BONES -骨は語る- 1×20 移植された悲劇

BONES-骨は語る-シーズン1第20話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン1第20話「移植された悲劇」のあらすじと感想です。
ブースとブレナン、アンジェラはFBIカレン副長官に事件の報告をしに病院へ。副長官の娘15歳のエイミーが中皮腫で入院していて副長官も娘の側にいて、最近は仕事をほとんど病院でやっていました。

あらすじ

ひと通り報告し終わりブレナンは若いのに中皮腫は珍しいと言い出し、エイミーのレントゲンを見せてくれと頼む。エイミーはスノボで1年前に骨折して骨の移植を受けていた。25歳の骨だとされていたが、レントゲンでは明らかにドナーは60歳以上の老人のもの。

エイミーの骨からサンプルを取るとやはり中皮腫にかかっていた形跡があり、60歳以上の老人のものだと断定される。手術をした医師に確認するが移植コーディネイターを当たってくれと言われ、移植コーディネイターはバイオテックという臓器バンクから取り寄せたとのこと。

ブースとブレナンはバイオテックに乗り込むが廃墟と化していて、調べによるとバイオテックは2年前に倒産していた。副長官はFBIの仕事ではないとブースに関与しないよう言うが、ブースは病欠で休暇を取ってさらに調べ始める。

ブレナンは近くの病院に呼びかけエイミーと同じ頃に骨の移植を受けた患者達の情報を集め、骨のサンプルを取ることに。他にもエイミーと同じドナーから移植を受けて死亡している患者ケリーがいた。

ケリーもエイミーと同じ病気にかかって死亡し、州をまたいだ連続殺人となり、正式にFBIでの捜査が決定する。
ブースはオグデンを呼び取り調べを行うが、クリーンな取引しかしていないとのこと。

アンジェラは骨のサンプルやレントゲン写真を3D化し、ジャック達の分析も含めてドナーらしき人物をしぼっていく。

雑感

骨折して骨の移植をしたら、60代の病気持ちの人の骨を違法に移植されて、そのせいでガンになってしまった。
その犠牲者の1人がFBI副長官の娘さんエイミーで、何とも残酷で痛ましい事件です。

青春はこれからだという15歳という若さ、おまけにエイミーは美人さんで絵の才能にもあふれているから、余計に悲しいですね。

いつもは率直なブレナンの発言は相手を怒らせてしまいますが、今回は相手がブレナンの能力などをよく知っている副長官だけあって、ブレナンの積極性から事件を解決することができました。

ブレナンは素直に科学的な知識や経験から、こんな子供が中皮腫にかかるのはおかしいという、ちょっとした疑問から捜査が始まりました。

ブースはカレン副長官やご家族らの気持ちを考えてブレナンを思い留まらせようと制したり咳をして合図を送っていたけど、ブレナンには全く通じず。

結果的にそれが吉と出て、捜査をすることができました。
最初は明らかに事件なのにFBIの管轄外で手を出せず、病欠で調べていたのがブースらしいですね。

同じアーティストとしてアンジェラがエイミーと一緒の時間をすごすことができて、エイミーも刺激になったみたい。

エイミーの絵をデジタル化して喜ばせたり、ルーブルの電子世界にまで連れて行ってあげて、友達としてだけでなくアーティスト同士としての心の触れ合いが見事に描かれていたのがよかったです。

そういえば、ちゃっかりジャックがアンジェラを励まして、「君にできないことはない」と言ったからこそ、エイミーの夢だったルーブルがかなったんですよね。
どんどんジャックがアンジェラへの思いを強めているようで、今後のこの2人の展開にも期待したいです。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
エイミーのレントゲン写真を見て、骨の異変に気付く。
エイミーと同じドナーから、移植を受けた患者を救おうと奔走する。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
副長官やエイミーの気持ちを最優先に考え、ブレナンをなだめようとする。
事件がFBIの管轄になるよう、休暇を使って事件を調べる。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
骨の元素を分析する機械を使い、ドナーの分析を行う。
やるせない気持ちで、落ち込むアンジェラを励ます。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
絵が上手なエイミーと親しくなり、エイミーの絵をデジタル化する。
コンピュータでルーブル美術館を再現し、エイミーを喜ばせる。

■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
レントゲン写真や骨のサンプルなどを分析し、ブレナンをサポートする。

■ サム・カレン – ジョン・M・ジャクソン
エイミーに付き添い、仕事も病院で行う。
FBIの管轄ではない、疾病対策センターに連絡しろとブースに指示する。

■ エイミー・カレン – アレクサンドラ・クロスニー
カレン副長官の娘で、ガンで入院中。
骨折で移植された骨が原因で、病気にかかった。

■ ジュリア・カレン – キャスリーン・メアリー・カーシー
エイミーの母で、娘に付き添っている。

■ ピーター・オグデン – マーク・ハレリック
移植コーディネーター。
正規の手続きを踏んで、仕事をしたと主張する。

■ アレクサンドラ・コームズ – スマリー・モンタノ
オグデンの助手。
エイミー以外に移植を受けた患者の情報を教える。

■ マディ・ヘイスティングス – ケイティ・ミッチェル
ドナーの妻。
葬儀社のすすめで夫の遺体は火葬にしている。

■ ニック・マーティン – マット・ウィンストン
葬儀社を経営している。
ドナーについてブース達が聞くが、記憶にないとのこと。

■ ケン・ラルストン医師 – ポール・キーリー
エイミーの手術を行った医師。

作品データ

原題:The Graft in the Girl
放送日:2006/4/26
監督:サンフォード・ブックステイヴァー
脚本:ローラ・ヴォルナー、グレッグ・ボール

コメント

タイトルとURLをコピーしました