BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン4 第21話~第23話 あらすじ・感想

第21話 十字架の骸骨

あらすじ・感想

ノルウェーのブラックメタルバンドのライブでステージに飾りとして十字架にはりつけにされた白骨が本物で、被害者がアメリカ人だったことが解り、ジェファソニアン研究所に十字架ごと送られてきた。

6ヶ月前にワシントンのデスメタルバンドが骸骨を持っていたのが盗まれてノルウェーに渡ったらしい。被害者は10代の若者で死後に背中を切り裂かれて骨を鳥が羽を広げたように飾られ、身に着けていた衣類が本人のものならDNAが取れそうだった。

スイーツが出版する本の意見を求められてワシントンに来ていたゴードンが捜査協力することに。被害者はバンドメンバーでメイクをしていたことからアンジェラが顔を再現してネットで検索すると、スピューというバンドでベースをやっていたメイヘムだと判明する。

被害者の靴が本人のものとは限らないとブレナンが言及すると、クラークは被害者の足の指が1本なく靴にもその跡が残っていると分析してブレナンを納得させる。

スピューの練習場でブースがバッジを見せても静かにしないため、スピーカーを銃で撃ち謹慎処分を受けてしまう。バンドメンバーの尋問はブレナンとスイーツが行い、別室でブースが指示を出すことに。

メイヘムの本名はジャスティンで1年前に自分からバンドを脱退したとメンバーが語る。メイクを落とし着替えたバンドメンバーのダレルはメイヘムの後にベーシストとして入り、ゴードンは幼いころのダレルとメイヘムことジャスティンの写真を見せて話しを聞きだそうとする。


久々のゴードン先生登場で、今回も鋭い読みを見せてくれました。
これで引退なんてもったいないけど、シェフの道に進んでもゴードンなら成功しそうな気がします。

ブースがまた怒りにまかせてまた銃をぶっ放してしまって、ゴードンもブレナンも引いていました。
これがなかったらブースがデスクワークに釘付けにされることもなかったし、ブレナンが取調べするという流れにもならなかったでしょう。
ブレナンがブースのマネをして啖呵を切って、スゴんでみせていたのが何となく不似合いで笑ってしまいました。

今回はスイーツの過去がちょっぴり明らかになりました。
あのメタルのコスプレはあまり似合っているとは言えませんでしたが、救命措置でブレナンがスイーツのシャツを破いて背中に傷があるのを見てしまいます。

そこから話が発展してスイーツの幼少時代の辛い記憶とか、ブースとブレナンの子供時代のトラウマを知りたがったわけが明らかになりましたね。

それもこれも、ゴードン先生が謎を解き明かしてくれたおかげです。
ゴードンのアドバイスでブースとブレナンが夕食に誘いに行って自分達の悲しい過去をスイーツと共有し、満足そうなスイーツの笑顔が素敵でした。

ゲスト

ピンワーム – A・J・トラウス
グラインダー – マイケル・ウィリアム・フリーマン
レキシー – タニア・レイモンド
マーダーブレス – グレッグ・ローマン
ソルバーグ – フリーダ・ファレル
メイヘム – フランシスコ・パチェコ
ラス – ジョン・トーマス

DATA

原題:Mayhem on a Cross
放送日:2009/4/16
監督:ジェフ・ウールノー
脚本:ディーン・ロパタ

第22話 ライリー家の秘密

あらすじ・感想

ジェファソニアン研究所エジプト部門のリーダー、ハンク・ライリーが心臓発作で死亡し、全員で葬式へ行くことに。みんな故人とはつながりがあったが、ブレナンは顔すら思い出せずにいた。

1人1人が故人との別れをしていてブレナンの番になるが、ハンクのシャツを脱がし始めてブースが近づくとハンクは殺されたと言い出す。ブースは判事に火葬の差し止め命令を依頼するが断られ、ブレナンはハンクの肋骨が折れていて胸の辺りにあざがあるのを写真に収める。

葬儀社の担当タンは防腐処理をした時にはあざはなかったが後から浮き出てきたのだろうと話す。こまかい分析を行わないと殺人かどうかを確かめられないためカミールとブレナンは相談して遺体をラボへ運ぶことに。

室内ではジャックが故人への思いを語っていて、ふと窓の外を見るとブレナンとブースが遺体を運んでいる最中だった。驚きで動揺しみんなの視線を外へ向かせないためにジャックは大げさに持っていたグラスを床に叩きつけて、愛は何よりも大切だと声高に語っていた。ブースとブレナンの思惑をジャックに語り、ジャックからアンジェラに真相が伝わる。

カミールとブレナンがラボで分析している間、ブースとアンジェラでハンクの遺族や知人達を棺桶に近づけさせないように番をすることに。遺体には7つの細い刺し傷があり、タンに確かめたところ自分が刺したと認める。


