BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン9 第22話~第24話 あらすじ・感想

BONES/ボーンズ_シーズン9第22-24話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

第22話 付け爪の謎

あらすじ

家族連れが森の中でキャンプ中、上から遺体が降って来る。子供達は大はしゃぎだったが、両親は恐怖におののいている。

ブースとブレナンが朝の会話をしているとブースの携帯が鳴り、ブースだけが殺人現場へ呼び出される。森で見つかった遺体はゴースト・キラーとの関連があり、カミールは客観的に見れるクラークを呼んでいた。

ブースがカミールに「ボーンズが必要だ」と意見していると、ブレナンが現れて分析を始める。爪がはがされていて明らかにゴースト・キラーの手口だが、今回は全部の爪がはがされていた。

接着剤が付着し被害者は全部の指に付け爪をしていて、元々爪が生えない体質だったらしい。さらに、付け爪は全て他人の物だった。

被害者は下顎前突症という身体的特徴がありブレナンはマクナマラ家の人間だと特定し、ステファニーだと身元がわかる。自殺した弟の死にステファニーは疑問を持ち、何か秘密を見つけたため殺された可能性がある。

ステファニーの姿を最後に見たのはマクナマラ家の庭師ドナ。ステファニーは特におかしい様子はなく乗馬に行ったと語る。

馬小屋に古い血の跡などがあり、幼少期のステファニーは馬小屋に閉じ込められ、扉を引っかいて脱出しようとしたのが原因で爪が生えなくなったと見られる。

ブース達はスターク副長官から早く事件を解決するようせっつかれている。ブースとキャロリン検事はマクラマナ家の金の動きから犯人を見つけようと、証券取引委員会から必要な資料を出してもらう。

ブースとブレナンはドナを呼んで尋問中、ブレナンは彼女もまた下顎前突症でステファニーとは異母姉妹だと告げる。

現場から見つかった爪は全てコースト・キラーの被害者達のものだった。つまり、ステファニーこそがゴースト・キラーだった。

一番古い被害者は15歳のマヤ・ジンコ。ジャックはマヤの名に聞き覚えがあり当時のクラスメイトで、教師ケスラーが逮捕され服役していたが、少し前に出所している。

マヤの遺体を掘り起こして調べると、ゴースト・キラーと似た刺し傷が見つかる。マヤはステファニーに殺され、彼女の父ジャイルズは娘の尻拭いをして検視官を買収して偽の報告書を出させていた。

感想

ペラントのいわば遺言みたいなゴースト・キラー事件に一応、決着が付きました。
既に犯人のステファニーは死んでいて、そのステファニーを殺した犯人を無事に確保できて良かったです。

ステファニーは15歳から殺人を始めた殺人鬼で、娘を守るというよりもマクナマラ家を守るために父親は関係者に金を握らせて、その都度乗り切ってきたのでしょう。
その一部が明るみに出たけど、まだ関係者は残っていそうですね。

ラナ・ブルースターの事件の時には誰もゴースト・キラーのことは本当だとは思わなかったけど、ブレナンだけは信じて調べ続けブースもサポートしていました。

ブレナンは客観的に見られないという理由でカムは事件から外そうとしたけど、ブレナンはだまっていないしやはり強行的に関与してきましたね。
最初は久々にカムvsブレナンの構図にはなっていたけど、後半にかけてお互いに協力して事件を解決できて良かったです。

ある意味、ブレナンとブース、周りの人々はペラントの呪縛から解き放たれたように思います。

ゲスト

ハーマン・ケスラー – ジェフ・ハイエンガ
ハリエット・ケント – クリスティーン・ダンフォード
マイク – ジェフリー・ニコラス・ブラウン
スティーブン・パルター – ティム・ギルバート
ジャイルズ・マクラマナ – イアン・レイ

