第10話 輝く骨の秘密
あらすじ・感想
スイーツはテレビでホラー系のリアリティーショーを見ていると、キラキラと輝く白骨死体が出てきて驚く。翌日、死体はラボへと運ばれて来る。
ホッジンズは採石場近くの小川に数日間遺体がありその影響で鉱石の成分が骨に複数付着し、固まったものだと説明する。被害者の足には複数の骨折の跡があり、ブレナンはアスリートがダンサーだろうと推測する。
失踪届けが出ているダンサー、カタリーナだと身元がわかり、届けを出したのはダンスパートナーのケンドリックだった。2人はテレビのダンス番組のオーディションに出演予定だったが、彼女は練習に来なかったとのこと。
ケンドリックには既に新しいパートナーがいて、彼女とオーディションに出演するらしい。スイーツは潜入捜査をすすめてブレナンはすっかりその気になり、ブースと一緒にオーディションにもぐり込むことに。
カタリーナがいなくなれば優勝候補になるのは、ライバルだったレイラだ。ブレナンはレイラに近づいておしゃべりすると、レイラはカタリーナとは友達だったとのこと。レイラの母は何としても娘をスターにしようと躍起になっていて、ブレナンは怪しんでいる。
ホッジンズとウェンデルは何とかクリスタルの欠片を骨から除去し、死因は首を折られたことだと突き止める。また、被害者は長期間に渡り、低濃度の鉛を飲まされていた。
鉛はダンス衣装の染料にも使われるため、ブレナンはその場でレイラの衣装の端を切り取って簡易検査し鉛が検出される。ブースとブレナンはオーディション後にレイラの母親を逮捕しようとすると、レイラ本人が自分が鉛を盛ったと自白する。
ブース達に死因が伝えられ、すぐにブースは容疑者に気づきブレナンと共に追い詰めて行く。
白骨死体がキラキラしていてインパクトがあったし、スイーツがテレビを見ていて事件を見つけたという導入がナイスでした。
久々のバックとワンダの潜入捜査で、アクティブな展開が楽しかったです。
ブースがダンス講師でお金を稼いでいた時期があったなんてビックリだし、周りのダンサー達がスゴすぎたせいでブースのダンスがあまり上手に見えなくて残念でした。
ブレナンは予想通りダンスは下手っぴで、独特の動きで笑わせてもらいました。
最後の2人のワルツもオーディションに出るレベルじゃなかったけど、タキシード姿のブースとドレス姿のブレナンが美しくて幸せそうでしたね。
犯人を追いかけている時のゴタゴタを審査員達が演出だと勘違いして、拍手喝采だったのがまた楽しかったです。
アンジェラの悩みもホッジンズの理解と優しさで上手くまとまっていたし、久々にホッジンズが「ラボのキング」ぶりを発揮してたのも良かったですね。
ゲスト
ケンドリック・マン – ドミトリー ・チャップリン
レイラ・セラーノ – サラ・スコット
モーリーン・セラーノ – マルタ・デュボワ
パルマー・ヘストン – ヴィンス・コラッツァ
メアリー・マーフィ
タイス・ディオリオ
トミー・ケントナー – アンドレス・ペレス=モリーナ
ブロッサム – ヴァイ・ティアレ
ロッコ – チェホン・ウェスピ-チョップ
カタリーナ – エリアナ・ジラード
DATA
原題:The Diamond in the Rough
放送日:2013/1/14
監督:アレックス・チャップル
脚本:ンケチ・オコロ・キャロル
第11話 繭の中の考古学者
パラシュートが木に引っかかった男性が目の前に繭にくるまれた白骨死体を見つける。ホッジンズは興味津々で隣にいたブレナンの指示で繭を少し切り取ると、いも虫がブレナンの顔に降って来てしまう。
近くには車がありカミールがシートを切り裂くと血液が染み込んでいて、犯人は事故に見せかけようとしたが失敗したらしい。
被害者の名はジェームズ・サットンで、ホッジンズによれば有名な冒険家兼考古学者だとのこと。まゆの状態から殺されたのは5日前。サットンの妻マリーナは妊娠中で、1ヶ月前にアメリカに来たばかりだと告げる。
マリーナからサットンの保管庫の鍵をもらい、その中に何千年も前のネアンデルタールとホモサピエンスの骨があった。ブレナンとクラークは骨に興味を持ちどちらが骨を取るかで争っていると、サローヤンはクラークの分野だと仲裁に入る。
骨の状態から2つの種族が一緒に暮らしていたが殺し合いになったようで、ブレナンは何千年も前の殺人事件だと語る。
サットンの遺物をテキサスの大富豪が買っていたが、彼は自分の説を否定する物を世に出したくなかったとと見られる。
サットンの皮膚から見つかった微粒子は動物のもので、サットンは数ヶ月前にムチで打たれていたことがわかる。彼の妻マリーナのいたチェチェンでは他の国の男性との結婚は禁止で、マリーナの父親がムチで打ったとのこと。
骨の中には3歳くらいの女の子が含まれていて、それをアンジェラが復元して当時を想定した絵を何枚か描く。クラークは絵を見て、子供は2つの種族から生まれた子だと気づく。ブレナンも頭蓋骨を見てクラークの説に同意し、論文はクラークが書くべきだと身を引く。