今回はコミカルで面白い設定だったので、グイグイと引き込まれてしまいました。
みんなライリーのことを知っていて慕っていたみたいですが、ブレナンは顔すら覚えていなかったんですね。
意味のないコミュニケーションを取らないブレナンらしいですが、ブースですらライリーを知っていたのには驚きです。

ただの葬式が殺人の捜査に切り替わってしまいました。
ブレナンとブースが重たい遺体を運んでいてそれをジャックが目にしてごまかすなど、アイコンタクトで日頃のチームワークの良さがここでも発揮されていました。
遺体を見たいという親族達をごまかしたり、葬儀社の担当が起き上がったライリーにビックリして刺してしまうなど、意外な展開がなかなか面白かったです。

ライリーとランチに行った女性からブースは男の魅力を使って話を聞きだしていたし、ブレナンはライリーの兄から女の魅力を使って聞き出していました。
最後は上手いアイデアで全員に紅茶をふるまうという方法でブレナンが見事に犯人をあぶり出して、無事解決してよかったです。

ゲスト

フランクリン・タン – ケルヴィン・ユー
ヘレン・ライリー – キャスリン・メイズル
アン・ライリー – エレン・ガー
バーニー・ライリー – マット・マロイ
エイミー・バレスカ – マンディ・シーグフリード
エリン・ミラー – ライアン・ミシェル
ジョナ・アマヨ – デール・ゴッドボルド
トレイシー・ニシムラ – カズミ・アイハラ
ハンク・ライリー – チャールズ・ ドハーティ

DATA

原題:The Double Death of the Dearly Departe
放送日:2009/4/20
監督:ミラン・チェイロフ
脚本:クレイグ・シルバースタイン

第23話 仮面をかぶった女

あらすじ・感想

ブースの元へ東京へ研修に行っていた時の友達ケンから電話が入り、妹サチが行方不明になっているので力を貸して欲しいと頼まれる。ブースは知り合いの警察官に頼んで探してもらうとサチの車が湿地で見つかり、ブレナンと共に現場へ行くと、サチだけでなくルームメイトのノゾミも行方不明になっていると聞かされる。

ブレナンは車に血痕を見つけた後そのまま沼に入り、アニメの仮面をつけた頭蓋骨を発見する。ラボには日本からケンと一緒に高名な法人類学者のタナカ博士が来ていて、ブレナンはタナカの功績を知っていて分析を手伝ってもらうことに。

タナカは頭蓋骨に銃創を見つけ、ブレナンはケンから聞いたサチのあごの手術の跡を骨から見つけ、頭蓋骨はサチのものだと断定する。サチはモデルになりたいとアメリカに行き、サチがいたモデル事務所のカメラマンから、サチとノゾミはコスプレしてもてなす日本風カフェで働いていたことを聞く。

カフェに行ってみるとサチが付けていたマスクと同じものをした少女達がいて、オーナーはマスクはノゾミのもので、サチとノゾミはエスコート・サービスの仕事を始めると言うので、仕方なくクビにしたと話す。

ブース達はサチとノゾミが働いていたエスコートサービスのオーナー、ジェームス・ソクに会い、ノゾミは働いていたがサチには会ったこともないないと話す。


ブースとナカムラが電話している日本の風景からしてちょっとおかしな日本でしたが、昔の海外ドラマで取り上げられた日本よりも随分ましで好意的に感じます。
それにしても、ブースが東京に行っていたというのもビックリでしたが、あのおしゃべりなブースが人の話に耳を傾けてナカムラの話を聞き、意気投合してこの日本の地で日本酒を酌み交わしたというのはちょっぴりうれしいです。

まあ、話の流れから被害者はナカムラの妹サチなんだろうなとは思いましたが、あの仮面はないですね。
アメリカにも日本のアニメブームが来ているのはわかりますが、どう見てもあの仮面はデカすぎて目が大きいだけでかわいいとは程遠かったです。

タナカ・ハル博士の性別がスクインツ達の間でも話題になっていました。
日本人の目から見たら明らかに女性なんですが、アメリカ人の目にはタナカは男性にも見えるんでしょうか。

みんなにジロジロ見られてタナカも不思議がっていて、苦しまぎれにカミールが服をほめていたのには笑いました。
はっきりすっきりしない性別問題はアンジェラがハグして解き明かしてくれましたが、日本人からしたらタナカが男性にはどうも見えませんでした。

ゲスト

ケン・ナカムラ – ブライアン・ティー
ハル・タナカ – アリー・マキ
マイカ・ストラット – バンパー・ロビンソン
ポール・ボグラー – ラリー・クラーク
ブルース・タケド – ユウジ・オクモト
ジェームス・ソク – ロバート・ウー
リサ・コペック – キャサリン・カムヒ
ノゾミ・サトウ – ジェーン・パーク・スミス

DATA

原題:The Girl in the Mask
放送日:2009/4/23
監督:イアン・トイントン
脚本:マイケル・ピーターソン

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