BONES/ボーンズ、シーズン4第21話「十字架の骸骨」のあらすじと感想です。
ノルウェーのブラックメタルバンドのライブで、ステージに飾りとして十字架にはりつけにされたがい骨が本物だった。被害者がアメリカ人だったことが解り、ジェファソニアン研究所に十字架ごと送られてきた。
あらすじ
6ヶ月前にワシントンのデスメタルバンドが骸骨を持っていたのが盗まれて、ノルウェーに渡ったらしい。被害者は10代の若者で死後に背中を切り裂かれて骨を鳥が羽を広げたように飾られ、身に着けていた衣類が本人のものならDNAが取れそうだった。
スイーツが出版する本の意見を求められて、ワシントンに来ていたゴードンが捜査協力することに。被害者はバンドメンバーでメイクをしていたことからアンジェラが顔を再現してネットで検索すると、スピューというバンドでベースをやっていたメイヘムだと判明する。
被害者の靴が本人のものとは限らないとブレナンが言及すると、クラークは被害者の足の指が1本なく靴にもその跡が残っていると分析してブレナンを納得させる。
スピューの練習場でブースがバッジを見せても静かにしないため、スピーカーを銃で撃ち謹慎処分を受けてしまう。バンドメンバーの尋問はブレナンとスイーツが行い、別室でブースが指示を出すことに。
メイヘムの本名はジャスティンで、1年前に自分からバンドを脱退したとメンバーが語る。メイクを落とし着替えたバンドメンバーのダレルはメイヘムの後にベーシストとして入り、ゴードンは幼い頃のダレルとメイヘムことジャスティンの写真を見せて話しを聞き出そうとする。
雑感
久々のゴードン・ゴードン先生登場で、今回も鋭い読みを見せてくれました。
これで引退なんてもったいないけど、シェフの道に進んでもゴードン先生なら成功しそうな気がします。
ゴードン先生とブース、ブレナン、スイーツでおいしそうにおしゃべりしながら料理を食べているシーンが思い浮かびますね。
ゴードン先生が若い時、グラムロックバンドでギターを弾いていたというのが驚きです。
今の姿からは想像できないけど、チラっと映ったレコードジャケットはカッコ良かったですね。
しかも、ブースがそのバンドの大ファンだったというのも、すごい偶然!
ブースとブレナンがスイーツを迎えに行って1人になった後、エアギターを弾いて踊っていた姿が面白かったです。
ブースがまた怒りにまかせてまた銃をぶっ放してしまって、ゴードン先生もブレナンも引いていました。
これがなかったらブースがデスクワークすることもなかったし、ブレナンが取調べをするという流れにもならなかったでしょう。
ブレナンがブースのマネをして啖呵を切って、スゴんでみせていたのが何となく不似合いで笑ってしまいました。
スイーツもいきなりどうした?とちょっと引いていたみたい。
今回はスイーツの過去がちょっぴり明らかになりました。
あのメタルのコスプレはあまり似合っているとは言えませんでしたが、救命措置でブレナンがスイーツのシャツを破いて背中に傷があるのを見てしまいます。
そこから話が発展してスイーツの幼少時代の辛い記憶とか、ブースとブレナンの子供時代のトラウマを知りたがったワケが明らかになりましたね。
それもこれも、ゴードン先生が謎を解き明かしてくれたおかげです。
先生のアドバイスでブースとブレナンが夕食に誘いに行って自分達の悲しい過去をスイーツと共有し、満足そうなスイーツの笑顔が素敵でした。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
ゾーチのボーカルが怪我をして、ステージに上がって止血する。
取り調べ中、イヤホン経由のブースの指示で、相手にスゴんで情報を引き出す。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
演奏中のスピューに事情聴取しようとするが演奏を止めず、銃でスピーカーを撃つ。
捜査にゴードンを連れ出し、引退を思いとどまらせようとする。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
メタルにノリノリなアンジェラを見て、ストレスがたまっていると評する。
遺体のブーツから、バンドが練習やライブをやっていた場所を突き止める。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
被害者のメイクした顔をコンピュータで復元し、バンドのHPを見つけ出す。
携帯画像を分析し、メイヘムのお尻を撃った女性の顔を鮮明にする。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
ノルウェーから、ガイコツが送られて来た経緯をみんなに説明する。
クラークの報告で被害者の臀部の傷を確認し、痛みがスゴかっただろうとつぶやく。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
ゴードン先生に本の意見をもらうが、自分とは真逆の考えだった。
メタルファッションでライブに行き、出血したボーカルの手当を手伝う。
■ クラーク・エジソン – ユージン・バード
ブーツは被害者のものだと理論的に説明し、ブレナンも納得する。
被害者の臀部に傷を見つけ、自分の見解をカミールに説明する。
■ ゴードン・ワイアット – スティーブン・フライ
スイーツに頼まれて、原稿の意見を伝えにやって来る。
事件だけでなく、スイーツ達に関して鋭い意見を言う。
■ ピンワーム – A・J・トラウス
被害者メイヘムがいたスピューのギタリスト。
聞き込みに来たブースのFBIバッジにつばを吐く。
■ グラインダー – マイケル・ウィリアム・フリーマン
メイヘムの後にスピューに加入したベーシスト。
メイヘムの幼なじみで、子供の頃の写真を見せられる。
■ レキシー – タニア・レイモンド
パワーパンクのミュージシャン。
メイヘムに頼まれて、いつもパフォーマンスとして小道具の銃を撃っていた。
■ マーダーブレス – グレッグ・ローマン
ゾーチのボーカル。
首を切るパフォーマンスで、本当に怪我をして倒れてしまう。
■ メイヘム – フランシスコ・パチェコ
ノルウェーのステージで見つかった被害者。
ブラックメタルバンド、スピューの元ベーシスト。
■ ソルバーグ – フリーダ・ファレル
ノルウェーの法人類学者。
ライブのステージにあったガイコツは本物だと断定する。
■ ラス – ジョン・トーマス
ブラックメタルバンドのメンバー。
作品データ
原題:Mayhem on a Cross
放送日:2009/4/16
監督:ジェフ・ウールノー
脚本:ディーン・ロパタ
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