カリフォルニア・ドリーム シーズン4 第11話~第15話 あらすじ・感想

第11話 Heal the Bay

あらすじ・感想

これからビーチに行って楽しもうとドリームスは思い思いの品を持って、シャーキーズに集まっている。そこへサーファーが海が汚れていてビーチは閉鎖だと言ってきて、ティファニーとマークは「海を 守る会」に参加し、週末にはチャリティー・ライブを開こうと企画する。

最初は海の汚染になど興味がなかったトニーだがその夜ある夢を見る。海が汚れて住めなくなったマーメイドがベンチに横たわっていていきなり警報が鳴り響くと、マーメイドや周りの人間がガスマスクをし始めたのだ。ガスマスクを持っていないトニーは息が苦しくなりもがいているところで目が覚める。

それ以来、環境保護に力を入れ始めたトニーは、カンをポイ捨てするスライに注意したり、ロレーナが使っているヘアスプレーは環境を破壊すると取り上げたり、挙句の果てに、ジェイクの革ジャンにまで「牛殺し」と書いて、どんどん行動はエスカレートしていく。


トニーのやり過ぎな環境保護のせいでみんな迷惑をこうむってしまい、ちょっとひねりの効いたやり方でやり込めていたのが楽しかったです。

トニーがマーメイドの夢を見てビーチを守るために何とかしなくちゃと立ち上がったのはよかったけど、純粋すぎて極端から極端に走ってしまいましたね。

マーメイドは何故かティファニーだったけど、ゴージャスな金髪がとても似合っていました。
無料のチャリティライブをやると決めて、お金稼ぎしたいスライがふてくされて従っていたのもかわいかったです。

トニーのデートはドリームスの報復で散々だったけど、トニーは良い教訓を得られましたね。

ゲスト

セリア – アシュリー・トンプソン
スティングレイ – ジェイク・グレイス
リップタイド – ジェイミー・マーシュ

Music

「Change is in Your Hand」Vo:マーク

DATA

邦題:第35話
放送日:1995/12/2
監督:パトリック・マロニー
脚本:ブレット・デューイ

第12話 Woo-ops

あらすじ・感想

スライがみんなのコンサートチケットを用意してくれたが、お金がないサマンサはチケット代が捻出できずにコンサートを諦めようとしていた。そんな時サマンサのパパが仕事でアメリカにやって来ることになり、サマンサはチケット代をおねだりしてみるが、お金の代わりにクレジットカードを渡される。

「緊急時に使いなさい」とのパパの言葉を守ってコンサートには行かないつもりだったが、スティングが出ると知って、カードでチケット代を払うことに。これをきっかけにカードを使いまくってしまい、1日で限度額に達してしまう。パパに電話で正直にカードのことを話すと、怒ったパパから香港に帰って来るよう言われてしまう。

ティファニーがコレクターに売るはずの人形をバイクで落としてしまったジェイクは、拾ったバイカーを見つけるが金を払わないと返さないと言われ、渋々払うことに。


サマンサは最初、カードを使いまくるつもりはなく、お嬢様のロレーナに乗せられた感じがありました。
ショッピングを始めるとカードの便利さに気づき、つい我慢することを忘れてあれこれ買い漁ったり贅沢してしまったのでしょう。

自分の間違いに気づいて使ったお金を少しでも親に返そうと、親の指示ではなく自分でシャーキーズでバイトを始めたのが優しいサマンサらしいです。

親は香港に連れ戻そうとしていたけど、サマンサのがんばりが通じて残れることになり本当に良かったです。
サマンサのパパも怒りまくっていたけど、いい勉強になったと理解を示してくれました。

ジェイクの人形話も面白かったです。
ジェイクが女の子用の人形にキスしたり、クシで髪の毛をとかす姿が妙にかわいくて意外性がありました。
拾ってくれたバイカーというのが子供だったのもまた可笑しかったです。

ゲスト

サマンサのパパ – ジャック・オン
ラディン – クリフ・エミック
スネーク – ジャレット・レノン
アビー – アビー・ネイヤー

Music

「Tell Her I’ll Be Waiting For Her」Vo:マーク

DATA

邦題:第53話
放送日:1995/12/30
監督:パトリック・マロニー
脚本:ボニー・L・デソーザ

第13話 We’ll Always Have Aspen

あらすじ・感想

ドリームスはロレーナのパパが経営するスキーロッジにやって来ている。受付にオリンピック優勝候補のスキー選手ジェニー・スティーブンスが来ていて盛り上がっている中、彼女の名前を聞いたマークは動揺してその場から立ち去ってしまった。

マークとジェニーは昔付き合っていた恋人同士で、ジェニーがスキーのナショナルチームに入る道を選び、別れてしまったのだ。マークはジェニーに声をかけて夜会う約束をするがジェニーは現れず、謝罪のカードが部屋に届く。

翌日の朝、ジェニーが謝りに来てコーチに練習時間だと連れて行かれそうになるが、ジェニーはマークの手を取ってその場から逃げ出す。二人は一日中楽しいデートをしてロマンチックな夜を過ごしているところへコーチがやって来て、いい加減チームに戻れと言われるが、ジェニーは反発する。

スキー三昧の毎日でプロムすら行けず、ティーンエイジャーらしいことは何もしていない、チームから抜けると言い出した。


珍しいマークのロマンスのストーリーで、ちょっと切ない終わり方でしたね。

相手がオリンピック選手じゃデートする暇もなかっただろうし、以前のジェニーはスキーに全力投球してオリンピックを目指すという大きな目標があったからマークと別れたのでしょう。

