BONES/ボーンズ、シーズン2第3話、4話のあらすじと感想です。
カミールとブレナンが直接対立する3話。
4話では連続殺人鬼エップスが再び登場し、B&Bやスクインツを翻弄します。
第3話 ジュリエットの悲劇
ブレナン達はゴミ収集トラックが衝突事故を起こした現場へ呼ばれ、ゴミの山の中から発見された死体の鑑定を行うことに。
あらすじ
被害者は若い男性で布のようなもので包まれていて、高所から落下した形跡が見られる。
布には男性の顔が染みとなって付着していてそれからアンジェラが顔を復元し、カミールは体にガラス片があるのを発見し、ブレナンは殴られた跡があるのを発見する。身元を割り出すため、カミールは家出や里子から当たれとアンジェラに指示してデータベースを探すと、ディラン・クレインという少年が該当する。
ディランの両親を呼んで話を聞くと、ディランの将来は明るく自殺ではないと主張し、付き合っていた女の子で里子のケリーのせいだと言っている。ケリーの里親の話ではディランが姿を消したのと同じ頃からケリーがいなくなり、実の弟のアレックスにブースはケリーを探し出すと約束する。
ディランの爪からは女性の皮膚とマニキュアが発見され肩には錆が付いていたことから、ブースやカミールはケリーが古い鉄パイプで殴り窓から落としたと推理していたが、ブレナンにはどうしても納得できなかった。ジャックの調べでロシア料理店のゴミが一緒にありディランはバラの花を握っていたことが判明し、ブースとブレナンは料理店近辺で聞き込みを行うことに。
住む所がない子供達に食べ物などを配っている夫婦と出会いディランとケリーのことを知っていて、彼らがいたらしい倉庫に案内され、ここが現場だと断定する。
雑感
ちょっとはカミールもなじんできたかと思ったら、カミールvsブレナンのバトルが勃発してしまいました。
カミールは自分の立場を主張してパイプの検査を優先させようとしますが、現場でのヒントからブレナンはバラの特定を急がせます。
カミール的には過去の経験や犯罪のパターンから、直接の死因ではないにしろ、パイプから何かがわかると見ていたんでしょうね。
自分に従わないブレナンを追い出そうと軽く脅しをかけると、すかさずアンジェラが助けに入りいったんはブレナンに譲った形になりましたが、後任を探す宣言で顔は笑顔でも、自分に従わない研究者はいらないという感じで、静かに怒りをあらわにしていました。
グイグイ前に出てきて捜査を合理化しようとするカミールに対し、じっくりと証拠を検証して答えを出そうとするブレナンだから、こうしてぶつかったんでしょう。
とりあえず和解できたみたいですが、まだまだバトルはありそうです。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
カールの取り調べで、里子独自の行動を見抜く。
鑑定の順番のことで、カミールとぶつかる。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
カミールとブレナンの意見の相違で、ブレナン側につくと伝える。
植物庭園でいかにも警察っぽい自分ではなく、ジャックに声をかけさせる。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ゴミの山ごとラボに持ち帰り、ゴミの回収ルートを割り出す。
ブースと植物庭園へ調べに行き、ケリーを見つける。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
遺体がくるまれていた布から、被害者の顔を復元する。
ディランが殺された状況を、みんなで再現しようと指示を出す。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
ブレナンの分析をサポートし、鉄パイプで殴られたと気づく。
カミールに解剖の立ち合いをさせられ、顔をゆがめる。
■ カミール・サローヤン タマラ・テイラー
アンジェラに家出と里子で、データベースを絞り込むよう指示する。
自分の指示に従わないブレナンを、クビにしようかと考える。
■ ケリー・モリス – リー・パイプス
ディランと付き合っていた里子の女の子。
自分が殺したと自白する。
■ アレックス・モリス – ディラン・マクラフリン
ケリーの実の弟。
■ フラン・ダンカン – パメラ・タイソン
衛生用品やサンドイッチを配っている女性。
ブース達から写真を見せられ、ディランとケリーだと証言する。
■ ケヴィン・ダンカン – ジョン・スクラロフ
フランの夫で一緒に支援活動をしているが、前科があり何者かに殺される。
■ クレイン氏 – ウィリアム・バミラー
ディランの父。
息子は有名大学への進学が決まっていて、ケリーが息子を殺したと思っている。
■ クレイン夫人 – キャスリーン・ギャティ
ディランの母。
■ カーター – スコッティ・リーヴェンワース
ディランのパーカーやサングラスを持っていた少年で里子。
■ ダイアン・チャイルド – タラ・カーシアン
弁護士。
■ スザンヌ – キム・スタウントン
ケリーとアレックスの里親。
病気で2人一緒には育てられないと、別の里親を探している。
■ ディラン・クレイン – マイケル・H・バーネット
被害者。
鉄パイプで殴られ、高所から落とされた。
作品データ
原題:The Boy in the Shrou
放送日:2006/9/13
監督:サンフォード・ブックステイヴァー
