BONES/ボーンズ、シーズン1第11話「守りたいもの」のあらすじと感想です。
テレビのインタビューを受けているブレナンのところへ、ブースがやって来ます。焼け焦げた車の中に死体があり、その息子が誘拐された事件に手を貸して欲しいとすぐに現場へ。
あらすじ
死体をラボに運び分析にかかろうとしたら、国務省のピカリング捜査官が個人別に面談して国家への脅威があるかどうか判断したいとのこと。
アンジェラの複顔と移民データベースの照合結果から被害者はポリーナ・セルノフと判明。8歳の子供ドノバンがいて、夫カール・デッカーとは離婚していた。ブースとブレナンは夫カールの家に行ってみるが長期間留守にしている様子で、外に怪しいバンが。ブースと中の男達が銃を向け合い相手は、連邦保安局の捜査官だった。
カールは証人保護プログラムの保護下にいて近々裁判で証言する予定になっていた。KBCシステムズという会社の元社員で戦地へ送った防護服には欠陥があり、死者30名と怪我人を多数出したと内部告発をしていた。
ポリーナの妹の話からデッカーの浮気が疑われ、彼が行ったホテルの防犯カメラ映像を手に入れる。アンジェラのシステムで相手を突き止め、司法省の職員ウィークスでデッカーは司法省の元から逃げ出してしまったと語る。
雑感
ブレナンはテレビインタビューが初めてだと言っていましたが、以前にもインタビューを受けいてるシーンがありました。
あれは雑誌か何かのインタビューだったのでしょうか。
執筆に必要なのはアイデアと書く道具だけだとか、当たり前のことを当たり前に答えていたのがブレナンらしかったです。
インタビュアーと全く話がかみ合っていなくて、状況自体が何だかユニーク。
インタビュアーの気持ちもわかるけど相手はベストセラー作家だし、露骨にイヤな態度を取っていて不愉快でした。
ブレナンはテレビ映りとか評判とか気にしなさそうだけど、やっぱり初テレビ出演だから気になってブースに聞いていたのかな?
国務省の面談で、ジャックば無害だと言われて憤慨していたのには笑いました。
陰謀説を唱えて、国家から危い奴だと思われたかったのでしょう。
面談もしなくていい、良性だと言われたら普通は喜ぶんだけど、ジャックの場合はプライドが許さないという感じでした。
嫌みでつかみどころのないピカリングがブレナンの電話1つで面談中止となり、気分がスカっとしました。
一言でピカリングを黙らせて追い出してしまったあの電話の主は、さぞや大物なんでしょう。
そういえば、アンジェラの結婚やフィジーネタはもうこの時からチラっと出ていたんですね。
伏線とも言えないくらいささいな事がこんな所でつながっていたとは、よく練られたたストーリーだなと改めて思います。
子供の誘拐絡みの事件で、ブースがいつも以上に本腰を入れていました。
自分にもドノバンと同い年くらいの息子がいるし、たまに電話で連絡を取るだけという最近のデッカーとドノバンとの関係と似ていて、感情移入していたように思います。
指が送られて来た時には怒りマックスだっただろうけど、スクインツ達に大きな手がかりを残したから、ドノバンを見つけるのも時間の問題だと、怒りよりもブレナン達への信頼と期待がハンパなかったです。
スクインツ達は必要な情報を見つけ出しまとめてくれて、ブースの経験と勘を生かして、犯人グループの居場所を特定。
見事にドノバンを救出できて、本当に良かったです。
合言葉の「パラディン」もしっかり機能して動揺して怯えるドノバンを落ち着かせ、ブースが抱きかかえて出て来た姿はカッコ良かったですね。
KBCシステムズが黒幕かどうかがわからなかったのが、ちょっと不完全燃焼ですが…。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
KBCシステムズのCEOに、銃を向けるデッカーを説得する。
電話を1本かけ、国務省の面接を中止させる。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
テレビのインタビュー中だったブレナンの所へ行き、子供の誘拐絡みの事件に協力を頼む。
デッカーから合言葉を聞き、救い出した子供を落ち着かせる。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
送られて来た指に付着していた物質などから、犯人の潜伏場所のヒントをブースに与える。
ピカリング捜査官が自分を危険視していないことに腹を立てる。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
被害者の顔を復元し、移民データベースと照合する。
ピカリング捜査官があれこれメモしていることに少し不安を感じる。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
ピカリング捜査官の質問に答えているうちに、感電死の原因となった電流と電圧を思いつく。
■ ダニエル・グッドマン – ジョナサン・アダムズ
会話を楽しむ女友達についてピカリング捜査官にあれこれ聞かれ、気分を害する。
■ サム・カレン – ジョン・M・ジャクソン
連邦捜査局絡みの事件で、ブースや連邦検事補に助言する。
■ カール・デッカー – ジェリコ・イヴァネク
ポリーナの元夫で、誘拐された子供の父親。
証人保護プログラムを受けていて、裁判で証言する予定。
■ ピカリング捜査官 – スザンヌ・クライヤー
国務省の保安調査にやって来た捜査官。
ラボメンバーの個人的なことを知っていて、あれこれ尋ねる。
■ トレント・スワード – ローレンス・プレスマン
KBCシステムズのCEO。
戦場の防護服が欠陥品だったと、デッカーに内部告発されている。
■ ドノバン・デッカー – ジェイク・チェリー
ポリーナとカールの8歳の息子。
誘拐されて行方不明になっている。
■ ポリーナ・デッカー – アンナ・イーストエデン
カールの元妻で被害者。
■ ステイシー・グッドイヤー – ジェイミー・レイ・ニューマン
テレビ番組で、ブレナンに本のことについて聞いていたインタビュアー。
■ マリア・セモフ – サラ・アン・シュルツ
ポリーナの妹。
■ シャロン・ポメロイ – アレクサ・フィッシャー
KBCシステムズの弁護士。
■ ウィークス捜査官 – マーク・ジャブロン
連邦検事補で、デッカーを見張っていたが逃げられる
■ ストーン捜査官 – ベンジャミン・ジョン・パリロ
作品データ
原題:The Woman in the Car
放送日:2006/2/1
監督:ドワイト・リトル
脚本:ノア・ホーリー
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