DATA

原題:The Nail in the Coffin
放送日:2014/4/21
監督:イアン・トイントン
脚本:ディーン・ロパタ

第23話 井戸の中のコーチ

あらすじ

有名になりたい母親は娘に井戸の中に入って落ちたと言ってくれと説得するが、娘は拒否。母親はまず自分がやって見せてはしごで井戸の底に降りると中に遺体があり、娘がはしごを外してしまう。

ブースは小委員会での証言のために勉強中。事件の連絡がブレナンに入り、ブースは自分の代わりにスイーツを向かわせる。

井戸の底でブレナンとジャックが骨や証拠品を集め、被害者は40代半ばの男性で死後5日程度だとわかる。靴カバーをしたスイーツが現れ、規則通りに正しくやるとやる気に満ちている。

新しい実習生ジェシカは憶測で物を言うが、しっかり分析して事実を述べるようブレナンは注意する。骨の状態から被害者は恐らく、水泳をやっていた可能性が高い。

アンジェラが失踪者リストから身元を調べ、被害者はコミュニティ・カレッジで水泳コーチをしていたブライアン・トマス43歳だと判明。

スイーツはブライアンの妻ライラの事情聴取を担当する。最後に夫に会った時はいつか尋ねるが、ライラは答えられない。夜勤の看護師をしていて、生活はすれ違いだったとのこと。

ブレナンとスイーツは水泳部に聞き込みしに行き、選手達はブライアンはアシスタント・コーチのギャビーと不倫してたんじゃないかと言っている。ギャビーは不倫を否定。ブライアンの車に派手なイヤリングが落ちていて、別の女性と関係があったらしいとのこと。

ブースとブレナンはブライアンのカード履歴からいつも通っていたレストランへ行くが収穫はなし。ブレナンは周りの店を見て何かひらめいた様子で、ドラァグクイーンの店へ。壁に女装したブライアンの写真が飾られていた。

ブライアンはジェニーと名乗って働いていて、駐車場で誰かとけんかしたらしい。アンジェラは近くのコンビニの防犯カメラ映像で、ブライアンとけんかしていた人物を特定する。

相手は配管工のジョーで、毎週、クレジットカードが不正に使われジェニーがやったと思ってけんかになったとのこと。

スイーツの調べで店ではフリーWiFiが使え、ログインした客のクレジットカードから少額ずつ盗まれていた。犯人は店のオーナーだったが今はもうやっていないと語る。

感想

ブースが忙しく、代わりにスイーツが現場に出て頑張っていました。
スイーツがFBI捜査官として捜査を指揮するのは初めてみたいだったけどブースもほめていたし、現場の捜査官としても十分やっていけそうです。

また新しい実習生がやって来ました。
女性の実習生はデイジー以来だけど、またもや癖が強いタイプですね。

勘が鋭いタイプではっきり物を言うし、賢くて知識も十分です。
ジャックとはものすごく気が合っていたし、スイーツを口説いた手腕もお見事でした。

今のところデイジーとジェシカだけしかラボの女性実習生はいないけど、スイーツは2人とも落とした?落とされた?ってことですね。
ジャックの楽しい実験パートに新たなパートナー登場で、今後も楽しくなりそうです。

ゲスト

クウェンティン・マークス – クリスチャン・ゲーリング
ロイド・イーガン – ショーン・ライアン
ライラ・トマス – エラ・トーマス
ギャビー・モレル – エミリー・モンタギュー
キミー・ムーア – D・J・“シャンジェラ”・ピアース
ジョー・リゾ – ジョシュア・ビトン
ジリアン・ライス – アリックス・エリザベス・ギッター
エイブリー・パリッシュ – アンドリュー・ベーンストラ
テリー・ブレイク – ステファニー・ブラック
モリー・ブレイク – マデリーン・マックグロウ
ジェニー/ブライアン – クレイグ・ジョンスン

DATA

原題:The Drama in the Queen
放送日:2014/5/12
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:ミーガン・マクナマラ

