BONES/ボーンズ、シーズン6第11話「復讐と正義」のあらすじと感想です。
墓堀人タフェットが裁判所前で狙撃され死亡する。かなり遠くから狙撃されていて、犯人は相当の腕前の持ち主。容疑者リストにはブレナンの父マックスも入っている。
あらすじ
墓堀人ことタフェットはスイーツと共に護送車に乗り裁判所へ向かっていて、タフェットがスイーツを指名したのだが、目的は彼に恐怖心を植え付けることだった。裁判所の周りはデモ隊に囲まれていて、車を降りたタフェットは何者かに狙撃され、頭が破裂して死亡。
ブースやキャロリンも群集の整理に駆り出されていて、タフェットが撃たれた現場にいた。群集が逃げ惑う中、一人淡々とカメラを構えて一部始終を録画していた男ケントは、墓堀人に子供を殺された事件の関係者だった。
タフェットの事件はブレナン達が担当することに。キャロリンはブースに、ブレナンの父マックスも容疑者に加えるよう指示する。ブースは近くの建物の壁にめり込んだ弾を見つけ、かなり遠くから狙撃されていてプロのスナイパーが犯人だと見ている。アンジェラのコンピュータ技術で潰れた弾を復元すると、手製の銅で作られたライフル用のものだった。
ブースはジェームス・ケントを呼んで事情聴取を始める。ケントは裁判所の外で撮っていたカメラを渡し、茫然としていてそのままカメラを回していたと話す。
ウェンデルが頭蓋骨を復元しアンジェラがシステムで弾道を割り出し、警察の銃声を拾うマイク音声などから、どの部屋から撃たれたのかが判明する。
ブースとブレナンが現場に行き、ブースはテーブルが動かされた跡を見つけて狙撃現場に間違いないと断定する。犯人がやったのと同じようにテーブルの上にライフルをセットしてスコープでのぞいてみると、裁判所が見えた。
ブレナンは異様な臭いに気づいてバスルームに行くと、バスタブに封がしてある。ブースを呼んで開けてもらうと、ここに住んでいた女性がバスタブに漬けられ、薬品で半分溶かされた状態だった。
雑感
久々に大胆不敵な墓堀人のエピソードだと思ったら、冒頭であっけなく死んでしまいましたが、新たな敵が登場して俄然面白くなってきました。
今回はスナイパー絡みでブースにスポットが当たっていて、知識や経験が捜査にも生かされていて、いつも以上に輝いていました。
しかも、犯人がブースの恩師のような存在で、説得しようと出向いたら手痛い反撃にあい予想外の展開です。
ブースとしては世話になったブロードスキーを自分なら止められると信じていたのに、相手の方が一枚上手だったわけですね。
今回は寸前で敗北してしまいましたが、ブースとスクインツ達がいれば必ずいつか捕まえられるはずです。
久々にマックスが登場したかと思ったら、まさかの容疑者として疑われてしまいます。
かなりご高齢のマックスにあのスナイプはどう考えても無理でしょう。
父親としては娘にだけはやっていないと信じて欲しくて、わざわざラボまでやって来た行動力がスゴイです。
ブレナンも以前ほどマックスとの関係に溝は感じていない様子で、あっさり父を信じて親子の関係が修復されていて良かったです。
最後にデカい貝の歯ブラシ立てをプレゼントして、おしゃべりしていた2人が親子だなって感じました。
ブレナンも貝を耳に当て「海の音が聞こえる」と普段なら言いそうにないことを言っていて、かわいらしい娘でしたね。
心配だったのがスイーツです。
目の前でタフェットが殺され血や組織まみれになっていましたから、ショックも相当なものでした。
しばらく立ち直れないんじゃないかと心配しましたが、キャロリンのおかげで元気になれました。
いつも強気でみんなにカツを入れているキャロリンの弱い部分がほんのちょっと見えて、人間味あふれる彼女がますます好きになりました。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
潰れた弾を元の形に復元してほしいと、アンジェラに頼む。
マックスは犯人ではないと信じ、父との交流を深める。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
裁判所前で、墓堀人に恨みを持つ父親ケントがカメラを構えているのを見かける。
腕利きのスナイパーを絞り込み、ウィリアムから話を聞く。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
墓堀人が死んでうれしいとスイーツに話す。
被害者トレイシーの死亡時期を割り出すため、ソーセージで実験する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
コンピュータで潰れた弾を元の形を復元する。
警察の銃声を拾うマイクを駆使し、ライフルの発射場所を絞り込む。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
タフェットの殺害事件を、ジェファソニアンで担当できるよう手配する。
アンジェラの絞り込み作業をサポートする。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
すぐ側でタフェットが撃たれ、ショックを受ける。
タフェットが護送車で話した録音テープを何度も聞き直す。
■ ウェンデル・ブレイ – マイケル・グラント・テリー
粉々になった頭蓋骨を復元する。
■ マックス・キーナン – ライアン・オニール
墓堀人の事件で自分が容疑者になっていると知り、娘に会いに行く。
ニューハンプシャーにいたという証拠になるレシートなどを、ブレナンに渡す。
■ キャロリン・ジュリアン検事 – パトリシア・ベルチャー
裁判所前で墓堀人が撃たれたのを目撃。
落ち込むスイーツに自分も怖かった、人間だからと話す。
■ ヘザー・タフェット – ディアドレ・ラヴジョイ
護送車の中で、スイーツを怖がらせるようなことを言う。
裁判所前で、何者かに狙撃されて死亡する。
■ ジェームズ・ケント – ジェームズ・マクドネル
墓堀人に息子たちを殺された。
裁判所前にいて、カメラを構えていた。
■ ジェイコブ・ブロードスキー – アーノルド・ヴォスルー
タフェットを狙撃した犯人。
ブースの元恩師で、ブース名義で土地を買う。
■ ウィリアム・プレストン – マシュー・ジョン・アームストロング
容疑者の1人で、事件当時のアリバイがある。
ブースに恩師でもあるブロードスキーが犯人だとほのめかす。
■ トレイシー・レベック – メイリ・キャディ
狙撃場所に住んでいた女性。
ナイフで刺され、バスタブに薬品と一緒に漬けられていた。
作品データ
原題:The Bullet in the Brain
放送日:2011/1/27
監督:デヴィッド・ボレアナズ
脚本:カリン・アッシャー
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