BONES/ボーンズ、シーズン4第22話「ライリー家の秘密」のあらすじと感想です。
チームは病死した研究所の職員の葬式に出席する。ブレナンは被害者は病死ではなく殺されたと言い出し、真相を確かめるため出席者の目を盗んで遺体を盗み出し、ラボで調べ始める。
あらすじ
ジェファソニアン研究所エジプト部門のリーダー、ハンク・ライリーが心臓発作で死亡し、全員で葬式へ行くことに。みんな故人とはつながりがあったが、ブレナンは顔すら思い出せずにいた。
1人1人が故人との別れをしていてブレナンの番になるが、ハンクのシャツを脱がし始めてブースが近づくとハンクは殺されたと言い出す。ブースは判事に火葬の差し止め命令を依頼するが断られ、ブレナンはハンクの肋骨が折れていて胸の辺りにあざがあるのを写真に収める。
葬儀社の担当タンは防腐処理をした時にはあざはなかったが、後から浮き出てきたのだろうと話す。細かい分析を行わないと殺人かどうかを確かめられないため、カミールとブレナンは相談して遺体をラボへ運ぶことに。
室内ではジャックが故人への思いを語っていて、ふと窓の外を見るとブレナンとブースが遺体を運んでいる最中だった。驚きで動揺しみんなの視線を外へ向かせないためにジャックは大げさに持っていたグラスを床に叩きつけて、愛は何よりも大切だと声高に語っていた。ブースとブレナンの思惑をジャックに語り、ジャックからアンジェラに真相が伝わる。
カミールとブレナンがラボで分析している間、ブースとアンジェラでハンクの遺族や知人達を棺桶に近づけさせないように番をすることに。遺体には7つの細い刺し傷があり、タンに確かめたところ自分が刺したと認める。
雑感
今回はコミカルで面白い設定だったので、グイグイと引き込まれてしまいました。
みんなライリーのことを知っていて慕っていたみたいですが、ブレナンは顔すら覚えていなかったんですね。
意味のないコミュニケーションを取らないブレナンらしいですが、ブースですらライリーを知っていたのには驚きです。
ジャックがライリーから借りていたお金をポケットに入れて、その後、ブースがポケットからそのお金を抜き取っていたのには笑いました。
ブレナンは遺体がおかしいと気づいてあちこち触って確かめたのがきっかけで、ただの葬式が殺人の捜査に切り替わってしまいましたね。
ブースがブレナンに教えた悲しい顔は、どう見ても不満そうな顔にしか見えませんでした。
ブレナンとブースが重たい遺体を運んでいてそれをジャックが目にしてごまかすなど、アイコンタクトで日頃のチームワークの良さがここでも発揮されていました。
何も知らないジャックがスピーチしながらふと窓の外に視線を走らせたら、2人が死体を運んでいるのだからそりゃビックリするでしょう。
ごまかし方がちょっと仰々しかったけど、悲しみのあまり感情が高ぶったように見えたし、違和感はあまりありませんでした。
遺体を見たいという親族達をごまかしたり、葬儀社の担当が起き上がったライリーにビックリしてトロカールで刺してしまうなど、意外な展開が面白かったです。
ライリーとランチに行った女性からブースは男の魅力を使って話を聞きだしていたし、ブレナンはライリーの兄から女の魅力を使って聞き出していました。
メガネをラボに忘れて来てカミールが代わりにサングラスをかけさせたけど、誰にもバレなかったのが不思議ですね。
最後は上手いアイデアで全員に紅茶をふるまうという方法で、ブレナンが見事に犯人をあぶり出して、無事解決してよかったです。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
ハンク・ライリーの遺体の異変に気付き、彼は殺されたとブースに告げる。
ブース、カミールと遺体を運び出して、ラボで調べる。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
ブレナンを信じてこっそり捜査を開始する。
最後にライリーと一緒だった弁護士に男の色気で迫り、シロだとわかる。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
窓から遺体を運び出すブレナン達を目撃し、支離滅裂なスピーチで弔問客の気を引く。
毒殺に使われた毒は、フグにも使われるとアドバイスする。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ジャックのおかしなスピーチを追求し、事情を知る。
故人の顔を見たいとやって来た親族に、適当な理由をつけて追い払う。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
アンジェラの車を借りて、ライリーの遺体をラボに運ぶ。
遺体のメガネがないと指摘され、持っていたサングラスを遺体にかける
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
動揺している葬儀社のタンに「あなたのせいじゃない」と、励ましの言葉をかける。
ジャックとラボへ行き、遺体を運び込む。
■ フランクリン・タン – ケルヴィン・ユー
葬儀社の職員で、故人の妻と関係を持つ。
作業中に遺体が起き上がり、驚いて刺したと告白する。
■ ヘレン・ライリー – キャスリン・メイズル
ハンクの妻。
夫のアシスタントに、彼と寝ていたと葬儀の席で口論を始める。
■ アン・ライリー – エレン・ガー
ハンクの母。
心臓が悪く呼吸器をつけている。
■ バーニー・ライリー – マット・マロイ
ハンクの兄。
作家志望で推理小説を書いていて、ブレナンのファン。
■ エイミー・バレスカ – マンディ・シーグフリード
ハンクのアシスタント。
ジャックの突飛なスピーチに感動したと伝える。
■ エリン・ミラー – ライアン・ミシェル
ハンクの弁護士。
ブースが男の魅力で、ランチにいった時の話を聞き出す。
■ ジョナ・アマヨ – デール・ゴッドボルド
カリブ部門の責任者。
ラボ宛にテトロドトキシンを送らせていたが、仕事用だった。
■ トレイシー・ニシムラ – カズミ・アイハラ
ハンクがランチに行ったすし店の担当者。
店ではフグは扱っていないと証言する。
■ ハンク・ライリー – チャールズ・ ドハーティ
エジプト部門のリーダーで、心臓発作で死亡したと思われている。
死因を突き止めるため、ブレナン達にラボへ運ばれる。
作品データ
原題:The Double Death of the Dearly Departed
放送日:2009/4/20
監督:ミラン・チェイロフ
脚本:クレイグ・シルバースタイン
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