第24話 陰謀の影

あらすじ

撃たれたブースが病院に運び込まれ、ブレナンは後からやって来るがブースの情報を教えてもらえない。

2日前、ブースはドイツへの昇進がかかった公聴会を控えていて、ブレナンはブースにドイツ語で話しかけたりしている。政府の機密回線を使っているブースの携帯に謎の男から電話がかかって来て、マクナマラ家とFBIの陰謀の件だと言っている。

ブースは男と会う場所と時間を伝え、その間に相手の携帯を追跡する。携帯の位置情報から場所を特定して行ってみると、男は既に死亡していた。

車の中で被害者は黒焦げ死体となって発見され、一見すると寝タバコで火事になり死亡した事故に見える。現場を調べているブレナン達は殺人だと見ていて、ブースは男が情報をバラそうとして口封じのために殺されたと言っている。

車内に組織片などが散らばっているためトレーラーごとラボに運び込まれ、頭蓋骨からウェスリー・フォスターだと身元がわかる。元ジャーナリストだが今はブロガーで、陰謀論などをブログに投稿していた。マクラナマ家についても何度も記事を書いている。

FBIの陰謀に誰が関わっているかわからないため、ブースは仲間達にフォスター事件のことは口外しないよう頼む。

フォスターはマクラナマ家の警備会社で夜間警備員として働いていて、マクラマナ家に関する情報をコンピュータから手に入れたらしい。

警備会社では政府絡みの情報も扱っているため、キャロリンが資料提出の令状を判事に出してもらおうとしても、国家の安全に関わると却下される。

フォスターのパソコンのハードドライブは抜き取られていたが、彼は乳首リングに情報を隠していた。極秘文書やメール、画像などFBIだけでなく、政治家や法曹界など多岐に渡る脅しのネタになりそうな情報が入っている。

黒幕は20年前からFBI内から有力者を脅したり操ったりしていたらしい。

公聴会に出席したブース。味方だと思っていたハドリー議員に機密扱いの件について追及され、パキスタンでアメリカ人を殺したというレッテルを貼られてしまう。昇進話は流れ、この件でブースは休職扱いとなる。

アンジェラはフォスターのチップから、ハドリー議員が脅されていた写真を見つける。ブレナンはブースのオフィスに行きキスして励ましながら、メモをそっと手渡す。

感想

シーズンフィナーレらしくドラマチックな展開で、先が気になって仕方ないです。
ブースが撃たれて運び込まれるシーンから始まり、さかのぼる形で描かれていました。

ドイツ語の練習を夫婦でしたりといつもと変わりない平凡な朝だったのに、フォスターからの不吉な電話で一変しましたね。
フォスターから電話がかかって来た場所にブースが行ってみると、何やら事故か事件があり、ジェファソニアンの面々がすでに捜査中。

ブースにしてみれば、電話をかけて来た男フォスターのことが黒幕にバレてあっさり消されたって、すぐにわかりますよね。

ブースなりに黒幕に気づかれずに真相に迫ろうとしていたけど、公聴会で敵の罠にハマりどんどん危険になっていきました。
黒幕の正体が全くわからなくて、ちゃんとした対策が打てなかったのは痛いです。

銃撃戦の迫力はスゴかったけど、ブースとブレナン、クリスティンが幸せに暮らしていた家がズタボロになっていたのが悲しいです。
ブレナンが助けに来るのも予想できたしブースが死なないのもわかっているけど、やはり撃たれて運び込まれた姿を見てしまうと心配になります。

FBIの陰謀は次シーズンに持ち越しとなり、シーズン10も見逃せませんね。
BONESもシーズンが2桁台になるとは、感慨深いです。

ゲスト

エフラン・ハドリー議員 – ピーター・マッケンジー
スーザン・スプラング – スーザン・アンジェロ
ヒンショウ医師 – マーク・アテベリー
マーガレット・ペース議員 – マリ・ワイス
ウエスリー・フォスター – トレバー・アイスター

DATA

原題:The Recluse in the Recliner
放送日:2014/5/19
監督:デヴィッド・ボレアナズ
脚本:スティーヴン・ネイサン、ジョナサン・コリアー

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