来ていて、彼がすすめるオリジナルカクテルを飲む。甘くて爽やかだとおいしそうに飲んでいたが、突然、サマンサが酔っ払って帰宅することに。
ハガサおばさんが子守りに来ていて、魔女が酔うなんてただ事ではないと言い出し、サマンサの顔に赤じまが現れてしまう。急いでハガサおばさんがドクター・ボンベイを呼び、薬の処方箋を書いてくれた。
それを持ってサマンサは魔法の薬屋へ行き、薬を調合してもらっている。そんな中、またドクターがやって来て、1つ材料を書き忘れたと、ドードー鳥の尻尾の羽が必要だとのこと。
戻って来たサマンサは薬を飲んでもしまは消えず、ドードー鳥をいかに探すかを話し合い、鳥の図鑑から魔法で出そと意見がまとまる。
ハガサおばさんがドードー鳥を魔法で出してくれるが、暴れ回って屋根の上に上ってしまう。ダーリンが屋根に上ろうとすると巡回のパトカーがやって来て、茂みに隠れて様子を伺うことに。
ハガサおばさんが出てくるエピソードはいくつかありますが、直接ストーリーに絡んでくるのはこれが初めてではないでしょうか。
エンドラ以上に厳しそうなおばさんですが、サマンサのことはかわいいみたいで、色々と力になってくれました。
ドクター・ボンベイは相変わらず女性にだらしないですし、たまに出てくる魔法の薬屋の主人もサマンサを追いかけ回していました。
あの主人は赤じまがあっても、全く気にならないみたいでしたね。
ドードー鳥を本から出してしまうというのは、いいアイデアでした。
ちょっとグロテスクで全然かわいげのない鳥で、いかにも着ぐるみというのがユーモラスです。
ダーリンも鳥を追い回したり、ヒマラヤシナモンを盗んだりと、サマンサのために大活躍で、いつまでも変わらない夫婦愛が素敵でしたね。
ゲスト
ハガサおばさん – リタ・ショウ
フォン – ベンソン・フォン
フレッド – リチャード・X・スラトリー
チャーリー – ポール・スミス
DATA
原題:Samantha’s Witchcraft Blows a Fuse
放送日:1972/3/18
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:レオ・タウンゼント
第26話 人の心は謎々
あらすじ・感想
朝から庭いじりをしていたサマンサは髪が乱れ顔も汚れていたが、ダーリンはきれいだと言ってキスして会社へ。エンドラはダーリンが嘘を付いているとサマンサに言うが、取り合ってくれない。
そこで、エンドラはダーリンがサマンサに買ったユニコーンのブローチに、近づくと本心を話してしまう魔法をかけてしまう。さっそく魔法の効果が現れ、クライアントのキティは厄介だとダーリンはラリーに文句を言い、ラリーもブローチに近づき納得する。
そんなキティと夫ウォルターをスティーブンス家に招いて、ダーリンとラリーとで契約を取ることに。キティは社長らしく堂々とした上から目線で物を言い夫は従順だったが、ブローチをしたサマンサが近づくと夫は本心を言い始めて夫婦仲は険悪に。
さらに、ダーリンもラリーもキティが宣伝案に使えると言った詩をけなしてしまい、スティーブンス家は大騒動へと発展する。エンドラの仕業だと気づいたサマンサはキッチンでママを呼び出しても、メッセージだけよこして姿を現さなかった。
最終話でしたがサマンサが魔女だとバレることもなく、いつも通りのストーリー展開で、安心して見ていられました。
サマンサとダーリンは結婚して8年ですが、本心を言うブローチがあってもなくても、2人の愛は本物でしたね。
いつもならサマンサとダーリンが協力してクライアントの夫婦仲を収めていましたが、今回は割愛されていてラリーが説得したみたいです。
それよりも、ラリーはこうなったのはダーリンのせいだと責めていましたが、サマンサがブローチを持って近づくと、ダーリンがいないと困ると本音を言って、お調子者なんだけどダーリンへの友情は熱いところを示していました。
結局、エンドラが魔法をかけたおかげで仕事も上手くいきましたし、ダーリンとラリーの友情がさらに深まりました。
そして、ダーリンのサマンサへの愛は本物だということも証明されましたね。
長年愛されたコメディだからこそ劇的なフィナーレにしなくても、2人の愛の深さを知ることができました。
ゲスト
ウォルター・フランクリン – パーリー・ベア
キティ・フランクリン – サラ・シーガー
ベティ – エミリー・バンクス
DATA
原題:The Truth, Nothing but the Truth, So Help Me Sam
放送日:1972/3/25
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:エド・ジュリスト
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