BONES/ボーンズ、シーズン2第6話「スイートルームの女」のあらすじと感想です。
ブースとブレナンは爆発事件が起きたマイアミのホテルへ。死傷者が数名出ている中、身元不明の遺体が見つかります。
あらすじ
ブースとブレナンは高級ホテルの爆発現場に来ていて、麻薬対策会議後のパーティー中に爆破が起こったと国務省のラズウェルから聞かされる。被害者達はコロンビアの要人達で、企画者のドロレス法務官は幸いにも軽症ですみ病院で手当中だとのこと。
シャンデリアの上から出席者以外の死体が発見され、爆破元は隣の部屋で法務官が戦っている麻薬カルテルのテロ首謀者だと見られていた。ラボで分析が始められ、壁からペンキと爆破に使われる化学物質が発見される。
シャンデリアの上にあった死体は若いブロンド女性のもので、身体的特徴からウエイトレスだと解りアンジェラが顔を復元する。
ドロレス法務官は女性の顔には見覚えがないと言っている。
アンジェラが現場写真の分析を行っていると、爆破が起こった部屋では最初に火がつけられ壁際に人の影が浮かび上がって、直前までその場所にいたようで、身長183cmの男性だと割り出される。
歯型からウエイトレスの身元はリサ・ウィナカーだと判明し、同僚の話ではその日は非番だったのにバーに来て、若い男性と上に行き、相手の男性はドロレス法務官の息子アントニオだった。アントニオは外交特権を盾に何も語ろうとはせずすぐに釈放されてしまう。
取り調べ中にブースはアントニオに水をすすめ、ペットボトルからDNAを採取する。
リサは爆発の前には殺されていて、右肩を脱臼している。アントニオは腕を複雑骨折していて力が入らず、犯人ではない。
ジャックは焼け焦げたアクセサリーを発見し、ブースは販売者を見つける。彼は買いに来たのはリサで金を払ったのは別人だが、金を払った人物の銀行のコードを入手する。データベースで銀行コードを調べるが、国務省で極秘扱いになっていた。
雑感
冒頭からブースが鼻歌なんか歌ったりして、何があったのかバレバレです。
エレベーターで一緒になったのがブレナンだったからバレずにすみましたが、嗅覚の鋭いアンジェラだったら一発でバレていたでしょう。
ブースもそれを自覚しているみたいで、カミールにアンジェラには気をつけろと言っていました。
ところが、一発目に気づいたのがジャックで、しかもアンジェラ自身に気づかせようと何も言わないところがイキです。
ボディタッチや2人のちょっとした会話からジャックは読み取ったんでしょう。
アンジェラにわざと言わなかったのは、秘密に気づいた時の楽しみがあるからなんでしょうね。
ラモス一家が自家用機でアメリカを出ようとしていて、阻止する方法が秀逸でした。
ブースもすごいアイデアを思い付いたものです。
ジャックに陰謀説を連絡させて、おまけにジャックの話の信ぴょう性が高かったのでしょうね。
24時間の猶予しかなかったけど、真犯人にたどり着けてめでたしめでたし!
ジャックも憧れの陰謀説をでっち上げて目を輝かせて通報し、黒服に捕まってうれしそうでした。
機密コードは以前チラっと話に出ていたところから聞いたんでしょうか。
毎度毎度、実験パートはとても楽しくて、ザックとジャックの息の合ったコンビがいつもやらかしてくれます。
綿密に計算して爆発を起こすはずでしたが、予想外に大規模だったようです。
顔を黒くして怪我はないと言って出てきた2人がやんちゃな子供みたいで、とてもかわいかったですね。
警報が鳴り響いてガラスにヒビが入ったりしていましたが、あの後ラボはちゃんと修理されたのでしょうか。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
現場のシャンデリアの上にある遺体を発見する。
ラズウェルの身体的特徴をいじる。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
現場へ向かうエレベーターの中でウキウキしている。
逃げようとする犯人の飛行機を止めるため、ジャックに陰謀をでっち上げさせる。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
アンジェラの髪の匂いをかぎ、意外性のある男だとアピール。
ブースとカミールの関係に気づき、アンジェラに目で合図する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ジャックに頼まれ、コンピュータで壁の跡から人の影を見つけ出す。
ブースとカミールの関係に気づいてしまう。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
ジャックと爆発の状況を再現するが、予想外に大きかった。
ブースにわかりやすく、専門用語を一般的な言葉で説明する。
■ カミール・サローヤン タマラ・テイラー
情報の共有をみんなに呼びかける。
犯人を捕まえるためファイルを偽装するが、ブースに却下される。
■ アレックス・ラズウェル – ダニー・ウッドバーン
国務省の職員で、小柄な体型。
ラモス一家とは良好な関係を維持したいため、外交特権ですぐにアントニオを保釈する。
■ ドロレス・ラモス – バーティラ・ダマス
コロンビアの法務官。
長年、麻薬カルテルと戦っている。
■ ジル・ウィナカー – ローラ・リー・ヒューズ
リサの母。
■ アントニオ・ラモス – アンドレス・ロンドノ
爆発の前にリサを誘った男性。
ドロレスの息子。
■ ホアン・ラモス – カルロス・ラカマラ
ドロレスの夫。
リサと付き合っていた。
■ ローレンス・メルヴォイ – ジョン・カーサー
被害者が持っていた宝石を作った宝石商。
■ デニス – セリーナ・ヴィンセント
リサの同僚で、ブースにリサを誘った男を指さして教える。
作品データ
原題:The Girl in Suite 2103
放送日:2006/10/4
監督:カレン・ガヴィオラ
脚本:クリストファー・アンブローズ
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