BONES/ボーンズ、シーズン2第19話「切り裂かれた栄光」のあらすじと感想です。
ブースとブレナン達チームは、空中から落下した宇宙飛行士の死について捜査します。宇宙局は非協力的で、ジャックのアドバイスで突破口が開けます。
あらすじ
広大な草原にクレーターができ、その中に人間の死体らしきものがあると連絡を受けてやってきたブースとブレナン。空中から落ちてきた宇宙人説も出るが死体は男性でローファーをはいていたため、飛行機から落とされたをいう線が濃厚だ。
死体の骨量が異常に少なく130歳の人間のものだと考えられるが、宇宙で長期間過ごすと骨がスカスカになることから、宇宙飛行士ではないかと見られる。アンジェラの復元とブースの調査でカル・ハワード大佐が該当し、大佐の妻は宇宙局のスケジュールで今日訓練から戻って来るはずだったと語る。
健康上の理由から大佐は地上勤務で後輩の指導に当たっていて、自分の飛行機で訓練に向かった。ブース達FBIが大佐の飛行機を調べていると宇宙局の大佐の上司が現れて令状を見せろと迫り、ブースが事情を説明するが協力を得られず、宇宙局からは大部分塗りつぶされた資料を渡されただけだった。
ジャックなら何とか資料を解読できるかとブースは見せるがさすがのジャックでも無理で、大佐が宇宙望遠鏡の修理を担当していたと話すと、裏事情を大佐の後輩から聞き出せと助言される。
訓練中の大佐が指導していた後輩アダムスに事情を尋ねると、大佐はSTCという民間の宇宙旅行団体に入っていたらしい。STCはUFOを信じていてアルミホイルをかぶっているような奇妙な団体で、大佐は宇宙で何かを見たと言っていたとのこと。
雑感
広大な草原に2頭の牛。
すごくのどかで癒される風景だけど、自然のものなのかCGなのか見分けがつかないですね。
いきなりボトっと空から何か降って来て、あまりに風景とミスマッチでタイミングが良かったから逆に面白かったです。
無重力状態でのブースとブレナンは、本当に楽しそうに宇宙遊泳していました。
特にブレナンの笑顔が素敵で、普段の彼女からはあまり見られない表情でしたね。
ローファーをはいた宇宙人で面白そうな展開になりそうだとあれこれ想像していましたが、実は飛行機から落ちた宇宙飛行士で思い切り現実に引き戻されてしまいました。
空から捨てられた遺体に宇宙局の塗りつぶされた機密資料とくれば、陰謀好きのジャックの大好物。
宇宙人説や陰謀説など冗談混じりにあれこれ言っていたけど、宇宙飛行士を探せというアドバイスは役立ちました。
STCにも詳しかったし、土や微粒子、生物以外の知識も豊富なのには驚きました。
ジャックとザック、アンジェラで凶器を話し合っていてライトセーバーやらブロードソードなど、現実世界にはなさそうな武器なのにライトセーバーだと切られた瞬間に粉々になるとか、真剣に話し合っているのがツボでした。
一度宇宙で貴重な体験をしてしまうともう一度あの場所に戻りたくて、どんな危険な手術でも受けるし怪しげな団体とも関わりを持ってしまうのでしょう。
カルもそんな1人でしたし、カルの上司も状況が許せば何にでも挑戦したはずです。
やっと自分の番が回ってきたと喜んでいたアダムス、そんな夫を見てきた妻はカルが邪魔者になってしまって犯行に及んでしまったのでしょう。
ジャックのプロポーズはあえなく敗退。
せっかくブースからアドバイスまでもらっていたのに残念でしたね。
同棲を断られた時点でまだ2人には結婚は早い気がしていましたが、それ以外にもアンジェラはピンとくるものを感じられなくて断ってしまったみたいですね。
お似合いのカップルだから、この件で上手くいかなくなるのだけは避けてほしいです。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
被害者の骨がスカスカで、130歳だとつぶやく。
被害者の後輩に話を聞くため、無重力を体験する。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
無重力体験をして、宙を舞うボールペンをつかもうとする。
宇宙局の資料は黒塗りばかりで、ジャックを呼んで解読させようとするが無理だと断られる。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
STCについてブースに教え、自分も民間の宇宙旅行ツアーにすでに申し込んでいる。
高級なレストランでアンジェラにプロポーズする。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
被害者の骨や服が裂けた様子をコンピュータで再現する。
ジャックとのデートのためにドレスアップし、みんなからほめられる。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
遺体の状態を見て、すぐに高度を計算する。
見た事もない骨折のような跡を見つけ、ブレナンに見てもらう。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
ザックに被害者も人間だと説明するが受け入れてもらえず、冷血人間とこっそりつぶやく。
検査で様々なビタミンなどを飲んでいたことがわかる。
■ マーカス・ガイアー – デヴィッド・グリーンマン
FBIの科学捜査班の職員。
■ ニーナ・サンボーン – アンドレア・トンプソン
宇宙局の職員でハワードの上司。
軍と同じ権限を持っているとブース達に伝える。
■ ジーン・マリー・ハワード – リサ・ワルツ
被害者の妻で、夫のスケジュールは宇宙局が管理していると話す。
宇宙飛行士の妻にしかわからない悩みを、3人の妻達で分かち合っている。
■ ジェームス・アダムス – イアン・アンソニー・デイル
カル・ハワードに指導してもらっていた後輩。
カルを尊敬していて、プライベートなことも相談している。
■ ボブ・リード – グレン・モーシャワー
ハワードの上司。
宇宙で過ごした20分間が生涯で一番忘れられないと語る。
■ コリーン・アダムス – サラ・ブルーム
ジェームズの妻。
■ ロニ・ゴーワン – ジュディス・モアランド
ジーンの友達。
■ ヘンリー・パスカル – ロブ・ブラウンスタイン
ハワードに実験的な治療を行った医師。
経過は良好で、1ヶ月後には宇宙飛行士として復帰可能だったと証言する。
■ アダム・バー – マイケル・ロドリック
STCのリーダーで、宇宙人に拉致された経験を語る。
作品データ
原題:Spaceman in a Crater
放送日:2007/5/2
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:エリザベス・ベンジャミン
コメント