BONES -骨は語る- 5×15 魂の伴侶

BONES-骨は語る-シーズン5 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン5第15話「魂の伴侶」のあらすじと感想です。
チームは水で流されて来た白骨死体を捜査する。スイーツは地下鉄で隣に座っていた希望にあふれる青年が自分の腕の中で亡くなり、ストレス障害を抱えてしまう。

あらすじ

ワシントンが地震に見舞われ、水道管が破裂して地下鉄に向かって水が流れ込み、水圧で白骨化した遺体が地下鉄の窓にぶつかる。ちょうどその地下鉄にはスイーツが乗っていて、トラウマを抱えることに。

遺体の鎖骨部分には傷があり、青い塗料が残されていてジャックが分析する。肩甲骨には歯が埋まっていて視力を回復する特殊な治療を受けていて、被害者は目の不自由な男性だと判明する。

この手の治療が受けられる眼科は限られていてすぐに被害者が判明するだろうと話していると、ジャックは青い塗料はポリマーで、特殊な弾で撃たれたようだと報告する。

もっとサンプルが必要なので、ジャックとデイジーで地下鉄のトンネルで被害者の肉を食べたねずみのフンを採取しに行く。2人はねずみの巣を発見して上には換気口があり、ここから被害者の遺体が捨てられたと予測する。

被害者は30歳の男性マーティン・アラゴンで、文書の代筆で生計を立てていたと身元を特定する。ブレナンは頭蓋骨に傷があるのを発見しガラスが割れて刺さったような傷らしく、デイジーに武器の特定をするよう指示する。

ブースはアラゴンの仕事のパートナー、ソフィアから証言を取り、アラゴンはあらゆる分野に精通していて優秀だったと話す。

雑感

事件も新手の青い弾が使われていたりと新要素がたくさんあったのですが、聖子ちゃんの出演やスイーツの苦悩、ブレナンの本の話題などでかき消れた感じでした。

松田聖子が演じたイワナガは本のストーリーやミステリーの手法よりも、登場人物の2人の関係や恋愛模様など、本筋から外れた部分ばかり取り上げていました。
メモ魔という設定で肝心な部分はメモしないで、ブレナンいわくどうでもいい部分だけ取り上げていて、なかなかいいキャラだったと思います。

スイーツは人の死を目の当たりにして、自分の腕の中で希望いっぱいだった若者が死んだのだから、ショックを受けてるのは当然のことです。
ブースやジャックが普段はあまりスイーツに見せない優しさや思いやりに満ちていたし、仲間だと思って接して心配している様子が温かかったですね。
ブースは死んだ若者は幸せだったとアドバイスして、それでスイーツも前を見ることができて、思い切った決断ができたのでしょう。

対するデイジーはランスロットことスイーツのことが心配で、何度電話しても返答なし。
人生を考えるほどのショックを恋人が受けてしまったのだから、何とか力になりたいし心配で仕方なかったはずです。
でも、スイーツからは連絡なしだと彼が人生を見つめ直して、自分と別れようとしていると考えてるのはごく自然ですね。

落ち込んでいるデイジーをドライブに連れ出したアンジェラも優しいですね。
まあ、カミールの指示があったみたいだけど。
空気を読めないキャラのデイジーは一度も振られたことがないと言っていて、アンジェラのアドバイスで少しは元気を取り戻したみたいでよかったです。

スイーツのプロポーズは本当にロマンチックだったけど、まだ早すぎるという気がします。
ジャック&アンジェラじゃないけど、ひと波乱もふた波乱もありそうですね。

ジャックの187ページ絡みの騒ぎも面白かったです。
ジャックのテクをアンジェラがブレナンにもらしてそれが本になり、最後にはアンジェラがアイデア料をもらっていました。
小切手を見て驚いていましたから、相当な額だったんでしょう。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
日本のジャーナリスト、イワナガから、本についてのインタビューを受ける。
本はフィクションだと念押しし、ブースは的を外さないと話す。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
イワナガのインタビューを受けている中、地震が起きて身構える。
スイーツを気遣って、優しく接する。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
自分の車でスイーツを慰めながら、家まで送る。
ブレナンの本の描写について、俺の技をしゃべったとアンジェラをとがめる。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ため息ばかりで落ち込むデイジーを、ドライブに連れ出す。
銃が撃たれた状況などを再現し、ジャック達と共に現場を特定する。

■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
ラボにやって来たスイーツに、用事があれば呼ぶと帰らせる。
ジャックのネズミのフン集めの手伝いに、デイジーを指名する。

■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
病気を克服したと喜ぶ青年が、目の前で死んでしまう。
被害者アラゴンの代筆した手紙を分析し、彼が恋していた人に彼の思いを伝える。

■ デイジー・ウィック – カーラ・ギャロ
ジャックの手伝いで、ネズミやネズミのフンを集める。
スイーツを心配しているが連絡をくれず、振られるかもと落ち込んでいる。

■ リク・イワナガ – 松田聖子
ブレナンの本について、日本から取材にやって来たジャーナリスト。
本の中の人間関係ばかり質問し、ひんぱんにメモを取っている。

■ マッキーナ・グラント – クレア・デュヴァル
鉄道警察の巡査で、遺体が見つかった経緯を説明する。
元カレのエディは切れやすいと証言する。

■ コリン・ケイシー – マイケル・トロッタ
駅の職員。
アラゴンに頼んで、グラント巡査宛の手紙を書いてもらっていた。

■ エディ・セラフィキ – ジェームズ・マディオ
グラント巡査の元カレ。
アラゴンの遺体に残っていたのと同じ、青い弾を持っている。

■ ソフィア・ミード – ステファニー・チルダーズ
アラゴンのビジネスパートナー。
文章を書くのが得意だったと、アラゴンについて話す。

■ スチュワート・ボンダー – ペイジ・ケネディ
サンドイッチ店の経営者。
アラゴンに殺してやると、脅しのメールを送っている。

■ マルコ – ワイアット・フェナー
スイーツの隣に座っていた青年。
病気が治ったと喜んでいたが、頭をぶつけて死亡する。

作品データ

原題:The Bones on the Blue Line
放送日:2010/4/1
監督:チャド・ロウ
脚本:カーラ・ケトナー

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