BONES/ボーンズ、シーズン6第10話「模倣の果て」のあらすじと感想です。
高級マンションのシャワー室で死体が発見される。被害者は部屋の持ち主だと考えられていたが、別人だった。骨の損傷が激しく排水溝内に残っている証拠などを分析し、事件の真相に迫っていく。
あらすじ
高級マンションに住む恋人ペイズリーを訪ねて来たブロディ。シャワーの音が聞こえて自分も裸になってシャワールームへ行くが滑って転倒し、目の前には腐乱死体があった。
遺体は3日間くらいはシャワーに当てられていたため、軟部組織は穴だらけになっていた。被害者は20代前半の女性で、この部屋の持ち主ペイズリーだと見られる。
骨が大部分排水溝に流されているため、ジャックが回収することに。死因は硬膜下血腫だとクラークが突き止めるが、頭蓋骨の骨が足りないため身元の特定や凶器などは不明なままだ。
スイーツがペイズリーを分析すると人格障害を抱えていて、SNSなどからリアルな友達は二コールだけだったが、数日前にSNSの友達リストから外されていた。二コールをFBIに呼んでスイーツが尋問するが、二コールはペイズリーからシャネルのバッグをプレゼントされたが偽物で、怒って友達リストから外したとのこと。
ジャックは被害者の家の水道管から骨の欠片を回収中で、その中から漢字に似た文字が書かれた紙を見つける。骨をきれいに洗ってクラークが分析していたが、ペイズリーとは体格が合わないと言っている。
漢字で書かれたメモをアンジェラがコンピュータで読み取り、ブレナンは体が悪いところに貼る護符だと突き止める。漢方薬局のロゴが入っていてブースとブレナンが店に話を聞きに行くと、店主から恋人のジェニー・ヤンに渡した護符だとわかる。被害者はペイズリーではなくジェニー・ヤンで、ペイズリーが有力な容疑者となってしまう。
ブースとブレナンはジェニーが働いていた中華料理店へ。FBIだと名乗る前に店主のマダム・リューは店の奥に案内し、数々の偽ブランド品を2人に見せる。そこへ、プラダ・ポリスこと反模造品連合が突入して来て、マダム・リューは逮捕されてしまう。
雑感
クラークの大変身は妙に違和感があります。
今まで職場ではいっさいプライベートな会話には参加しなかったし、むしろ居心地が悪くてすぐ逃げようとしていたのに。
仲間との距離感がまだあまりつかめていないようで、いきなりカミールに彼氏のことを聞いたりしてけどラボのみんなは優しいから怒ったりはしなかったですね。
クラークの笑顔がたくさん見られるようになったし、前よりも明るくなったようで良かったです。
前回、ブレナンがブースに愛を告白したことで、もっと2人の間がぎくしゃくするかと思っていましたが、ごく普通に仕事をしていました。
ブレナンは表に気持ちを見せずに仕事に徹しているみたいで、ブースの方がオロオロしている風にも見えましたね。
スイーツに相談してハンナに正直に話したまではよかったですが、どうやらハンナの方がブレナンを意識して避けてしまったようです。
一緒に住んでいる恋人が元カノから愛を告白されたら、ハンナの立場だったらブレナンと何もなかったように友達付き合いするのは難しいでしょう。
ブースは過去のことだと言っているし、ブレナンがブースを取ることはないにしても、心穏やかではいられません。
ブレナンが積極的に行動してハンナに無理やり会いに来て、わだかまりが取れてまた仲良くなれて本当によかったです。
久々にジャックとアンジェラのハッピーなエピソードも盛り込まれていました。
確かにペイズリーの部屋はゴージャスで住みやすそうだったけど、殺人があった部屋で親子3人で住むと考えると、ちょっと気分が悪くなります。
その辺はあまりアンジェラもジャックも気にしていないみたいで、子育てにぴったりな環境の家を見つけられて大喜びしていましたね。
何はともあれ、ジャックがアンジェラに鍵をプレゼントするシーンはとってもロマンチックでした。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
約束を何度もキャンセルするハンナを訪ねて、わだかまりを解く。
クラークが復元した頭蓋骨の傷を見て、シャワーの蛇口にぶつけられたと分析する。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
現場でジャックとの無線を切り、ブレナンらと下水を浴びてしまう。
ブレナンから気持ちを打ち明けられたと、ハンナに話す。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
現場の排水溝を切り、髪の毛や骨のカケラなどを取り出す。
自分達の家が欲しいと言うアンジェラに、マンションを買って鍵をプレゼントする。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
排水溝から見つかった紙片を分析。
監視カメラの映像に映っている男性の顔を、反射物から復元する。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
オープンになりすぎたクラークにちょっと驚く。
髪の毛から骨のカケラを分離する方法として、コンディショナーをすすめる。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
ブースからブレナンに告白されたと相談され、アドバイスする。
ペイズリーのSNSを分析し、彼女の居場所を突き止めるサポートをする。
■ クラーク・エジソン – ユージン・バード
プライベートな会話をするようになり、周りを驚かせる。
被害者はペイズリーではないと、いち早く気付く。
■ ハンナ・バーリー – キャサリン・ウィニック
ブースからブレナンとのことを聞き、どう接するべきか悩む。
1日に3回も約束をキャンセルし、ブレナンが直接訪ねて来て和解する。
■ エリック・アンダーソン – マーク・ファミリエッティ
反模造品連合の担当刑事。
ジェニーは彼の情報提供者だった。
■ ミン・ツォウ – ジャック・ヤン
被害者ジェニーの恋人。
側弯症の恋人のために、護符をプレゼントする。
■ マダム・リュー – エリザベス・サン
ジェニーが働いていた中華料理店の店主。
裏で偽ブランド品を売り、ペイズリーも買っていた。
■ ブロディ・マニングス – ライアン・カーンズ
ペイズリーの恋人。
彼女のマンションのシャワー室で、遺体を発見。
■ ニコール・ツイスト – ジェニファー・ホランド
ペイズリーの友達。
偽ブランドのバッグをつかまされ、友達リストから彼女を外す。
■ ペイズリー・ジョンソン – イヴ・マウロ
被害者が発見されたマンションの持ち主。
酒と薬を飲み、安ホテルで発見される。
■ ジェニー・ヤン – パティ・ユニバース
ペイズリーのシャワー室で見つかった被害者。
ペイズリーにあこがれていた。
作品データ
原題:The Body in the Bag
放送日:2011/1/20
監督:ケイト・ウッズ
脚本:ジャネット・リン
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