BONES／ボーンズ、シーズン6第6話「クルーズの甘い罠」のあらすじと感想です。
150年前の沈没船で見つかった人骨。殺人の可能性がありチームは分析と捜査を始める。身元を特定するが本人はピンピンしている。被害者はカード詐欺をしていて、本当の身元を特定するのに手間取ってしまう。
あらすじ
メリーランドの沖合いで150年前の奴隷船が見つかり、ジェファソニアンで身元を照合することに。積荷目録に奴隷の名前があり、カミールは自分の祖先だと思われる名前を見つける。アンジェラは身元を照合するだけでなく、1人1人の似顔絵を描くことに。
遺体の1つにピンク色のふわふわした羽のようなものがみっしりとこびり付いていて、ジャックすら何の生命体だかわからず興奮気味である。
しかもこの遺体は1ヶ月前のもので、魚のように口にフックを引っ掛けられた跡がある。レントゲン写真から被害者は20歳前後の男性で、子供の頃に虐待を受けていた。恐らく殺されて海に投げ込まれ、奴隷船の網に引っかかったと思われる。
アンジェラの復元でFBIのデータベースから、身元はマイク・キャスパーだと判明して自宅に行くが、本人はピンピンして生きていた。しかも、写真とは別人の28歳。キャスパー夫妻から話を聞くと、被害者がカード詐欺を働いて身元を偽っていたようだ。キャスパー夫妻は相手が誰だかもわからないのに、殺せるはずがないと主張している。
ブレナンは子供の頃に虐待されていたなら、その頃の顔を再現して探せば見つかると、アンジェラに協力してもらう。そして、被害者はリアム・モローニーだと判明する。
リアムと施設にいた頃から友達だったハンター・ラングは、クルーズ船でバーテンをやっている。B&Bとスイーツはクルーズ船に乗り込む。このクルーズは若い男性と熟女が楽しむためのパーティーを開いていて、ハンターによればリアムは金を儲けていた。また、主催者のナディアと親しかったらしい。
ラボではジャックがピンクのフワフワの正体を突き止め、取り除き方も分かったとのこと。水槽に骨を入れ、その中にピラニアを放つとピンクのフワフワがきれいに取れて骨だけになる。
船長からナディアの居場所を聞いて行ってみると、若い男性とお楽しみ中。ブースは男を追い出し、ブレナンはクローゼットのウジ虫に気づく。ナディアはリアムは友達をたくさん連れて来てかわいがっていたが、殺したりしていないとのこと。クローゼットは鍵がかかっていて、船長しか鍵は持っていないとのこと。
雑感
ピンクのフワフワ付きの骨とはまたインパクトのある題材です。
上手くジェファソニアン本来の仕事と殺人事件がミックスしていて、両方ともいいバランスでストーリーが進んでいきました。
今回、ブースはやたらおじさん扱いされていました。
本人も言っていましたが、まだまだイケるカッコいい年代です。
熟女クルーズでもブースの肉体に引き寄せられて、魅惑的な女性が寄ってきていましたから。
対するブレナンは自由な思想の持ち主なので、クルーズも楽しんでいたようです。
スイーツとデイジーは恥ずかしいところをブースとブレナンに見られて、お互いの関係を見直すことにしたのはよかったです。
デイジーは気楽な関係でもOKでしたが、スイーツとしては頭を悩ませていて、結局、元の鞘に収まってカップルに戻れて幸せそうでした。
アンジェラが奴隷船に乗せられていた人々に少しでも尊厳を与えたいと、1人1人の顔を絵に描いていたのは素敵でした。
お腹に大事な赤ちゃんがいるのだから、気持ちはわかりますが体を大事にしてほしいですね。
そして、無関心をよそおっていたカミールが一番心を痛めていたのがわかります。
自分の祖先かもしれないヘイリーを紹介する時に言葉に詰まっていたシーンにはジーンときました。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
奴隷船の遺体の中に、最近殺された遺体を発見する。
クルーズ船の船室でウジ虫に気づき、殺害現場の可能性があると言う。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
スイーツに書類にサインをもらいに行くと、デイジーといちゃついていた。
FBIの顔認識ソフトで被害者が引っかかるが、別人だった。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
骨についているピンクのフワフワの正体を突き止め、骨からきれいにはがす。
骨の表面にあったネバネバを分析し、犯人の証拠を見つける。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
奴隷船の被害者の顔のスケッチを描く。
ブレナンの指示で被害者の顔を逆行させ、子供の頃の顔を再現する。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
祖先の名と同じ名を奴隷船で見つけ、ナーバスになる。
フジツボから2人分のDNAを見つけて分析し、犯人逮捕の証拠とする。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
ブース達とクルーズ船に乗り込み、ハンターの事情聴取をサポートする。
ブースとブレナンに、デイジーとの関係について説明する。
■ デイジー・ウィック – カーラ・ギャロ
ブレナン達に朝見られたことについて、スイーツと話し合う。
骨がきれいになった後、骨前面に擦り傷が広がっているのに気づく。
■ クレア・キャスパー – ケリー・オマリー
マイクの妻で、マイクは人を殺したりしないと証言する。
髪をかきあげるクセがある。
■ ハンター・ラング – ポール・ジェームズ
被害者リアムと同じ施設出身の友達。
クルーズ船でバーテンダーをしている。
■ ナディア・ブレイク – ロビン・ライカー
クルーズイベントの主催者。
友達を連れて来るリアムをかわいがっていた。
■ ショーン・ケリー船長 – デイヴ・フロレク
クルーズ船の船長。
事件当夜、リアムが女性と甲板にいたが、覚えていないと伝える。
■ マイク・キャスパー – ジェフリー・ジョンソン
リアムにIDを盗まれた男性。
カード会社にクレームをつけ、キレやすいタイプ。
■ エレン – ディーナ・ディル
クルーズに参加していた女性。
■ ディアム・モローニー – グリフィン・クリーブランド
ピンクのフワフワした生物が骨についていた被害者。
クルーズ船のパーティーイベントで、金稼ぎをしていた。
作品データ
原題：The Shallow in the Deep
放送日：2010/11/11
監督：マーク・ヘルフリッチ
脚本：カーラ・ケトナー
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