BONES -骨は語る- 1×22 マルコとポーロの再会

BONES-骨は語る-シーズン1第22話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン1第22話「マルコとポーロの再会」のあらすじと感想です。
裁判での証言が控えていてブースに急かされているブレナンに、みんながあれこれと仕事を頼みます。身元不明の頭蓋骨を復元したアンジェラのホログラムを見て、ブレナンは動揺します。

あらすじ

遺留品を確認するとベルトのバックルがあり、子供の頃の記憶がよみがえったブレナンは頭蓋骨は母のものだと確信する。

ブースは今日の裁判でのブレナンの証言は無理だと連絡し、みんなに遺体はブレナンの母親だと伝える。所長はブレナンに家に帰って休むよう指示し、心配したブースが家まで訪ねて来てFBIが正式に捜査することになったと告げる。

ブースは裏でブレナンの両親について捜査を行い兄ラスと電話で話していて、死体の身元が判明しラスに会いに行って捜査に協力するよう要請する。

ジャックは遺体から厚紙を見つけてアンジェラに復元を頼むと映画のチケットで、ブレナンの母が失踪してから2年後に公開されたものだった。ブースはブレナン夫妻が1978年以前には存在せず偽名だとブレナンに伝え、さらに彼女はショックを受ける。

ザックが頭蓋骨の内部が変色しているのを見つけ、何かで殴られ傷から少しずつ出血して死にいたったことが判明する。ブースはラスを連れて来るがブレナンは兄のことを受け入れられずに拒否し、冷たく接してしまう。

ブースは1970年代に銀行強盗を追っていた捜査官を連れて来て、ブレナンとラスを紹介する。ブレナン達の両親キーナン夫妻は頭脳派で訳ありの貸金庫からしか盗んでいなかったが、ある時、過激な強盗団に加わったと語る。

アンジェラはラスが見た不審人物の似顔絵を作り上げ、ラボには両親が失踪した当時の車が届き、新しい血痕が発見される。似顔絵と血痕のDNAから容疑者としてマクビカーという人物が浮上する。

ブースはマクビカーのことを調べ証人保護プログラムを受けていたが、連邦検事を脅して居所を聞き出す。ブレナンを連れ、名前を変えて養豚業を営むマクビカーの所へ。

雑感

シーズンファイナルらしいブレナンの失踪した両親に関わるエピソードでした。
母親の遺体が見つかっただけでも辛いだろうに、失踪してから2年も迎えに来てくれなくて、しかも両親が犯罪者だったとはさぞかしブレナンはショックだったでしょう。

こんな時だからこそ、ブースが側にいてくれてとても心強かったはずです。
マクビカーにあることないこと言われて、「私はテンペラン・スブレナン、法医人類学者・・・」と必死に自分を冷静に保とうと、涙ながらに繰り返していた姿がいたたまれなかったです。

マクビカーはブレナンに取引を持ちかけたけど、自分で真実を突き止めると突っぱねたブレナンは最強でした。
そりゃブースも、ごほうびに車を運転させてあげたくなるはずです。
ブレナンの正義を曲げない姿に感動しました。

今回のブレナンは何かとキツかったですが、ラスとの誤解が解けてマルコとポーロに戻れたのはせめてもの救いでした。
ラスは仮釈放中ということだったから「何か犯罪をやらかした危ないヤツ」という悪役めいた人を想像していたけど、意外と普通で安心しました。

お兄さんのラスがブレナンの元を去った理由もはっきりしたし、少しずつラスとブレナンの距離がこれから縮まっていってくれればいいですね。

そして、ブレナン達の父親は生きているようで「探すな」と連絡して来たところを見ると、ずっと姿を隠しながらラスやブレナンのことを見守っていたんでしょうね。
まだブレナンの家族には謎が隠されているようですから、次シーズンも見逃せません。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
被害者のホログラムを見て、母だとわかりショックを受ける。
兄が秘密を持っていたと知り、ショックでビンタする。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
犯人を一緒に見つけようと、ブレナンを励ます。
証人保護を受けていた事件の関係者を見つけ出し、相手を警戒する。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
クリスティンが持っていた映画のチケットを復元する。
ブレナンにはショックな真実を伝える。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミエラ・コンリン
ショックを受けているブレナンに寄り添い、思い出話を聞く。
ラスと話し、当時7歳だった彼が見た男の顔を描く。

■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
頭蓋骨の内側にシミのようなものを見つけ、死因の特定をサポートする。

■ ダニエル・グッドマン – ジョナサン・アダムズ
ブレナンを気遣って、休むよう伝える。

■ デヴィッド・シモンズ – コービー・ライアン・マクラフリン
ブレナンの新作を読み、原稿をラボに返しに来る。

■ ラス・ブレナン – ローレン・ディーン
テンペランスの兄。
自分が19歳、ブレナンが15歳の時から、離れて暮らしている。

■ ヴィンス・マクビカー – パット・スキッパー
元ギャングの殺し屋。
証言する代わりに、証人保護プログラムを受ける。

■ キャリー・ワーナー – ディー・ウォレス
FBI捜査官。
過去の銀行強盗事件について詳しく、ブレナンの両親について語る。

作品データ

原題:The Woman in Limbo
放送日:2006/5/17
監督:ジーザス・トレビノ
脚本:ハート・ハンソン

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