BONES -骨は語る- 4×14 英雄の過去

BONES-骨は語る-シーズン4 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン4第14話「英雄の過去」のあらすじと感想です。
墓堀人に関する証拠が消え、ブレナンとジャックが疑われる。ブースは墓堀人に拉致され、潜水艦に閉じ込められてしまう。ブースの弟ジャレッドの協力も得て、優秀なチームが一丸となりブースの行方を捜す。

あらすじ

ブレナン、ジャック、墓堀人に関する本を書いているトーマス・ベガが連邦判事に呼び出され、新しく担当になったタフェット検事を紹介される。タフェットは墓堀人の証拠がFBIから盗まれ今日中に返せば免責扱いにすると言っている。

ブレナンが表彰されることになりブースを始め研究所のみんなも授与式に出席する予定になっていたが、ブレナン達が研究所を出ようとするとブレナン宛に電話がかかってくる。ボイスチェンジャーを使った墓堀人からで、指定した時刻までに指定した場所へ盗んだ証拠を渡せばブースの居場所を教えると言ってきた。

ブレナンは証拠を持っておらず盗ったとすればジャックが怪しいと見当をつけ、今すぐ証拠を渡すよう指示する。

暗くて狭い場所に閉じ込められていたブースは車のキーを使ってネジを外して外へ出ると、ハッチのようなものに閉じ込められていた。広い場所に出ると目の前には軍隊時代に死んだはずのテディがいた。

ジャックはスーツケースごとブレナンに証拠を渡し、その中に墓堀人の車にはねられた時の破片がある。製造元を突き止めるのにもう少しなので時間が欲しいと頼み、あと8時間だけ監視付きならとブレナンは許可する。

アンジェラは脅迫電話を分析してバックの音を取り出し、カモメの声が聞こえて海の近くだと場所を絞り込むことに。

ブースはテディの力を借りてドアを開けると水が流れ込んで来て、このまま水かさが増すのを利用して上の階の通路まで行ってドアを開けることに。

カミールはカモメの声の他にメリーゴーランドの音に気付き、場所はキングスビーチでベガはその近くに住んでいるとジャックが指摘する。ブレナンはジャックとベガに会いに行くと駐車場の車の中で死んでいて、2人を尾行していたらしいペロッタ捜査官とFBIが押しかけて来る。

雑感

冒頭のドレスアップしたブレナンやブース、ラボの仲間達はとても素敵だったのに、墓堀人からの電話一本で雰囲気は一気に逆転してしまいました。
童顔のスイーツもタキシードでキマっていて、カッコよく見えました。

そう言えば墓堀人のエピソードは初期の頃にありましたが、未解決のままでしたね。
なかなか重厚で迫力あるエピソードで、スクインツ達も持てる力を結集させてブースの居場所を割り出しました。

ジャックは墓堀人に埋められたことがトラウマになっていて、何としても犯人を見つけ出そうと証拠を盗んでしまったのでしょう。
自分達でギリギリまで分析を重ね、カモメやメリーゴーランドから犯人にちょっと近づいたものの、ベガが殺され手がかりをまた失ってしまいました。

ブレナンが折れて証拠を墓堀人に渡そうとしたのに、爆破してブレナンとジャックを殺そうとするなんて、いつものパターンとは違っていました。
墓堀人は自分につながる手がかりをことごとく消していて、まさに大掃除するつもりだったのでしょう。

ブースの命を救うためブレナンがジャレッドを説得し、ジャレッドも今の軍での立場を犠牲にしてまで、兄を救おうとしたのには感動しました。

一方、ブースはスナイパー時代に死なせてしまった部下のテディの幽霊に助けられました。
怪我をしていたし、ブース1人では船から脱出できなかったかもしれません。

ブースにとっては思い出したくない辛い過去だったでしょうし、それを克服して助けてくれたお礼もかねて恋人のクレアに伝言を伝えたのでしょう。

ヘリでブレナンがブースを助けに来て、ヘリの中で2人が抱き合っていたシーンは本当に泣けました。
ブレナンがブースを見つけられる確率はすごく低かったはずですが、ブースが脱出して甲板まで上がって来れたからですね。

墓堀人は男性だと思っていたけど、女性だったのは意外です。
ブースは軍出身のFBI捜査官で手ごわいはずだし、女性の力で気絶させて船まで運んだとは考えにくいです。
ベガは抵抗した跡があったようだし、武術などの心得があって相当強い女性だったということでしょうか。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
みんなと表彰式に行こうとしていると、墓堀人からブースを拉致したと連絡がある。
連邦検事から捜査を外され、ジャレッドにブースのことを話して協力してもらう。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
墓堀人に誘拐され、気づくと古い船の中にいた。
幻覚のテディと協力して脱出し、甲板を目指す。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
墓堀人に関する証拠を盗み、独自に調べていた。
残り時間がなくなり、ブレナンの意見に従って墓堀人に証拠を渡そうとする。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
電話の音声を分析し、周りの音を強調して電話をかけてきた場所を探る。
墓堀人の指定場所でカメラを分析し、ブレナンとジャックに逃げろと叫ぶ。

■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
アンジェラが分析している周りの音から、ビーチの場所を特定する。
ベガの検視を簡単に行い、大まかな死亡時刻を割り出す。

■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
ブレナンに墓堀人から電話があった直後、FBIに雇われているからとラボから退出させられる。
アンジェラをサポートし、モニターを確認する。

■ トーマス・ベガ – マルコ・サンチェス
ブレナンやジャック達と共に連邦判事に呼び出される。
ブレナンとジャックが見つけた時には、車の中で殺されていた。

■ ジャレッド・ブース – ブレンダン・フェア
ブレナンに事情を聞き、国家の安全に関わると言ってベガの遺体をラボに運ばせる。
軍に嘘がバレて逮捕されてしまう。

■ ペイトン・ペロッタ捜査官 – マリサ・カフラン
ベガの遺体が見つかった場所にやって来る。
墓堀人の捜査に加わっていて、ブレナン達を監視している。

■ ヘザー・タフェット – ディアドレ・ラヴジョイ
前の検事が事故で死亡し、墓堀人の件を引き継ぐ。
ブレナンに令状を渡そうとした時、ブレナンが彼女のおかしな点に気づく。

■ テディ・パーカー – ノエル・フィッシャー
ブースの幻覚に現れた軍隊時代の亡くなった部下。
鍵を開けたりベルトのバックルを投げるなど、脱出しようとするブースを手伝う。

■ ウィリアムス判事 – リチャード ・V・リカータ
連邦判事。
墓堀人の件で証拠がなくなったと、関係者を呼び出す。

■ クレア – サラ・アラン
テディの恋人。
テディの命日には墓に花を供えにやって来る。

作品データ

原題:The Hero in the Hold
放送日:2009/2/5
監督:イアン・トイントン
脚本:ジャネット・リン、カリーヌ・ローゼンタール

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