脚本:ゲイリー・グラスバーグ
第4話 殺人ゲーム
若い女性だと思われる白骨遺体が発見される。ラボで分析し始めると、ハワード・エップスの手口そのものだった。
あらすじ
森の中で白骨死体が発見されるが犬が骨の一部をくわえて離そうとはせず、ブレナンは物を投げて犬に取りに行かせて追い払うのに成功する。ラボで死体の周りにみんな集まり分析が始められて、被害者は若い女性で頭蓋骨の状態からうつぶせに埋められていて、死後7年から10年は経っていた。
手足に拘束された跡が残されていて肩や腕の骨の状態からゴルファーらしく、傷の影や状態からタイヤレバーのようなもので殴られていると判明する。この手口は過去に因縁のあるハワード・エップスで、ブースは刑務所のエップスに会いに行くと、これはゲームだと言い出す。
ラボに戻ったブースはブレナンやザックにこの事を伝え、何を聞かれたかを話すと手首から別人の骨の一部が見つかる。今度はブースとブレナンの2人でエップスに会いに行くと、獄中結婚していて妻キャロラインが面会に来ていた。
エップスはブレナンに固執する様子を見せるが、子供の頃に母が潔癖症でアンモニアで手を洗わされていたことや、石の十字架について語る。ラボで別人の骨をアンモニアのガスにさらしてみると鉱山のマークが浮かび上がり、ジャックが見つけた成分が含まれる鉱山の入口付近に十字架のように石が積まれていた。
その下から女性の死体が発見されるが死後1週間程度で、刑務所にいるエップスには犯行が不可能で共犯者がいることを示している。
雑感
かなりエップスに振り回されましたがそんな事は物ともせず、スクインツ+ブースで見事に事件を解決しました。
前回エップスが登場した時は死刑執行直前で坊主でしたが、今回は髪の毛が生えていて余計に不気味さが増していました。
彼の仕掛けたゲームを解こうとブレナンとザックがテンポの早いゲーム理論を戦わせていましたが、ちんぷんかんぷんでブース同様付いていけませんでした。
次々に死体が現れて、刑務所にいるエップスには犯行不可能で、共犯者の正体がかなり気になりました。
まさか、最初に死体を発見した犬を連れた人のよさそうな男性だとは意外性ありすぎです。
アンジェラが大活躍で、遺族への説明の時にブースの傍らで両親をなぐさめたり、キャロラインから話を聞きだしたりと、アンジェラの魅力を改めて感じました。
ブレナンは生きた人間が苦手だし、カミールは毒舌すぎて相手を怒らせてしまうことがあり、ブースが言うように生身の人間に一番強いのはアンジェラですね。
ジャックがあせっているのを落ち着かせて、犯人の隠れ家を突き止めるきっかけを作ったのも彼女でした。
表向きはエップスの復讐ゲームでしたが、アンジェラの支えがあってこそ解決した事件でした。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
森で見つかった遺体を分析し、エップスの手口だと気づく。
ペットを飼うなら豚で、「ジャスパー」と名付けたいとい言う。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
最初は1人でエップスに会いに行き、彼のゲームに巻き込まれる。
みんなでアナグラムを解いていて、郵便局のモットーだと気づく。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
骨のカケラにアンモニアを噴霧し、出て来たのはフリーメイソンのマークだと勘違いする。
アンジェラの助言で、被害者の監禁場所を特定する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
被害者の父親に状況を説明し、絵を見せて怪しい人物を聞き出す。
キャロラインに心を開かせ、メモを届けた先を教えてもらう。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
骨のカケラに浮き出たのは、鉱山のマークだとジャックに突っ込む。
ドイツ語はアナグラムではないかと、いくつか候補を出す。
■ カミール・サローヤン タマラ・テイラー
エップスについてみんなから説明を受ける。
キャロラインと会うと言うが、ブースから毒舌はダメだと止められる。
■ ハワード・エップス – ヒース・フリーマン
謎のヒントをブース達に出し、捜査や分析をかく乱する。
拘束用の鎖を引っ張られ、頭を机にぶつける。
■ キャロライン・エップス – クリスティー・リン・スミス
エップスの妻。
経営している美容室の従業員が殺され、容疑者として疑われる。
■ ギル・ラッピン – ロドニー・ホランド
森の遺体の第一発見者。
飼い犬が骨をくわえて離さず、追いかけ回す。
■ グラント・ハサウェイ – ジム・ジャンセン
被害者の父。
ゴルフ場の従業員が怪しいと伝える。
■ カレン・ダン – アイリーン・ロゼーン
遺留品のペンダントは生徒ヘレンにあげたと語る。
■ ヘンリー・ガーバー – グレゴリー・スコット・カミンズ
エップスと同房だった元囚人で、車いす生活をしている。
■ ヘレン・メジャース – タラ・ペイジ
犯人に誘拐された少女。
ブースとブレナンに無事に発見される。
作品データ
原題:The Blonde in the Game
放送日:2006/9/20
監督:ブライアン・スパイサー
脚本:ノア・ホーリー
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