BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン9 第1話~第3話 あらすじ・感想

第1話 プロポーズの秘密

あらすじ・感想

ペラントが最後に起こした事件から3ヶ月が経っている。ブースは元神父で古くからの友達アルドを訪ね、電子機器が何もない場所でペラントとのいきさつを話す。

ホテルのエアコンの送風機から、粉々になった遺体が発見される。片腕がそのまま残っていて現場の状態などから、被害者は殺されて引きずられ投げ捨てられている。

被害者の部屋を調べていたブレナンはお酒の臭いに気づき、壁にお酒で血がふき取られた跡を見つける。

ラボで金属の破片が見つかるが被害者の人工の耳の骨で、製造番号からジョナス・サイデルだと身元を特定する。ジョナスは国務省の会計の仕事をしていて、上司のノーマンから話を聞く。

ブースはアンジェラから連絡を受け、事件当夜に何度もメールのやり取りをしていたのはジョナスの同僚リリーだとわかる。リリーは母を弁護士につけてブースの尋問を受けるが、ほとんど何も答えず釈放される。

ブースとスイーツが再び現場を調べに行くと、前回と違って物がほとんどなくきれいに片付いていた。スイーツが奥で何者かに殴られ、窓から逃げた男をブースが追って行く。

男と対峙すると相手はブースの旧友で、CIAのダニーだった。ブースはサイデルはCIAの諜報員だが、今回の殺人事件はCIAとは無関係だと理解する。

ブレナンとデイジーは骨を分析して6年前の爆発によるものなどを除き、死因となったのは頭を2箇所、鈍器で殴られたことによるものだと特定する。

パソコンのハードドライブやメモリはCIAによって抜き取られていたが、アンジェラはジャックのアドバイスに従ってプリンターから最後に残った残像を印刷する。プリントした画像からは身元の特定は無理だったが、ブレナンは画像に映っているバッグに名前があるのを発見する。


ブースがブレナンからのプロポーズを断ったことで、色んな波紋を呼んでいるようです。

見ている側からはブースがどれだけ苦しんでいるかはわかりますが、周りにいる人達はブレナンのプロポーズを受け入れたのに突然怖気づき、プロポーズを断ったなさけないブースという風に見えますね。

周りはほとんどブレナンの味方でブースへの攻撃が容赦ないから、本当にブースがかわいそうでした。

当のブレナンもブースの気持ちがわからずみんなに恋愛について聞いてみたりして、どうすればいいのか道を模索している最中ですね。
最後にはアルドの所へ行って良きアドバイスをもらってブースを信じることに決めたから、ブースとブレナンの仲はひとまず安泰かな。

今回の助手はデイジーでブレナンとアンジェラとランチしていただけだけど、ちょっと女子会風で楽しそうでしたね。
昔ほどじゃないけどデイジーは一言余計で、アンジェラに食べ物を口に突っ込まれていたのが笑いました。

ジャックの実験パートはいつもながらお見事だったけど、あのパラシュートみたいなものから肉片や骨をはがすのも手間がかかりそうですね。

ゲスト

リリー・ソーン – ルーシー・ウォルターズ
マリアンヌ・ソーン – キャスリーン・ヨーク
テッド・ノーマン – リッチ・セラウロ・コー
ハインリッヒ・グロックナー – アラスター・ダンカン
ゴフ – ジョン・ハルトマン

DATA

原題:The Secrets in the Proposal
放送日:2013/9/16
監督:イアン・トイントン
脚本:ハート・ハンソン、スティーヴン・ネイサン

第2話 夫婦セラピーの罠

あらすじ・感想

アニマルコントロールの職員2人はボブキャットを捕まえるが、動物が食べていたのはゴミ箱に遺棄された死体だった。

カミールとアラストが現場へ向かう途中にパトカーに止められ、カミールは窃盗罪などで逮捕されてしまう。

ブレナン、ブース、ジャックが現場を調べているが頭蓋骨が見つからず、ボブキャットの習性から木の上から頭蓋骨が見つかる。

被害者は骨フッ素症の初期段階で、公的データから経営コンサルタントのアダム・パクだとわかる。

被害者の妻エマにブースとスイーツが話を聞きに行く。夫はタイに出張中だったが遺体は国内で発見され、エマはわけがわからないとのこと。エマは夜に物音がしたので、警備会社に電話していたというアリバイがある。

被害者の衣服の付着物などから犯行現場はバージニアの先住民居留地内だとわかり、FBIでも管轄外のため潜入捜査をすることに。ブースとブレナンはトニーとロキシーの夫婦に扮して、結婚セラピーに参加する。

カミールはなりすまし犯に困っているが誰にも頼ろうとはせず、アンジェラはこっそり彼女の銀行口座などを調べて力になろうとする。

アダムは妻ケリーと参加していたが、ケリーは本当の妻ではなく愛人だった。ブースがこっそりケリーの写真を撮って送り、身元を調べてもらう。また、シャーマンのリトル・リバーと名乗る男についても、身元調査を依頼する。

