BONES/ボーンズ、シーズン2第1話、2話のあらすじと感想です。
新しい所長としてカミール・サローヤン博士がやって来ます。
ブースとも知り合いで、カム vs ブレナンのバトルも見られるかも…。
第1話 遺された思い出
カミール・サローヤン博士がジェファソニアン研究所の新しい所長に就任する。彼女はブースの元恋人だった。列車と車の事故で死亡した大物企業家は、事故の前に殺されていた。
あらすじ
ブレナンはラスと休暇をゆっくりと過ごし上機嫌で、ブースに急いで現場へと連れて行かれる最中だった。列車と車が衝突して1両目が脱線し死傷者が出て現場は混乱状態。
ブースとは顔見知りの病理学者のカミール・サローヤン博士から声をかけられたブレナンは彼女が自分のボスだと紹介され、グッドマン所長がカミールを指名して長期休暇に入ったことを知らされる。
死体は背が高い男性だが車にガソリンが満タンでもこんな燃え方はしないと考えていると、列車に議員の遺体があったと知らされる。遺留品と歯の照合結果や身体的特徴から、焼死体は元バスケット選手で企業家のウォーレン・リンチだと判明。
リンチは自殺ではなくすでに死亡していて何者かが車の中に死体を置いて、燃えやすくなるように燃料を一緒に車に置いたのだと断定する。
各部門のトップの話し合いにブレナンとブースも参加し、リンチは証券取引委員会に近々告訴される予定だったことから、自社株の暴落で何者かが儲けようとした知的犯罪の可能性が示唆される。
リンチの妻から彼が私立探偵を雇ってまずい事態の後始末を頼んでいて、探偵はリンチが脅されていて25万ドル支払ったことを聞かされる。ブレナンが骨密度を測ると同年代よりも劣化がひどく、薬物症状の形跡が認められた。
雑感
何の前触れもなくグッドマンからカミールに所長が変わってビックリです。
包容力があってみんなを優しく見守るグッドマン所長がいなくなって、ちょっとさみしいですね。
一方、病理学者のカミールはラボにこもっていたグッドマンと違ってとてもアクティブです。
現場までやって来てみんなに指示を出したり、あれこれと率先して事件に関わろうとしてきます。
アンジェラが言っていたように、カミールとブースは何か訳ありの関係みたいで、「俺がいるからここに来たのか?」なんてブースが聞いていたから、付き合っていたんでしょうね。
今後ブースをめぐってブレナンとカミールが争うなんて展開があったら面白そうです。
カミールもなかなか素敵で押しが強くて、ブースのアドバイスを良く生かしていました。
ブレナンはそんな彼女を見て、これが彼女と自分との違いでボスになったのにも納得し、今後どんな風に協力していくのか楽しみです。
ブレナンの母親の墓参りブースが付き合って、どんな風にコミュニケーションを取るのかを、手取り足取り教えていたブースがかわいかったですね。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
列車と車の衝突事故の現場で、新しいボスのカミールと初対面。
拘置所でマクビガーが殺され、ショックを受ける。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
カミールとは訳ありの関係。
ブレナンに母親の墓参りに行き、墓に話しかけろとアドバイスする。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
カミールのことを「自己中バカ」と言い、後ろで聞かれる。
ブレナン達と人工の遺体で実験を行い、カミールから怒られる。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
頭蓋骨から複顔すると、被害者はリンチではなかった。
肩の脱臼やひじの骨折をコンピュータでシミュレーションする。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
カミールから「ザッカロニー」と呼ばれる。
■ カミール・サローヤン タマラ・テイラー
ジェファソニアン研究所法医学部門の新しいトップ。
全てを把握したい性質で、許可なく実験を行ったブレナン達に注意する。
■ ブリアナ・リンチ – アリソン・ダンバー
ウォーレン・リンチの妻。
遺留品を見て、夫のものだと証言する。
■ リック・タルコ – レイ・ワイズ
リンチの私立探偵兼フィクサー。
リンチが何者かに脅され、大金を払う。
■ ミッチェル・ダウンズ – サム・ウィットワー
マクビカーを殺した囚人。
マックス・キーナンに雇われたと言っている。
■ リサ・スパック – クリスティーン・エスタブルック
連邦検事。
各機関を集めて会議を進行させる。
■ ホッブズ – アレックス・ハイド=ホワイト
国家運輸安全委員会の代表者。
■ ダニエル・バローズ – ティモシー・ランドフィールド
証券取引委員会の代表。
リンチを起訴する予定だった。
■ ローレンス医師 – ジョネル・ケネディ
リンチの担当医。
リンチが昏睡状態から目覚める可能性は、ほぼないと説明する。
■ エディ・ビーン – ジェレミー・ルーク
麻薬密売人で、取引中にブースに捕まる。
作品データ
原題:The Titan on the Tracks
放送日:2006/8/30
監督:トニー・ワームビー
脚本:ハート・ハンソン
第2話 断ち切られた絆
事件が起こってラボを出ようとしているブレナンとブースはカミールとザック組に先を越され、ブレナンはちょっとイラついていた。
あらすじ