考古学者の殺人と2万5千年前の殺人の謎をすっきりきれいに解いてくれて、とても楽しめる内容でした。
ブレナンvsクラークの骨と論文の取り合いや、ブレナンとカミールが協力して現代の殺人事件をあっという間に解決したりと、見所も盛りだくさんでしたね。
ブレナンはいつも通り論文を自分が書くべきだと主張していたけど、自分が気づかなかった点をクラークが気づき、彼の功績をちゃんと認めて論文を譲ったのは素晴らしかったです。
以前の堅物で自信満々の天才的なブレナンもカッコ良かったけど、人を思いやったり仲間と協力して引くべきところは引くブレナンも素敵ですね。
以前のブレナンからじゃ考えられなかったし、クラークも成長して自信を持ちブレナンに真っ向から立ち向かっていました。
助手くんの中ではクラークが一番古株だし、ブレナン達がピンチの時に一番活躍していたし、ここでやっと優秀さが発揮できましたね。
2万5千年前の殺人事件の謎解きをみんなが実演していて、歴史的大発見なのに何かの発表会みたいでかわいかったです。
ゲスト
ダイアナ・マルキン – エイミー・ヤスベック
マリーナ・サットン – アーニャ・モンジコーヴァ
アルトゥール・トヴァー – ゾーラン・コラ
ドウェイン・ウィルソン – ゲイリー・グラッブス
クリスティン・ブース – アリ・ルイーズ・ハートマン、スーザン・アラン・ハートマン
DATA
原題:The Archaeologist in the Cocoon
放送日:2013/1/14
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:サンフォード・ゴールデン、カレン・ウィスカーヴァー
第12話 悪魔の帰還
夜中に子供の泣き声で起きてしまったホッジンズ。頭の上から血が垂れて来て、頭上には皮膚などがはがされた遺体があった。急いで息子の部屋に行ってみると、ベッドには花びらが置かれている。
ブースとブレナンが現場にやって来て捜査を始めると花びらはエジプトのものだとわかり、ペラントが戻ったとみんな確信する。遺体から金属片が見つかり調べてみると、爆弾のかけらだと判明する。
その他の調査結果から、被害者は特殊部隊にいた人物だとわかる。ブースは周りに秘密にして捜査を行っていたがフリンが嗅ぎつけ、被害者に関する極秘資料を手に入れてくる。
ブースとスイーツが被害者のアパートを調べに行くと武器などを見つけ、民間の傭兵会社で働いていたと見られる。傭兵会社のモルノーは何も情報を明かそうとはしない。
ブレナンの携帯にペラントから電話がかかって来て、ヒントを送ったとだけ言って切れてしまう。その後、ブレナン宛に指の入った封筒が届く。
血液検査ではホッジンズとアンジェラが眠らされていたという証拠が見つからず、2人は独自に肺の生検を行うことに。
ブレナンに届いた指はサルの人差し指で、16世紀の解剖学者が取り上げていた。
ホッジンズは自分たち夫婦が眠らされたガスの成分から、ペラントがトリンプルという偽名を使っていると突き止める。
パソコンなどの最新機器を使うのはITに精通しているペラントにハッキングされる恐れがあり、ブースとホッジンズ達は昔の機器を使ってやり取りしている。
そんな中、アンジェラはコンピュータを使、全国のトリンプルにスパムメールを送って、ペラントが使っているサーバーを割り出す。
強敵が再び姿を現し、みんなを翻弄していました。
今回はジャックがターゲットになっていたようで、前回殺されかけた恨みとジャックの能力、金の力がペラントにとっては脅威だったのかもしれませんね。
お金か少女達の命かの選択を迫られたけど、予想通りジャックは少女達の命を迷わず選んでカッコ良かったです。
ブースもいい所までペラントを追い詰めたけど、フリンが撃たれペラントを追うことができなかったのは悔しかったことでしょう。
前のシーズンからペラントには痛い思いをさせられているけど、そろそろ捕まえてほしいです。
ブースが撃った弾は確かに当たっていたけど、ペラントの顔に当たっていて自分で手当てしていたのには驚きました。
今後は顔を変えて現れたりするかもしれません。
ペラント絡みの事件はいつも凝っていて規模もだんだんと大きくなっているし、暗号も複雑になってきていますね。
それに対抗するブースやブレナン達チームも負けていないし、いつも以上にチームワークの良さが伝わってきました。
ゲスト
トム・モルノー – ヘンリー・シモンズ
クリスティン・ブース – アリ・ルイーズ・ハートマン、スーザン・アラン・ハートマン
DATA
原題:The Corpse on the Canopy
放送日:2013/1/21
監督:ロブ・ハーディ
脚本:ジョナサン・コリアー
コメント