ジェニーも思い切ったことをしたもので、マークの手を引っ張って逃げ出したのがかなりロマンチックでした。
スキー三昧の生活でティーンエイジャーらしい生活を送れなくて、マークとのことは後悔したくなかったのかもしれないですね。

デート中の2人は本当に楽しそうだったけど、やっぱりジェニーはスキーが気になっているようでしたね。
ジェニーは実力のあるスター選手だし、そんな才能や今までの努力をムダにさせたくないと、マークはジェニーのために身を引いたのがカッコ良かったです。

ゲスト

ジェニー・スティーブンス – キャサリン・ヒーリー
ジェニーのコーチ – ロバート・ピアス
ビル – ビル・フレンザー
ハイディ – ドット=マリー・ジョーンズ
メアリー・マーガレット – ヘザー・ホーランド

Music

「I Was Born to Love You」Vo:マーク

DATA

邦題:第41話
放送日:1996/1/6
監督:ミゲル・ヒグエラ
脚本:ロナルド・B・ソロモン

第14話 Lorena’s Place

あらすじ・感想

ロレーナの両親は結婚記念日を祝うために旅行に出かけた。早速スライがロレーナの家でパーティーを開こうと持ちかけるが、ママと約束したからと断られてしまう。最近転校してきたアレンに気があるロレーナはドリームスに協力してもらって、詩好きな彼をコーヒーハウスに誘うのに成功する。

何とロレーナは家をコーヒーハウスに改造してアレンを招き、詩の朗読会を開くことにしたのだ。アレンから「ぜひ君の詩を聞かせて欲しい」と言われて困ったロレーナは、パパがママに送ったプロポーズの詩を朗読会で発表する。アレンはハートにグッときて感動したとその詩を持って帰ってしまった。

ママ達が旅行から帰ってくる前に詩をアレンから返してもらうためにロレーナは正直に詩のことを話すが、怒ったアレンは詩を書いた紙を破り捨ててしまう。


ロレーナは仲間達の中でも一番パーティー好きなイメージだったから、スライの誘惑に乗って家でパーティーを開くかと思ったけどちょっと違っていました。

アレンに好かれたくて家ごとコーヒーハウスにしてしまうとは、大胆な作戦でしたね。
手書きの詩はビリビリになってしまったけど、みんなの協力で何とか詩の内容は元通りにすることができました。

コーヒーハウスでアレンに詩を発表してもらいロレーナが詩を書き留めたりと、それからの怒涛の展開が面白かったです。
特に、トニーのあり得ないスピードでの片付けは、ものすごかったです。

仲間がピンチの時にみんなでアイデアを出し合って、協力して助ける結束力はお見事でした。
話としては上手くまとまっていて楽しめるけど、やっぱりドリームスの演奏がないと物足りなさを感じますね。

ゲスト

ロレーナのママ – クリスティーン・アヴィラ
アレン・ホイットマン – ディーン・コクラン
ジョイ – ジェニファー・ライオンズ
ジョック – ドリュー・バトラー

DATA

邦題:第59話
放送日:1996/3/30
監督:ドン・バーンハート
脚本:トニー・ソルティス

第15話 Dancing Isn’t Everything

あらすじ・感想

シャーキーズでのダンス・コンテスト目前で、優勝する気満々のロレーナはダンス学校に通うパートナーのアンドレと練習していたが、アンドレが足首をくじいてしまう。今からパートナー探しは難しいと諦めかけていると、スライがパートナーに立候補してくる。ロレーナのことが好きだと解ったスライは、何とか彼女の役に立ちたかったのだ。

しかし、二人はいざ練習してみると、スライのダンスは下手くそでとてもコンテストには優勝できそうになく、ロレーナは怒ってスライを傷つけるような言葉を言ってしまう。みんなからスライがロレーナのことを思っていると聞かされ、ロレーナはスライに謝りに行き、ダンス・コンテスト当日を迎える。

ロレーナの作戦はスライを躍らせず棒立ちにさせておいて、ロレーナのみ踊って切り抜けようというもの。前半が終わった頃、元パートナーのアンドレが怪我が治ったとやって来て、ロレーナはスライそっちのけで審査員に掛け合ってパートナーの交代を申し出る。


ロレーナはバレエからヒップホップまで、子供の頃から色んなダンスを経験してきて、本当にダンスが好きみたいですね。
自分の得意なダンスだからこそ誰にも負けたくなくて、どうしてもコンテストで優勝したかったのだと思います。

急場しのぎでスライを選んだまでは良かったけど、フロアで棒立ちになっていたスライがかわいそうでした。
審査員の目を盗んでちょっと自分のダンスを盛り込んでいたけど、その度にロレーナに怒られていたのがかわいかったです。

アンドレがやって来た時のロレーナの対応はちょっとひどかったですね。
スライは用済みという感じだったし、さすがのスライも心が折れてしまいました。

その後のロレーナのフォローは素晴らしかったし、スライもフロアで思い切り変てこダンスを踊ることができて悔いはなかったでしょう。
バレエの回でも思ったけど、しなやかな動きのロレーナのダンスは素晴らしかったです。

ゲスト

アンドレ – マーティン・デイヴィス
チェット – アンドリュー・ジェイ・キング

Music

「Let Me Be the One」Vo:ティファニー
「Next Big Thing (He’s So Funky)」Vo:トニー
「Take It Higher」Vo:マーク

DATA

邦題:第62話
放送日:1996/4/6
監督:ドン・バーンハート
脚本:ブレット・デューイ

カリフォルニア・ドリーム

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