デラウェア湾から妊婦の死体が見つかり、約1年くらい水に浸かっていたらしく腐敗してほぼ白骨化していた。当時の行方不明者から被害者はカーリー・リチャードソンで、失踪当時は夫カイルが有力な容疑者とされていた。
胸元には何度も刺された跡がありくるまれていたロープやビニールシートはカイルのもので、失踪当時と同じ服を着ていたのが判明する。ブースはカイルの家を捜索しに行くが恋人のカレンが残されているだけで、カイルはニュースを見て彼女を殴り逃げてしまったとのこと。
ラボではジャックが微生物や泥を分析すると淡水と海水の両方に生息する生物が発見され、遺体は淡水に捨てられて海まで流れ着いたとされる。カーリーが持っていたロケットに男性の名前が残されていて、近所の公園で子供のいる母親達から話を聞くと、犬の名前で溺愛していて、ロケットに写真を入れていたことが解る。
カーリーが失踪当時にカイルがマリーナにいたという目撃情報があり、近くの淡水がある場所を探るが証拠を発見できず、カイル犯人説が崩されていく。愛人カレンに疑いが向くがDNAの検査結果とは一致しなかった。
雑感
手の骨がアライグマのものだったり胎児の骨に秘密が隠されていたりなど、意外性のある展開についていくのが大変でした。
トップがカミールに変わったことにまだまだ慣れないブレナンは、ライバル心をメラメラ燃やしていました。
自分専用の助手だったザックを勝手に連れて行かれて不満そうでしたし、ザックもさみしそうにブレナンに手を振っていました。
新体制になってスクインツ達の仕事のやり方がちょっとずつ変わってきましたが、カミールも検察に出す証拠重視とは言いながら、真実を追究するという姿勢はブレナンと一緒だったからよかったです。
研究所での実験シーンは毎回面白くて、みんなそれぞれナイフの刺し方に個性が現れていました。
一致したのはアンジェラで、こんなシーンで体重を言わされるとはまさか思わなかったでしょう。
犯人を割り出すために必要だからこそカミールも実験を許してくれて、本人も意外と楽しんでいたみたいです。
子供絡みの事件だったせいか久々にブースの子供パーカーが登場して、ブースとパーカーの関係もちょっぴり複雑になってきました。
親としてはパーカーが接している男性がどんな男なのか気になるでしょうから、ブースがレベッカの恋人を調べたのも共感はできます。
でも、明らかにやりすぎだったし、相手のドリューが理解のある優しい人で本当によかったです。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
現場到着をカミールに先を越され、ちょっといら立つ。
淡水の場所で欠けている骨を探すが、アライグマの骨だった。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
パーカーのことで、パーカーの母レベッカと口論になる。
カイルの恋人にグロテスクな写真を見せて、強気に尋問する。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
遺体と一緒に見つかった魚の死体に大喜びする。
ブレナンと一緒に淡水に潜り、手掛かりを探す。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ナイフの力を測定し、アンジェラが犯人の力に一番近かった。
お腹の子の骨を復元し、コンピュータで成長させる。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
カミールと現場へ行く。
犯人が刺した力を測定するため、みんなにナイフで人形を刺してもらう。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
現場で骨から脂漏を取ろうとして、ブレナンに注意される。
爪の中から組織、肺の中からロケットを発見する。
■ パーカー・ブース – タイ・パニッツ
ブースに会いに来て、工作を見せる。
■ レベッカ・スティンソン – ジェシカ・キャプショー
パーカーの母。
ブースが勝手に恋人のことを探り、職場に怒鳴り込む。
■ カイル・リチャードソン – シェーン・ジョンソン
被害者カーリーの夫。
カーリーの死体が見つかったとニュースで見て逃亡する。
■ メアリー・コービス – キルステン・ポッター
カーリーが所属していた育児サークルの仲間で獣医。
■ カレン・テイラー – ケイト・ノービー
カイルの恋人。
カイルは彼女を殴って逃亡した。
■ デニス・キャンベル – ブルース・フレンチ
カーリーの父。
カレンは嘘をついていると、写真をブースに持って来る。
■ パトリシア・キャンベル – カリン・ウェスト
カーリーの母。
■ フェイス・デイヴィス – タンジー・アンブローズ
カーリーの育児サークルの仲間。
■ ティナ・ホームズ – ジェシカ・ライト
カーリーの育児サークルの仲間。
■ マイケル・ジュールズ – ジェフ・オースティン
カレンの弁護士。
■ ドリュー – ショーン・マッゴーワン
レベッカの恋人。
■ サンダース捜査官 – アダム・リーバーマン
ブースからドリューのことを探るよう頼まれる。
■ カーリー・リチャードソン – レティア・クラウストン
デラウェア湾で見つかった被害者。
作品データ
原題:Mother and Child in the Bay
放送日:2006/9/6
監督:ジーザス・トレビノ
脚本:スティーヴン・ネイサン
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