ケリーは元カレが死んで遺産をもらっていたが、遺言を書き換えた直後だった。リトル・リバーは改名していて、犯罪歴が幾つかあることがわかる。


色々とサブストーリにも凝っていて、盛りだくさんなエピソードでした。

本編の事件の方は久しぶりにブースとブレナンの潜入捜査でバックとワンダじゃなくトニーとロキシーという新設定だったけど、キャラ的にはバックとワンダでしたね。
久しぶりにワイルドなブースと派手で陽気なブレナンを見られて楽しかったです。

特に毒素を出すサウナっぽい所でブレナンが怪しげな儀式の踊りをして魂を呼び、ケリーがすっかり信じて話しているのに笑いました。

カムはなりすまし詐欺にあっていて、強気なカムは1人で抱え込んで何とかしようとしています。
そんなカムの性格を知っていてジャックやアンジェラが手を貸していたし、アラストが優しく包み込むようにサポートしているのが印象的でした。

スイーツもペラント絡みでスランプ気味で落ち込んでいて、休暇を取っていましたね。
休暇でリフレッシュして、元気に復帰してほしいです。

ゲスト

リトル・リバー – ヤンシー・アリアス
ビル・シューマッカー – ジョン・ラッツェンバーガー
エブリン・シューマッカー – ミリセント・マーティン
ジェフリー・バクスター – グレッグ・リカート
マーク・バクスター – ティム・ペパー
エマ・パク – ブリタニー・イシバシ
ケリー・パク – キャリー・ウィータ
トーニャ・グルツマン – ベス・クロスビー
チェイス・サンチェス – クリーヴォン・マクレンドン

DATA

原題:The Cheat in the Retreat
放送日:2013/9/23
監督:アレックス・チャップル
脚本:ンケチ・オコロ・キャロル

第3話 ギャング団の真実

あらすじ・感想

レッカー業者が車の中に遺体を発見し、ブレナン達は現場へ。車や遺体は焼け焦げていて、少しでも動かすと車があちこち崩れてしまう。車ごとラボに持ち帰り、ジャックが宙吊りになって車のパーツと骨などの組織をはがしていく。

アンジェラが被害者の身元をデータベースで調べると、3つの公的機関に登録されているギャングのハイメ・デルカンポだとわかる。彼はエストレリャスのメンバーで、解体人の異名を持つ殺し屋だった。

ブースはエストレリャスの縄張りにあるコミュニティセンターの手伝いをしている休職中のスイーツに助けを求め、この事件だけ手伝ってくれることに。

ブースとスイーツはエストレリャスのメンバーが大勢住んでいる中に行き、デルカンポの恋人マリアから話を聞こうとするが何も得られない。ドアの奥から誰かが出て来てブースが銃を構えるが、マリアの小さな息子ハビエだった。

エストレリャスと敵対するマフィア520のボス、マーティンに話を聞きに行くと、通りかかった車が銃を撃ち始め、マーティンが反撃する。車の中にいた2人は死亡する。

遺体があった車の中から弾丸は見つかっているが、射入口は2つあるのに射出口が見当たらない。アンジェラのシミュレーションでも解明できない中、ブレナンはあることに気づいて2つの条件をアンジェラに足してもらう。

弾は首から入って慣性の法則で揺れて曲がり、頭蓋骨から外に出たとわかる。ギャングの処刑スタイルではなく犯人は被害者より低い位置から撃っていて、エストレリャスのメンバーの可能性が出てくる。

デルカンポ殺しと同じ銃で撃たれた被害者が見つかり、遺体はバラバラにされていた。カミールが検視してブレナンが頭蓋骨の様子を確め、彼女が警察に密告していて殺されたと見られる。


久々にスイーツが活躍するエピソードで、休職中とは思えないほど周りに溶け込んでいました。
前回のペラントの事件で自分の論文が悪用されたことに責任を感じていて、プレッシャーで仕事も上手くできなくなり自信を失ってしまったのでしょうか。

スイーツ自身が言っているように少し時間が必要で、戻って来た時には以前のように鋭い心理分析でFBIを助けてくれるはずです。
ハビアから真実を引き出し凶器の銃を手に入れられるよう協力してもらえたのも、ハビアがスイーツを信頼した証ですね。

今回のジャックはずっと宙吊りになっていて、誰かの会話シーンでも画面の端っこにジャックが映っているのがおかしかったです。
本人は痛いし早く終わらせたいと口では言っていたけど、ピーターパン状態を楽しんでいるように見えました。

BONESのグロいシーンには慣れていたつもりだったけど、今女性の頭頂部の検視と分析シーンはなかなかのグロさでした。
頭を切って皮膚をはがしているところなんて、久々に目をそむけたくなりました。

ゲスト

マリア・アルバラード – アライン・エラスマー
ハビエ・アルバラード – フェリックス・ウルフ
カーティス・マーティン – ヴィセラス・シャノン
ジェフリー・ミルドベリー – スティーヴン・W・ベイリー
モー・カーン – Chum Ehelepola
ハーウィ・ヘンショー – ジョー・クーツ
アナ – マリッサ・エレーラ

DATA

原題:El Carnicero en el Coche
放送日:2013/9/30
監督:イアン・トイントン
脚本:ジョナサン・コリアー、ディーン・ロパタ

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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